河出文庫 1998年 ここまでおしゃれで押しつけがましくなく、旅を 語っている本に久しぶりに出会った。 スイスとか、そこら辺を旅して、もちろん、パンだ。 おいしいパンをたくさん食べていらっしゃる。最近、 ぼくはパンに興味があるので、面白く読んだ…
講談社文庫 昭和53年 この本は絶版らしいので、手に入れるのは難しい かもしれない。古本屋でハハがホッと見つけて、 110円だったので、即購入。 ちひろ女史とは、遠からず縁があって、ハハが、K 党で働いていた時、挿絵を描いていたのだが、その 当時…
光文社 1999年 20年前のあぶらののっていた時期に書かれた小泉氏 のゲテモノ食い紀行本。 ぼくは二カ月で十キロ痩せて、あまり昔ほど食に興味 を失ってしまい、逆に食べないことに興味が湧いてき ている。いかに食べないでいられるか、を常に考えて い…
集英社 1997年 まあ、そうだね、ヒマでヒマで、鼻くそほじるくらいしか やることが思いつかないときに、読んだらいいのかもね。 貴重な時間をさいて読む本ではないね。 100円本だったけれど、未読だったけどね。一番、印象に 残ったのは、ヒロシとい…
リチャード・W・ブラウン・写真 今野雅子・訳 メディア・ファクトリー 2004年 文章が短いので、サクサクっと読めて、ページを めくる手が止まらない。そのページをめくる音が 紙によるものか、とてもいい。写真もナチュラルで いいし、ターシャさんの言…
青木日出夫・訳 早川書房 1966年 ぼくははじめ、中絶か、キツイな、と思った。いま、 アメリカで妊娠中絶が法的に禁止になる州があるという。 レイプ、近親相姦、などでできた子供も堕胎できない という。中絶できる自由は女性にあるべきだ、というのが …
幻冬舎文庫 2006年 バレエを踊ってきたひとりの女の半生。学生時代は パジャマのズボンをスカートの下に履いて学校に行 ってしまうような女子だったらしい。なんとも残念 な美人だ。忘れ物も、ハンカチ、チリ紙はクラスで 一番多かったし、バレエ以外の…
集英社文庫 2002年 処女作「走るジイサン」がよかったので、古本屋に 並んでいたので、速攻買ってみた。 ヤクザに惚れられた治子も、シナリオライター志望 の青年と離婚したばかりの照代も、万引きするエン コ―する女子高生の加菜子もなにを求めるかとい…
鴻巣友季子・訳 早川書房 2000年 踏んだり蹴ったりな話だな、と思った。ひどい話だ。大学 教授、52歳が生徒を半ばレイプする、ってのも妙な話だ。 そんなインテリゲンチャが、イロキチみたいに描いている こと自体がなにかを示唆しているとは思う。そ…
新潮文庫 平成24年 この読んでいるのは文庫版で全部で六冊ある。この 本らが持ち込まれたのは一年以上前で、ずっと本棚 に鎮座ましましていたのだが、ユーチューバーで見 ている人が、読んでいたので、どんなもんか、と思 って読み始めた。 いろいろ考えね…
河出文庫 2017年 小池女史という人はすごくロマンティックな人だ。どんな 時でも人は小説を読んできた、本を欲した、言葉は人を 救ってきた、と書く。言葉の持つ力を信じているのだろう。 女友達が大学時代フライドポテトを作ってくれた、と思い 出す。…
中公文庫 1999年 前に読んだ本、パリっ子~を読むのに21日間を 費やしたのに、この本を読むのにかかったのは一日 だけだ。 読書を続けるコツは、難読書はさっさと切り上げて、 読んで楽しい本を発見し、次々と読んでいくことに あるようだ。 この人は…
河出文庫 1995年 ぼくのフランス料理のデビューは小学4年のとき、銀座の パリの朝市というレストランでだった。魚から出汁をとった スープが苦手だった。他はとても美味しかったと思うが、細 かいメニューまでは覚えていない。が、ハハが、パンに付ける…
筑摩書房 2000年 ぼくの元にこの古ぼけた広島市立図書館から ただで配布された本が届いたのは、かれこれ、 もう半年も前のことになる。ずっと、ツンドク してトイレの棚に置かれていた。 この本を読了したのは、前に読了した本から二週間 以上たっている…
幻冬舎文庫 平成25年 著者が26歳のときだから、2001ころの ことが描かれているらしい。 南米に行きたい、と言いつつ、東南アジアに降 り立ち、いろいろ国を巡りつつ、赤道を越えてい く。 けっこう楽しく書いてあって、自信過剰というか 俺様タイプ…
新潮文庫 2011年 カフカがこんなにも絶望していたなんて知らなかった。 どんどん落ち込みスパイラルに陥って、沼に沈んでいっ てしまうカフカ。それをそっと見守る頭木氏。どんなに ガンバっても、自分を評価できないなんて、なんて可哀 想な人なんだ。…
文春文庫 2008年 久々のシーナSF作品との出会いだった。もちろん、 問題になってくるのはひとつ目女だ。 人工的にセックス目的でつくられたというひとつ目女。 その親となるラクダを探して欲しいという依頼から はじまる冒険譚。それらは、じょじょにい…
河出書房 1988年 西川治氏の本は何冊か拝読しているが、この本が ベストではないか。ウンチクと風景、経験のバラ ンスが丁度いい感じだ。句読点の付け方も絶妙だ。 女の選び方にも言及している。ぼくは、一応にして へっ、なに言ってやがる、っるせえ、…
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