
(引用元:NASA)
深宇宙の闇に浮かぶ、赤みを帯びた天体と、その傍らに寄り添う小さな黒い影。こちらは、太陽系外縁の準惑星「マケマケ(Makemake)」と、その衛星「MK2」を描いた想像図です。
マケマケが位置するのは、太陽から地球までの距離の50倍以上も離れたカイパーベルトです。そこには、約45億年前に太陽系が誕生した頃の「凍った材料」が、今もタイムカプセルのように残されていると考えられています。

この想像図で特に目を引くのは、二つの天体の色の違いです。
マケマケの表面は、明るく凍ったメタンに覆われており、そのメタンに複雑な有機物が混ざることで、全体として赤みを帯びた色合いになっていると考えられています。一方のMK2は直径およそ160〜175kmと、マケマケ(約1400km)の9分の1ほどのサイズしかありません。小さく重力が弱い天体であるため、メタンのような揮発性の高い氷をつなぎとめておくことができず、マケマケよりずっと暗い表面をしているとみられます。
マケマケは2005年に発見された当初、「2005 FY9」という仮符号が付けられ、ちょうどイースター(復活祭)の時期だったことから、研究チームの間では「イースターバニー(Easterbunny)」という愛称でも呼ばれていました。
その後、イースター島(ラパ・ヌイ)の神話に登場する人間を創造した神「マケマケ」にちなんで命名され、2008年7月19日に国際天文学連合(IAU)によって正式名称として承認されています。
編集/sorae編集部





