対AIライフルを構えたカウボーイの、ターゲットスコープ(をわざわざ模して造られた、探知用のプログラム群)とその傍らのディスプレイに、周辺の空間を分析した結果がロックオン表示として現れているのが青年にも見えた。その分析の図示は、敵のウェイジ…
「離れちゃいけないぜ」カウボーイは、対AIライフルを肩からおろしつつ、青年に言った。「といったって、お前にそう遠くまでいける移動手段はないだろうけどさ」 青年は戸惑った。敵のいる場所まで一緒に来るとは覚悟してきたが、その後、その当の敵、”チ…
青年と、《浜松(ハママツ)》のカウボーイとウィザードの三者は、マトリックスの格子(グリッド)の荒野、まばらなフラクタルのデータ情報樹の狭間を、滑るように移動した。この木々の〈木遁〉を借りる、とかふたりは言っていたが、青年には他のふたりが何をど…
「――まあ、CRV1が、これをCV01に見せたくないって理由はよくわかるぜ」カウボーイは、その送られてきたファイルの中身を見て言った。「しかし、おれたち向けだからって『グロ注意』の注意書きくらいは付けてほしいもんだな、CRV1も」 カウボーイ…
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