この動画の中に登場するカップルは、撮影時、初めて顔を合わせたいわゆる初対面の二人。それが、お互いに合計36の質問を交わした後、なんと、キスするまでに親密な関係に。
じつは、彼らが交わした質問は「初対面の相手でも恋に落ちる」と言われる魔法のクエスチョンだったのです。「文化の違い」と一蹴する前に、そのカラクリを知りたくないですか？
見知らぬ他人同士だったとしても、話している間に親密さが増幅していき、やがては恋心が芽生えてくる。この魔法の質問ロジックを提唱するのは、ニューヨーク州立大学の心理学者Arther Aron教授。親密な関係にエスカレートしていくのには、コミュニケーションにおける、あるパターンが存在するようです。
彼女のロジックを紹介する「New York Times」からポイントを要約すれば、プライベートな感情、お互いの共通項の発掘、最後は自分をもっと知ってもらうための自己開示。これを継続させていくことなんだとか。
この実験に参加したキャメロンさんとエミリーさん。もちろん、これが初対面。
36の質問を交わした後に意気投合。「キスしてみる？」予想外のスタッフからの追加質問に、ええっ！？ためらうことなく即キス。さすがはアメリカ。そう言ってしまえばそれまでですけど。
では、実際どんな質問が交わされたのか？気になるその内容がこちら！
01.
夕食のゲストとして世界中から誰か一人呼べるとしたら、誰を招きたい？
02.
あなたは有名になりたい？だとしたら、どんな方法で？
03.
電話をかける前に、何て言おうかリハーサルをしたことがある？どうして？
04.
あなたにとっての“完璧な一日”、それを構成しているのは何？
05.
最後に歌ったのはいつ？誰のために？
06.
もしも、あなたが90歳まで生きるとします。肉体か精神、どちらかは30歳のままでいられるとしたら、残りの60年どっちが欲しい？
07.
どんな感じで死んでいくか、直感的な予感がある？
08.
いま会話している相手との共通点を3つ挙げてみて。
09.
人生で最も感謝したいと思っていることは何？
10.
もう1ステップ、自分が成長できるとしたら、どんな自分になりたい？
11.
4分間、相手に向かってできるだけ詳しく、あなたがこれまで過ごしてきた人生を伝えて。
12.
もしも、明日の朝目を覚ましたとき、新たな才能が宿っているとします。それはあなたの資質？それとも能力？
13.
水晶玉があなた自身をすべて映し出すとします。知りたいのは、人生？あなた自身？それとも未来？何が知りたい？
14.
長い間ず〜と夢見てきたものがありますか？何でそれを今まで実現せずに来てしまったんでしょう？
15.
人生で最大の成果といったら、何？
16.
友情の中で最もあなたが重視しているのは何？
17.
最も思い出深いストーリーを教えて。
18.
最も辛い記憶は何？
19.
もしも、余命一年と宣告されたら、今の生活を変えたいと思う？どういうふうに？
20.
あなたにとって、友情とはどんな意味？
21.
愛することと愛情は、あなたの中でどんな役割？
22.
ここまで知り得た情報をもとに、お互いのいい部分を5つ共有してください。
23.
どのくらい家族の温かみがあり、近くにいてくれる？子どもの頃、他の家族よりも幸せを感じていた？
24.
母親との関係について、自分自身どう感じている？
25.
“二人で”3つの真実を見つけ出してください。たとえば「私たち二人はお互いにこの部屋を…」など。
26.
これに続く文章を完成させてください。「もしも、誰か心からシェアすることができる人がいれば…」
27.
話し相手ともっと親密な関係になろうとしていた場合、さらに何を知ってもらえばいい？
28.
話し相手にあなたが好きなモノを伝えてください。ここは、とっても正直になって。普段、会ったばかりの人には決して言わないようなことを。
29.
人生の中で、かなり恥ずかしい体験を相手に伝えてください。
30.
誰かの前で最後に泣いたのはいつ？それとも一人で？
31.
話し相手に、これまでに知った相手の情報で好きな部分を伝えて下さい。
32.
冗談にできないようなことがあるとすれば、それは何？
33.
この後、間もなくあなたは死ぬ運命にあります。それは避けられないとして、最後まで誰かにずっと言いたくて、後悔していることがあるとすればそれは何？どうして、今まで誰にも言わずに来たの？
34.
あなたの家が家財道具ごと、いま目の前で火事で燃えています。愛する人とペットはどうにか無事に逃げ出せています。あと、もう一つだけ火中の家から持ってくるとしたら、何を持ってくる？そしてなぜ？
35.
あなたの大切な家族、誰であっても死に往くことは、心をかき乱すような悲しいできことだと思います。でも、それはなぜ？
36.
現在抱えている、個人的な問題を話し相手にしてアドバイスをもらってみましょう。
Reference：The New York Times
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