マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でヴィジョン役を演じたポール・ベタニーも、「ワンダヴィジョン」(2020)のスピンオフドラマ「アガサ・オール・アロング」を視聴しているようだ。自身が主演するヴィジョンの単独ドラマについて意味深な言葉を発している。
「アガサ・オール・アロング」は、「ワンダヴィジョン」で初登場した魔女アガサ・ハークネスが失った魔力を取り戻すために、「魔女の道」を旅して試練に挑んでいくシリーズ。ベタニーは米The Hollywood Reporterのインタビューで「アガサ」を視聴しているかどうか聞かれ、「大好きですよ。お気に入りです」とコメント。「(ショーランナーの)ジャック・シェイファーを誇りに思っています。また観るつもりですよ。これから自分が貢献していく上で、学ぶべきことがたくさんあるからです」と意味深に答えた。
「自分が貢献していく上で」とは、ベタニーが演じるヴィジョンの単独ドラマ(タイトル未定)のことだと思われる。「アガサ」では、「ワンダヴィジョン」に関連する謎が次々に明かされ、両シリーズの繋がりが密接だ。その強力な関連性を考慮すると、「アガサ」の物語がヴィジョンのスピンオフドラマに繋がる可能性は少なくないだろう。そうであれば、主演のベタニーは作品の理解を深めるために「アガサ」を何度か視聴し、しっかり予習する必要があるはずだ。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)で登場したヴィジョンは、トニー・スタークが開発した人工知能J.A.R.V.I.S.に人工生体が与えられた全知全能的な存在。スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフと恋に落ちたヴィジョンは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)で描かれたサノスとの戦いで死亡するが、「ワンダヴィジョン」では現実を確変させた「ヘックス」の中でワンダと結婚生活を送った。
「ワンダヴィジョン」では別の存在となるホワイトヴィジョンが登場し、記憶を復元した後に姿を消して行方不明に。単独ドラマでは、ホワイトヴィジョンが自らの記憶と人間らしさを取り戻そうとする姿が描かれると見られており、2026年にディズニープラスで配信予定。どれほどの関連性があるかについては不明だが、「アガサ・オール・アロング」を視聴しておいて損はなそうだ。同シリーズは2024年10月31日に最終2話が一挙配信となる。
Source:@The Hollywood Reporter
ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。