ニューヨーク郊外の一般的ユーティリティ

電気・ガス・水道(プロパンガス・オイル)
この三点セットは新しくニューヨーク郊外にお住まいになる方が、それぞれのユーティリティ会社にアカウントを作りお使い頂くことになります。
*ユーティリティのアカウントセットアップについてはもちろん無料でご相談・お手伝いさせて頂いております。
今回は、ニューヨーク郊外の一般的な住宅に関するエネルギー源のお話です。
・賃貸住宅の場合は、まだ少ない太陽光パネルによる発電
・風力エネルギー
・近年広がりつつあるけれど、まだ少ない地熱利用の暖冷房
こういったものは、数が少ないので今回は話題から外します。
住宅を購入した際・賃貸した際にご自分のお名前でアカウントを作成していただく必要があります。
実際、アカウントの名前が前の所有者/テナントから次の方に変更になるだけで、電気・ガス・水道が切れるわけではありません。
家に入ったら、ブレーカーをあげる。という作業もありません。そのままお使いになれます。
特に家が冬期に長い間空家になっていて、Winterizeされている場合を除き、水もガスも電気もすぐ使えるのです。
退居される時もアカウントの名前を新しいオーナーやテナント名に変更し、サービス自体を切ることではないため、アカウントをクローズするという手続きになります。
今の時期まだまだ必要で重要な暖房とお湯の燃料について。物件によって燃料はそれぞれ異なります。
・ナチュラルガス
・オイル
・プロパンガス
・電気
が燃料になっています。
ナチュラルガスはまさに都市ガスのイメージ。パイプラインでガスが運ばれてきます。
オイルは車にガソリンを入れるように、家に給油口がついていて、契約したオイル会社が適宜入れに来ます。

給油口が左、すぐ右はVent用のパイプ
オイル会社が、使用量を推測しオイルタンクが空にならないように自動的に入れに来てくれます。在宅の必要はありません。
プロパンガスは都市ガスが来ていないエリアまたは物件で:
クッキングはプロパン+暖房はオイル
暖房もクッキングもプロパン
クッキングは電気 などなど
色々な組み合わせが出来ます。


横型はとても大きく、地中に埋まっている場合も多いです。地中のオイルタンクはタンクの老朽化でオイルが漏れだし、土壌を汚染するといわれていますが、プロパンの地中タンクは危険はないそうです。(諸説あると想像しますが)
ウエストチェスターの多くの町をカバーしているCon-Edison(電気ガス会社)は2019年3月から始めたモラトリアムを2023年12月に解除しました。
この間、オイルを燃料にしている物件をガスに変換したくても出来なかったのですが、現在は、費用負担をすればガスを引くことができるそうです。
家の前の通りにガス管が来ている場合と、ガス管まで離れている場合はコスト面や工事が可不可があります。詳細は直接Con-Edisonにご確認ください。
いわゆる大邸宅エリアはZoning上2Acre Zoneだの3Acre Zoneだの家の敷地の広さが広大になりますので、一軒一軒ガス管や、水道管を引っ張ってくることは容易ではありません。電気以外のユーティリティ環境は
プロパンガス
オイル
井戸
浄化槽
これが、当然というか当たり前な話なのです。
家を気に入ったけれど、オイルで井戸で浄化槽なんて.....と言わないでください。
これは、ごく当然のことなのです。

Courtesy of Julia B Fee Sotheby's International Realty
電気以外のユーティリティの燃料は個々の家で入手する必要があります。
写真のような隣近所が見えない所の物件を希望される方は、知っておいてください。
水道については、続編にて
ニューヨーク郊外のウエストチェスター郡、コネチカット州のフェアフィールド郡を専門に創業以来まもなく30年。郊外の不動産に関することならなんでもこちらまでお問い合わせください。

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