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斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

トップ>お勧めの○○>「現在48歳の専業主婦。子どもは小1。老後資金の作り方を教えて欲しい!」

「現在48歳の専業主婦。子どもは小1。老後資金の作り方を教えて欲しい!」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。老後資金の作り方の相談。

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Q. 現在48歳の専業主婦。子どもは小1。老後資金の作り方を教えて欲しい!

※太字はtopisyu

topisyuさん

はじめまして。厚かましくもメールさせていただきました。

数ヶ月前に閲子様のブログにたどり着き、熱心な信者となりました。恥ずかしながら金融知識がないまま生きてきたアラフィフの、老後資金の作り方を御指南いただきたいです。

現在48歳で、小1の息子を育てる専業主婦です。家のローンや家計、教育費などは、慎ましく生活しているため、恐らく主人のお金でなんとかなるのでは?と思っています。

私は10年前まで働いていましたが、金融知識がなく、ただただ普通預金に貯金していました。結婚しないままの人生を心配した母から薦められ、300万の一括払いと、毎月1万円払うものと二種類のJAの個人年金に入ったのが15年前です。また、普通預金よりは利率がいいからと、400万定期にしたのが7年前ほどですが、良い利率のものにどんどん乗り換える予定だったもののほったらかしで、1万円ほどしか利息は増えませんでした。。。

新NISAブームで、恐る恐る月1万、オルガンに信託投資を初めて20か月になり、増えた利益を見たり、閲子様のブログを拝見したりしているうちに、これら個人年金と定期預金は解約して、もっと実になる老後資産形成をしたいと思うようになりました。

400万の定期預金は、FPさんお勧めの変額個人年金に400万一括払い(分散型の投資信託)と、月1万のアクティブ系投資信託を契約しました。

このFPさんのものは、返戻金などで損をするのでしばらくおいとくとして、前述のJA個人年金について、どのようにすべきか素人は悩んでます。

FPさんお勧めのものについては、本来自分で運用する方がいいのでしょうが、あまりにも知識がないので、他のお金についても相談相手として縁を持ちたいと思って、勉強代と考えて払ったのですが、この方は信用できるのか?と思うとこもあり、タイミングをみて今後解約もアリだと考えています。

ちなみにFPさんは、iDeCoはまだ子供も小さいししない方がいいと言われ、夫婦共にしていません。(夫婦で別のFPさんに相談していますがiDeCoはすすめられていません。)

十年前までは、私は自営をしており年金が少ないということと、子供に老後資金の迷惑をかけたくないということを考えています。(自営の時に、小規模企業共済など加入すればよかったなど、閲子様のブログを拝見してFP三級用の本などをみて後悔しております。)

ちなみに、二年後くらいから子供の手も離れると思うので、パートくらいしようと考えています。また、個別株のスポット購入でまとまった利益を得るということにも意欲はあります。(素人の博打はリスクですかね。。。コロナ禍に意気地がなくてできなかったことを後悔しています。)

お時間のあるときに、御指南いただけると幸いです。

まとまりのない文で大変失礼いたしました。お忙しいところご一読くださって、ありがとうございました。閲子様の益々のご活躍を、心よりお祈り申し上げております。

一読者より

A. Excelでライフプラン表を作りましょう

メールありがとうございます!

私のお金の本を読んでいらっしゃるとすると、すでにやられていると思いますが、老後資金を作るとしたら、Excelでライフプラン表をまずは作りましょう。

現在が48歳で、老後を仮に65歳とすると、この17年分のExcelを作成する感じですね。

考慮する点は、①2年後に自身がパートをし始めるので、その年収をざっくり(100万円とか)入れるところと、②子どもが大きくなるにつれての教育費増を織り込むところ、③パートナーさんがいつまで仕事をするか、ですかね。

それで、17年後に一体いくらの老後資金が必要かを次に考えることになります。夫婦の老後の年金と、老後の生活水準をシミュレートして、年金で足りない金額×自分の想定する寿命で、おおよその老後資金の目星が付きます。

で、この目標金額が決まったら、収入をどれだけ増やすか(主にパートをどこまで熱心にやるか)、支出をどれだけ抑えるか(主に子どもの教育費をどこまでかけるか)をあれこれExcel上でいじりながら、続いて、現金をどこまで投資をするか、その投資先での期待リターンを入れてみて、シミュレーションしていきます。

以上が、教科書的な基本の話です。FPにすでに相談しているなら、変額個人年金とアクティブ系投信を紹介する前に、このライフプラン表を作成してもらっているはずですが、念のため書いておきます。

ここから、もう少し現実的な話を書くと、お金の知識がまだまだ足りていないのが文章からでも読み取れるので、手前味噌ですが、私のお金の本をもう少し読みこむことをお勧めします。恐らく、理解できないところがかなりあるはずで、そこをGeminiで質問して、一つ一つ疑問を解消していくといいでしょう。

というのも、現金・貯金で700万円保有している状態で、変額保険に一括で400万円投資をし、さらにアクティブファンドに毎月1万円投資しているというのが、非常に危ういからです。

「余剰資金の使い道で変額保険をFPから勧められた。節税面でのメリットはありそうだが、検討したことありますか?」 - 斗比主閲子の姑日記

我が家のジュニアNISAは米国株45%、先進国株40%、新興国株5%、国内株5%、ひふみプラス5%(合計100%) - 斗比主閲子の姑日記

また、パートをし始めてから余った現金で、個別株に投資をしようとするのも危ういなと思いました。

例えば、コロナ禍で資生堂を購入していて、現在まで保有していたらおおよそ1/4になっています。オリエンタルランドだったら、ほぼ同額で変わらず。日経平均やTOPIXがこの期間で2倍になっている中、個別株では別に増えないどころか、減るケースもいくらでもあります。

日経マネーの特集を見ると、急成長した銘柄がたくさん紹介されているので、個別株投資に魅力を見出す人がいるのは理解できます。ただ、誰しもが再現性を持って、お金を増やせるわけではありません。

耳の痛い話になると思いますが、7年前に400万円定期に預金し、それから利率の良い商品に切り替えることに面倒くささを感じるぐらいの金融リテラシーだとしたら、個別株投資は手に余るはずです。

「iDeCoは子どもが小さいからお勧めしない」と言われた件について、なぜ、iDeCoがお合わないのか、理由を自分で説明できるぐらいには、金融リテラシーを上げるのが最優先です。FP3級の本を読まれたということですから、この際、合格を目指してみましょう!

以上、今日はこんなところです。お役に立てれば幸いです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.com まで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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ふつうの会社員が投資の勉強をしてみたら資産が2億円になった話【電子限定特典ページ付き】 (幻冬舎単行本)

※お金が苦手な人向けに、金融リテラシーを高めるための本を書きました。内容盛り沢山です。


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