ヘリックス中隊
ヘリックス中隊
一般的な情報
組織の情報
ビークル
活動場所
歴史的な情報
主な戦闘
その他の情報
- 「ヘリックス中隊、ゴザンティ級輸送船の準備中だ。待機せよ」
- ―帝国軍のハンガー・コントロール[出典]
ヘリックス中隊（Helix Squadron）は銀河内戦期に活動した銀河帝国のスターファイター中隊である。帝国が惑星オルデランを破壊した後、オルデラニアンの残党狩り任務に送り出された。しかし隊長のリンドン・ジェイヴス大尉は任務の途中で部下たちを裏切り、共和国再建のための同盟へ離反した。
歴史[]
フォスター・ヘイヴン[]
- 「情報によれば、オルデランの船団らしき物がフォスター・ヘイヴンに向かっている。お前はそれを引きずり出して殲滅しろ」
- ―リンドン・ジェイヴス大尉に対し、レイ・スローネ准将[出典]
銀河帝国が惑星オルデランを破壊した後、シス卿ダース・ヴェイダーはオルデラニアンの残党狩りを帝国軍に命じた。ヴェイダーは、オルデラニアンの生存者が反乱と無政府運動を銀河系に広めている主張し、彼らを滅ぼして初めて、オルデランの破壊は完璧なものになると告げた。[1]
フォスター・ヘイヴンに到着したヘリックス中隊
やがて帝国宇宙軍のレイ・スローネ准将は、オルデラニアンの難民船団が交易所フォスター・ヘイヴンへ旅したという情報を掴み、ヘリックス中隊の隊長であるリンドン・ジェイヴス大尉に船団の殲滅を命じた。ジェイヴスはTIEアドバンストv1に乗り込み、標準装備のTIE/ln制宙スターファイターからなるヘリックス中隊を率いてフォスター・ヘイヴンへ向かった。交易所を封鎖して敵の逃亡を阻止するため、アーキテンス級司令クルーザーとゴザンティ級クルーザー、クエーサー・ファイア級クルーザー＝キャリアーが中隊に同伴した。[1]
交易所の小惑星に到着すると、ジェイヴスはヘリックス中隊にパトロールを命じ、BFF-1やGR-75中型輸送船など、なんの罪もない商人からスパイスの密輸業者に至るまで、交易所を行き交うさまざまな貨物船や輸送船をスキャンさせた。フォスター・ヘイヴンのステーション主任はヘリックス中隊の行動に怒り、TIEファイターを攻撃するためステーションの防衛タレットを起動した。ヘリックスが全てのタレットを破壊すると、今度はT-65B Xウイング・スターファイターの一団が小惑星のトンネル内から出現し、TIEファイターを迎撃した。[1]
Xウイングをすべて撃退した後、ヘリックス中隊のテリサ・ケリル中尉と彼女のウイングメイトは、同じトンネルの奥でオルデラニアンの難民を乗せた3隻のGR-75中型輸送船が脱出の準備をしていることに気づいた。彼女たちは輸送船を攻撃しようとしたが、ジェイヴスは部下たちのTIEファイターにイオン・ミサイルを放ち、機能停止させた。オルデラン破壊以来、帝国への信頼を失っていたジェイヴスはこのとき完全に忠誠を捨て、オルデラニアンの逃亡に力を貸すことに決めたのである。彼は帝国軍の追跡を妨害するためトンネルを破壊し、船団を小惑星の外へ逃した。しかしインペリアルII級スター・デストロイヤー＜ヴィジランス＞とアーキテンス級艦4隻が彼らの行く手を阻んだ。[1]
一方、オルデラニアン艦隊の救難信号を受け取った反乱同盟は、エコー中隊をフォスター・ヘイヴンへ送り出した。ジェイヴスは同盟軍に手助けを申し出て、彼らとともにオルデラニアンの輸送船を防衛した。オルデラニアン船団は封鎖がゆるんだすきに逃げ出し、エコー中隊はスター・デストロイヤーの追跡装置を破壊して光速に飛び込んでいった。[1]
その後[]
- 「よく戻った、パイロット。フォスター・ヘイヴンのことがはるか昔のようだ。一人の愚か者が中隊を裏切り、我々真っ当な士官が『左遷』される羽目になった。お前は外縁部に送られたと聞いた。私はメラム・セクターで、つまらん燃料輸送の護衛任務だ」
- ―かつてのヘリックス中隊隊員に対し、テリサ・ケリル[出典]
帝国から離反したヘリックス中隊の元隊長リンドン・ジェイヴスは、やがて新共和国でヴァンガード中隊の指揮官となった。残されたヘリックス中隊の隊員たちも配置換えとなり、テリサ・ケリル中尉はメラム宙域で燃料輸送の護衛任務を担当することになった。またヘリックス中隊隊員のひとりはアウター・リム・テリトリーへ送られた。しかしケリルはやがてインペリアル級スター・デストロイヤー＜オーバーシアー＞の艦長となり、アウター・リムへ送られたかつての仲間をタイタン中隊に招集し、新共和国のスターホーク計画を阻止するためジェイヴスと戦うことになった。[1]
組織[]
- 「わかったな、大尉？」
「もちろんです、スローネ准将」 - ―レイ・スローネとリンドン・ジェイヴス[出典]
ヘリックス中隊はTIEパイロットたちによって構成される帝国宇宙軍のTIEファイター中隊であり、オルデラン破壊当時はリンドン・ジェイヴス大尉が隊長を務めていた。またテリサ・ケリル中尉が彼の副隊長を務めた。銀河内戦の時代、ヘリックス中隊はレイ・スローネ准将から司令を受けていた。[1]
隊員[]
フォスター・ヘイヴンの戦い当時
- リンドン・ジェイヴス大尉（TIEアドバンストv1）（離反）[1]
- テリサ・ケリル中尉（TIEファイター）[1]
- ヘリックス3：名称不明のTIEファイター・パイロット[1]
- ヘリックス4：名称不明のTIEファイター・パイロット[1]
- ヘリックス5：名称不明のTIEファイター・パイロット[1]
- 名称不明のTIEファイター・パイロット[1]
戦力[]
- 「部隊は通常通りのシグマ＝ナイン装備で…」
「いや、今日は標準のTIEで行く」
「昔のようにですか？それなら少しは楽しめそうです」 - ―テリサ・ケリルとリンドン・ジェイヴス[出典]
ヘリックス中隊はレイ・スローネの艦隊に属し、インペリアルII級スター・デストロイヤー＜ヴィジランス＞を拠点としていた。この中隊は通常、シグマ＝ナインと呼ばれる装備をスターファイターに使用していたが、しばしば標準的なTIE/ln制宙スターファイターで任務に臨むこともあった（ケリルはこれを“昔”のやり方と評した）。また隊長のジェイヴスはフォスター・ヘイヴンの任務でTIEアドバンストv1に搭乗した。ヘリックス中隊のTIEは、ゴザンティ級クルーザーを利用してハイパースペース・ジャンプを行った。[1]
登場作品[]
- Star Wars：スコードロン（初登場）