サンテグジュペリの「人間の土地」でつづられる人が生きるという状況と、宮崎駿が映画を作る時の状況が僕なりの解釈ではあるが何となく似ているように思えた。
サンテクジュペリの他、郵便飛行のパイロットたちの状況、死と隣り合わせの郵便飛行、砂漠に不時着し遭難するサンテグジュペリ、アンデスに不時したギヨメの事。
映画を作っている宮崎駿は命の危険のある郵便飛行に飛び立ち、サハラに不時着しさまよう、命の危機にありながらも人間の生きること、価値のあるモノを見出していく。死の淵にこそ何かがある。宮崎駿のドキュメント(特に風立ちぬに関するもの「夢と狂気の王国」「プロフェッショナル 宮崎駿の仕事」)をみて感じた。
映画を作ること、郵便飛行に飛び立つことが何だか同じように感じた。映画を作るのは最後だと言いながら作り続ける。飛行機乗りが危険な事の先にある生きる意味をみいだしたり、極限の状態になってこそわかるものがあると知るようなモノなのかもしれません。
宮崎駿は色々なモノに影響を受けているはずです。サンテクジュペリ、半藤一利、親兄弟、児童文学、高畑勲というのは影響の一部のはずです。人というのは何かの影響をうけて生きていくのだとも感じました。サンテグジュペリが宮崎駿へ与えた影響は少なくはないと感じます。
僕の好き勝手な想像でしかありませんので、真実は分かりません。
「星の王子様」だけを読んでも分からなかった事が少し分かった気がしました。
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