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但馬国・楽々前城攻城記。 その4 <南城のⅨ郭~Ⅶ郭>

「その3」のつづきです。

南城Ⅶ郭を過ぎて、高い切岸の段郭を数段登って南下し、Ⅵ郭の北側下の段まできました。


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Ⅳ郭北の段郭。


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ここで縄張り図を載せます。

引用・加筆:『近畿の城郭Ⅴ』

発行所:戎光祥出版


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南城だけ拡大した縄張り図。


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Ⅳ郭切岸です。


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Ⅳ郭切岸には石積みが見られます。


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Ⅵ郭東側の石積み。

おそらく垣屋氏が築いた石積みと考えられます。


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Ⅳ郭に上がります。


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Ⅳ郭です。


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Ⅵ郭から見たⅠ郭切岸


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Ⅴ郭石積み

なんかお寺っぽい気もしますね。


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Ⅴ郭からⅠ郭切岸を見上げます。


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東側のⅢ郭です。

縄張り図を見ればわかりますが、Ⅳ郭、Ⅴ郭、Ⅲ郭、Ⅱ郭は、主郭のⅠ郭の周囲をめぐる帯郭のような構成になっています。

主郭Ⅰとこれらの帯曲輪群の高低差58ほどで、その斜面に石積みが施されていたとなると、この主郭部をいいかに厳重に防御していたかがわかりますね。


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Ⅱ郭とⅢ郭の間から東に落ちる竪堀を上から。


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Ⅱ郭とⅢ郭の間から東に落ちる竪堀を横から。


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Ⅱ郭


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Ⅱ郭からⅠ郭切岸を見上げます。


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そして主郭Ⅰ


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主郭は広く削平もきれい。


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石がゴロゴロ落ちているのは、何かの痕跡でしょうか?


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主郭東側には、一段下がった張り出し部分があります。

この下がⅢ郭です。

ここに兵をおいてⅢ郭を上から見張っていたのかな?


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主郭部まで攻略したところで、「その5」につづ



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# bysakanoueno-kumo |2025-04-02 20:02 |兵庫の史跡・観光 |Trackback |Comments(0)

 

但馬国・楽々前城攻城記。 その3 <南城のⅨ郭~Ⅶ郭>

「その2」のつづきです。

南城エリア北側の段郭を南へ進んできました。


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Ⅸ郭北側の堀切土橋D

美しいプロポーションの土橋です。


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土橋横の堀切


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土橋を渡って、西側の堀切から落ちる竪堀の堀底を進みます。


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竪堀を上から。


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竪堀を下から。


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ここで縄張り図を載せます。

引用・加筆:『近畿の城郭Ⅴ』

発行所:戎光祥出版


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南城だけ拡大した縄張り図。


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竪堀から南側を見ると、Ⅸ郭西側の畝状竪堀群が見えます。


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畝状竪堀群を横から。


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畝状竪堀群を下から。


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畝状竪堀群を上から。


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土橋Dに戻って、Ⅸ郭虎口進入。


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Ⅸ郭です。


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Ⅸ郭から見たⅧ郭切岸。


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Ⅸ郭からⅧ郭西側の畝状竪堀Cへ。


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Ⅷ郭西側の畝状竪堀C


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いろんな角度から。


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に上がってきました。


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長享2年(1488年)7月、山名政豊が播磨から撤退すると、但馬は守護家の山名氏と守護代の垣屋氏が対立する緊迫した情勢になります。

同年9月、あくまで播磨侵攻を主張する垣屋続成らを筆頭とする26人の国人たちが、政豊を廃して備後守護の山名俊豊(政豊の長男)を擁立しようとし、政豊の籠る木崎城を包囲しています。

その後も幾度となく合戦、和解を繰り返しますが、明応8年(1499年)に政豊が没し、その子・致豊が守護となると、永正元年(1504年)夏には垣屋続成と山名致豊の抗争が再燃し、続成が山名氏の本城・此隅山城を攻めています。

この戦いの結果は不明ですが、翌年の6月に将軍足利義澄が両者に和睦勧告をしている記録が残されています。


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その後、永正8年(1511年)8月、垣屋続成と山名致豊は和睦し、続成は守護代となったようです。

その翌年には、山名致豊は弟の誠豊に守護職を譲り、垣屋続成は楽々前城から鶴ヶ峰城に移っています。


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Ⅶ郭まで来たところで、「その4」につづきます。



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# bysakanoueno-kumo |2025-03-25 18:30 |兵庫の史跡・観光 |Trackback |Comments(0)

 

但馬国・楽々前城攻城記。 その2 <南城の北側段郭~Ⅹ郭>

「その1」のつづきです。

北城エリアを制覇したので、南城に向かいます。


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南城の北側も、北城と同じような段郭が数段つづきます。


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楽々前城の城主・垣屋氏は但馬国守護職の山名氏の重臣で、「山名四天王」の一角として守護代も務めますが、史料に確認できる垣屋氏の所見は、明徳2年(1392年)の明徳の乱のとき、京都二条大宮の合戦山名時煕を救出して討死した垣屋弾正忠頼忠です(明徳記)。

それ以前の『吾妻鏡』『太平記』の時代には垣屋氏という武士の存在は確認できないようです。


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明徳の乱以来着々と力を蓄えていた垣屋氏は、15世紀半ば以降、守護代家としての地歩を固め、筆頭家老として山名氏を支えることになります。

垣屋弾正忠頼忠の孫に代の三兄弟の長男・垣屋熙続は越前守、次男の垣屋熙知は越中守、三男の垣屋豊茂は駿河守となり、それぞれ越前守家は楽々前城、越中守家は宵田城、駿河守家は轟城を受け持ちました。

以後、ここ楽々前城は代々越前守家(長男家)の城として引き継がれていきます。


但馬国・楽々前城攻城記。 その2 <南城の北側段郭~Ⅹ郭>_e0158128_19032585.jpg


ここで縄張り図を載せます。

引用・加筆:『近畿の城郭Ⅴ』

発行所:戎光祥出版


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南城だけ拡大した縄張り図。


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北側の段郭を数段登ると、小さな堀切土橋が現れます。

縄張り図では堀切Fとあります。


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土橋から見下ろした堀切F


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堀切Fの南側には、南北に掘られた塹壕があります。

これはどういう意図のものでしょう?


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そしてその南側にある堀切E

深い!

向こうに見える見事な切岸はⅩ郭の切岸

高い!


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上から見下ろした堀切Eから落ちる竪堀


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下から見上げた竪堀E


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竪堀を登って堀切E


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しつこく堀切Eを斜め角度から。


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堀切の東側にはスロープ状に湾曲した土橋があります。


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土橋を渡ります。


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Ⅹ郭に上がってきました。


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Ⅹ郭はそれほど広い曲輪ではありませんが、周囲を土塁で囲っています。

この北側が高い切岸と深い堀切Eで守られていることを考えると、ここが北側から攻めてくる敵を防御する最初の砦だったのでしょうね。


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Ⅹ郭から見下ろした北側の堀切E


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そしてⅩ郭から南へ進むと、またまた堀切と高い切岸が見えてきます。

なんか魅力的な遺構の予感がしますが、お楽しみは「その3」にて。



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# bysakanoueno-kumo |2025-03-21 19:06 |兵庫の史跡・観光 |Trackback |Comments(0)

 

但馬国・楽々前城攻城記。 その1 <北城>

今回は但馬国、楽々前城です。

難読で有名な城ですが、「ささのくまじょう」と読みます。

「らくらくまえじょう」ではありません。


兵庫県北部を北流して日本海に注ぐ円山川の支流・稲葉(いなんば)川の右岸にある標高307の山上に位置し、城主は、但馬国守護職の山名氏の重臣で、「山名四天王」の一角として守護代も務めた垣屋氏と伝わります。


楽々前城は北城エリアと南城エリアに分かれます。

まずか北城から。


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北側の道場淵から。

右側の山の尾根上に城跡があります。


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北側に流れる稲葉川。

登山口も登山道もなく、この川を渡ってすぐの墓地のあたりから直登して尾根に取り付きます。

この北側の山裾を流れる稲葉川が天然の堀の役割を果たしているようにも思えます。


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ここで縄張り図を載せます。

引用・加筆:『近畿の城郭Ⅴ』

発行所:戎光祥出版


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北城だけ拡大した縄張り図。


但馬国・楽々前城攻城記。 その1 <北城>_e0158128_19045395.jpg


直登10ほどで城域に到着します。

北城の北側は数段の小さな段郭が配置されています。

まずはその北の端から。


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段郭3段目

ここまで土塁などの防御はありませんね。


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段郭6段目から南側堀切

ここで初めて土塁があります。


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堀切土橋


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ちょっと太めの土橋です。


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堀切を下から。


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堀切から北西を見下ろすと、小さな帯郭があります。


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堀切を越えて段郭7段目を過ぎると、大きな岩がむき出しになった急斜面を登ります。

これは切岸ではなく、自然地形なんでしょうね。


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北城の主要部分に登ってきました。

主要部分は最上段のⅪ郭を中心に南北に4段の段郭で形成されています。

その一番北側の段は、ご覧のとおり激藪でした。

インスタで予習してきた限りでは、こんなに藪ってなかったんですけどね。


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藪を抜けた先の竪堀


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Ⅺ郭の低い切岸。


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そして、Ⅺ郭に上がります。

縄張り図ではⅪ郭とありますが、ここが実質北城の主郭ですね。


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見上げると、こんな紅葉


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主郭のⅪ郭から南の一段下へ。

西側にスロープ土橋があります。


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北城最南端の郭からの北東眺望

江原方面、その向こうには豊岡市街地が見えます。

ここは北東の豊岡盆地から西側の神鍋方面、美方盆地が一望でき、八鹿、村岡、竹野、豊岡からの街道が交錯する交通の要衝でもあります。


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北城最南端の土塁


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土塁上から南側を見下します。


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北城最南端の郭から西側に降りて、縄張り図にある竪堀を見にきましたが、よくわかりませんね。


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さて、北城を攻略したところで、「その2」につづきます。



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# bysakanoueno-kumo |2025-03-18 19:32 |兵庫の史跡・観光 |Trackback |Comments(4)

 

丹後国・二箇城。

五箇城を下山した時点で17時。

この日は他にも3城ほど縄張り図を持ってきていたのですが、五箇城が思いのほか時間がかかってしまい想定を大幅に推してしまいました。

普通ならここで打ち止めの時間ですが、予備で持ってきていた二箇城がすぐ近くにあり、しかも、ほとんど登らないし単郭でサクッと見れそう・・・ということで、夜襲することに。


丹後国・二箇城。_e0158128_20021473.jpg


小さな神社の鳥居をくぐって石段を登ると、その神社の裏がすぐに城域になっています。

鳥居に扁額がなかったので、神社名がわかりません。

地図にも載ってなかったし。


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縄張り図

引用・加筆:『京都府中世城館跡調査報告書』

発行所:京都府教育委員会


丹後国・二箇城。_e0158128_20054174.jpg


城域に入っていきなり現れた大堀切

そのまま南側に竪堀となって落ちています。


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堀切は二重になっていて、東側にもう一条あります。


丹後国・二箇城。_e0158128_20094260.jpg


二重堀切東側の高~い土塁からに降りてⅠ郭から土塁を見上げます。

高い!

暗い!!!

縄張り図ではⅠ郭となっていますが、単郭なのでⅠ郭しかありません。


丹後国・二箇城。_e0158128_20103064.jpg


竪堀を降りて帰ります。


丹後国・二箇城。_e0158128_20130927.jpg


振り返るとこんな感じ。

下山したのは17時半。

秋分の日から半月後とはいえ、さすがに暗かった。


丹後国・二箇城。_e0158128_20155079.jpg


おまけ。

二箇城のあった苗代という村は、稲作発祥の地という伝承があるそうです。

食物の神である豊受大神は、天照大神のために稲作を試みたとされています。

そのとき初めて籾種を水に浸したのが苗代の「清水戸」だったそうで、その籾種を蒔いたところが「月の輪田」といわれているそうです。


丹後国・二箇城。_e0158128_20155546.jpg


また、古歌に「いざなぎや 種をひたする清水戸 五穀始まるこれぞ苗代」ともあります。

月の輪田は、稲作発祥神話に由来する御田であり、代々の領主は除地としてこれを保護し、毎年身を清めて稲を作り、白米一斗三升を初穂として伊勢神宮に奉納していたそうです。


丹後国・二箇城。_e0158128_20155872.jpg


二箇城は五箇城の支城とも出城ともいわれているようですが、詳細はわかっていません。

五箇城はここから南に1.5kmほどの場所ですから、何らかの関連はあったのでしょうね。



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# bysakanoueno-kumo |2025-02-13 16:37 |京都の史跡・観光 |Trackback |Comments(2)

 

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五十にして未だ天命を知らず
by sakanoueno-kumo
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プロフィール

●兵庫県在住
●57歳

歴史小説と大河ドラマと史跡めぐりと珈琲とビールをこよなく愛し、サザンと浜省とハードロックと白湯ラーメンが大好きで、息子に厳しく娘に甘く女房に頭が上がらない、昭和によくいたタイプの中年(初老?)のおっさんです。

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> heitarohさん..
by sakanoueno-kumo at 18:28
お気持ちよくわかります。..
by heitaroh at 10:57
> heitarohさん..
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>heitarohさん..
by sakanoueno-kumo at 17:06
稲作発祥??これは結構、..
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インスタばかりと言ってお..
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> とくべえさん..
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ずっと触れられてなかった..
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> heitarohさん..
by sakanoueno-kumo at 18:28
近鉄にもかんべって左投手..
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