ふじさわ@natume_f

明日から三連休の夫。「明日はどこへ行こうかなー」とうきうきしながらパンツ一枚で自転車の空気を入れていたら、空気入れに股間を挟んでしまい、ちんちんの先から血を出して苦しんでいた。気の毒すぎる。人間の顔って、完全に血の気が引くと緑色になるんですね。

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どうにか出血も止まり、お風呂に入ってきた夫に「あしたははれるかな？」と聞かれたので「明日は晴れでしょ」と言ったら「ちがう、ちんちん腫れるかなって聞いてんねん。はよツイッターに書いて。もう自虐しかないんや」っていまとてもやさぐれている。

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夫は冗談のつもりだったらしく、本当にツイートしたと知って「そんな……世界中の人が見たらどうするんや……」と動揺していた。「世界中の人から力をもらえばいいじゃないですか」と言っておいたけど、たぶん世界の人、そんなに興味ないと思う。

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夫のちんちん問題。出血も痛みも治まった。下着がすれるのが気になるらしく、すぐ股間を触るので「トイレットペーパーの芯でもかぶせておきますか。ケガした猫のエリザベスカラーみたいに」といったら泣きそうな顔で抗議された。

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結婚して十五年。夫の血の付いたパンツを洗う日が来るとは思わなかった。洗剤で予洗いし、洗濯機に放り込んだときは妙な気持になった。

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今日の夫ちん。ケガをしたのが出口付近だったせいか、今日は「おしっこがまっすぐ飛ばなくなった」と泣きそうになっている。ほんのちょっとの切り傷でそんなことになるなんて、意外な精密さにびっくりした。

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ツイッターを初めて六年、いままでほとんどしなかった下半身の話をツイートし続けているのは、夫がたくさんの人に知ってもらいたがっているからだ。ケガの部分だけ、五ミリ四方くらいのちっちゃい画像でいいから上げたいとまで言っている。

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「それはできません。夫ちゃんが見せたがっているところは、五ミリ四方で隠さないとだめな部分ですから逆に」などとまあまあもめた。そろそろこの話は終わりにします。