2025年3月20日11時27分追記:最新バージョンが告知なく配信停止され、トーク履歴のデータが全て消失したとの報告があるため、本機能を試さないで下さい。
LINEは、Android端末をサブ端末として利用できる機能の提供について告知しました。この機能はLINEアプリバージョン15.3.0以降で順次利用可能になるとのことです。
LINEアカウントを登録した端末とは異なる端末を「サブ端末」として設定することで、同じLINEアカウントを複数の端末で利用できるようになるとのこと。
まともにマルチログインのできないLINEですが、ようやく機能改善に至ったようです。
今のところiPhoneをメイン端末として、Androidをサブ端末にすることが可能。iPhoneメインの人には朗報かもしれません。
なお、逆は不可能となっていますので、iPhoneがサブ機でAndoridスマホがメインの人は、Androidスマホのメイン利用をやめることになってしまいそうです。
LINEでアカウントを作成した端末とは別の端末に、LINEアプリをダウンロードし、ログイン→「サブ端末」→「OK」→表示されたQRコードをメイン端末で読み取ることで、サブ端末としてログインできるようになるとしています。
サブ端末はメイン端末と異なり、一部の機能が制限されているとしています。サブ端末ではできないことの例として、LINEアカウントの引継ぎ、年齢確認、トーク履歴のバックアップ、スタンプや絵文字などの有償アイテムの購入、テーマの設定が挙げられます。「一応直近のメッセージ同期はされてくるLINE Liteが、LINE本体アプリに限定的に戻ってきた」みたいな感じでしょうか。
なお、公式による説明が非常にわかりにくいですが、これは従来のPCやiPadのサブ端末の仕組みの延長のようで、「サブ端末」として同時にログイン可能な台数は、Android端末が1台、PCが1台、iPadが1台の計3台までとなっているそうです。確かに複数端末でのログインではあるけど、メイン端末の縛りが存在するので、一般的なサービスと比較した場合のマルチログインとしては片手落ち感もあります。
つまりiPhoneを2台使っている人も、今回の機能改善の恩恵にあやかることはできません。「Androidタブレットを使っている人が困るので渋々対応した」ぐらいが本音かもしれないですね……。
Sponsored Linkそもそも消えたLINE Liteは、本来廃止すべきではなかったと今さら気付いたんですかね?正直なところ、筆者はLINEをインストールしておらず、検証に必要な場合を除き基本的に使っていません。速やかにデファクトとしての地位を喪失し、メッセージングサービスの競争が活発化することを願います。