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花も嵐も踏み越えて鉄道人生44年

開発事業部も一年ほど経過したところで、千葉支社長になれと言われた。
会津坂下駅から千葉局人事課長になり、貨物課長も務めたいわば振り出しの地だ。
夢のような話だった。

人事課長になったときは、上野駅まで迎えに来てくれた長谷川・後藤両係長と総武線の普通車で立って千葉まで行ったけれど、こんどは特急のグリーン車で赴任した。
千葉駅に降りると、小鷲駅長が出迎えてくれた。
人事課に私より後から入って来た男、思わず握手をしたら、涙腺が少し崩壊した。

駅前の支社ビルは、管理局のときと変わらない。
泉、田口、今野と三人の局長に仕えて、いろんな思い出のある局長室に入って行くのも特別の感慨があった。

上がり症なので、局員を前にする赴任の挨拶がちゃんとできるかどうか、心配していたが、思い切って大きな声を出したら、あとはすらすらと話ができた。
「来た」というより「帰ってきた」という気持ちが強かった。
ほぼ20年ぶりの帰還だった。

すぐに、OBになっている昔の部下たちが訪ねて来てくれた。
それぞれ駅ビルなどの要職についていて、彼らと再び千葉局を良くする仕事に取り組めるということも嬉しかった。

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