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トランプ政権の幹部はヨーロッパを侮辱する姿勢を隠していないが、密室ではもっと露骨な発言をしているようだ。
ヨーロッパの人々は、メッセージングアプリ「シグナル」で交わされ、一部が公開されたトランプ政権幹部の議論に、いら立ちと怒りが入り混じった反応を示した。イエメン攻撃計画に関するその議論は、ヨーロッパを地政学的な寄生虫と位置づけるコメントであふれかえっていた。
シグナル上のやりとりは24日、『アトランティック』誌で暴露された。同誌の編集長が、手違いでグループチャットのメンバーに加えられていたのである。
副大統領J.D.バンスは「ヨーロッパを再び救済するのは我慢ならない」と書き込み、この攻撃はアメリカよりもヨーロッパに、はるかに大きな利益をもたらすと主張した。
これに国防長官ピート・ヘグセスは「ヨーロッパのただ乗りを嫌悪する気持ちは、私も完全に共有している」と応じ、こう書いた。
「まったく、ひどい話だ」
このやり取りが示していると見えるのは、ヨーロッパはアメリカにたかる存在であり、どれほど明白にアメリカの利益になる軍事行動であっても、同様に利益を受ける他国に何とかして費用を支払わせなくてはならない、というトランプ政権の本音である。
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