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seigikann’s blog

歩んできた警察人生、成長していく中で分かってきた組織の闇と腐敗した体制を公開、小説、エッセイ、日記的に楽しんで頂ければ幸いです。

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再入校でのあまい恋愛模様

警察学校へ再入校した我々、それなりに充実した内容で学生生活を謳歌していた。
というか、初任科の時は感じなかったが、警察学校、神じゃない?
授業を聞いて、体育、術科という運動もさせてもらい、夜は自由に今回は飲酒OKの神対応、教官方もすでになにも言わない(もちろんダメなことをしたら叱られますが)
楽ちんすぎて、大丈夫かな?
警察署では、書類整理に、交通切符をノルマ分こなす、雑用、掃除、お茶コーヒー淹れ、その他先輩方のご機嫌取りなどなど、警察学校ではしなくてもOKなのです。

警察署で生気を吸い取られ、何にしていないのに体重はみるみる落ちていき、常に睡眠不足のあの日々からすると、ちゃんと寝られる、授業も術科も楽しい。
ずっといたいなー

とかなんとか。

しかし、ショソウは3か月しか学校に在籍できないのです。
しかも卒業したら、完全に警察署の所属、こうやって警察学校に再入校もなんにもないので、ずっとあの睡眠不足に悩まされるのかと、一様にみなげんなりしていました。

そんな中で、男所帯の我々にも、また後輩ができて、その数500人はいました。
なぜ?
それは、大量退職の関係で、我々が再入校している時期にぶつけて高卒と大卒が一気に入校してきたのです。
前回の記事にも書いた通り、かなりのポンコツ集団が。

でも、そこは大人の対応で、バカとは戦わないことはすでに警察署勤務で教わっているし実際にバカと戦うとどうなるか知っているので、かるーくあしらって流すようにしていました。
おかげで、500人の中の大部分のバカはスルーできました。
(※記事内でバカなどと言っていますが、実際ちゃんとした警察官もいますし、素晴らしい警察官の卵の方ももちろん実在しますが、いかんせんバカにクローズアップ記事なためバカしかいな感じで書いてありますのでご了承下さい)

後輩問題もクリアして、あとは自分のために授業をよく聞いて実際の警察署の現場でどう生かすのか己の課題となっていました。
そんな中、後輩とは夜の点呼や掃除の時間に接触する機会があります。
これも過去記事で書きましたが、警察学校では、接触を持ちたい先輩後輩が唯一接触チャンスタイムをつかむことができるのが夜の時間帯(点呼の終了~掃除の一斉ゴミ出し時間まで)なのです。

ある後輩さんが、seigikannさん!と私を呼び止めたことから始まります。
呼び止めた人物は、うら若き乙女、(たぶん私の1個下か同級生?年は19から20歳でした。)
彼女は、友人の女性と2名で私に話かけてきました。
内容は、体育館での立ち姿勢がとても恰好よく、素敵です
といったもの、たしかに自分で言うのもなんですが、私は格闘技をやっていることから、姿勢は良い方だと自負しております。
まさか立ち姿勢を褒められるとは。
人間褒められると弱いですよね、それが女性から褒められたら、もううれしすぎます。

その女性はストレートな感情の持ち主で、私に恋愛での興味があるというのです、つまり、デートして私の人となりを見たいというのです。
なかなか積極的な子だなと思いました。そしてついでに、うしろの2人からも私に要求がありました。
同期のA君とB君がそれぞれ好みであると。
なるほど、合同コンパを持ち掛けに来たんだなとピンときました。
だから、私のアドレスを、紙切れにすっと書いて彼女にスマートに渡しました。
今週の末か来週の末か、合同コンパ異種格闘技戦)をやろうと言い残し。
私はゴミ収集所へ消えていきました。
心はにやにや、顔はシャキッと

すぐにAとBへ報告しに向かうと、背中をバシバシ叩かれよくやったと言われたのを覚えています。
夜就寝前に、携帯電話が光っており、彼女から今週末OKとの返事でした。
しかし、初任科生はその時まだ宿泊許可はNGでしたので、プランとしては
警察学校を秒で出て、すすきのへいく?いや、移動距離と時間がもったいない、彼女たちは外出なのだ、夜の10時までには警察学校に帰してやらなければ飛び火で我々も同罪で斬首の刑になる、それは避けねばならない。
しかし、少しでも異種格闘技戦を楽しみたい
では、プランB、真駒内の駅から次の駅で降り、駅前の居酒屋にすぐに入り時間までお話するのはどうだろう。
そうすれば、時間も長く、しかし彼女たちも警察学校へは30分以内に帰還できる。
ABにそれぞれプランBを提案して、彼女たちからも了承を得たのでした。

当時水曜日、決戦は金曜日
なぜ金曜日に設定したのか?
うまくいけば、土日はデートができるでしょ!!

再入校 制服の設計と警察官の見た目

そんなトラブルもありつつ、自分たちの学生生活を謳歌していた。
警察学校の特徴としては、最初ががっちり厳しくて、再入校くらいには第一線つまり警察署勤務で現場をある程度経験しているしもう学生ではないので、教官方も何もいいません。

それぞれ第一線を経験してきた同期達は、ひさしぶりに合うとみんな経験値が上がったような、戦士の顔になっていました。
警察官はみな正義を守るという崇高な志を持っています、最初は・・・

警察学校の授業も初任科と違い、より実践に近いものになっていて
想定問題想定現場があり、どう解決処理していって、どういった書類が必要になるかディスカッションして、その後正解の書類作成を手書きで行うというものでした。

再入校時の方が学校は楽しかったですね。

初任科は法学、各論の基本や警察官とは?みたいな根性論が多かったですね。
あと初任科特有の生活点もなくなっていました。
(筋トレしたり外走ったりして、卒業の時の内申点をあげるあれです)
でも、一定の人はそんな強制労働システムがなくても勝手に運動して勝手に筋トレして健康を維持しているのです。

というか、筋トレしてバルクアップして、自分なんか格闘技の道場にいってました。

だって被疑者に負けたら終わりでしょ?

警察官は腹のドンと出っ張ったおやじが多くないですか?
そうなんです、彼らは上記の運動を習慣にできなかった人間なので、かつ自分にあまい人たちなのです。

警察官の制服ってかっこいいんですよ。少なくても私は制服かっこいいなって思っています。
それを筋トレしてシュッとしている人間が着るとかっこいいし、なんか仕事できそうでないですか?
昔上司に警察官は見た目だと言われました。
たしかに、制服着崩したアホ警察官より、ビシッと決まった警察官の方が説得力あるし、こいつには勝てないわ、って抑止力にもなるんですよ。

我々は少数精鋭でしたので、みんな一様にかっこよかったですね。
おそらく近年まれにみる優秀な同期だったと思いますよ、マジで

警察官の制服問わず、制服とはある程度生活習慣が整っていて、見た目が綺麗な人が着用すると最大限に綺麗に見える様に設計されています。なんかの文献で見た

なのでわざと着崩すとか、腹が出て着崩れるとかは論外なのです。
警察官はまず見た目
そのとおりですね。

 

警察学校へ再入校なのだ

実習を終えた我々は警察学校へと舞い戻りました。
初任科と違うのはまず、教官が違う事
初任科班と初任総合班と教官チームが分かれています。

そうして、すでに学校には初任科の後輩が約300人いること。
いや多すぎだろ
大量退職、大量採用の時代に突入したらしいです。

同期は40名以下の我々にとっては数が多すぎる。
我々は一班しかなかったが、彼ら初任科は5班ほどあるらしく、各班に教官がいて、警察署に配置されても同期だと気がつかないパターンもあるとか。

年が近くて仲良くなって、何期ですか?○○期です。まじ?俺も、え?同期じゃん
って感じです。

警察官はまず期を尋ねます。
ヤンキーのどこ中よ?と同じです。

そんな大規模初任科、教官には彼らの指導をしろと命令が下されました。
どういうことか?以前なら初任科は我々のような小規模だったのがいきなり300人以上も入校した来たので、教官だけでは対処しきれない事態になったらしいのです。
(いや、そんなにいれなきゃいいしょ)
そこで我々が初任総合科として、部下の育成の訓練と無理やり題目を付けられ初任科のお世話を命じてきたわけです。

教官曰く、「今まで警察の採用試験は120倍から40倍で推移してきた。しかし、今や公務員試験もただのお飾りで倍率は5倍から2倍で彼らは入ってきている。これまで何度も落ちてきた人間もするっと通過してきているから当然変人もいるし常識と掛けはなれた火星人もいるから

つまり、120人に1人の試験通過率から一転5人に1人の通過率に警察採用試験の門が広く緩くなったことと、簡単にいうと変な奴が夏の蚊のように大量発生していて今の300人の中にたくさんいる、という話です。

こわ

しかしそれに輪をかけて警察学校の体制も変化していて、パワハラ禁止
我々のような「バカ、アホ、クズ、辞めたい奴はいかすぐ帰れ」と教官から怒号が飛ぶこともなく、お客様のようにクズの300人を扱わなければいけないとか。ちょっと意味が分かりません。
条件付き採用とはなんでしょう。
実は条件付き採用の中に、警察学校の成績が一定ライン以下なら卒業はさせないという条件もあるのです。

そんな話、聞いていないし、我々の期では成績が一定以下という人間はいなかったのです。

そもそも警察官採用試験での我々の倍率は45倍、つまり45人に一人合格の割合だったので、優秀な期だったと言われていました。

でも、当時の初任科生は勉強ができない、とにかくできない人間が多かった警察官の採用試験は2倍、学校の成績は卒業できないレベルが約半分
どうした警察学校
それから、一般常識がなく(そもそも警察官に一般常識はないですが)そこら辺の兄ちゃんがバイトで警察学校にきているの?という感じでした。
我々のときも言われましたが、もうそれ以上の問題、もう遊びに来ています。

そんなモンスターを指導しなければなりません。
もっというと後に部下になる可能性もあるし、まかり間違って上司になる可能性もあるのです。
(警察の昇任制度は、とにかくペーパー試験の成績がよければ、仕事ができようができなかろうがOKなのです)
運よくペーパーが受かればトントントンと受かるのが警察昇任試験の不思議なところ、どうした?っていうやつも警部とかにたくさんいますし、特にいかれた目をした人間が警察署長になっている人間は多いですね。
仕事ができるのと、試験が受かるはまったく別物です。

頭の良いとされている東大生が、社会人になって社会になじめず自殺する
みたいな感じで、頭がいいからと言ってその場に適合するとは別物なのです。
天は二物を与えないのです。

長くなりましたが、とにかくモンスター達を指導する立場になりました。
めんどくせー

夜初任科生を集めて、一通り学校の生活など説明しました。
その中で、態度がわるい学生がいました。
我々の同期であり、ヤンキー上がりの副総代が彼に対して
態度がわるい
と注意しました。
すると彼は、
俺の父親警部補なんすけど
と言い返しました。
我々は頭に ? が出ました
フリーズしたことを彼は、威嚇が通用したと思い
父親にパワハラ受けたって言いますよ
と嚙みついてきたのです。

ほう、やるな親の威を借るか・・
われらが副総代殿は
「そうか、俺の父親は警視で警察署長だが、君が無事に仮に無事に本当に無事に卒業できて俺の父親が署長の警察署に赴任できたら、君のことをよーーーーく言っておくよ、あと君の父親のことも、○○クンだっけ?あと○○警部補ね」

おバカ君は、顔が青ざめ、下を向いてあきらかにしゅんとしていました。
後に彼は警察学校の制度に耐え切れず辞職したと聞きました。
さようなら
人間向き不向きがあるので、どんまいなのです。

ちなみに、パワハラとか今の時代騒いでいますが、本当のパワハラを受けたことがあるのでしょうか。

私はあります。上司の机の前に2時間立たせられて、説教を喰らい、部下のいる前で「無能はやめてしまえ」と言われたり、真夜中に電話でたたき起こされて、今から被疑者の様子を見てこい、その報告書を明日の朝、俺が出勤する前までに完成させろよ、この時深夜2時すぎ

仮にちゃんと被疑者の様子がスムーズに見れたとして警察署に帰ったとしても、時刻はおそらく5,6時ころ

上司が出勤してくるのが7時ころ、一時間かそこらで報告書を完成させなくては

本当に被疑者がいてスムーズに動向が探れたのであればですが。

結論は、7時までに報告書を完成させたところ、上司はその報告書を破り捨てましたが

 

こんなのをパワハラというのではないでしょうか。

 

知らんけど

 

パワハラなんてなくなればいいと思っていますし、上司部下の関係もビジネスライクで

淡々と仕事をお互い実行すれよとおもいますが、パワハラとかモラハラとかいいすぎて

疲れませんか?

いいから黙って仕事すれよと思います。

 

 

交通実習へGo②

狩場ではパトカーに2人∔実習生の私(後部座席)の3人が乗車、古民家の陰に隠れて取り締まりスタートです。
ちなみに古民家には老夫婦が住んでいて、車はあるがほとんど高齢のため運転していないのです。
そのためか、取り締まりの警察官に対して敵意はありません。
交通課の巡査部長が菓子折りをもって、
警「今日も駐車させてください」
老 「あらあらこんなにいいのに、いつもありがとう、どうぞ好きに使ってちょうだい」
てな具合で、狩場の主からの公認取り締まり場なのである。
老夫婦には菓子折りがテキメンでっす。

老夫婦の敷地に駐車させてもらい1時間ほど、ピピ、40K規制を89Kこれはアウトです。
うーうー緊急走行
前の車止まりなさい ○○○○のナンバー 止まりなさい
はい、止まりません 逃げ入ってまーす
運転手の巡査部長はスイッチが入りました。
交通課の人は逃げられると燃えます。

しばらく追跡すると観念して止まりました。
警「逃げんなよ」一般「え?気が付かなかったです。」

そんな訳ないですよね、バックミラーで後ろ確認して逃げてますからね。

仕事しない警察もクズですが、こういったやつもゴミカスです。
てめーは勝手にし〇ばいいですが、なんの落ち度もない人間がほぼ確実に巻き込まれます。これが交通事故
これが子供ならなお最悪、私の子供が轢かれたら、警察には引き渡しません。生まれてきたことを後悔させます。

まあ、冗談ですが

この時点で一般ドライバーから違反者に鞍替え
違反者を後部座席に乗せて、私はスター棒を持ってパトカーの後ろでアホのように誘導
していると数分後、切符を切られて出てきた違反者が顔を青ざめながらうなだれながら涙目で出てきました。
おそらく免停?くらいだと思います。
さようなら

一日中これを繰り返し、切符を20枚くらいきったのか、満足して警察署へ帰りました。

交通課は切符をきったら終わりかなと思ったら、この後がなかなかしんどかった、切符の裏書や図面の作成など交通裁判所へ送る書類など作成していました。
ほー、これは勉強になる、知らない世界だった

また、交通違反は否認する人間も一定数います。
これは否認事件として扱われ、違反者をよんで否認の供述調書、違反者立ち合いのもと実況見分などあり、最終的に交通裁判所にこいつ違反してるよねって判断してもらいます。
余談ですが、否認したらなんとかなるって思ってます?
切符にサイン、または否認事件の認定される前に警察官がじゃあ帰っていいよって、めんどくさくて放り投げたらセーフです。
サインしなければ、警察的には厳重注意、否認事件は認定されればほぼ違反決定ですので逃げることは不可能かと思います。さすが国家権力
はい、ここで勘違いが生まれます。
否認事件や違反者から切符を切れるのは(刑事など警察官全体にいえる)国家権力が後ろ盾にいるだけで、市民が恐れているのは警察官単体ではなく国家権力です。
とくに刑事の若い連中、市民が怖いのはてめーじゃねえ、国家だよ。
勘違いするな、警察のブランドがなければただの洟垂れ小僧だろ?もう一度言う勘違いするな。特に刑事になりたての小僧がよくやるのが、協力してくれている一般の方に

なれなれしい口を叩くな「それで?」「名前は?」

お前は会社の上司か?

お名前伺っていいですか?だろ

 

交通課の勤務はこれが月から金まで繰り返し、本当になにもトラブルなく終わりました。
お疲れさまでした。
交通課は割と真面目なのです。


真面目な理由は、交通課の目標が明確なことにあります。
年間検挙数○○件としっかり出ていますので、月に〇件狩ればOK
とみんな前を向いて狩っています。
目標があり、前にすすむのであれば不倫なんてしている暇ないですよね?

一部交通課にも「どうした?」ってやつもいますが

不倫も不祥事も、やる人間はきっと暇だったのです。
仕事していると暇がないので、悪さする時間もないのです。
公務員の悪いところは、暇がありすぎることです。

現役のころ、暇が怖かったので、みずから動き仕事しまくっていました。

仕事に相当なプライドを持っていました。


当時のあだ名はブルトーザー 前しか進まず止まらず 当時用務員のおじさんに止まったら、あなた死ぬの?と言われたことがあります、私はまぐろか?

内勤実習 交通課へGo

警察学校初任科を卒業し、警察署へ配置
交番で修業を積んだのち、再度初任総合科として警察学校へ再入校するまでが新人枠の制度です。
ここまでは、我々の身柄は警察学校付き○○警察署所属のいわゆる条件付き採用という訳だ。
この条件付き採用とは、公務員はクビになりずらいが、条件付き採用の状態でなにかやらかせば、すぐにクビを切れるという制度である。
条件を満たしていないからグッバイ!

そうして、警察学校に入校することになるのですが、最近始まった新しい制度で内勤実習制度なるものを我々が体験することになるのです。
交通課、生活安全課、刑事課 交番が実務でだいたいこのどれかの課が担当になり書類の引継ぎを行うことで、こいつらの顔と名前を知っておいて、さらに自分らもアピールしておけるというメリットがある。
アピールとは、この交通課など内勤とよばれる専門課にも課員が存在していて、公務員である以上は転勤は免れないし、もっというと課員の不倫やうつ病などで配置換えが頻繁に行われる。そう言いかえると不倫などで配置が内密にコロコロ変わるのだ。

だから内勤としては優秀な若い子が欲しいのだ。

当然新人がどんな仕事ぶりを見せるのか、成績はどんなもんか、みな興味ないふりして興味深々だ、将来の部下になる人間かもしれないのだから。

この警察署では、まず交通一課(取り締まりなどを行う課、交通事故を扱う係は交通二課になる)に1週間(月~金)次に生活安全課に1週間、最後にお待ちかね刑事一課1週間、刑事二課一週間合計4週間実習することになる。

最初は交通課へGO

同期と私は交通一課へ実習となり、それぞれ違う係へ配置された。
配置といっても取り締まり部隊は2班しかなく、班員は3人だ。
SRと呼ばれる、パトカーに乗り込み、速度の取り締まりをひたすらやる。
SRとはスピードレーダーの頭文字を取りSR
通常のクラウンパトカーの回転灯の真ん中にカメラ付きの箱型取り締まり器を積んでのSR(これは追尾式と言って、定点で止まってSRの箱からレーダーを出して、走ってくる一般車にそのレーダーをぶつけて跳ね返りの速度を測ってその車が今何キロで走行しているか計測できる仕組みらしい。)で測定するやりかたと、

ネズミ捕り
パトカーではなく、定点に速度計そのものをおいて警察官は木陰に隠れながらコソコソと一般車に向けレーダーを照射する。
箱は路肩において、レーダースイッチは箱から約5Mほど後ろの木陰までスイッチを伸ばして警察官が「えい」ってスイッチを押す仕組み
一定の速度(その時取締りたい速度(60K規制の国道であれば、通常75Kとかで引っかかるように調整されているが、今月ノルマ達成がきついなどの諸般の事情が絡んだ時は60Kのところ65Kで引っ掛ける仕様に調整されている))でさらに後ろのワンボックスで待機している切符切り部隊に通知されるので、停止係がでかくて赤い「一時停止」と書かれた大旗をもっていきなり自分の車の前に飛び出してくる、一般車はあぶねっと急ブレーキ
警察官は「お急ぎでしたー?」とアホの顔で急ブレーキの一般車に話しかける、ワンボックスに拉致されて切符を切られる。
後ろを振り返ると切符きられる順番が列をなしている。

警察の違法取り締まりではないが、(速度はいずれにしても超えての取り締まり)一般市民からしたら納得はいかないであろう。
ノルマとはそういうものだ。

私は当時パトカーでの追尾式をやる班に入ってしまい、一日中同じ場所で止まって違反者を狩っていた。
取り締まりをする人の得意な狩場というものが存在しており、当時の交通課の巡査部長は、市内から少し離れた郊外の見晴らしの良い1本道に照準を絞って狩っていた。
で、すげく狩れるのである。
理由はその一本道の速度がちょうど乗ってきたあたりの古民家の敷地内にパトカーを止めているから、この場所からではパトカーが認識しずらいのである。ここで取り締まりやっているのを知っている人であれば、古民家の陰に隠れているパトカーには気が付くであろう。
ちゃんと前を見て、横腹から出てくる車に注意して走行している優良ドライバーであればちゃんと見えるのだ。
しかし、一般車はそうはいかない、集中して運転している人間なんて2割にも満たないと思うし、だいたいが何かしら考えながらだとか当時はオーディオ(音楽的な機器)をいじりながら、地デジを見ながらの「ながら走行」であったから、パトカーに認識できるわけがないのだ。
それでスピード凶の一般車が釣れるわけだ
※ 一般車さんのことを狩るとか発言して不快な思いの方もいると思いますが、これは警察のリアルなのでご了承下さい。



警察署のヒエラルキー②

臨場した刑事により、刑事が熱い人であればじいちゃんの万引き事件でも逮捕身柄にします。
通常は、逃げるようなこともなく被害額が少ないので在宅検挙、つまり、おじいちゃんは自宅にいながら警察署に通い、取り調べを受けて最終的に検察庁に出向き起訴されるか否か判断されます。

この在宅事件は刑事の担当ではなく、交番員の仕事なのです、雑用と雑用の合間に事件をするのです。
これは、非番の日や休みの日を利用して被疑者を呼び出すのです。
つたない技術で取り調べをして警察の作文と言われる供述調書を作成し、書類をまとめ上げます。
最終的に書類の頭に総括報告書、今まで作った書類の要点が書いてあり、刑事はそれらを見ながら添削し、刑事がOKを出せばはれて書類は地域課を離れ刑事課での最終作成がされます。
これは警察庁へ送致するための準備です。

在宅事件はみな嫌がります。理由は、刑事からの執拗な添削です。
巡査が作成すれば(というか在宅事件は巡査しか取り組みません、部長以上は巡査に丸投げします)巡査部長と警部補が添削し、地域課長を経由して刑事課へ流れますが、地域の巡査部長と警部補はほとんどポンコツで書類が見れませんので、とりあえず赤ペンを入れる的なことがあり、作成者の巡査は「なんだこの添削は」と思いながら、でも上司がこう直せと指示しているからその通りに直し上司へ流れていきます。
で部長の添削を警部補が添削し、でも添削した部長や警部補は責任を持たない、無意味な部長と警部補の添削を終えます。ここまででも作成者にしたらとんでもない労力ですが、ここからが本番です。
すべての書類が地域課の決済を終え、刑事課へ流れて数日、刑事からの怒涛の添削が返却されてきます。
地域課の幹部に直されなかったところはもちろん、地域課の幹部に添削された場所もことごとく添削された帰ってきます。
それこそ添削の付箋がびっちりでそれで掃き掃除できるほど・・・

私も経験があります。添削する方でですが。
なぜこうなる?どんな意味?なぜ?ってのが大半ですね。
作成者は現場を見ているので分かっていて作成しているつもりですが、刑事はもとより、その書類を警察庁へもっていく訳です。つまり、現場に来ていない検察の方に見てもらう、もっというと、在宅ではなかなかない事だとは思いますが、その書類を裁判所裁判官や裁判員制度になれば一般人が目にする機会があるやもしれない・・これら全員が見る書類
このことをわかって作成しているのとただなんとなく作成しているのではまるで出来栄えは違います。

自分目線か
現場を知らない人目線か。
だって事件を最終判断する人って、事件の現場を知らない写真でしかみたことない裁判所ですよ?

このことは、おそらく刑事になって事件を最後までやらないとわからないのでしょう。私もそうでした。
仕方のないことなのです。
本当に

※重要
道警の警察官よ、もっというと全国の警察官の諸君よ
勉強をしないであろう、怠慢な約9割の警察官よ
他人の意見なんて聞くことはないであろうし、ましてやこのサイトを見ている訳がないと思うが(ちゃんとした面白い勉強になる記事もあるから)書類というのは警察官の武器である。
書類一つで、被疑者の今後の運命を決めるといっても過言ではない
それにより起訴なのか不起訴なのか
悪い奴をやっつけるのがお前たちの仕事だろう?
書類が書きたくないだとか、刑事にダメだしされるからいやだだとか
言っていることが自分目線すぎて怖いわ

たのむからちゃんと仕事してくれ

言っても分かりっこないです。指導した方は熱い気持ちで伝えますが、指導された方は「うるせーな」とか「はいはい」って気持ちで聞いていますしね。
割とマジで、警察官なんてそんなもんです、はい

だから、交番の、もっというと地域課のヒエラルキーは低いのです。

地域課の中でも、交番が一番低くて、企画課が中間、自らが一番高いのではないでしょうか?
低いところでお互いマウント取り合っています。

仕事の仕方、仕事に対する気持ち、仕事との向き合い方はそれぞれ違いますし、仕事のできる人はみな熱い気持ちで仕事をしているはずです。
道警の1000人は・・・

 

どこでもすですし、今私がいる職場でも、なんとなーーーー毎日を過ごしている人間は9割いて、1割はちゃんと仕事をしています。

 

この前も、ずっとこの会社にいるおばちゃんに、いつもと違う事仕事を頼みました、

するとわかりました、と言って、何も聞いてこない、まあ、どんな仕事でも誰でもできる仕事なので、こちらとしてはああ、聞かなくてもわかるのね、さすがベテラン

と思っていました。

でも、そのあばちゃんは信用できない人間なので、いちおう現場の資料をそろえてメモ紙も残して、おぜん立てして送り出しましたが、結果、お客さんからクレームでした。

あの人なんなの?こっちに着てなにやればいいですか?って聞いてきたし、なんにも聞いてないしって、なんか逆切れしてきたよ、って

申し訳ございませんって謝罪しましたが、本人は意に返さず

でも、私は知っているのです、彼女と戦うほど馬鹿なことはない

言ってもわからないし、説教しようもんなら、こちらが疲れるだけで、なんの意味もないことを、こういった人は、ずっとこうして生きていくのだろう

 

誰かが是正してくるのを待つしかない、私はそのおばちゃんに、ある意味負けました、

この世界アホがいちばん強いと・・・

 

 

前回の続き 愚痴的な話

私は今の会社で、当初は現場で仕事をしていました。

現場とは、つまり末端の仕事で外仕事です。

当初はつなぎ的な感じで、とにかくお金を稼がねばと、割かし給料の良い仕事を探してアルバイトで入りました。

 

現場は新人の時は、どの職種でもそうでしょうが、厳しいですし、仕事も一から覚えなければいけないので大変です。

1年くらいかな?大変なことは 新人に限って

それが過ぎればあとはやることは同じなので、しかも体が慣れてくるので、断然楽です

こんなに楽で給料をもらっていいのかしら?と思うほど楽です

 

すると、今の責任者が私の事を気に入ってくれて、社員、つまり現場を管理する管理部門にこないか?と言ってくれました。

 

このままアルバイトでは、先々困るし不透明、いつどうなるかわからななどの不安があったので、違う会社の社員で、なんて考えていたところ、そんなありがたい話が舞い込んできました。

 

ちなみにこの会社、アルバイトから社員に昇格するのはすごーーーく大変で、

私も社員に上がるためのミッションというのでしょうか。

クリアしなければいけない課題が多くて、諦めそうになりましたが

何とか管理部門に入ることが出来ました。

 

全員とは言いませんが、アルバイトの9割が自分のことしか考えていない、小学生以下の考えの持ち主ばかりなので、そもそも社員に昇格させられる能力、性格、人間性はないと判断をされているのです。

数人それでも社員になりたいと言っているアルバイトもいるので、その人たちには一個目の課題を与えているのでしょうが、まったくダメなのです。

 

人間いろんな人がいるので、それはいいのですが。

前回地域課のお話をしたと思いますが、その会社も公務員も同じだというお話です。

 

地域課の交番はゴミ箱で、エース的な人間が自ら係へ行き内勤への順番待ち

と書きました。

 

うちの会社もそうですね、構造が似ています。

まずゴミ箱から始まり、エース的な人間は管理部門へ昇格=能力値が高い人間は社員へ昇格する仕組みです。

 

しかし、地域課のゴミ箱は、自分は仕事ができる、いつも忙しい、自分だけが頑張っている、他人はどうでもよい、などと能書きを垂れ、自分が優秀だとアピールします。

周囲から見れば、本当に優秀な奴は、黙って仕事するし、スパッと内勤に昇格するのを知っているので、みんな はいはい、無能力アピールお疲れちゃん

と内心思っています。

ホリ〇モンが書いた「頭に来てもアホとは戦うな」バカと戦うな?

を少し読みましたがその通りで、バカの世界戦と我々の世界戦はまったく違うところにあるので、話が通じず、まともな神経の人は疲れてしまうので、はいはいと流すのが一番らしいですね。その通りだと思います。

 

うちの会社でも、アルバイトの9割が、自分は仕事ができるし、自分だけが頑張っている、なぜ俺を見ないのだ、俺は特別だろう、とのたうち回ります。

 

地域課のゴミ箱と同じですが、質が悪いのは、みんな自分をみてほしいメンヘラちゃんなのが痛いです。

少し放置したら、なぜだ、なぜ俺の頑張りを見ないのだと憤りをぶつけてきます。

私は適当なことを言って、受け流しますが、メンヘラは、私がまともに聞いてくれないと判断すると次の社員に電話して、愚痴ります。

そうやって全管理部門の社員へ電話します。

 

おれは頑張っている、俺は仕事ができる と

 

彼らは社員になりたいのです、しかし、現社員が認めれくれないから

一生懸命あがくのです、社員なんてといいながら・・・

 

へそが曲がっているのです。

 

現段階で社員になりたい人ほど、黙って仕事をしています。頑張っています。

私も現場上がりなので、今の現場の人間が何を言おうが内情を知っている以上

アルバイトが超絶楽なことは知っているのです。

その中で、自分がやるべきことをきちんとやったり、プラスアルファで誰もやりたがらないことを率先してやったり、そういったことで個人が光ると思っているし、自身がそうであったように、本当に黙って仕事してほしいです。

会社は君たちのお母さんではないのです。

全部の会社を見たわけではないでが、どこも似たようなものなのでしょうか。

 

 

 

 

プロフィール
id:seigikannid:seigikann

警察を20年やってきて組織を追放されたseigikannと言います。これまで警察人生を歩んできて分かった組織の闇と腐敗した体制を大公開中、小説や日記、エッセイ的に楽しんで頂けたら幸いです。よろしくお願いします。

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