
「このノート、結局見返してないな……」
仕事に活かすつもりで書き溜めたメモの数々。たくさん書いたのはいいものの、どのページを見ても情報が詰まりすぎていて、どこが大事だったのか思い出せない。
せっかく時間をかけて書いたメモを活かせないもどかしさ。「今度こそ実践しよう」と思っても、どこが重要ポイントだったのか思い出せず、結局は閉じてしまう……。
学びを仕事に活かすためにメモをとるには、やみくもに書くのではなく、目的意識をもつことが重要です。この記事では、学びを仕事に活かすための「ミニマルノート術」を紹介します。
いざ仕事に関する勉強を始めてみると、本に書いてあることがすべて重要に思えて、片っ端からメモしてしまう――。その結果、あとで見返したときになにを実践すればいいのかわかりにくい、という状況に陥っていないでしょうか。
もしかすると「自分なりの視点」がないことが、このような状況を招いているのかもしれません。
メモ力のカギ
インプットを始める前に、「自分はこの勉強を通して、なにができるようになりたいのか」と自問自答し、情報収集のための軸をもつことで、実践しやすいメモがとれるようになるのです。
自分なりの視点、つまり自分にとっての「学ぶ目的」を意識しながら、それ以外を削ぎ落としてインプットをする――そんな「ミニマルノート術」こそ、学びを仕事に活かすうえで必要なのです。

上記でも解説したように、インプットに対して自分なりの視点をもつことがなによりも大切。ノートの上部に、インプットの目的を簡単に書いておくと、ブレずに情報収集をすることができます。
情報をできるだけシンプルにまとめることで、あとから見直しやすくなります。そこで、ひとつのテーマにつき「結論」「理由」「実践方法」をそれぞれ1行ずつ、全部で3行程度にまとめるようにします。
上記で書いた実践方法を、実際に試して感想を書き留めます。インプットだけでなく、アウトプットして現場での感覚をつかむことで、より深い学びにつながります。
また、実践することで定期的にノートを振り返る機会にもなり、知識が記憶に定着しやすくなるメリットもあります。

📌 ミニマルノート術のポイント
実際に筆者が「ミニマルノート術」を実践してみました。筆者は最近、プレゼンスキルの基本をおさらいしているので、それをテーマとしました。
Before: 以前のメモの取り方

ひとつひとつは大切なポイントですが、書けば書くほどなにが重要なのかが読み取りづらくなるのが難点でした。
After: ミニマルノート術を実践

学ぶ目的:クライアントへのプレゼンをもっと論理的で伝わりやすいものにするため
結論:「PREP法」ができているか、必ずチェックする。
理由:構造が明確になり、聞き手に伝わりやすくなるから。
実践:○月○日の提案では、PREP法を意識し、結論をハッキリ先に言うようにする。
ほかの情報をばっさり削ぎ落とし、PREP法のことだけをメモ。「結論」「理由」「実践方法」の3つにしぼることで、ストレスなく見直せるようになりました。
筆者がプレゼンスキルを学び直したい理由をあらためて考えてみると、「クライアントへのプレゼンをもっと論理的で伝わりやすいものにするため」でした。
であれば、「論理的に伝える」以外の部分はわざわざメモする必要はありません。学ぶ目的を明確にしたことで、情報の取捨選択をする勇気がもてました。
そして、後日実践した感想を以下のように書き留めました。

2/24(月)
・結論をハッキリと先に伝えると、明らかに反応がよかった。断定的すぎるかと思っていたが、提案するならやっぱりことらのスタイルがよさそう。
・もっと相手の興味を引く具体例を挙げられると、提案がさらに通りやすくなりそう。
知識を得ても、活用するまではそれが本当に使える知識なのか、自分に合っているのかはわからないもの。実践し、振り返りを書き留めておくことで、「実際に自分が活用できるスキル」にすることができるのです。
ミニマルノート術で得られる効果
***
仕事の勉強のためにノートを書く目的は、あくまでも実際の仕事で学びを活かすこと。必要な情報を厳選し、実践に結びつけるノート術を取り入れることで、学習の効果は大きく向上します。本記事で紹介した方法をぜひ試して、仕事のスキルアップにつなげてみてください。
*1 STUDY HACKER|「ただのメモ魔で終わる人」と「自分らしく考えながらメモをとれる人」の決定的違いとは
大学では心理学を専攻。常に独学で新しいことの学習にチャレンジしており、現在はIllustratorや中国語を勉強中。効率的な勉強法やノート術を日々実践しており、実際に高校3年分の日本史・世界史・地理の学び直しを1年間で完了した。自分で試して検証する実践報告記事が得意。
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