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いきなり脳腫瘍

頭蓋底の髄膜腫が発覚、東日本大震災直前に手術。再発し再手術、右耳失し右顔面神経麻痺になった。

初めてのK大学病院、執刀医初対面

Y先生の外来の曜日になり、MRI画像が入った大きい封筒を持って
初めてK大学病院へ。
政治家や芸能人などが掛かるイメージの病院なので気後れする・・・
まさか私の人生において、ここに入院することになるとは・・・
が、患者がすごく多く、普通の人々。
呼ばれて緊張しまくりで診察室に入る。
初めてのY先生、やはり、貫禄がある。
「脳幹を圧迫し、聴神経を巻き込んでいる。ほら、こんなに」
そんなに悪いんですか!人と比べても?(泣)。
「99%髄膜腫でしょう。いつから症状が?」
「3年以上前から耳鳴りがして」
「そんなに前から!」明らかに咎める口調・・・
「耳鼻科に3ヶ所行きましたが、そのうち慣れるとしか言われなくて」泣きそう。
先生、笑顔になり、
「大丈夫。何とかしますから」そう言われても狼狽しまくり。
家を売ってでも、現在できる限りの治療をしてもらわないと・・・
瞬時の判断で、「いくら掛かってもいいです!」と口走る。
Y先生、再び肩を叩きながら、
「定額でやりますから。あとはこちらで考えるから、心配しなくていい」
良い先生だ~。
プロフィール
id:minami-himeid:minami-hime

耳鳴り、めまい、眼振が悪化し受診、 脳幹・小脳・聴神経に絡む脳腫瘍を告知されました。
頭蓋底の開頭手術を2度受け、 右耳失聴と右顔面麻痺になりました。
重い障害を持ちながら働き続け、がんの母をひとりで介護し看取りました。

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