2017年 01月 02日Mr Nagashima
代表監督を常設化して初めて野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に挑むのが、侍ジャパンの小久保裕紀監督(45)。総決算となる大一番への思いを熱く語った。
――いよいよ勝負の年。
「日に日に重圧がのしかかっています。2015年のプレミア12の準決勝で韓国に負けたとき、初めて代表監督の重圧を感じた。逆にそれだけ野球は国民的関心事だということ。負けて批判されて、感じました」
――負けたときの記事を自宅の壁に貼ったと聞く。
「人間は忘れていくじゃないですか。選手たちを導いてあげられなかったという部分は、持ち続けたかった。徳川家康も、戦いに負けて逃げて来た自分の姿の肖像画を描かせて、置いていたといわれますしね」
――選手を選ぶ基準は?
「チームと契約して、サラリーを上げていく世界にいるのがプロの選手。侍でプレーするのは、けがのリスクもある。このユニホームは、俺らが球界を引っ張るんだという使命感がなければ着られないんです。だから、候補になるベテランの選手ともシーズン中に1対1で食事をして、本音で話をしてきました」
――大谷の起用法は?
「メンバーが決まってないから、難しいですね。先発投手の頭数がそろえば、それこそ野手として(多めに)使おうという考えもある。基本的には投手。今の力からいうと、一番大事だと思われるゲームの先発というふうに考えています」
――大谷は昨年の強化試合では打者に専念。WBC使用球に不安はないか。
「3年前の日米野球の時もボールは同じ。その時は日本人投手はみんな好投した。ボールが全てじゃないかな、という気はする。大谷に関しては全然心配していません」
――昨年の強化試合は全4戦で中田が4番だった。
「みなさん、シーズンの成績で考えれば筒香が4番だと思っていたと思う。中田は打順を下げたら、打つのは分かっていた。でも、逃げさせたくなかった」
「彼は侍を背負う気持ちが強い。茶髪でも、私生活は何でもいいんです。プレミア12で台湾に行った時、試合前日に宿舎にいたので『いつも通り飲みに行けよ。いつもと違うことをするなよ』と言ったくらい。その代わり、グラウンドでの振る舞いでは下の世代の手本になってくれ、と」
――WBCでも4番中田にこだわるのか。
「本大会は勝たないといけない。そこは非情というか、勝負に徹します」
――強化試合は前回大会の経験者でベテランの内川も招集した。
「内川は本戦もメンバーに入ります。どんな立場でも周りにいい影響を与えられる存在。そういう話を個人的にしています」
――東京での1、2次ラウンドは、プレーオフも含めれば10日間で8試合という過密日程になる。
「メンバー28人のうち投手は先発8人、救援5人の計13人と考えていたんですが、救援を1人増やして計14人にすることも考えています。選手たちには一日も早く伝えてあげたい」(構成・伊藤雅哉)
◇
〈こくぼ・ひろき〉 1971年10月、和歌山県生まれ。92年のバルセロナ五輪で銅メダル。青学大からドラフト2位でダイエー(現ソフトバンク)に入団。巨人でも3季プレーし、通算2041安打、413本塁打で2012年引退。13年10月に侍ジャパン監督就任。
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