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古文講師・真坂まひる先生の文学歴史雑学「暦」の補足や新編「真の十二支編」が完結。「十二支の本当の意味」が解説される

(2019/02/27更新)※暦補足と真の十二支編 追記『暦』への疑問が氷解した気分

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真坂まひる@cannotbenoon

古文講師・国学研究家です。気づけばツイ開始からもうすぐ一年。早いなぁ…

真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

日本語教育の世界ではグローバルな考え方を要するが、「正月」はどのように捉えるべきなのだろう。この世界に入る前から疑問に思っていたことだ。アジアでは「旧正月」を祝う国の方が圧倒的に多いからだ。この点、古文講師としての立場からも一家言がある。そして自ら混乱を助長する...

2019-01-01 17:07:16

古典文学や東洋史を解釈する上での「暦」の位置付けは重要

真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

古典文学や東洋史を解釈する上において、「暦」の問題は侮れない。大学受験の古文においても実は頻出事項なのである。例えば「有明の月」と「夕月夜」。和歌につきもののこのワードも、「暦」を把握していないと解釈しづらく、スムーズに情景を想像することも難しい。ますますややこしく...

2019-01-01 17:54:39

坂本龍馬暗殺日のズレ

真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

坂本龍馬が斬殺された11月15日を龍馬の命日として墓参りをされる方も多い。しかし、龍馬暗殺日は旧暦の11月15日であって、現代の暦では12月10日にあたる。12月なら、あの日龍馬が風邪をひいており、軍鶏鍋を食べたがっていたのも納得がいく。暦の重要さ、少しは分かりやすくなったかな?

2019-01-01 18:03:53
真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

幕末、欧米列強との国力の差に愕然とした維新の英傑たちだが、同時にまた、我が国の伸びしろにも勝算を見出だしていたに違いない。高い識字率、勤勉性、器用さ、地政学的有利さ、低廉な労働力etc。貿易立国としての可能性を見たのは何も龍馬だけではあるまい。そのために不可欠のものとは、、

2019-01-02 12:16:42
真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

維新直後の黎明期の我が国が欧米列強に伍するためにまず優先すべきであったこととは、、法体系と商慣習の国際標準化。岩倉具視と大久保利通を外遊に送り出し、留守政府を預かった西郷隆盛の焦りはどれ程であったろう。ドラスティックな内政改革を矢継ぎ早に強行した。つづく、、

2019-01-02 16:17:47

太陰暦から太陽暦へ

真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

西郷隆盛を筆頭とする留守政府が行った数々の改革の中で、最も注目されていないもの。これこそ私は我が国の近代化に一番大きな影響を与えたと考えている。太陰暦から太陽暦への移行だ。ここでやっと元日から呟き続けている「暦」の話に戻る。つづく、、

2019-01-03 12:30:08

「暦」の発行と管理は人心掌握に必須だった

真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

その昔、「暦」の発行を管理することは、人心掌握のための必須アイテムだった。農耕でも商業活動でも、正確な暦がなければ死活問題となるからだ。カレンダーのない生活を想像すれば容易に理解できよう。それ故、国(幕府等)の認可を受けた機関でしか暦の製作・販売はできなかった。つづく、、

2019-01-03 14:51:46
真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

今の時代、カレンダーなどすぐ手に入る。企業から挨拶代りにタダでもらえることもあるし、あどけないグラドルがビキニを着て四つん這いになった写真付きのものだって手に入る。この状況を昔の人が知ったら、卒倒するかもしれない。「暦」は本来、もっと神聖なものであった。つづく、、

2019-01-03 18:32:42

日本におけるカレンダー販売の自由化は終戦後

真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

我が国でカレンダーの販売が自由化されたのは、実は終戦後(1946年)からなのである。日本に限らず世界中の為政者は、古代から近年まで、暦の製作・流通を厳しい管理下に置いてきた。それ故、洋の東西を問わず、暦の製作を許可された者たちは絶大な権力を手中に収めたのである。つづく、、

2019-01-04 16:05:53

中世以前、「暦」の制作を許可された者は絶大な権力を持った

真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

中世以前、占い師や呪術師が国家の中枢にいたことも上記のことと関係がある。彼らこそ暦の製作者だったのだ。最も有名な陰陽師である安倍晴明も暦の製作者であり、安倍家の家業も暦の製作が主であった。西洋でも同様に暦の製作を独占した占星術師たちが絶大な権力を手にしていた。つづく、、

2019-01-04 17:24:04

ガリレオ・ガリレイの登場がひっくり返す

真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

しかし、暦を作成し、権力をほしいままにしていた陰陽師や占星術師たちに驚天動地の事態が起こる。ガリレオ・ガリレイの登場だ。天動説をもとに未来を占っていた彼らにガリレオは言い放った。あなた方がどれだけ過去のやり方と自らの権威に固執しようとそれでも地球は周っているつづく、、

2019-01-04 19:09:31
真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

Ⅱ.世界中にいた神祗官(日本では陰陽師)と呼ばれる官僚は、数学や物理学を駆使して天体の動きから占いを行い、政策決定に関与していた。しかし、その占いは全て天動説に基づいて行われていた。つまり、前提が間違っていたのだ。ガリレオの登場で彼らにインチキ臭が漂い始めた。つづく、、

2019-01-06 09:52:10
真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

Ⅱ.ガリレオはさらにこう言い遺した我々はいつか天に召されるが、天が我々に近づく訳ではない疑いは発明の父であるなぜ君は自分の目で見ないんだ私は教えない、君が気づく手助けをするだけだ書物より経験、地位より経験、経験こそ私の師だ全ての答えはこの宇宙に書かれているつづく、、

2019-01-07 11:29:40
真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

Ⅱ.このように数々の金言を連発したガリレオだが、もし現代の知能テストを受けていれば、優に180以上のIQだったと言われている。彼はもはや一介の科学者というより、ダ・ヴィンチ以上の万能人と評されるべき人物であった。しかし、残念ながら生まれた時代が悪かった。つづく、、

2019-01-09 10:51:53
真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

Ⅱローマ協会の最盛期に生まれ、教会に逆らい地動説を唱えたガリレオ。異端審問にかけられ終身刑の有罪判決を受けた彼は、最愛の娘を失い、自らの両目も失明し、失意のうちにその生涯を閉じた。しかし、一度発見された地動説という真理までを、世界はなかったことにはできなかった。つづく、、

2019-01-11 12:13:59
真坂真午(まさかまひる)@cannotbenoon

Ⅱ.ガリレオの地動説によって、天動説をもとに国家の未来を占っていた神祗官たちはその説得力を急速に失い、いつしか政権の中枢から外れていった。さすがに鎖国中の日本にその影響が即座に及ぶことはなかったが、それでも維新開国と同時(明治2年)に、我が国の陰陽寮は廃止されている。つづく、、

2019-01-12 12:14:49

「時間」は実は存在しないと主張する科学者の存在

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