繁盛するWebの秘訣「ウェブ解析入門」
アクセス解析分野で活躍されていて、仕事でもお世話になっている江尻さんの著書。
よく仕事で「ウェブからの注文比率を上げたい」と相談されることがあるが、こういう時は大概ウェブの部門と電話受注の部門が分かれており、顧客を食い合っているのではというケースが多い。本書では、ログ解析だけしてたら
部分最適にしかなりませんよ的な内容だったので、モヤモヤと考えていたことが文章化されていてすごく腑に落ちた。
評価と贈与の経済学
内田樹先生のブログはよく読んでいるが、改めて働く意味や生きる意味、結婚の意味まで考えさせられた本。
「自分がなにをしてもらえるかより先に、自分が他人になにをしてあげられるのかを考える人間だけが贈与のサイクルに参入できる」「競争社会というのは必然的にすさまじい規格化圧力が働く社会になる」「相互扶助・相互支援の安全保障体制を作り上げることが結婚の基本だと思う」というあたりの記述が印象に残った。
餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
本屋で見かけて面白そうだったので
Kindleで購入。会計とは、結局は事業がうまく回っているかどうかを「検証」するためのツールに過ぎないということがよくわかった。自分もそろそろ簿記や会計を勉強して、もう少し財務諸表を読めるようにしておかないと。
Webライティング実践講座
Kindle版を買おうか迷ったが、図書館にあったので借用。
ブログ書きを仕事の一部としている者として、そしてこれから多くの人が情報発信することが一般的になる時代において重要な、Webライティングの能力。
ズームイン/アウト型あらすじ、
ハンバーガーエッセイ、逆の事から書き始める、課題→解決策→やらない理由の否定→やるメリットの流れ等のライティングtipsが参考になった。中でも、タイトルを考える際に
Googleサジェストやキーワードツールを使うというのは今後すぐ実践できそう。
采配
名将、
落合監督の著書。といっても多分
ゴーストライターだろうけど。期待して読んだが、断片的な記述が多く、あまり頭に入ってこなかった印象。
「ライフスタイルがコンテンツになる」というのは最近とてもよく思わされること。自分の経験に基づいた、地に足の着いた稼ぎ方ができる時代になったんだなと。
稼ぎたければ働くな!
日本に数ある企業の中で、年に4000万円以上の利益を上げているのはわずか3%らしい。つまり、ほとんどの人は「働いても稼げていない」状態にあると指摘するこの本。
社長の仕事は「いかにして社員のモチベーションを上げるか」ということを様々な事例をもとに教えてくれた。「ムチよりも先にアメを与える」という方法は、経営者と従業員という関係だけにとどまらず、他人の行動を変えたいと思ったときに使えそうだと思った。
GS世代攻略術
現在の
団塊世代の多くは、地方から上京したあと現在は関東郊外に住んでおり、その子供は都心に居を構えているというファミリーモデルを説明している本。関東郊外一円を狙った「ドーナツ戦略」というのを初めて知った。
シニアシフトの衝撃
シニアビジネス
コンサルティングで有名な村田先生の著書。シニアビジネスの事例やアド
バイスが多く書かれている一方で、「豊かな高齢社会とは、高齢者だけが豊かになる社会ではない」という記述にとても共感した。
自分も高齢者にITを教えているが、それは回り回って社会の効率化、合理化に繋がり、最後には自分たち世代に利益がはね返ってくると思っている。
そろそろ会社辞めようかなと思っている人に
好きなことで食うには「システム」と「クレジット」が大事で、顧客(法人・公共)、商品(サブグッズ・共感)、課金(月額・成果報酬)、支払い(手軽・第
三者)、資源(タダ・参加者自身)の視点から考えればよいとのこと。
儲かる発想や
なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編など、最近はこういうビジネスモデル分析の本を読むのが楽しい。
ブログ飯
アフィリエイトで食っていくと覚悟してからの挫折と成功がリアルに書かれていて貴重。確かに退路を断たないと本気で取り組めないなと。本の最後にある奥さんが書いた一章が面白い。肝が座ってるし、文才がある。
あなたが輝く趣味起業のはじめかた
嫁が図書館から借りていて、ちょっと読んでたら意外とよかった本。
「企業や友人が決してやらないようなサービスでやれ」「非常識マトリクスを使え(場所、時間、色、素材、大きさ、シーン、形、性別、国)」「情報発信→ファン作り→販売→リピート化」など、他の本でも触れられているけど結構わかりやすく書かれていた印象。あと実際に趣味起業をやった人の事例もいくつか載せられていて、自分でもできそうだなと後押ししてくれる。
外資系コンサルのスライド作成術
パワポでのスライド作成は2パターンあって、
セミナー等で話す際に使う発表用と、分析や調査結果を掲載するレポート用に分けられる。そのうち後者の方については、個人的にはこの本がファイナルアンサーな感じ。企画や調査に関わっている人にはおすすめ。