
2002年講談社入社→週マガ→ヤンマガ→コミックDAYS立ち上げ→モーニング→サイバーエージェントZOONでWebtoon編集担当作→『ヒトグイ』『敗戦の剣士』『頂点捕食者』『ツイタイ』『暴君の妃に転職しました』過去のマンガ担当作→新旧『食糧人類』『トネガワ』『ハンチョウ』『イチジョウ』『平和の国の島崎へ』等

昔テレビで見た話で、ある有名作家がアマチュア時代にヒット編集者に原稿を見てもらったところ「ここを削った方がいい」と1番のお気に入りの箇所を指摘された、と。作家が抗議するも、その編集者が「こういう部分を削れるようになれば君は大物になれる」と言うので、後で見返してみたら→
2022-11-29 19:53:32
「確かにこれはおっさんがカラオケで気持ちよくMY WAY 歌ってるようなパートで、ない方がいい」と思えて削った…と仰っていて(うろ覚え)、「作家が一番お気に入りのシーンを削るのが良いってことある?」と長年謎だったのですが、連載ネームをたくさん読む立場になって「確かにあるな…!」と。→
2022-11-29 19:53:32
というのは、ネームを読んで不要と感じる箇所を指摘すると「そこは作家さんが特に描きたいことで…」と担当に言われることが多かったからです。なぜ「特に」描きたいことが不要に感じるのかというと、その時点で読者が読みたいことではないからではないか、と思います。→
2022-11-29 19:53:33
もう少し正確いうと、読者と信頼や関係を構築する前に、やりたいことをねじ込んでいるから。例えると数十年苦楽を共にしたパートナーのMY WAY絶唱は泣けるかもですが、スナックでたまたま隣になった人のMYWAY絶唱はキツいってことなんじゃないかと。普段は「自分の描きたい」と「読者の読みたい」を→
2022-11-29 19:53:33
一致させるよう気を配っていても、「特に」描きたいことはついつい読者の読みたいと関係なく捩じ込んでしまいがちになるので、「特に」描きたいことこそ慎重に、もしくは胸に秘めたまま作品を通じて読者に届くことを祈るのが吉なのでは、と。結論:MYWAY歌うタイミングにはお互い気をつけましょう
2022-11-29 19:53:34
担当している作家さんから、ツイート見たと連絡いただきました。「豊かな雑談」を読者さんと重ねて、その先に本質に関わるエピソードを入れる…いや、むしろ「豊かな雑談」の方が本体かもしれない。と仰っててなるほど、と。ちなみにこのツイートは作家さんと一緒にMY WAY歌いがちな自分への戒めですtwitter.com/yogoharu5535/s…
2022-11-30 09:51:40あいたたたた

漫画以外でもほぼ全ての事に当てはまるわ😱ココロ・・・がけ・・な きゃ・・・(´・ω...:.;::..twitter.com/yogoharu5535/s…
2022-11-30 12:10:05
これ、この後のマイウェイのくだり含めて、非常にわかりやすく金言。自分の戒めにもなるけど、人と組んでるとき、「それ要らない」を如何に納得してもらうか、の時に有用。タイムリーな悩みでもあるので、とてもありがたいTweetでした、感謝🙏twitter.com/yogoharu5535/s…
2022-11-30 08:41:13確かに削ると良くなった

こういうのって、削るときは血涙流しながら削るんだけど数日経つと確かに上がった完成度に満足して気持ちよくなれるtwitter.com/yogoharu5535/s…
2022-11-30 02:40:34
やりたい事って一等地の小屋みたいなもんで周囲次第だと邪魔になる怖さは確かに。以前ロボットモノの企画やってどうにも纏まらず、ある日「ロボット切ったらw?」ってなったら綺麗に圧縮されたキャラ、話、設定が残り担当も僕も「おお?!」って。本末転倒のはずが全ての解決になった事が。twitter.com/yogoharu5535/s…
2022-11-30 12:57:22
Webのときは自分が好きに書いているものに読者様がついてきてくれている感じですが、書籍になると読者様が読みやすいように寄せていく必要がある。赤が入ったシーンを惜しみながら削るけど、トータルで見るとやっぱり削った方がスッキリわかりやすいとか確かにありますよね。twitter.com/yogoharu5535/s…
2022-11-30 11:35:52
時々、作家さんが渾身の一作を発表する際に「デビュー当時から書きたいテーマ、題材は有ったが今の私には書けないと思って〜」と言ったコメントをしてるけど、この「信頼関係を築く」前段を組みきれないと感じた、或いはそこを見切っていたって事なのかな。twitter.com/yogoharu5535/s…
2022-11-30 09:05:33