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小学生に塾は必要か?必要な子・不要な子の特徴や選び方のポイントを解説

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小学生の子どもを塾に通わせるべきか、悩んでいる保護者の方は少なくありません。周囲には、進学校に通わせることや受験を見据えて低学年のころから塾に通わせるというご家庭があるかもしれません。

実際に子どもを塾に通わせるべきかを判断するために、塾に通うメリットや塾の選び方について把握しておくと安心です。

本記事では、塾に通ったほうがよい小学生と塾に通う必要がない小学生の特徴、通塾のメリット・デメリットなどを解説します。

子どもの塾通いに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

  1. 塾ではどういう指導を受けられる?種類や指導方針について
  2. 小学生に塾は必要か?通塾したほうがよいケースを紹介
  3. 中学受験を考えている
  4. 学校の授業についていけない
  5. 子どもが不登校気味になっている
  6. 進路が決まっていない
  7. 塾に通う必要がない小学生の特徴
  8. 小学生が塾に通うメリット・デメリットを確認
  9. 小学生が塾に通うメリット
  10. 小学生が塾に通うデメリット
  11. 小学生の子どもを塾に通わせた理由やきっかけは?
  12. 同じ学校の子どもが通っているから
  13. 講師が熱心に授業をしてくれるから
  14. 子どもの学校での成績が気になりはじめたから
  15. 近所にあって安心して通えるから
  16. 子どもだけでなく保護者に対するフォローも手厚いと感じたから
  17. 小学生の塾の選び方|6つのチェックポイントを紹介
  18. 目的を明確にする
  19. 授業形式をチェックしよう
  20. 合格実績は塾全体と校舎の2軸で確認
  21. 年間でどれくらいの費用がかかるかチェック
  22. 受講する科目数を決める
  23. 塾の立地をチェックしよう
  24. 小学生が塾に通いはじめるタイミングは?おすすめの入塾時期を紹介
  25. 中学受験対策を目的とする場合
  26. 学校の授業補習を目的とする場合
  27. 小学生の塾選びは「Ameba塾探し」で決まり!
  28. 小学生の塾は学校の成績や進路などを踏まえて判断しよう

塾ではどういう指導を受けられる?種類や指導方針について

「塾が必要かどうか」は、お子さんが目指す目標を達成するために必要なことを考えたうえで判断しなければなりません。なぜなら、小学生の生徒に対してどのような指導をしているかは、塾によって異なります。

小学生の生徒が通う塾の種類 は、中学受験対策をおこなう塾と、学校内容の補習をおこなう塾の2つに大きく分けられます

前者の塾に通う生徒の目標はもちろん志望校合格なので、その目標を叶えるために「学力を伸ばす」「自分で考える力を身につける」といったことを指導方針にしている塾が多いです。

後者の塾に通う生徒は地元の公立中学にそのまま通う生徒が大半で、なかには勉強に対してあまり前向きでない生徒もいます。そのため、「問題を解く楽しさをわかってもらう」「押し付けでなく生徒と一緒に授業を進める」といったような指導方針で授業をおこなっている塾が多いです。

小学生に塾は必要か?通塾したほうがよいケースを紹介

塾が必要な小学生の特徴とは?通塾したほうがよいケースを紹介

もちろん、小学生全員が塾に通う必要はありません。ただし、以下のような項目に当てはまる小学生は、塾に通ったほうがよいと考えられます。

  • 中学受験をする予定がある
  • 学校の授業についていけない
  • 不登校気味になっている
  • 進路が決まっていない

それぞれのケースについて詳しく解説していきます。

中学受験を考えている

中学受験を視野に入れている場合は、塾に通うことをおすすめします。

高校受験や大学受験は学校で習ったことが出題されるため、子どもの努力次第では独学で合格を目指せます。学校の成績がある程度よければ、自然と受験も有利になるでしょう。

しかし、中学受験では「鶴亀算」など小学校では教わらない応用的な問題が出題されます。学校でよい成績がとれていても、中学受験の試験問題を解けるとは限らないのです。

また、受験経験がないことも塾に通ったほうがよい理由のひとつです。受験の経験を持たない小学生が、自力でスケジュールや目標を設計することは難しいでしょう。

仮に小学校受験の経験があったとしても、中学受験は傾向が異なるため、あらためて対策を取る必要があります。上記の理由により、中学受験をするのであればほとんどの場合で通塾が必須といえます。

学校の授業についていけない

学校の授業についていけず、成績があまりよくないというお子さんも、塾に通うことで状況を改善できる可能性があります。

  • 学校とは違う指導で苦手意識を軽減する
  • 勉強の仕方を身につける
  • 季節講習でおさらいができる

学校とは違う指導で苦手意識を軽減する

学校の授業についていけていない場合、補習塾でのフォローが効果的です。必ず通塾すべきというわけではありませんが、学校での指導があわないのであれば、別の講師から指導を受けることで苦手意識を軽減できる可能性があります

小学校の授業は学年が上がるにつれて、徐々に授業の内容が難しくなります。勉強についていけないと感じた段階で対策せずにしておくと、より対処が難しくなってしまします。特定の科目への苦手意識や、勉強そのものへの拒否反応がある場合は、早めの解消が望ましいです。

勉強の仕方を身につける

小学校の授業についていけない子どもは、元々の能力が低いというよりも、そもそも勉強に興味がなかったり、勉強のやり方がわからなかったりする場合がほとんどです。というのも、多くの小学校では知識そのものは教わるものの、効率的な勉強方法や、効果的な問題の解き方については教わらないからです。

小学生のうちに子どもにあった塾を選ぶことで、わからない問題が徐々に減っていき、勉強への苦手意識が解消されるでしょう。眠っていた好奇心が湧きおこり、勉強本来の楽しさに気づけるようになるかもしれません。

ただし、塾に通う意思のまったくない子どもを無理やり通わせたり、子どもにあっていない塾に通わせたりすると、一層勉強が嫌いになってしまう可能性もあるため注意しましょう。

また、受験対策の勉強をする「進学塾」ではなく、学校授業のフォローをおこなう「補習塾」を選んだほうがよいでしょう。進学塾と補習塾について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

季節講習でおさらいができる

また、いきなり塾に通うのではなく、夏期講習などでまとめて授業内容をおさらいするのもおすすめです。季節講習を通じて講師から客観的な意見をもらうことで、子どもの長所や弱点を知ることができ、今後の学習計画を立てやすくなります。

Ameba塾探しで実施された夏期講習に対するアンケートでも、とても前向きな回答が多く寄せられています。

「自宅での学習の仕方がよくわかっていなかったが、夏期講習を通じてなんとなくポイントを掴めたと言っていたのでよかったです」(30代後半・中学1年生の保護者)
「勉強は勿論ですが、目標が同じ友人との出会いで会話が盛り上がったりしたようで、私は行かせてよかったと思っております」(50代後半・小学5年生の保護者)」

学習面での変化のほかに、「新しい友だちができた」「すごく楽しそうだった」という回答も多く寄せられ、子どものモチベーションにつながる可能性があります。

子どもが不登校気味になっている

もともと身体が弱かったり、対人関係のトラブルに巻き込まれたりして子どもが不登校気味になる場合もあります。

塾に通うことで勉強の遅れを解消できるだけでなく、新たな友人と交流を広げるきっかけにもなります。

学校を休んでしまうと、休んだ日数だけ勉強の遅れが生じます。自学自習の習慣が身についていれば、自宅にいながら遅れを取り戻すことができますが、そう簡単にいかない場合がほとんどです。

塾に通えば、講師がカリキュラムに沿って指導してくれるので、勉強の遅れを効率よく取り戻すことができます。

子どもの体調や好みに応じて、集団授業や個別指導、映像授業のいずれかから選びましょう。

進路が決まっていない

中学受験をするかどうか悩んでいる場合や、学校の補習が必要かどうか悩んでいる場合などは、一度、体験授業を受けてみることがおすすめです。

体験授業を受けてみて、子どもが塾に対してポジティブな反応を示したら、塾に通うとよいでしょう。

また、体験授業を受けることで講師と相談の機会を得られます。子どもの長所や弱み、効果的な学習方法など、客観的な意見をもらうことで進路を決めやすくなるでしょう。

また、1科目でも塾に通えば定期的に塾の講師と相談する機会を得られます。

進路の相談などができる場所が増えることで、精神的な安心感も増します。公立の中学校、私立の中学校にはそれぞれメリットがあり、中学校ごとに特色もさまざまです。

自分で調べるだけでは理解しきれないこともあるため、講師と相談しながら進路を決めることができるのは大きなメリットといえるでしょう。

塾で頑張っている同級生を目の当たりにすることで、子どもが刺激を受けて「自分も勉強しよう!」とやる気を出す場合があります。

体験授業は無料で実施している塾が多いので、ぜひ複数選んで行ってみましょう。

塾に通う必要がない小学生の特徴

塾に通う必要がない小学生の特徴

反対に、塾に通わせる必要がないのは、以下のようなケースに該当する子どもです。

  • 中学受験をしない
  • 学校の授業についていけている
  • 通塾に前向きでない

塾には受験に特化した「進学塾」と、日々の学習を補う「補習塾」がありますが、中学受験をしない場合は進学塾に通う必要はありません。受けるつもりのない試験の対策をする必要はないからです。

また、学校の授業を理解できていて成績に大きな問題がない場合も、あえて補習塾に通う必要はありません

公立の中学校は、小学校の勉強を基準にカリキュラムが組まれているため、小学校で学習した内容が大まかに身についていれば、中学校の授業にもついていけるからです。

補習塾に通ったほうがさらに成績を伸ばせると感じる場合でも、子どもが勉強に前向きでなければ無理に塾に通わせる必要はないでしょう。

子どもにやる気がなく、塾に「通っているだけ」の状態になるのであれば、塾に通わせても大きな効果は期待しにくいからです。

子どもを勉強嫌いにさせないためには、目的を見極めて最適な選択を取ることが大切です。

子どもが上記3つのケースに該当するか見極めて、通塾するかどうか判断してください。

小学生が塾に通うメリット・デメリットを確認

小学生が塾に通うメリットとデメリット

小学生が塾に通う主な理由を解説しましたが、通塾させるには金銭的な負担がかかります。通塾させるメリットやデメリットについてしっかりと把握しておきたい方もいるでしょう。

以下では、小学生が塾に通うメリットとデメリットについて解説します。

小学生が塾に通うメリット

小学生が塾に通うメリットは、主に以下のことが挙げられます。

小学生が塾に通うメリット
  • 学習習慣を身につけられる
  • 中学受験に向けた対策ができる
  • 違う学校に通う生徒との交友関係を築ける

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

学習習慣を身につけられる

小学生が塾に通うメリットのひとつとして、学習習慣を身につけられることが挙げられます。

多くの小学生にとって勉強は退屈に感じるもの。家庭学習をはじめ、学校外で自発的に勉強をする習慣を身につけるのはそう簡単ではありません。

小学生のうちから塾に通うと学校外で勉強する機会が増え、学習に対する考え方が変化したり、小学生のうちに学習習慣を身につけたりできる可能性があります

家庭学習をほとんどしない、家庭学習をしようとしても集中力が続かないという小学生もいるなか、塾に通うことで早期に学習習慣を身につけられると、今後の学習面において大きな差をつけられるでしょう。

中学生になると、中間テストや期末テストがあり、学習習慣の有無が成績を大きく左右します。学びを習慣化させるにはある程度時間が必要なので、小学生のうちに勉強習慣を身につけておきたいところです。

中学受験に向けた対策ができる

小学生が塾に通うメリットとして、中学受験に向けた対策ができることも挙げられます。

中学受験は、学校の勉強だけではカバーできない独特な内容の問題が多く出題されるため、小学校の先生に質問しても対応しきれないケースがあります。

中学受験に対応した塾に通うと、志望校に適したカリキュラムで指導を受けられる、中学受験の専門家による指導を受けられるなどのメリットがあり、志望校合格を目指す子どものサポートをしてもらえるでしょう。

なお、中学受験をするか検討中の方や中学受験はしないという方でも、補習塾に通うことで、小学校で習う基礎的な知識をしっかりと身につけられます。

補習塾で苦手意識を解消することで、中学校に進学後、難しい内容の授業にもついていきやすいなどのメリットがあるため、通塾を検討するとよいでしょう。

違う学校に通う生徒との交友関係を築ける

塾に通うと、違う学校に通う生徒との交友関係を築けるといったメリットもあります。

塾の立地などによって異なる可能性はありますが、多くの塾では子どもが通学している小学校以外の生徒も通っていると考えてよいでしょう。

さまざまな小学校に通っている生徒と関わりが持てることで、子どもの交友関係が広がり、知見を広げるきっかけにもなります。塾に通わなければ本来会うこともなかった友だちができるかもしれません。

また、学校では同じ目標を持つ友だちがいない、同じ学校に中学受験する友だちがいないといった場合でも、塾で出会った友だちと切磋琢磨しながら目標に向かって頑張れる可能性があります。

小学生が塾に通うデメリット

一方で、小学生が塾に通うデメリットは、主に下記のことが挙げられます。

  • 小学生だからこそできる経験が減る
  • 通塾するための費用がかかる
  • 勉強へのモチベーションが下がる場合も考えられる

以下で詳しく解説します。

小学生だからこそできる経験が減る

放課後に友だちと公園で遊んだり、夏休みに家族でキャンプをしたりするなど、幼少期の遊びは心身の健やかな成長によい影響を与えます。

塾に通う場合は、こういった遊びの時間が少なからず勉強に割かれることに注意しなくてはなりません

子ども時代の思い出が勉強ばかりにならぬよう、塾に通う目的をよく考えながら判断する必要があります。

対処法として、通塾時間を短くしたり、オンライン塾を受けたりすることが挙げられます。また、週に1回だけ授業を受けることもおすすめです。

子どもにとって、勉強も遊びも同じくらい大切なので、どちらかに偏ることなくバランスよく取り入れていきましょう。

通塾するための費用がかかる

通塾するとなると、当然ながら費用がかかります。小学生が塾に通う場合、毎月の授業料として10,000~25,000円ほどかかりますもちろん、塾によって金額がこれより低いことも高いこともあります。

夏休みや冬休みなどの長期休暇中に季節講習を受ける場合は、そのための費用も別途必要になります。塾に通うための交通費なども含めると、必要な費用はかなりのものになるでしょう。

費用がかかることの対処法として、オンライン塾をおすすめします。

一般的に、オンライン塾は通常の塾よりも費用が安く抑えられる傾向があります。どうしても特定の中学校に入りたいなどの明確な目標がない場合は、オンライン塾に通い、様子見をしてもよいかもしれません。

2025/03/15版

勉強へのモチベーションが下がる可能性もある

子どもによっては、家庭学習のほうが学力が伸びることもあります。強制されることやルールに縛られることが苦手、競争環境や集団の輪に入ることが苦手などの場合、自由にのびのびと学習させたほうがよい場合もあります

子どもの個性と塾の雰囲気のミスマッチに気付かず、無理やり塾に通わせることは避けましょう。勉強自体へのモチベーションが下がってしまえば本末転倒です。

小学生の子どもを塾に通わせた理由やきっかけは?

塾で勉強している学生の画像

保護者が小学生の子どもを塾に通わせるようになったきっかけとしては、主に以下のようなことが挙げられます。

  • 同じ学校の子どもが通っているから

  • 講師が熱心に授業をしてくれるから

  • 子どもの学校での成績が気になりはじめたから

  • 近所にあって安心して通えるから

  • 子どもだけでなく保護者に対するフォローも手厚いと感じたから

それぞれ詳しく説明します。

同じ学校の子どもが通っているから

塾に通う友人の影響を受けて、子どもが塾に通いたいと言い出したことがきっかけになるケースもあります。

子どもの意思を尊重すべきだと思い、塾に通わせるようにしたそうです。

学校の成績はそこまで大きく伸びなかったものの、以前よりも意欲的に勉強に取り組むようになり、よい変化が現れたようです。

講師が熱心に授業をしてくれるから

講師の質によって、授業を受ける意味があるかどうかは大きく変わります。体験授業で講師が熱心に授業をしている様子を見て、塾に通わせようと決めた保護者の方もいるようです。

最終的に中学受験はしなかったそうですが、小学生から塾に通うことで子どもに勉強の習慣がついたことは、その後のことを考えるとよかったといえるのではないでしょうか。

子どもの学校での成績が気になりはじめたから

子どもの学校での成績が気になりはじめたということも、子どもを塾に通わせるきっかけのひとつとして考えられます。

学校の授業でわからなかった内容も、塾ではわかるまでかみ砕いて教えてもらえます。とりわけ個別指導の塾では、子どものレベルにあわせて授業の進度を調節してくれるため、効率よく苦手を克服して成績を伸ばすことができます。

近所にあって安心して通えるから

塾が自宅や保護者の勤務先から離れていると、塾が終わる時間にあわせて保護者が迎えに行けないことがあります。

自宅の近所にある塾であれば、保護者が迎えに行きやすく、かつ小学生の子どもがひとりで通塾できるため、子どもを通わせるようにした保護者の方もいます。

塾への通いやすさは子どもにとっての負担軽減にもつながるので、保護者と子ども双方にとってメリットがあります。

子どもだけでなく保護者に対するフォローも手厚いと感じたから

中学受験は子どもだけでなく、保護者もいろいろと考えて悩むことが多いものです。

多くの塾では、子どもの塾での成績や、最新の入試動向、受験の心得についても定期的に保護者に教えてくれます。子どもへのフォローだけでなく、保護者に対するフォローが充実していることも、子どもを塾に通わせる理由として挙げられています。

塾のサポートを得ながら受験を乗り越えられることは、保護者と子ども双方にとってプラスといえるでしょう。

小学生の塾の選び方|6つのチェックポイントを紹介

塾で勉強している小学生の画像

小学生を塾に通わせる場合、以下に挙げるようなポイントで塾を比較検討するとよいでしょう。

小学生の塾選びのポイント
  • 目的
  • 授業形式
  • 合格実績
  • 費用
  • 科目
  • 立地

それぞれのポイントについて、詳しく説明します。

目的を明確にする

塾は大きく、「進学塾」と「補習塾」に分けられます。中学受験を目的にして塾に通うならば「進学塾」、学校内容のフォローを期待するのであれば「補習塾」に通うことをおすすめします。

塾に通う目的をあらかじめはっきりさせておくことで、適切な塾を選びやすくなるでしょう。

塾の種類と通う目的、塾に向いている子どもの特徴などについては、以下の記事をご確認ください。

授業形式をチェックしよう

塾の授業形式には集団授業と個別指導、映像授業があり、すべての授業形式にそれぞれメリット・デメリットがあります。

  • 集団授業:講師1名に対して大人数の生徒
  • 個別指導:マンツーマン、または講師1名につき生徒2~3名
  • 映像授業:映像で視聴しながら学習する

集団授業とは、講師1名に対して大人数の生徒が一緒になってクラス単位で指導を受けられる授業形式のことです。メリットとして、ほかの生徒と切磋琢磨しやすい、プロ講師に教えてもらえる可能性が高いといったことが挙げられます。

その一方で、カリキュラムの柔軟性に欠ける、競争がプレッシャーになりやすいといったことがデメリットになりやすい点は考慮しておかなければなりません。

個別指導は、講師と生徒がマンツーマン、または講師1名につき生徒2~3名で指導を受けられる授業形式です。指導方法や指導内容を柔軟に対応してもらいやすい、自分にあう講師が選べるといったことなどが、メリットとして考えられます。

ただし、周囲からの刺激やプレッシャーを感じにくくモチベーションの維持が難しいこと、集団授業の塾と比べると費用が高めといったことはデメリットといえます。

映像授業とは、講師による指導を映像で視聴しながら学習する授業形式のことです。メリットは、好きな時間に授業を受けることができて時間の融通が利きやすい、ほかの習いごとと併用しやすいといったことが挙げられるでしょう。

一方で、学習意欲が弱いと映像をただ見るだけ、ただ聞くだけの状態となり、学習に役立てられない可能性があるといったデメリットがあります。

自発的に勉強を進められる子どもにはおすすめの授業形式ですが、自分で勉強時間を確保することが苦手な子どもには保護者が意識的に声かけをするなどのサポートが必要なことも把握しておかなけれななりません。

子どもの性格や指導方法、環境などを踏まえたうえで、より子どもにあっていると感じられる塾を選びましょう。

集団授業と個別指導のメリット・デメリットの詳細については以下の記事をご確認ください。

合格実績は塾全体と校舎の2軸で確認

中学受験を目的として通塾をする場合、塾の合格実績も重要な要素のひとつです。

中学受験は学校ごとに特色や傾向があり、それに沿った勉強をおこなう必要があるからです。

受験する中学校が決まっているのであれば、その中学校に対してしっかりとした合格実績を持っている塾を選ぶとよいでしょう。

なお、塾の合格実績は、すべての教室・校舎を含めた塾全体の数字を出している場合もあります。

塾を決める際には、教室・校舎ごとの合格実績も確認したうえで判断するようにしましょう。

年間でどれくらいの費用がかかるかチェック

塾に通う場合、毎月の授業料はもちろんのこと、入会金や教材費などの費用が必要になります。

目的達成のために必要な費用とはいえ、なるべく抑えたいことは間違いないでしょう。

夏休みや冬休みなどの長期休暇中に季節講習を受けることも踏まえて、1年でどれくらいの費用が必要かを事前に確認しておくのが賢明です。

個別指導塾と集団塾にかかる料金相場や内訳などの詳細については以下の記事をご確認ください。

受講する科目数を決める

受験に必要な科目すべてを塾で受講する場合もあれば、成績が悪い科目のみを受講したいという場合もあるでしょう。

1科目だけ受講したい場合でも、加入したプランによっては1科目単位の受講ができない場合もあります。

科目を絞って受講したいと考えている場合は、そういった点についてあらかじめ確認しておきましょう。

塾の立地をチェックしよう

小学生が塾に通う場合は、立地も重要なポイントです。保護者が送り迎えをできない場合や塾周辺の様子をあまり知らない場合は、事前に足を運んで確認しておくことをおすすめします。

塾によっては送迎バスを用意していることもあるため、送迎バスの利用も検討するとよいでしょう。

小学生が塾に通いはじめるタイミングは?おすすめの入塾時期を紹介

小学生が塾に通いはじめるタイミングは?

塾に通いはじめるタイミングは、塾に通う目的や必要となる費用、時期などを考慮して判断するとよいでしょう。

今回は、小学生が塾に通う場合の目的としてよくある中学受験をする場合と、授業内容の補習をする場合に分けて、塾に通いはじめるタイミングを解説します。

なお、塾に通う目的が明確で必要になる費用の負担も問題ないという場合は、すぐに通いはじめるという選択肢もあります。以下で解説するタイミングはあくまでも参考程度にご覧ください。

中学受験対策を目的とする場合

中学受験対策を目的として塾に通う場合は、小学3年生の2月ごろから通いはじめることをおすすめします。

中学受験の対策ができる塾では、一般的に小学4年生から中学受験用のカリキュラムが組まれています。

多くの塾では、学校と異なり毎年2月ごろに新学期がはじまるため、小学4年生になる直前、つまり小学3年生の2月ごろから通いはじめるとよいでしょう。

少しでも早く学習習慣を身につけたいという場合は小学1年生、2年生などの低学年から塾に通いはじめることもおすすめです。

なお、塾に通う期間が長くなるほどより多くの費用が必要になる点は注意しておきましょう。

自発的に家庭学習ができる子どもや塾にかかる費用を抑えたい場合は、高学年になってから塾に通いはじめるとよいでしょう。

ただし、高学年になってから塾に通う場合、受験対策の時間が短く負担が大きくなりやすいといった注意点もあります。

子どもの学習習慣の有無、費用などを考慮して各ご家庭で判断し通いはじめるタイミングを考えましょう。

中学受験に塾は必要か気になっている方や通いはじめるタイミングを検討中の方は、以下の記事もご確認ください。

学校の授業補習を目的とする場合

学校の授業内容の補習として塾に通う場合は、授業内容が難しくなる高学年になってからや子どもが授業についていけなくなったタイミングで通いはじめるとよいでしょう。

低学年の学習内容は簡単であるため、低学年の子どもが学校の授業についていけなくなるケースは少ないと考えられます。

また、中学受験をしない場合、中学受験対策に時間をかける必要がないため、授業で習った内容の補習は高学年になってからでも遅くありません。

子どもに学校の授業内容や苦手意識のある教科について聞いたり、テスト結果を確認したりして、授業についていけているかなどを考慮しながら通いはじめるタイミングを検討するとよいでしょう。

塾に通いはじめるタイミングは、高学年での授業内容をひとつの目安と考えるとよいでしょう。

2020年度より小学校での英語教育が必修化され、小学3年生から「外国語活動」として主に英語の授業がはじまりました。

英語必修化に伴い、子どもが英語の学習でつまずかないように、小学3年生から英語塾に通わせるというケースも見られます。

とくにリスニング力は小学生低学年のうちに伸び、中学年、高学年になるにつれて正確な英語の発音を聞き取りづらくなったり、発音できなくなったりしてしまいます。

グローバル化で学習が必須となっている英語。お子さんの英語教育に注力したい場合は、なるべく小学生から塾に通わせることが好ましいでしょう。

小学校の英語は、主に学級担任の先生が指導をしますが、専門ではないため英語に苦手意識を持っている場合もあります。そのような場合は、英語塾に通わせることで学校の授業を補うことができます。

補習塾が必要な子どもや補習塾の選び方については、下記の記事で詳しく説明しています。

小学生の塾選びは「Ameba塾探し」で決まり!

小学生の塾選びなら「テラコヤプラス」で決まり!

いざ子どもを塾に通わせることになった場合、全国展開する大手塾から地元密着型の塾、個人塾まで数多くあるため、塾選びで悩んでしまうことも考えられるでしょう。

選択肢が多すぎて困ってしまう場合は、塾・学習塾の検索サイト「Ameba塾探し」の利用がおすすめ。

Ameba塾探しでは、個別指導・集団授業・映像授業、料金、科目、口コミなどの項目で塾の候補を絞ることが可能。自宅や学校の近くに教室があるかなども簡単に確認できます。

塾・学習塾を探す
2025/03/15版
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通わせる塾の候補が決まったら、説明会や体験授業などを受けて、最終的にどの塾にするかを判断することになるでしょう。

塾の説明会や面談で何を確認すべきか、どんなことを聞けばよいのかわからないという方は、下記の記事をご参照ください。

小学生の塾は学校の成績や進路などを踏まえて判断しよう

学校での成績や今後の進路などを踏まえて塾に通わせるべきかを判断しよう

小学生を塾に通わせることで、勉強の習慣が身につく、学力の向上、勉強のモチベーションが上がるといったメリットが期待できます。

しかし、必ずしも小学生のころから塾に通わせる必要はありません。

中学受験を考えている場合や、子どもが学校の授業についていけていない場合、学習習慣を身につけさせたい場合などに塾に通わせることを検討するとよいでしょう。

塾を選ぶ際は、授業形式や合格実績、費用などを考慮して複数の塾を比較検討するのがおすすめです。

選択肢が多くて絞り切れないという方は、ぜひAmeba塾探しも活用してみてください。

倉知 俊海
この記事を執筆した執筆者
倉知 俊海

Ameba塾探し 執筆者

自然豊かな地方の田舎生まれ。小学校では3~5年生までスイミングクラブ、4~6年生までサッカーと習い事を通じてスポーツに熱中する日々を送る。工業高校に進学するも起業や事業経営で成功したいと考えるようになり、高校3年生で個人事業主として開業。紆余曲折ありながら、ライティングを学びブログ運営やWebライターとして活動を続けている。2022年7月より「Ameba塾探し」で編集兼執筆を担当。進路に不安を抱える学生や保護者に役立つ情報をお届けする記事作りを目指しています。

教室数 No.1口コミ数 No.1

(※1)
塾検索サイトに関する掲載教室数の調査
実査委託先:株式会社 総合プランニング
調査対象:Ameba墊探しと塾比較サイト4社
調査集計対象:
①塾/予備校が明確な塾の教室数
②塾/予備校が不明な場合(塾要素を含む)の教室数でそれぞれ重複や閉校校舎を除いて集計。
いずれでも当サイトが最も多いことを確認
調査日:2024年10月31日

(※2)
塾検索サイトに関する掲載ロコミ数の調査
実査委託先:株式会社 総合プランニング
調査対象:Ameba墊探しと塾比較サイト4社
調査集計期間:2023年1月1日〜2024年9月30日
調査集計対象と集計方法:各社掲載口コミ・体験記・インタビューの件数を人単位で重複や閉校校舎を除いて集計
調査日:2024年10月31日


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