私は、冬物をクリーニングに出して、 洋服の入れ替えして、 こたつカバーや母のシーツも洗濯して、 母を風呂に入れて、車椅子押して美容院に連れて行って、 2日休みではちょっと無理なことを 3日間掛けてやりました。 明日あさってはお勤め・・・休める状況…
緊張の場面が続いたので、一息つきたい。 次は手術だし。 病棟の女性の看護師さん(男性も若干いた)は、 本当に綺麗な人ばかりだった。 容姿で採用したのではと思うほど。 (実際は、高学歴でもあるらしいが) これを聞いた友人は「白衣効果だよ」と言うけ…
Y先生の説明に先立って、看護師からも準備の説明があり、 貰った説明紙のタイトルが「開頭手術を受ける方へ」。 詳細を見ると、バスタオルも随分必要。 すべて病院内の売店で買えるけど、とっても高い。 ブランド物でないし、白無地でおもしろくないし、 家…
夕方からY先生による手術の説明。 事前の外来で「ひとりで聞く」と言ったのだが、 家族の同意も必要とY先生に言われたので、 叔父夫婦に来てもらう。 カンファレンス室に呼ばれ、Y先生と病棟の若い先生方が4名いて、 腫瘍が脳幹を圧迫している拡大画像があっ…
朝の回診で、ベッドのプレートの2番目のH先生が登場。若い。 「手術も近いし、緊張しているのでしょう。 手術前は睡眠導入剤を出していいことになっています」 2晩目は眠れた。 今日はMRI検査、また? S先生に「急に大きくなっていないか調べるんですか?」…
さて、耳鼻科に行って聴力検査を受ける。 自分でもよく聞こえると思ったが、検査中に 「耳いいですね」と言われた程だ。 あんなに腫瘍が絡み付いていたのに、我ながらすごい。 入院エリアに戻ると、患者ごとに担当看護師が付いて、 日勤・準夜勤・深夜勤と一…
ベッドのプレートに3番目に名前があったS先生が登場。若い。 「今日は耳鼻科の検査をしますから」 「何時ですか?お風呂の予約を入れないと」 S先生、それには答えずに、 「呼ばれたら行ってください」 厳しい。入浴も大事なのに。 遅い時間に風呂を予約し、…
某日昼に、「入院受付」」から電話が来て、手術3日前の入院になった。 「大部屋が難しいけれど、個室でもいいですか?」 どこの病院でも、取りあえずこう言われるらしいね。 個室は驚くほど高い。 一日の料金で、今使っているパソコンを買える。 「無理です…
その後も、造影剤入れてのMRI検査等で通院する。 緊張し続けながらも月日は流れ、入院前最後の通院。 自己血貯血と麻酔科説明。 自己血貯血とは、手術時の出血に備えた輸血の為に、 予め自分の血を貯めること。 「輸血センター」という部門でやってくれるが…
さっきまでテレビで、フィギュア国別対抗のエキシビションを やっていて、最後はもちろん、男子優勝の高橋大輔選手。 エキシビションとは、フィギュアスケートで、 競技が全て終わって順位も決まった後の余興です。 競技と違って、照明も音楽も演技も全て自…
Y先生の外来の話に戻ります。 (4/20ブログの続き。わかりづらくて、すみません) 手術で頭髪がどうなるかも聞いた。 こんな状況では丸坊主になることなど全くどうでもよいが、 外出用の帽子を準備しなくてはいけない。 「手術で髪は・・・」 と言い掛けると…
ただ、後になってから、いろんな人に聞いたら、 他の病院でもそういうものらしい。 診療科によって入院病棟が異なり、 その中で病床をやりくりするのだが、 退院してベッドが空かないと次の患者が入院できないこともあるので、 全体管理が必要になる・・・っ…
年明けに、入院日の相談のため、 早速予約外でY先生の外来に行く。 入院した日から親戚に泊まりに来てもらうため、 できれば、手術前ぎりぎりがいいのだが、 いろいろ検査もあるらしく、そういう訳にもいかない。 先生、「耳の神経にもしっかり絡んでいる」…
買い物三昧の意味が、普通と違うけれど。 仕事も休みの年末年始、寝ても覚めても、不安に襲われ緊張している。 それでも、まとまった時間が取れるので、 入院グッズや留守宅の消耗品の買出しに毎日のように出掛けた。 入院案内に書いてある必要品は最低限だ…
こんな言葉は初めて聞いたけど・・・手術時の出血に備えた輸血の為に、予め自分の血を貯血する手続きで、輸血センターに回される。そこの医師から、貧血で貯血の適用外だから造血の鉄剤を処方して貰うようにと、再び書類を持たされ脳外科に戻される。年内は…
数日後の12月半ばに脳のCT検査、 その2日後にY先生の外来に行く。 先生、CTの立体画像を見ながら、 「脳の中は、思っているよりひどいことになっていますよ」 わかっています、そう言われれば脳幹圧迫されてる自覚あるし、と泣きそう。 先生、笑顔になり、肩…
K大学病院と会社からの帰宅後にも大きな仕事。 ず~~っと頭の中を占拠していたのだが、 私が入院中の母の面倒をどうするか。 母は要介護認定を受けているが、病気もあり、 本人が「もうすぐ死ぬ」と言い続けており、 介護施設でのショートステイは無理。 か…
Y先生の診察が終わり、会社近くの大病院から借りて 持って行ったMRI画像を返却してもらった。 それが入った大きい封筒を持ったまま、 血液検査やらレントゲン検査やら心電図やら受けさせられ、 院内フロア図と予約票を手に右往左往する。 病院が大きいだけで…
私の強い口調に、Y先生、再び手帳を見て 「この日なら空いている」と前倒ししてくださった。 今思うと冷や汗ものだが、私ってば何様? だが!その日では、入院が2ヵ月にまたがるので、 自分で払う医療費が倍掛かる~ つまり、8万円増える、8万円だ~これは…
私からも、とても気になっていたことを聞く。 「生理になったらどうするんですか?」 「看護師が処置する」 今思うと、教授先生に聞くことではなかったが、 初めてのことでそれすらわからなかった。 でも、この話題は余り見掛けないけど、女性にとっては心配…
Y先生の外来の曜日になり、MRI画像が入った大きい封筒を持って 初めてK大学病院へ。 政治家や芸能人などが掛かるイメージの病院なので気後れする・・・ まさか私の人生において、ここに入院することになるとは・・・ が、患者がすごく多く、普通の人々。 呼…
院内の他診療科の紹介は予約無しの扱いで2時間待ち。 「南姫さん」呼ばれた! 心臓ばくばく、半泣き状態。 私と同じ年頃のような脳外科の先生、 「びっくりしたよね」と労わる口調でMRI画像の説明を始めた。 「恐らく髄膜腫で良性でしょう、きっと良性に違い…
どんなにショックで頭の中が真っ白でも、告知の瞬間から、会話は続きます。 先生「これは良性が多いですが…大きいので手術が必要でしょう。 うちの病院では対応できません。どうしますか?」 「どうしますかって、知ってる病院なんてありませんよ…」 先生「…
全く言葉を発しなくてもその場の空気が変わるって、こういうことなんだ… 先生が告知する前の、時間にしてわずか十数秒だと思うけど、とっても長く感じられて、 病名を言われる前に「何かとても悪いことが起きた」とわかったのです。 2010年冬のこと。 立った…
病気の告知から、手術前検査通院、入院・手術・退院、その後の外来まで、 退院後に会社を仕事休み中に、思い出しながら詳細な記録をワードで作りました。 (この間に東日本大震災が起きた) それを貼っていくだけでも相当の分量ですが、 その前に、も少し自…
病気になってわかったこと、言いたいが沢山できたので、ブログを始めました。 が、設定やら何やらでなかなか進まないの。 プロフィールもこんなでいいの? フェイスブックで実名で出身経歴そこそこ出し、暮らしや病気などは出さないか、 ブログで匿名で出身…
耳鳴り、めまい、眼振が悪化し受診、 脳幹・小脳・聴神経に絡む脳腫瘍を告知されました。頭蓋底の開頭手術を2度受け、 右耳失聴と右顔面麻痺になりました。重い障害を持ちながら働き続け、がんの母をひとりで介護し看取りました。
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