角川文庫 昭和59年シーナさんが80年代の渋谷のスペイン坂にウスラ沢野さんと共に降臨し、なにやらいたすという「渋谷スペイン通りはハズカシ通り」。他にも倉敷、八丈島、神戸異人館、飛騨高山などに出没し実況中継風な切り口で旅して回る。ひたすら旅と…
もうこの世とは絶縁しようと思うこの隔絶された世界で満月を見た僕の喉はカラカラで体中に罅(ひび)が入っている心の奥底で怪物達は哄笑して僕をこの世から突き落とすのだすなわち僕はこの世には必要のない人間でただのバカどもの一人に過ぎないのだそれと…
角川文庫 昭和59年ボクは間違って考えていた、「ジョン万次郎」と「ジョン万作」を間違えていたのだ。「ジョン万作」とは犬の名前であり、ボクが想像していたのとは全く違っていた。宗教がらみの構成のしっかりとした凝ったつくりの話しだった。いや、これ…
講談社文庫 1987年~1988年気温が70度にもなろうかというようなところ、オーストラリアを縦断していく。あやしい探検隊としては、はじめて探検をしたんじゃないでしょうか、というくらいの旅。ボクは日本の夏でもイヤなので、きっとダメでしょうね…
新潮文庫 1995年ボクが雲古をたべる夢をみたりするのは異常ではないのか、とつねづね思っていたのだが、シーナさんもついに雲古を食う夢を見た、と書いておられて、そーか、やはり雲古をたべる夢を見る人っていうのは、サイノーがあるっていう証なんだな…
文春文庫 1991年「倉庫作業員」や「皿洗い」はいってみれば、プロレタリアートともいうべき労働小説であると思うのだが、椎名節も影を潜め実にマジメに小説しているのだった。「倉庫~」は山田洋次監督によって「息子」という映画になり、「三羽のアヒル…
幻冬舎文庫 2000年何度か取り上げさせていただいた宮田珠己さんだ。珠己さんは「たまき」と呼んで、男であるということだ。また、珠己さん自身をタマキングと呼び、読者ファンをタマキンガーというらしい。しらなかった。じゃあ、僕はタマキンガーという…
今日は余裕があるので、蔵出しします。詩を久しぶりに、アップしてみたいと思います。詩人は死する、という大仰なタイトルです。なんかすいません。ずっと、お蔵入りしていましたが、勇気を出して。優しい目でお読みください。::::::::::あらゆる…
新潮文庫 1989年7篇からなる私小説的短編集。シーナさんは1985年ころから1994年までの十年間にたぶん七十冊以上出しているのではないか。一年に9冊ってときもあったとか。そりゃ、それだけ出せば、重複してくるネタがたぶんにでてくるわけでさ…
新潮文庫 昭和62年「岳物語」の中でもはなしとしてでてくるストーリー。本文の中ではわからないようになっているが、ミッタンととったんという僕の中ではすごい有名な二人もでてくる、あと岳くんね。いわゆるスタンド・バイ・ミーだと思うのだが、男という…
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