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『渋谷区に住んでいたころ②』far longさんの日記

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渋谷区に住んでいたころ②(2020/05/23)

田舎から上京しいきなりの渋谷区ライフ。
金銭的にも余裕がないこと、それと情報が極めて乏しかったこともあり最初の数日は寮と学校の往復のみ。
寮に馴染むよりも先に学校のサークルを通じて友人ができGW明けには寮の近所でアルバイト先を探し学生ライフがスタートした。
当初は一食あたり¥300の食事を前日までに玄関のホールに置かれたノートに記し律義に食べることが多かったが次第に生活は不規則、夜の飲み会や遊びが入り寮で食事を摂ることはほとんどなくなっていった。
夜帰宅すると朝方はアルバイト。それが終わるとそのまま学校に。
そして遊んでまた夜遅くに帰宅するという生活が始まった。

ということで稀に摂っていた寮の食事、そんなに印象に残っていないのだが案外価格以上に内容が充実していた記憶がある。
一度なんか配膳台を見ると隣の「冷蔵庫内を見るように」とあって扉を開けると鰹の刺身なんかが入っていてちょっと驚いたこともあったくらいだ。
寮の食事は住み込みの寮長と通いの調理師のおばさんが二人で作っていた。
この寮長、今考えるとどういった経歴なのかアヤシイものだが早朝アルバイトに出勤するときに顔を合わせることが多くそのたびに「忙しそうだけど体には気をつけろよ」みたいなことを良く言われいていたような気もする。
次第に長々と説教のような感じになることも多かったのだが、稀に話をする寮生から聞くと「最近、昼から酒を飲んでてアル中みたいだよ、あのひと」と聞いた。
言われてみれば朝から会話する息が酒臭かった。とは言え、よくわからない20歳前後の学生を四六時中住み込みで相手にしていたら酒くらい飲みたくもなるだろう、くらいに考えていた。

当時外食と言えば代々木上原のアルバイト先近辺の居酒屋、喫茶店。月に1,2度割り振られる渋谷でのアルバイト後に歩いて帰る途中で食べるスパゲティが旨かった記憶がある。この時、食べていたスパゲティが今なお営業している「ハシヤ」であった。
また代々木上原でのアルバイトが明け、学校がなければバイト仲間と新宿か下北沢に繰り出してちょっとしたものを食べていた。新宿だとサブナードの「ロビン」、紀伊国屋書店地下の「ジンジン」、三越裏の「イタリアントマト」など。下北沢だとお好み焼きの「かどまえ」、スパゲティの「パンコントマテ」店名は忘れたが茶沢通りに抜ける路地にあった定食屋なんかをリピートしていた。
今残っているのは「ジンジン」くらいかな?

ちなみに「パンコントマテ」の向かい側には小さなバーがあってここで初めてカクテルなるものを飲んだ記憶がある。アレキサンダーやXYZ、サイドカーなんて名前がずらりと並ぶその脇に酒精度数の強弱が記されておりこの中ではルシアンが一番強いかな、なんてことを店のひとに聞きながらカポカポ飲んでいた。

今やかつての面影が一掃されつつある下北沢だが、駅の北東側の一画にはアヤシイ市場のようなエリアがありここでリーバイスの501、それとパチンコで勝った時にNBのスニーカーを購入したっけ。

前半は渋谷区に住まいながら徐々に都会での遊びに慣れ親しんでいた、そんな時期だった。

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