おはようございます。
さて、政権与党代表(総裁)に初の女性がなりましたね。高市早苗さん。
それより以前にも茶番政党の側も田村智子さんというこれまた初の女性が代表になったが私から見ればお互い似たもの同士だなあと思う。*1
それは所属政党の「思想」を内面化・自己レイベリングした女性というもの。
かたや、「夫婦別姓反対・家父長制護持」「軍国主義的マッチョ思想」そして「反ワークライフバランス」までぶち上げ。
かたや「民主集中制護持」「党としてのアップデート拒絶」そして「アップデートが必要ではないかという神奈川県議会議員氏の党大会での発言に対し侮蔑・人格否定・公開パワハラを同大会で披露」。
まあ、両方とも私にとっては地獄でしかないが。まさに「与党も野党も茶番」。
というわけで、今回もシリーズ連載「与党も野党も茶番」。
以前にも著書を紹介した「鈴木元」氏の著書の紹介。
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革新・共同党宣言 共産党の「改革」か、「新党」か – あけび書房
これを読んで、私はまさに、「うちが本シリーズ連載で綴ってきた茶番政党糾弾をうまく『言語化』してくれている」「まさに『もはやつける薬も処方箋もない』状態の茶番政党に対する『薬』であり『処方箋』だ」と思った。
以下、紹介する。
とにかく、本書では本シリーズ連載において「茶番政党」への様々な糾弾をいろいろとリストアップしている。
などなど。
中でも、一番共感したのは「『共産主義の世の中』達成には世紀レベルの時間がかかる」ことをきちんと指摘していること。
その「社会主義、共産主義、自由な時間」はいつになったら実現するのか。 私は実現するとしても数世紀レベルの時間が必要だと思う。
与党も野党も茶番(28)社会主義、共産主義、自由な時間よりも、今の暮らしが欲しいんだよ! - ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所
その部分を本書より引用する。
②200年、300年先の未来社会の構想を述べることは現実政治のあり方に責任を負う政党の中心的仕事ではない(P61)
(2)「民主連合政府の樹立」でさえ100年先のこと
共産党はかつて「70年代の遅くない時期に民主連合政府の樹立を」(1970年の第11回党大会)と言っていた。しかし1997年の第21回党大会において「民主連合政府を21世紀の遅くない時期に」と決定した。つまり「民主連合政府の樹立」でさえ100年単位のことにしているのである。
それであれば、それに続く社会主義・共産主義は200年、300年先のことである。その社会主義・共産主義の社会がどういう社会かをマルクスやエンゲルスの片言隻句を取り出して論ずることは、現実政治の改革を任務としている政党のすることではない。志位氏がそれを論じたければ共産党の議長を降り、在野の一思想家としてやればよいことである。(P62~63、太文字・大文字強調は引用者)
ほんまに「ぐうの音も出ないほどの正論」である。私がブログで綴ってきたことをまさに「適切な形で言語化」してくれたと思う。さすがプロの文筆家である。
まあ、最近の議長=名誉代表氏は「在野の一思想家」というよりも「宗教系カルト団体の教祖」みたいになってしまっているけどね。
具体的な名前を挙げると…
名誉代表氏の「資本論著作」は(プロの資本論研究家からは相手にされていない点などで)まるで「マルクスや資本論の『霊言』」みたいだし、「民主連合政府樹立」を「1970年代」から「21世紀」にずれ込ませる点は顕正会の「他国侵略や大災害でニッポンが滅ぶ日」をひたすらずれ込ませるのとそっくりだ。
本書終盤には「克服の方向と『革新・共同党宣言』(試論)」として茶番政党はこれからどうあるべきか、茶番政党に見切りをつけて新党を作るためにはどうすればいいかが綴られているが、これもまた「私がブログで綴ってきたことをうまく言語化してくれた」というべきものとなっている。
ここではいちいち本書より引用はしない。ぜひ本書を読んでほしい。
私がこの部分を読んで言いたいことは、
もはや茶番政党には「破壊と再生」しか道が残されていない
ということである。
ぜひ、皆さんも読んでほしい。
うちの地元地域で、「檻の中のライオン」の著者、
ぜひともよろしくお願いいたします。
参考過去記事
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それではまた次回。
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