最終日はOamaruから足を伸ばし、さらに南下してMoerakiというところにやってきた。
ここはMoeraki Bouldersという丸っこい岩が有名。また、新鮮なシーフードも人気で、この土地の名前を調べると、The FishwifeというFish and Chipsのお店が出てくる。この旅を始める前に、このお店は調べていて、行きたいと思っていたのだった。
OamaruからMoerakiまでは、海岸沿いの道を通って行った。

左側に見える海がとても綺麗で危うく、よそ見をしてしまいそうなくらい広大な海が広がっていた。時々小さな村に入ると、道脇にPukekoが何匹もいる光景が見られた。Pukekoはよく見かける鳥ではあるのだが、こんな風に車道近くまで来ているのは初めて見た。
Moeraki Bouldersまでは車で30分ほど。海を横目にしばらく進み、看板が見えてきた。
Gift shopとCafeがビーチの手前にあり、そこに車を停めて、ビーチまで歩く。朝も早かったためか、私だけであった。海岸までの階段を降ると、目の前をウサギが横切っていった。この度では色々な動物に遭遇する。これもNZらしさ、なのかもしれない。

ビーチには大小様々な丸っこい岩があった。朝日と相まってとても美しい、神秘的な光景だった。波の音、鳥の鳴き声だけがその場を包み込んでいた。


じっくり岩を堪能した後、例のFish and Chipsのお店へと向かう。そこは小さな村の中にあるようで、大きな道路から左に曲がり、村の中の細くてアップダウンのある道を進むと見えてくる。

ButterfishとChipsを注文して、海を眺めて待っていると名前が呼ばれ、熱々のFish and Chipsが出来上がっていた。

Fishは今まで食べたものと比にならないくらい美味しかった。こんなにも違うのか、と感動。衣は厚くなく、新鮮な魚の味が楽しめた。

旅に出るまでは、どこに行こう、何を食べようと調べることが多いのだが、今回の旅では調べても見つからないもの、その時に出会ったものが素晴らしかった。車道脇のPukeko、ビーチの前に現れたウサギ、波の音と鳥の鳴き声だけが響く海岸、味わったことのない美味しさのFish and Chips

きっとまた私は旅に出る前に調べるだろう。しかし、感動するのは調べても見つからない、出てこないものなのだと思う。

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