私の隣人・鞍馬凪人さんは、いつも笑顔で優しく接してくれる素敵な人。恋愛下手な私は、彼への想いを上手く伝えられずストーカーまがいの行動に走ってしまう。すべて知っていながら微笑み続ける彼に罪悪感を抱いた私は、引っ越しを決意。しかし別れの挨拶で真実を告白した瞬間、鞍馬さんは「知っている」と楽しそうに笑い、私を部屋へ招き入れる。そこには――。
平凡なOLだった私が、ある日突然異世界へ飛ばされ、童話の“オオカミ”に成り代わってしまう。元の世界に戻るため奔走するものの、騎士団隊長である赤ずきん(♂)に「俺を見ろ。誰に抱かれているか、ちゃんと見ておけ」と強引に迫られ、戸惑いつつもなぜか惹かれていく。元OLの“オオカミ”が選ぶ運命は――。
同人作家である主人公は、憧れであり影響を受けた先生への想いを胸に作品を創り続ける。一方、先生も主人公の作品に自身を重ね、密かに感銘を受けていた。長年続いた無自覚な両片思いは、イベントで売り子を頼まれたことを契機に動き出し、創作と心情が交錯する中で二人の関係は徐々に変化していく。