MCP Documentation Server @AI Coding Meetup #1

Yoshiki Nakagawa

April 08, 2025

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Transcript

1. MCP Documentation Server Yoshiki Nakagawa 2025/04/08 AI Coding Meetup #1

2. 自己紹介

3. 中川 佳希 / ナカガワ ヨシキ @yyoshiki41 略歴 2013 年 4

   月 株式会社エウレカ入社 2020 年 6 月 株式会社 LayerX 入社 DX 事業部 2020 年 7 月 LayerX Invoice（現バクラク）の開発 2022 年 9 月 プロダクト横断の開発組織 Enabling Team 2024 年 1 月 バクラク事業 CTO Keep Typing —— バクラク CTO が"効率化"よりも大切にするもの 趣味は車とラジオを聴くこと @yyoshiki41 © LayerX Inc. 3

4. 最近の関心事 ▸ AI-BPO サービスの開発 日経：LayerX、AIエージェントに参入 請求書受け取り代行など ▸ LLM とブラウザ ARIA

   Snapshots と Playwright MCP ▸ AI Coding © LayerX Inc. 4

5. © LayerX Inc. 5

6. © LayerX Inc. 6

7. © LayerX Inc. 7

8. 目次

9. ▸ Preface ▸ AI Guild ▸ 開発ドキュメントとコードベースを同じ場所で管理する ▸ MCP Documentation

   Server © LayerX Inc. Table of Contents 9

10. Preface

11. Preface AI を使った開発は順調ですか? A. なにも問題ない B. まだまだ道半ば （おそらく）多くの人が B. まだまだ道半ば

    に感じているはず。 © LayerX Inc. Preface 11

12. AI Coding assistant の現在地 2025-04-06 / X への投稿 summarized all

    responses, here are the top tips from @cursor_ai community 16. understand the limitations of ai coding assistance ️ 限界を理解して付き合っていくのが現在地 この場が知見共有の機会となれば幸いです! Preface © LayerX Inc. 12

13. AI Guild

14. Bet AI Guild を組成 冒頭にあった通り、『Bet AI』への行動指針アップデートを機にバクラクでは、Bet AI Guild を組成 Guild：特定の技術領域や関心事に対し、プロダクトやチームを越えて継続的な議論や意思決定が必要な場合

    に、有志のメンバーによって構成されるチーム Do and Don't lists やること やらないこと ・ AI ツールの導入 ・ AI ツールの環境整備（泥臭い所も） ・ In-house（社内用）アプリの開発 ・ 社内外に向けた発信 ・プロダクトの機能開発 © LayerX Inc. AI Guild 14

15. 開発ドキュメントとコードベースを同じ場所で管理する 問題️：Design Docs などの開発系ドキュメントが Notion にあり、Cursor, Cline や Dein などの

    AI Coding ツ ールにナレッジとして与えるのが難しい。 解決方法：ドキュメントとコードベースを同じ場所（= 実質的に Git レポジトリ）で管理する。 ️ Design Docs はある機能や仕組みを実装するための設計情報、チーム内外でコンセンサスを取るためにも 用いる。だれの何の問題を解決するのか、アーキテクチャやサービスのインターフェイス、データモデルはど う定義するか、など具体的な実装指針を記したもの。Design Docs は実装方式が変わるたびに可能な限り更 新し、最新の状態を維持することが望ましい。現在 300 ファイル以上。 © LayerX Inc. AI Guild 15

16. 開発ドキュメントとコードベースを同じ場所で管理する 別案として Notion MCP (3rd-Party) もあるが、API で検索を使いこなす難しさや Notion のセマンティック検 索の精度にそもそも不満があった。

    また、PdM が「製品の実装に関する情報を Cursor に問い合わせる」という行動様式の変化を目撃したのも 意思決定の理由の一つ。 © LayerX Inc. AI Guild 16

17. 開発経験ゼロの PM が語る、Cursor 利用で変わ った 5 つの業務 / @michiru_da >

    Cursor でできるようになったこと 1. ちょっとした開発への挑戦 2. 既存機能の仕様確認がスムーズに 3. SQL クエリの半自動化 4. お客様向けのガイド作成時間が半減 5. ドキュメント参照型のコンテンツ生成 AI Guild © LayerX Inc. 17

18. Notion to Markdown の実装 1. Notion API 経由でページを一括取得 2. Notion

    固有の Block 構造を Markdown に変換 3. docs/ 配下にコミットする AI Guild © LayerX Inc. 18

19. 開発ドキュメントとコードベースを同じ場所で管理する Achievements ▸ AI Coding ツールに Git レポジトリ内で、ファイル参照させることが出来る @docs/~ で参照させて、AI

    に実装を指示できる ▸ PdM やエンジニアが自然言語で問い合わせて、調査が出来る 「~を調べて、mermaid で出力して」などの指示に、実装コード + ドキュメントから答 えてくれる © LayerX Inc. AI Guild 19

20. MCP Documentation Server

21. Mastra / The TypeScript Agent Framework Mastra Agent と MCP

    サーバーの連携ではなく、Mastra を利用する開発者に向けたドキュメントが公式 MCP サーバーとして提供されているという話です。 Introducing Mastra MCP Documentation Server @mastra/mcp-docs-server provides direct access to Mastra's complete knowledge base in Cursor, Windsurf, Cline, or any other IDE that supports MCP. pnpm create mastra@latest でプロジェクトを開始するとインストールが促される。また、 mastra/.cursor/mcp.json にも Cursor 用の設定が同梱されている。 © LayerX Inc. MCP Documentation Server 21

22. Mastra MCP Documentation Server 以下のドキュメントがツールとして提供されている 1. Blogs 2. Documents 3.

    Examples 4. CHANGELOG ツールやライブラリが公式に MCP Documentation Server を Developer (と AI) 向けに提供する は、今後 トレンドになりそう © LayerX Inc. MCP Documentation Server 22

23. Documents Tool を提供するための実装 1. prepare-docs スクリプトを実行、 mastra/docs/src/content/docs 配下をコピーする 2. ディレクトリ階層構造とファイル名を全て、

    Tool Parameters のディスクリプションに含める 3. Tool 呼び出しは、1つ以上のパス (サブディレ クトリ名かファイル名) を指定、MCP Server は コンテンツか対応するサブディレクトリ内のフ ァイル一覧を返す コンテンツへのキーワード検索ではなく、ディレ クトリ構造/ファイル名を索引として利用して、 Tool 呼び出しとそのパラメータを LLM に判断さ せている MCP Documentation Server © LayerX Inc. 23

24. Mastra MCP Documentation Server ちなみに、Blogs Tool はトップページ (https://mastra.ai/blog) をスクレイピングして、 <a

    href="/blog/*"> に マッチする要素を全て取得。URL リンクの一覧を索引として、MCP Client に提供している。 © LayerX Inc. MCP Documentation Server 24

25. Bakuraku MCP Documentation Server バクラクは monorepo で開発しているため、ツールも同じ場所 (monorepo内) で管理している。 Document

    Store には OpenSearch を用いて、キーワード検索を実装。 ※ Embedding は行っていない。 (ハイブリッドサーチがしたくなったら、クラウド環境で中央集権的にホスティングか ) © LayerX Inc. MCP Documentation Server 25

26. Bakuraku MCP Documentation Server Mastra 同様 ▸ MCP Server 起動時に

    docs/ 配下をインデクシング コンテンツ毎に、index を作成 (Design Docs, UI Guideline) ▸ index 単位で Tool 提供する - docs/design-docs は、Design Docs の検索ツール - docs/ui-guideline は、UI Guideline の検索ツール - TBD: お客様に公開しているバクラク利用ガイド。認証付きで Zendesk 公開しているため、mastra のように スクレイピングを検討 © LayerX Inc. MCP Documentation Server 26

27. Bakuraku MCP Documentation Server を実装しての気付き ▸ MCP Server 自体の実装よりもデータの整備 ▸

    Cursor においては Codebase Indexing を持っているため (同じレポジトリに含まれてい るなら)、LLM モデルにとってどの程度有用かは不明 ▸ MCP Tool 提供のメリット(面白さ) は、Tool の input/output 設計と実装が出来る点 例えば、Highlight query matches を実装したり、辞書による検索改善が出来たり © LayerX Inc. MCP Documentation Server 27

28. 気付き ▸ AI 賢い 検索ドキュメントが見つからなければ、検索ワー ド変えて、探そうとしてる ️ MCP Documentation Server

    © LayerX Inc. 28

29. AI Coding © LayerX Inc. AI Coding 29