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No. 44。 報告日:2005年10月31日。 10月21日にVaslui郡で死亡して発見されたサギから検出された鳥インフルエン ザウイルスは、H5N1型と確定された。 定法のアミノ酸配列解析の結果、高病原性株に合致するPQGERRRKKRGLFモチー フが確認された。これは、Novosibirsk (ロシア), Qinghai 青海省(中国), ト ルコ および以前のルーマニアでの分離株でも確認されている。予備的な系統 学的解析(核酸約300 bp)の結果、今回のルーマニア株は、上記の分離株群と同 一グループに属することが確認され、最近似株は配列が100%一致したchicken Romania Av 1210/05株とトルコでの分離株であった。 [2]情報源:OIE Disease Information Vol 18 - No. 44。 報告日:2005年11月1日。 事例の初確認日:10月7日。 事例の開始日:10月4日。 診断方法:検査。 事例発生地:Constanta 郡Mihai Viteazu地区Vadu-Oii村近郊のドナウ川。 事例の詳細: 種/曝露/発症/死亡/処分/屠殺 ガンおよびハクチョウ... / 3 / 3 / ... / ... 問題の個体は、Vadu-Oii村近くのドナウ川から約1km離れた人口のまばらな地 区で死亡して発見された。渡り鳥の群の一部であった可能性がある。遺伝子解 析の結果、H5型株と確認された。 ●11-01(1107-0030)#C#ウエストナイルウイルス最新状況、2005年-西半球 (18)# 米国CDC/ArboNET 報告(2005年)。 情報源:米国、CDC、ベクター媒介性感染症、ウエストナイルウイルス、11月1 日。(記事内容を要約して記す。詳細は原文を参照のこと。) ヒト:2005年11月1日時点で、米国で総計2581名のWNV感染患者が以下の42州か ら報告された。 [Alabama, Arizona, Arkansas, California, Colorado, Connecticut, Delaware, Florida, Georgia, Idaho, Illinois, Indiana, Iowa, Kansas, Kentucky, Louisiana, Maryland, Massachusetts, Michigan, Minnesota, Mississippi, Missouri, Montana, Nebraska, Nevada, New Jersey, New Mexico, New York, North Carolina, North Dakota, Ohio, Oklahoma, Oregon, Pennsylvania, Rhode Island, South Carolina, South Dakota, Tennessee, Texas, Utah, Wisconsinおよび Wyoming] 。以下、州別の患者数の詳細、患者2581名中、1053名(41%)がウエ ストナイル脳炎・髄膜炎(神経侵襲性)で、1363名(53%)がウエストナイル熱 (非神経侵襲性)、165名(6%)が詳細不明と報告された。死亡患者数累計は83名 となった。 ●10-05 (1107-0040)#Ep#Potato smut-チリ# 情報源:アメリカ植物病理学会誌、Plant Disease Notes。 2005/068;Potato smutの病因である_Thecaphora solani_に関する最近の研究。 ●11-06(1107-0050)#C-#鳥インフルエンザ、ヒト患者-東アジア(161):WHO渡 航情報、更新# 情報源:WHO、2005年11月。 高病原性H5N1型鳥インフルエンザ流行を経験している諸国へのおよびそれら諸 国からの旅行者に関する渡航勧告-2005年11月。 以下の勧告は、WHOの定めた6段階汎流行警報の第3相に一致している。すなわ ち、新たなインフルエンザウイルス株によるヒトへの感染が発生しているが、 ヒトの間では、効率的・連続的に感染拡大が認められない段階である。この勧 告は、疫学状況やそれに関連したリスク評価の変更に従って変更する可能性が ある。 インフルエンザ汎流行の異なる相の前および最中での対策適用についてのWHO ガイドラインは、2005年に発表されたWHO世界的インフルエンザ準備計画に要 約されている。 各国政府への勧告: WHOは、H5N1型鳥インフルエンザ感染が発生しているいかなる地区への渡航制 限も勧告していない。WHOは、それに関連したヒト感染患者が報告されている 諸国を含め、鳥類での高病原性H5N1型鳥インフルエンザ流行を経験している地 区への渡航制限を勧告していない。WHOは、H5N1型感染地区からの旅行者のス クリーニングを勧告していない。WHOは、現時点では、感染地区からの旅行者 の定常的なスクリーニングも勧告していない。しかし、各国の当局は、渡航者 に対して、鳥インフルエンザのリスク、リスク回避、症状、発症の際に、いつ どこに届け出るか情報提供を行いうる。 旅行者への勧告: WHOは、旅行者に対して、感染国ではハイリスク環境に近づかないよう勧告す る。鳥類で鳥インフルエンザ感染が確認されている地区への旅行者は、感染し た鳥類(羽毛、排泄物および加熱されていない食肉や鶏卵を含む)に直接、感染 防御なしに曝露されてなければ、感染リスクが高まったとは考えられない。 WHOは引き続き、旅行者に対して、生きた家畜の市場、養鶏場および放し飼い や飼育ケージ内の家禽との接触を避けるべきであると勧告する。感染した鳥類 の排泄物中には、多量の鳥インフルエンザウイルスが排出されることが知られ ている。感染国の住民は、死亡した渡り鳥や発病した野鳥との接触を避けるよ う勧告される。 感染した家禽やその排泄物に汚染された表面や物と直接接触することが、ヒト への感染の主要な経路と考えられている。曝露のリスクは、感染した鳥類の屠 殺、羽むしり、食肉加工、調理の際最も高まると考えられる。十分に加熱調理 された家禽やその製品が感染源となりうるとした証拠はない。 渡航者は、追加情報を求める際は、地域の医療機関や保健当局に連絡すべきで ある。 ●11-06(1107-0060)#Ea#鳥インフルエンザ-世界各国(03):FAO更新# 情報源:食糧農業機関/ Avian Influenza Disease Emergency (FAO/AIDE)によ る鳥インフルエンザ情報更新第35号、11月5日。 鳥インフルエンザ感染の最新情報: H5N1型高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)は西方へと感染拡大している。流行は トルコ、ルーマニアおよびクロアチアで確認された。ロシアでは、散発的な発 生が報告され、感染地区の家禽の一部が死亡したり処分された。中国の主要な 農業地区で鳥インフルエンザ感染が再燃したことも懸念される。ヒトの死亡患 者は、インドネシア、タイおよびベトナムで診断確定されたり、疑われている。 ヨーロッパ、近東およびアフリカでは、種々の予防対策の実施を開始した。 以下、各国の状況(クロアチア、ルーマニア、ロシア、トルコ、英国、中国、 タイ、ベトナム、インドネシア、カンボジア)、H5N1型以外/型不明の感染発生 国の状況(ドイツ、カナダ、日本)、その他の情報(ウクライナ、韓国、ギリシ ャ、マケドニア、イラク、イラン)、追加的な諸国(上記の各国以外で、鳥類の 大量死を報告している諸国名)、現状の評価(省略、原文参照のこと)。 ●11-06(1107-0070)#C#鳥インフルエンザ、ヒト患者-東アジア(162):中国、 感染疑い# [1]情報源:Xinhua News Agency, China Daily report、11月6日。 鳥インフルエンザ感染患者の可能性除外されず。 保健省報道官は、湖南省で報告された死者1名を含む肺炎患者3名の鳥インフル エンザウイルス感染可能性は除外できないと発表した。同報道官は、保健省が、 合同調査を行い死因を特定するため、WHOの専門家を招聘したと伝えた。 中国中央部の湖南省在住であった3名は、現地の家禽にH5N1型鳥インフルエン ザ流行が発生した後の2005年10月に、原因不明の肺炎で発病した。その内の1 人、12歳の少女が死亡した。この患児の9歳になる弟と36歳の中学校教師は快 復した。全員が、鳥インフルエンザ感染地区在住であり、原因不明の肺炎に罹 患したため、報道官は、鳥インフルエンザ感染が否定できず、更なる診断検査 が実施される必要があると述べた。こうした診断検査は現在、中国疾病対策セ ンター内の関連検査室により実施されている。短期間に病因が特定できないた め、中国当局は原因特定のため、WHO専門家を招聘した。前の報道では、死亡 した患児とその弟は、鳥インフルエンザ検査陰性と伝えられていた。 以下、過去数週間に中国国内で発生した家禽での鳥インフルエンザ事例、首相 による鳥インフルエンザ対策特別予算の発表。 [2]情報源:The Sydney morning Herald, Associated Press report、11月6日。 中国:WHOが中国の鳥インフルエンザ疑い患者を調査する予定。 2005年10月に12歳少女が死亡し、他の2人が発病した原因がH5N1型鳥インフル エンザウイルスであるのかを確認するため、中国政府はWHOの支援を要請して いると発表した。もし1名でも感染が確認されれば、中国では(今回の鳥インフ ルエンザ流行で)初の感染患者となる。 以下、今回発生した患者3名の情報と事例の経緯、WHO中国事務所の広報担当官 の今回の事例に関するコメント、遼寧省での鳥インフルエンザ流行を受けた当 局の対策、中国北京で11月6日に新たに発効された家禽へのワクチン接種を義 務づけた規制など。 ●11-06(1107-0080)#C#ウイルス性胃腸炎最新状況、2005年(16)# 目次: [1]ノロウイルス-オーストリア [2]ノロウイルス、学校-カナダ(Vancouver) [1]ノロウイルス-オーストリア、情報源:Eurosurveillance weekly, Volume 10, Issue 10、10月20日。 オーストリア:ケータリング業者からの食品摂取が原因となったノロウイルス 集団感染、2005年9月。 2005年9月7日、急性胃腸炎の集団患者発生が、南部オーストリア公衆衛生局に 報告された。患者全員が電機機器製造工場の従業員で、2005年9月6日に発症し た。従業員1357人中約120人が、嘔吐and/or下痢を呈した(発病率8.8%)。同じ 日に多くの患者が発生したことから、点源集団感染が示唆された。同工場では 2交代制の従業員の食事(軽食、昼食および夕食を含む)を現地のケータリング 業者から取り寄せていた。 以下、この事例について実施された疫学調査結果、診断検査結果(RT-PCR検査 の結果ノロウイルスが病因と特定された、ケータリング業者従業員11名と工場 従業員8名の計19名からの検体すべてで、陽性結果が得られた)、感染源は確定 されていないが、ケータリング業者の調理スタッフが食品をノロウイルスで汚 染した可能性が高いことなど。 [2]ノロウイルス、学校-カナダ(Vancouver)、情報源:Komo News, Seattle、 11月4日。 ノロウイルス感染によりVancouver市内の学校が閉鎖される。 ある小学校の生徒約30%が、ノロウイルスが原因と考えられる急性胃腸炎に罹 患し、授業は11月7日まで中止されている。 Evergreen学校区管理責任者Robert L. Corley氏は、Mill Plain小学校の生徒 および職員143人が、11月3日までに、嘔吐、嘔気および下痢を呈したと明らか にした。同校は、漂白剤を用いた徹底した消毒のため11月4日に閉鎖され、再 開は11月7日となる予定である。 以下、ノロウイルス感染の解説(中略)。 保健当局は、集団感染のノロウイルス株亜型解析を実施している。同校の給食 部門は、調理担当者が発病しておらず、健康調査報告でも問題点が指摘されな かったため、関係ないと考えられている。 # bysank100 |2005-11-07 15:36 |ProMed-mail ●11-04(1106-0010)#Ep#規制対象の植物感染症、検知、2005年5月:EPPO# 情報源:European Plant Protection Organization (EPPO), Reporting Service、2005年 第5報。 ●11-05(1106-0020)#C#日本脳炎-インド(Uttar Pradesh州)(13)# 情報源:Sify, Chennai, India、11月4日。 保健当局は、Uttar Pradesh州での日本脳炎による公式死者数が11月4日に1300 名以上に増加したと発表した。同州感染症課責任者Vijay Shankar Nigam氏は、 「昨夜、小児少なくとも9名が死亡し、死者総数が1302名に達した。」と明ら かにした。当局はLucknow.で、死亡患者の大部分が小児で、特に栄養不良の15 歳未満が中心であると発表した。 約250名が現在も州立病院に脳炎で入院中である。今回の脳炎流行は当初、7月 にLucknowの南東250kmにあるGorakhpurから報告され、それ以降患者4900名 以上が発生した。 以下、当初の感染地区では流行が沈静化しているが、新たな地区(特に Saharanpurを含む州西部)に拡大しているとする州政府医官のコメント(中略)。 特別医師チームが、Lucknowの南西400kmにあるSaharanpurに派遣されている。 以下、集団ワクチン接種の予定と中央政府や国際機関の支援を求める保健相の コメント。 ●11-05(1106-0030)#C#原因不明の呼吸器疾患-ロシア(Krasnoyarsk地域):情 報提供依頼# 情報源:Russian information agency "Novosti"。 Krasnoyarsk地域Borodino市で、肺炎流行が確認されていると、現地医療機関 の小児科責任者Nina Bogalej氏が明らかにした。過去数日間に、2歳~13歳の 小児を中心とするBorodino市の住民60名以上が、医療機関で治療を受けた。患 者の約半数が、最高40℃までの発熱を呈した。 Bogalej氏は、小規模な同市の医師らは、「今回のウイルス性感染症は、主に aerial[飛沫?空気?]感染で伝播される」としていると明らかにした。同氏は、 以前発病した患者の同級生や成人を含む親類が、現在発病して治療を受けてい ると語った。 感染予防対策によって感染の拡大はかなり制限されているが、感染源を特定す るため、Borodino市内の医師は、調査に必要な装備を持ったKrasnoyarskの同 僚の支援を求めている。 [Moderator注:上記記事中には、病因を推論する前提となる情報が少ない。人 口19200人のBorodino市の位置。] ●11-05(1106-0040)#C#鳥インフルエンザ、ヒト患者-東アジア(160):インド ネシア# [1]情報源:BBC News online、11月5日。 当局は、19歳女性が鳥インフルエンザにより死亡したため、インドネシア国内 の死者数が5名の増加したと発表した。インドネシアでは現在確定患者9名が発 生しており、保健当局は、最新の死亡患者を看護した看護師も感染した可能性 があると危惧している。 以下、世界銀行による鳥インフルエンザ対策のための資金供出計画、H5N1型鳥 インフルエンザウイルスの世界的な感染拡大の状況(中略)。 インドネシア国内の最新の死亡患者は、首都ジャカルタ近郊のTangerang町に 住む19歳の女性であったと、保健省担当官Hariadi Wibisono氏が明らかにした。 同氏は、患者は感染し死亡したニワトリから鳥インフルエンザに罹患したと考 えられていると述べた。また、患者の8歳になる姪も確定患者であり、病院で 治療されていると明らかにした。保健当局は、今回の最新の患者らは香港の研 究所で診断が確定されたと加えた。死亡した女性を看護した看護師の1人が、 同様の症状を呈してジャカルタの隔離病棟に収容されている。医師団は、検査 結果を待っている。 [2]情報源:Blomberg News Agency、11月5日。 インドネシア保健省は11月5日、香港にあるWHO委託研究所からの検査結果を受 領して、同国で5例目の鳥インフルエンザ感染死亡患者を確認した。この症例 は、2004年以来アジアで63例目の死亡患者に相当する。 以下、保健省高官Hariadi Wibisono氏のコメント。 香港のWHO委託研究所は、もう1名の鳥インフルエンザ感染患者、死亡した女性 の親類である8歳少年の診断も確定した。患児は現在、ジャカルタ北部にある 感染症専門病院であるSulianti Saroso病院に収容されている。 [3]情報源:The Jakarta Post online、11月5日。 ジャカルタ北部のSulianti Saroso感染症病院のスタッフは、最近鳥インフル エンザ感染で死亡したと考えられている女性患者の看護に当たった後、同様の 症状を発症した看護師を注意深く観察している。今回の患者は、インドネシア 当局が、次週に予定されるWHO会議の準備中に発生した。この会議ではインド ネシア政府が、鳥インフルエンザウイルス根絶対策について質問される予定と なっている。 病院の広報担当Ilham Patou氏は11月4日、問題の看護師は11月3日真夜中前に、 鳥インフルエンザ症状を呈して感染症特別病院に入院したと発表した。Ilham 氏は、患者の血液検体の診断検査が香港にある研究所で11月5日に実施される 予定であると加えた。この看護師は、TangerangにあるHusada Insani病院の集 中治療室に鳥インフルエンザ様症状で入院していた19歳女性患者を治療してい た。女性患者は、10月28日に死亡した。Sulianti Saroso感染症病院は、死亡 した女性の娘と姪2人も治療している。これら3人の幼児は、鳥インフルエンザ 様症状を呈して11月1日に入院した。Ilham氏は、患児3名は症状の改善が認め られているとしている。医師団は、香港の検査機関からの患者の血液検体検査 結果を待っている。同院には、その他に検査中の3名の鳥インフルエンザ疑い 患者が収容されている。 以下、Ilham氏による今回の事例がヒト・ヒト感染事例であるか調査中である というコメントなど。 ●11-05(1106-0050)#Er#ハンタウイルス-インド(02)# 投稿者:Jan ClementJan Clement (MD、ベルギーLeuven大学臨床疫学ウイルス 学研究室)。 インドでのハンタウイルス感染の血清学的証拠および臨床的な証拠さえも、 2005年11月2日付けのProMED-mail記事中に記載された2005年のインドでの研究 の前に、すでに詳細に報告されていた。 以下、自らが実施したインド国内のレプトスピラ症が疑われていた患者からの 血清検体でのハンタウイルス抗体研究の結果と症例報告の紹介、インド国内に 土着すると報告されている唯一のハンタウイルス亜種(Thottapalayam virus (TPMV))とその保有宿主(トガリネズミ、食虫動物であってげっ歯類ではない)、 ヒトでの発病は土着種ではない亜種による可能性が高いこと、現在これまでの 結果を確認するための中和試験を用いた実験を行っていることなど。(詳細は 省略、原文参照のこと)。 ●11-05(1106-0060)#Ea#ニューカッスル病-スロバキア:OIE# 情報源:OIE Disease Information Vol. 18 - No. 44。 スロバキアでのニューカッスル病。 報告日:2005年11月2日。 病原体:鳥パラミクソウイルス1型(APMV1)、ハト変異株。 事例の初確認日:10月26日。 事例の開始日:10月5日。 診断方法:臨床および検査。 事例発生地:Zilina地域Zilina地区Lietavska Lucka村。 事例の詳細: 種/曝露/発症/死亡/処分/屠殺 ハト/150* / 14 / 0 / 150 / 0 以下検出された病因ウイルス株の解析結果、流行対策の概要。 ●11-05(1106-0070)#Ea#鳥インフルエンザ-ユーラシア(51)# 目次: [1]モルドバ:感染予防対策。 [2]シンガポール:感染予防対策。 [3]中国、Liaoning遼寧省:渡り鳥。 [1]モルドバ:感染予防対策、情報源:Pravda、11月5日。 モルドバ政府は、鳥インフルエンザ感染拡大を注視していると、Vasile Tarlev首相は11月4日に、各国大使、EU、米国および国連当局者、国際支援機 関メンバーとの会議の席上で、発表した。以下、首相の発言や、まだ鳥インフ ルエンザ症例の発生はないが、隣国ルーマニアまで感染が拡大した事態を受け て警戒態勢にある同国当局の現況など。 [2]シンガポール:感染予防対策、情報源:Reuters via NewKerala.com、11月 5日。 シンガポールにある(世界有数の大規模な野鳥公園)Jurong Bird Park(ジュロ ン野鳥公園)で、感染検知用のニワトリを設置したとする報道。(詳細は省略、 原文参照のこと)。 [3]中国、Liaoning遼寧省:渡り鳥、情報源:China Daily.com、11月5日。 遼寧省政府は11月4日、中国北部の同省内でニワトリ8940羽が死亡した最新の 鳥インフルエンザ事例は、制圧されたと発表した。農業省は、中国国内で1カ 月間に4例目となった今回の事例は、渡り鳥が原因の可能性があるとしている。 今回の事例では、死亡患者は報告されていない。 以下、当局の対応、感染が発生した場所の情報、今回の事例の経緯、感染源の 仮説、今回の事例発生を受けた他の自治体政府の対応など。(詳細は省略、原 文参照のこと)。 ●11-02(1106-0080)#C#デング熱/デング出血熱最新状況、2005年(35)# [1]マレーシア(Kuala Lumpur) [2]中国(香港)、バングラデシュからの輸入例 [3]ベネズエラ [4]ベトナム(ホーチミン市) [1]マレーシア(Kuala Lumpur)、情報源:Bernama, Malaysia、10月31日。 先週新たな死亡患者2名が発生したため、今年の総死亡患者数は83名となった [注:致死率は、人口10万人当たり約252例]。 10月23日~29日についての保健省疾病対策課による声明では、Johor州Segamat 在住の18歳少女が死亡したとしている。この間jは10月19日にSegamat病院に入 院したが、10月23日に死亡した。2例目の死亡患者は、10月29日にデング出血 熱によりNegeri Sembilan州Jempolで死亡した4歳の少女であった。 声明では、昨年同期のデング熱による死亡患者数は75名であった[注:致死率 は、人口10万人当たり約304例]としている。全体で、先週中にデング熱患者 824名が報告されたが、これはその前の週の患者数1064名と比較して、患者数 で240名、率にして22.6%の減少であった。先週土曜日までで、今年これまで のデング熱患者累計数は、32950名であり、その内にデング出血熱患者1635名 が含まれている。2004年同期の患者総数は24699名であったから、33.4%の増 加となっている。10月22日までに、患者9381名が診断確定されたが、内訳は、 デング熱患者は8897名、デング出血熱患者が484名であった。以下、先週患者 数の増加が認められた3州 (Pahang、Sarawak、Perlis)の状況。 [2]中国(香港)、バングラデシュからの輸入例、情報源:News.gov.uk, Hong Kong、11月1日。 健康保護センターは、50歳女性の新たなデング熱輸入患者を確認したことを受 けて、市民に対してデング熱の感染予防を呼びかけている。この女性患者は、 10月15日に発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、および眼窩痛で発症した際、バングラ デシュ滞在中であった。患者は10月21日に香港に帰国し、Princess Margaret 病院に入院したが、快復し3日後には退院した。この患者で、2005年の香港で のデング熱患者数は23名となったが、全例が輸入患者である。 [3]ベネズエラ、情報源:Alerta Epidemiologico 疫学週報第42週; 2005年10 月16日~22日。 現在の疫学週の間に、デング熱患者1100名が診断され、そのうち67名がデング 出血熱患者であった(6.1%)。デング熱/デング出血熱比は15対1であった。 2005年の患者数累計は33897名であり、そのうちの6.2%がデング出血熱であっ た(2100名)。デング熱/デング出血熱比は15対1であった。累積の罹患率は、人 口10万人当たり127.5例となる。感染循環しているウイルス血清型は、1,2,3お よび4型である。今年の患者数累計は、2004年同期のそれに比べ34.1%増加し た。今週中には、死亡患者は発生しなかった。先週の統計に比べ、患者数は 2.0%減少したが、今週中の患者数も流行レベルに相当する。15歳未満の患者 が報告された全患者の52.6%を占め、次いで15歳~24歳の患者群が21.0%とな っている。報告患者数の多い地域は以下である、Capital District (117), Merida (115), Barinas (105), Miranda (94), および Carabobo (87)。 [4]ベトナム(ホーチミン市)、情報源:Viet Nam News、10月25日。 ベトナム国内では、今年これまでにデング熱患者35700名が発生し、これは昨 年同期に比較して4%増であると、国立衛生疫学研究所(NIHE)が報告した。 NIHE副所長Pham Ngoc Dinh氏は、デング熱患者の大部分は南部および中央部の 各省で発生し、北部の諸省では600名から700名の患者が発生したのみと語った。 Khanh Hoa省で、最多のデング熱患者4000名近くが発生していると、同氏は指 摘した。以下、Khanh Hoa省で患者数が多く発生している原因と9月以降同省政 府が講じている流行対策。 NIHEは、今年これまでにデング熱による死亡患者36名を報告した。 # bysank100 |2005-11-07 15:34 |ProMed-mail ●11-01 (1104-0030)#C#紅斑熱-ブラジル(リオデジャネイロ) # 情報源:ロイター通信社。 リオデジャネイロの衛生管理責任者が、おそらく山岳リゾート地で感染した後、 2番目の死亡例となった。医師はダニ媒介性の紅斑熱を疑っている。41歳の患 者は13日間の集中治療を受けた後死亡した事を医師が明らかにした。 10月27日、別の男性が類似の症状で死亡した。62歳の男性がやはり紅斑熱の疑 いで入院中である。彼らはすべてリオ郊外の人気山岳リゾート地Itaipavaにあ る小さなホテルに滞在したことがあり、そこで紅斑熱に汚染されたダニに刺咬 された可能性がある。疫学者はホテル周辺の森で汚染されたダニを発見した。 紅斑熱は感染後1週間以内に診断されれば抗生物質によって治療可能である。 時間が経過すると、血管壁を傷害して、死亡の危険性が高くなる。皮疹が主症 状の一つである。 [Moderator注:この疾患はブラジル紅斑熱(Brazilian spotted fever)として 知られる。ロッキー山紅斑熱(Rocky Mountain spotted fever)とはわずかな違 いがあるだけで、極めて類似している。原因菌である_Rickettsia ricketsii_ はアメリカのものとほぼ同じと考えられている。 1929年に最初の記載があるが、1960年代と1970年代にはなぜか姿を消した。 1985年以来サンパウロとMinas Geraisで見られた後徐々に頻度を増してきたが、 リオデジャネイロやEspirito Santo、ブラジル南東部でも患者が見られるよう になってきた。最近では南部のSanta Catarina州でも患者が確認された。主な 媒介ダニは_Amblyomma cajennense_であるが、_A. cooperii_も関係すると見 られている。] ●11-02 (1104-0040)#C#ハンタウイルス-インド # 情報源:Hindustani Times、11月2日。 ハンタウイルスは2つのヒトの重要な疾患に関係している:腎を傷害する出血 熱[腎症候性出血熱-HFRS]と肺を傷害する出血熱[ハンタウイルス肺症候群-HPS] である。これまでインドではこれらの報告はない。 新しい知見は、インド国民の間に症候性あるいは無症候性にハンタウイルス感 染症が存在することを示していると、Velloreにあるキリスト教医科大学(CMC)、 臨床ウイルス学科の科学者チームが明らかにした。このチームは2002年7月か ら2003年9月の間、152名の発熱患者についてハンタウイルスに対する抗体を検 査した。これらの患者のうち23名(14.7%)が陽性であった。これに対し健康者 の血液ではわずか5.7%が陽性であった事を科学者がIndian Journal of Medical Researchに報告した。「抗体には交差反応があるので、この結果が確 定的なものではない。分子生物学的検査による追跡や明確な証拠が必要である」 と、全インド医科学研究所(AIIMS)、医学科のAnoop Misra教授は話している。 自然界におけるハンタウイルスの保有者は小げっ歯類で、その排泄物のエアロ ゾルからヒトへ感染すると考えられている。ハンタウイルスを保有することが 知られているげっ歯類の国別分布は、疾患を引き起こす可能性を示唆している ことが、最近の研究で知られている。潜伏期は平均2~3週間である。後略。 [Moderator注:上記の報告は血清学的結果に基づくもので、抗原の同定や抗体 の力価などの情報がないと、妥当性を評価するのが難しい。] ●11-03 (1104-0050)#C#鳥インフルエンザ、ヒト患者-東アジア(157):中国、 情報提供の依頼# 投稿者:Colleen McKay-Wharton、11月3日。 最近の汎流行対策計画についての会議で、ある発言者が雑誌Nature Medicine、 2004年12月号の記事を引用した。その中で、およそ3500万の中国国民がH5N1型 ウイルスに対する抗体を持っていると暗示された。参加者から発言者に対して 説明と確認が求められ、確認された。しかし次のCDCからの発表者も、その他 の誰もがこの件について聞いたことがなかった。この暗示は明らかに重要であ り、情報を持っている人はいないだろうか? ●11-01 (1104-0060)#C#ブドウ球菌性食中毒-ベネズエラ(Falcon州) # 情報源:Boletino Epidemiologico Semanal (Weekly Epidemiologic Bulletin 16-22 Oct 2005)。 2005年10月21日、Falcon州の学校児童172名に、ブドウ球菌によると思われる 集団食中毒が発生した。初発症状は嘔吐である。原因と思われる食品はチーズ で、検体が採取された。 ●11-03 (1104-0070)#C#食中毒、ホテル-アルゼンチン(ブエノスアイレス州) # 情報源:Yahoo.com。 Mar del Plataでの第4回南北アメリカ大統領会議の警備に参加している約80名 のアルゼンチン警官が、食後に体調を崩した。連邦警察に属し、11月2日の夕 方に滞在ホテルでパスタを食べた警官たちが、投薬は受けたが、病院を受診す る必要はなかったことを、警察関係者が11月3日明らかにした。 警察当局広報官は、11月4日に大統領会議が開かれる予定のMar del Plataで、 「警官グループは嘔吐と下痢を呈したため警察医療班の治療を受け、数時間後 には職務に復したこと、80名の患者のうち7名は女性であること、700名の警官 が同ホテルで食事をしたが、この事態に巻き込まれたのは1グループのみであ ったこと」を発表した。 この会議には34名の大統領や首脳が参加する予定で、警備のために9000名の警 官や兵士が配備されている。 [Moderator注:記事の原文では腐敗した(rotten)という言葉が使われていた。 流行の原因およびパスタが実際の原因物質かどうかはまだ明らかでないが、食 物を原因とする疾患は必ずしも腐敗したものによるとは限らず、汚染によるこ ともある。実際見た目も味も正常であった。そのホテルで食べた約11.5%が発 病しているが、700名すべてのグループでパスタを食べているかどうかは不明 である。潜伏期間が比較的短かいとしたら、黄色ブドウ球菌_Staphylococcus aureus_、セレウス菌_Bacillus cereus_やウェルシュ菌_Clostridium perfringens_などのようなあらかじめ産生された細菌性毒素や、その他の毒物 による可能性もある。その場合は嘔吐、下痢、あるいはその両者を伴い、罹病 期間は短いことが多く(24時間以内)、著明な発熱は伴わない。潜伏期が長い場 合(24時間以上)は細菌(サルモネラ菌、赤痢菌、カンピロバクター)やウイルス (ノロウイルス、ロタウイルス)感染によることが多く、発熱を伴い、数日続く ことが多い。] ●11-03 (1104-0080)#C#鳥インフルエンザ、ヒト患者-東アジア(158):インド ネシア、ベトナム# [1] ベトナム。情報源:Reuters Foundation AlertNet、11月3日。 ベトナム政府は先週死亡した2名の患者の死亡原因について鳥インフルエンザ を除外したことを、11月3日複数の現地新聞が報じた。この患者は鳥インフル エンザに罹患した疑いがもたれていた。ベトナムでは40名以上が鳥インフルエ ンザで死亡している。(参照:1030-0030#C#鳥インフルエンザ、ヒト - 東アジ ア (154) : ベトナム#)。25歳の女性が鳥インフルエンザの疑いで入院してい ることも報じている。 Saigon Giai Phong紙は、2005年8月以来ベトナムではH5N1型ウイルスのヒト感 染が起こっていないことを再確認したTrinh Quan Huan保健副大臣の言葉とし て「Quang Binh州で死亡した2名の患者は発熱、呼吸不全、重篤な肺炎と臓器 不全を呈したが、鳥インフルエンザによるものではない」と報じた。Huan氏は 政府の会合で述べたと伝えられている。 病院関係者がロイター通信社に語ったところによると、先週ハノイの500km南 にあるQuang Binhの病院で死亡した14歳の少女と26歳の男性は、鳥インフルエ ンザの症状を呈していた。医師はいかなる検査も施行しておらず、当局がどの ようにして先の結論に達したかについてHuan氏は明らかにしていない。 ハノイでは25歳の女性が11月1日、呼吸困難と微熱、鳥インフルエンザの症状 で病院へ急送されたことを、Tuoi Tre新聞が報じた。同紙は、食肉処理された 鶏肉を買って家族4人で食べたが、娘一人だけが発病したという母親の言葉を 引用するとともに、患者がH5N1型ウイルスに感染しているかどうかの検査が進 行中であると報じている。中略。 2003年後半に始まったアジアでの鳥インフルエンザ流行により、ベトナムでは 90名以上が感染し、41名が死亡した。アジアでは2003年後半以来62名が死亡し ており、WHOはH5N1型ウイルスがいまだこの地域の多くの家禽群で土着感染し ていると見ている。 [2] インドネシア。情報源:Reuters Foundation AlertNet、11月3日。 インドネシア保健当局は11月3日、小児3名が鳥インフルエンザの症状を呈した ことを明らかにしたと、Elshinta news radioが報じた。3症例は全員が5歳以 下で、ジャカルタの病院で治療を受けている。Siti Fadillah Supari大臣によ れば、患者は発熱、呼吸促迫などの症状とウイルス感染の徴候(?)を呈してい るとのことである。検査結果を受け取ったかとの記者の質問に対しては「まだ だが、2~3日中には受け取れると期待している、なぜなら休日だから、しかし 症状から見て...鳥インフルエンザの可能性が大きい」と答えた。 以下、世界で最もイスラム教徒の多い国インドネシアは、断食月の節目となる 休日の最中であること。インドネシアでは2005年7月に最初のヒト死亡例が報 告され、これまでに4例が死亡し3例が生存していることなど。 [Moderator注:混乱している人のために、2005年11月1日時点でWHOが確認して いる2003年からの患者総数:カンボジア、死亡4名を含む4名;インドネシア、 死亡4名を含む7名;タイ、13名の死亡を含む20名;ベトナム、41名の死亡を含 む91名;東アジア総数では62名の死亡を含む122名。] ●11-02 (1104-0090)#C#腎症候を伴う出血熱-ロシア(Orenburg) # [1] 情報源:Utro.ru News Agency、11月2日。 Orenburgで腎症候を伴う出血熱(HFRS)のため男性が死亡した。市立感染症病院 の医長は、現在およそ70名の患者が同様診断のもとに、市内のいくつかの病院 で治療を受けていると話した。現在のところ日に5~7名の新規患者が入院して いる。この地域でこの規模の流行は、ここ4年間見られなかった。流行が拡大 した理由としては、乾燥した夏と秋が繁殖に適したために、野ネズミが急激に 増加したことがあげられるかもしれない。 [2] 情報源:Vesti.ru News Agency、11月2日。 Orenburg地域で腎症候を伴う出血熱(HFRS)の流行が報告された。総数で90名が 現在病院で治療を受けている。2005年当初からは、300名がHFRSの症状で入院 し、2名が死亡した。症状は高体温、頭痛と発熱である。現在適切なワクチン がないため状況は悪化している。HRPSによる有症者の死亡率はおよそ12%であ る。 [Moderator注:他の報告( よれば、Orenburg地区におけるHFRSの罹患率は安定してきたようだ。2005年の 前半6ヶ月におけるHFRS届出患者数は35名で、2003年の前半6ヶ月の死亡例4名 を含む270名と比べると7.6分の一に過ぎない。] # bysank100 |2005-11-04 19:04 |ProMed-mail ●11-02(1103-0010)#Ea#鳥インフルエンザウイルス-ユーラシア(47):ハクチ ョウ、クロアチア、感染疑い# クロアチアで、ハクチョウが検査で鳥インフルエンザ陽性となる。 情報源:Pravda、11月2日。 隣国ハンガリーからクロアチアに飛来したハクチョウが、致死性のH5N1型株鳥 インフルエンザに感染していたと、農業省が11月2日発表した。以前ハクチョ ウ8羽が検査でH5N1型株陽性となった地区で先週射殺されたこのハクチョウは、 ハンガリーより飛来したが、かの地の鳥類学者は、マークを付けた際にはその 個体は健康であったと主張している。ハンガリー当局は、鳥インフルエンザ感 染症例を報告していない。 クロアチアの専門家は、ハンガリー当局に対して、今回の検査結果を通知した と、農業省後半感は明らかにした。ハンガリーの農業省は、鳥類での検査件数 を増やしたり、すでに実施されている対策以外の新たな予防対策を導入する予 定はないとしている。 10月21日にクロアチア東部のZdenci自然公園で死亡して発見されたハクチョウ 6羽と、その後隣接する池で死亡して発見された別の2羽が、検査でH5N1型株陽 性となった。 クロアチア当局は、検査で陽性となった個体はすべて、ハンガリーから飛来し た同一の群に属すると考えている。現地はすでに消毒され、付近で飼育されて いた家禽はすべて処分された。 以下、これまでのH5N1型株による被害とクロアチア当局の野鳥での鳥インフル エンザ検査状況。 ●11-02(1103-0020)#Ea#鳥インフルエンザウイルス-ユーラシア(46):マケド ニア:否定# マケドニアでの鳥インフルエンザ感染が疑われる鳥類に関する第1回目の検査 結果は陰性。 情報源:AFP via Todayonline.com、11月2日。 約2週間前にマケドニアで死亡した野鳥は、英国の検査機関での最初のスクリ ーニング検査では陰性であったと、マケドニア保健当局が発表した。 獣医学局責任者Cokrevski氏は、「今回の検査結果は最終的なものではなく、 100%確実ではないが、これまでのところ、2005年10月に診断検査のため英国 に送付された感染疑い鳥類からは、インフルエンザウイルスは確認されていな いと述べた。 今回検査された個体は、10月中旬に、首都Skopjeの南東約200kmにあるMogila およびGermijan村で死亡して発見されたニワトリおよびシチメンチョウ約1000 羽の一部であった。この事例に対応して、マケドニア保健当局は、致死的な鳥 インフルエンザによる被害が国内で発生したとする危惧される中、ニワトリお よびシチメンチョウ数千羽を処分した。Cokrevski氏によれば、「過去数日間 にも、新たな鳥類の大量死が確認されたが、疑いなく、鳥インフルエンザとは 関連がない。」としている。 ●11-02(1103-0030)#Ec#行事日程2005年(24):第12回国際感染症学会、リスボ ン大会、2006年6月# 情報源:ProMED-mail。 主題:第12回国際感染症学会 (ICID) 場所:ポルトガル、リスボン 日時:2006年6月15日~18日。 ●11-02 (1103-0040)#C#狂犬病、ヒト患者、吸血コウモリ-ブラジル(Maranhao 州)(03)# ブラジル:Maranhao州で、吸血コウモリによる狂犬病流行により23名が死亡。 情報源:Xinhua News Agency、11月2日。 ブラジル北東部で過去2カ月間に、小児およびティーンエイジャー18人を含む 住民23人が、狂犬病流行により死亡したと、保健省が11月1日に発表した。同 省によれば、狂犬病は吸血コウモリによってヒトに感染伝播されたとされる。 保健省は、患者全員が北東部にあるMaranhao州の辺地で発生したと発表した。 第1例は2005年8月に発生した。以下、現地の厩舎や家屋の物理的な遮蔽が不十 分なため、吸血コウモリの侵入が容易となっているとする保健省広報官の説明。 Maranhao州は、2004年に吸血コウモリによるヒトでの狂犬病流行が発生した Para州に隣接している。ワクチン接種チーム10組と吸血コウモリ捕獲チーム5 組が、感染拡大を防止するため、現地で活動している。保健省によれば、1986 年~2004年の間に、ブラジルでは703人が狂犬病で死亡したが、そのうちの84 名はMaranhao州で発生した。 以下、アマゾン地域の森林破壊が、ブラジル北部での狂犬病ウイルスを保有す る吸血コウモリの拡散の背景にあるという解説、狂犬病の解説。 [Moderator注:] ●11-02(1103-0050)#Ea#鳥インフルエンザウイルス-ユーラシア(48):タイ、 日本# 目次: [1]タイ:H5N1型株 [2]日本:H4型株 [1]タイ:H5N1型株、情報源:Dose news、11月2日。 タイで鳥インフルエンザ感染拡大、闘鶏が原因とされる。 当局は11月2日、鳥インフルエンザに感染した家禽、特に闘鶏の違法な移送が、 タイ国内7県への鳥インフルエンザウイルス感染拡大の背景となっていると指 摘した。畜産局はそのウェブサイト上で、タイ国民13名が死亡した最新のH5N1 型ウイルス流行で、診断検査によって中央部のAng Thong県のニワトリとハト から同ウイルスが確認されたと発表した。 鳥インフルエンザ感染が疑われている家禽の大量死が発生した他の40県での検 査は進行中であるが、畜産局局長はメディアに対し、(例年季節性に発生する 事例であって)懸念されるような事態ではないと語った。畜産当局では、鳥イ ンフルエンザ感染が確認された7県中6県がタイ中央部に集中し、残る1県は、 闘鶏が中央部から持ち込まれた個体より感染伝播された可能性がある北東部の Kalasin県であるとしている。畜産局局長は、農業従事者や裏庭で家禽飼育し ている農村部住民にH5N1型ウイルスについて教育し、感染が疑われる家禽の大 量死事例を当局に通知するボランティア100万人を含むモニタリングシステム が存在しているが、家禽の違法な移送を完全に防止するのは困難であると語っ た。しかし、これまでのところ、全国76地域(県)中44地域(県)で新規流行発生 が報告された昨年同期に比べ、今年の新規流行件数は大幅に減少している。 以下、政府が実施している鳥インフルエンザ流行対策、取り締まりが困難なタ イ国内の闘鶏の状況、H5N1型株によるアジアでの被害など。 [2]日本:H4型株、情報源:Viet Nam News Agency、11月2日。 日本の当局は、新たな鳥インフルエンザ事例を検知。 日本の当局は、大阪での新たな鳥インフルエンザ流行を確認した。日本の国立 獣医学研究所による検査で、飼育場のアヒル10羽がH4型株鳥インフルエンザウ イルスに感染していることが確認された。このウイルス株はまだヒトには感染 していない。予備検査で一部の個体が鳥インフルエンザに感染している可能性 が示されたため、専門からは同施設内の別のアヒル47羽についても検査を実施 している。もし検査でH5型あるいはH7型株が陽性となれば、施設内に残るアヒ ル780羽が処分される予定である。担当官は、同飼育場の他、近隣の飼育場8カ 所を調査している。 ●11-02(1103-0060)#Ep#Huanglongbing、柑橘類-米国(フロリダ州)(03)# 情報源:The Ledger、11月1日。 柑橘類の深刻な感染症Huanglongbing (citrus greening病)根絶の困難さを訴 える当局。 ●11-02(1103-0070)#Ea#鳥インフルエンザウイルス-カナダ(02):野生カモで の調査# カナダのBritish Columbia州で鳥インフルエンザウイルスが確認される。 情報源:The National Post。 British Columbia州主任獣医官Dr. Ron Lewisは、Quebec 州および Manitoba 州で36羽近くの野鳥が鳥インフルエンザに感染していたと報告された翌日であ る11月1日に、同州でもH5型鳥インフルエンザウイルスが野鳥から検出された と発表した。 Dr. Lewisは州都Victoriaの議会から召喚され、当局が、カナダ中央部の British Columbia州で採取されたカモ14羽からH5型ウイルス強陽性検体を回収 したと証言した。しかし、同氏は、更なる検査により、H5N1型ではないと証明 されるものと予想している。 以下、今回の検査結果に対する州保健当局者のコメント、同州で実施されてい る野生カモでの鳥インフルエンザ感染スクリーニング検査の概要と今回の検査 結果が判明するまでの経緯。 ●11-02(1103-0080)#C#黄熱-ギニア# 情報源:WHO、11月2日。 2005年10月30日現在、ギニア保健省は、黄熱が疑われる急性黄疸症候群患者9 名を報告している。Donka病院の国立委託検査室で、患者6名に関する予備的な 診断確定が行われた。患者9名かの検体は、最終確認のため、WHO黄熱協力セン ターであるセネガルのパスツール研究所に送付された。 患者は、2005年10月3日~23日の間に、Boke (3 名), Kankan (2 名), N'Zerekore (1名), Faranah (1名)地域およびConakry 市(2 名)で発生した。 WHOは、リスク評価と流行制圧対策実施について、保健省を支援している。欧 州委員会人道支援事務局(ECHO:European Commission's Humanitarian Aid Office)の助力を受け、WHOアフリカ地域事務局は、疫学、昆虫学およびウイ ルス学の各専門家からなる対策チームを派遣する予定である。 ●11-02(1103-0090)#C#鳥インフルエンザウイルス-東アジア(156):タイ# タイ:最新の鳥インフルエンザ患者の(感染した)鳥との接触が否定された。 情報源:The Nation (Bangkok)、11月2日。 感染症専門家は、最新の鳥インフルエンザ患者[注:前のProMED-mail記事 #20051101.3190で報じられた女性]は、「環境」からH5N1型ウイルスに罹患し たと指摘している。今回の女性患者は感染した鳥よりも環境からH5N1型ウイル スに感染したと、公衆衛生省が11月1日に発表した。 同省の疾病対策課責任者のDr. Thawat Suntharachanは、「問題の50歳女性は 10月31日に、2003年以来タイで20例目の鳥インフルエンザ感染患者と確認され た。この患者は、死亡したニワトリとの接触なしに、H5N1型ウイルスに感染し た8例目の患者である」と述べた。これまでの7名は、2004年に報告されていた。 疫学局の責任者Dr. Kumnuan Ungchusakは、7名中6名が小児で、感染したニワ トリの排泄物や体液近くで遊んでいるうちにH5N1型ウイルスに感染した可能性 があると語った。さらに、2004年に発病したニワトリに接触することなく同ウ イルス感染した成人患者は、今回の患者と同様の経路で感染したと指摘した。 以下、最新の患者の調査結果を説明するDr. Thawatのコメント(中略)。 その他に患者2名がH5N1型ウイルスに罹患していると疑われていたが、Phichit 在住の4歳少女は11月1日に、検査でヒトインフルエンザウイルスH3N2型陽性が 確認された。 [Mod.CP注:鳥インフルエンザ情報に興味を持ったProMED-mail投稿者が、2004 年12月に始まった流行の現状についてのデータ以下のように編集してくれた。 このデータからは、それぞれの国々でサーベイランス結果に大きな差異がある ことが分かる。 ベトナム (最終報告日:2005年10月29日) 鳥からの感染と報告された患者数:患者67 名、死者23名。 WHOが確認した患者数:患者64 名、死者 21 名。 注: ヒト・ヒト感染の可能性があると報告されている (WHO は過去の一部患 者についてはヒト・ヒト感染の可能性があるが、限定的であるとしている。 CDC は、ヒト・ヒト感染の可能性がある症例については、調査中と発表してい る。) インドネシア (最終報告日:2005年10月24日) 鳥からの感染と報告された患者数:患者85 名、死者9名。 WHOが確認した患者数:患者7名、死者4名。 注:ヒト・ヒト感染:1例も報告も確認もなされていない。10月6日現在、イン ドネシア保健省は、 未確定患者80名を報告している(2,3名については、その 後腸チフスと診断されたが、残りの患者の現状は不明である。). タイ (最終報告日:2005年10月24日) 鳥からの感染と報告された患者数:患者3名、死者1名。 WHOが確認した患者数:患者3名、死者1名。 注:ヒト・ヒト感染:患者1例および死者1名で疑われている。村人34人 (Kalasin地区)が詳細なサーベイランス下に置かれ、1369人が観察下に置かれ ているとの新聞報道がある(10月30日)。 カンボジア (最終報告日:2005年4月19日) 鳥からの感染と報告された患者数:患者4名、死者4名。 WHOが確認した患者数:患者4名、死者4名。 注:ヒト・ヒト感染:1例も報告されていない。 中国 (最終報告日:2005年10月27日) 患者は報告されていないが、H5N1型株感染患者ではない報じられた湖南省での 死亡患者2名について、更なる検査を求めている。2005年10月28日に、WHOは中 国政府に対して、 より詳細な検査結果の提出を要請した。 各国でのサーベイランス結果間の乖離は、ヒトでの鳥インフルエンザ感染の真 の発生率が評価できるよう、解決される必要がある。] ●10-31 (1104-0010)#C#レジオネラ症-スペイン(バルセロナ市)# 情報源:Yahoo Noticias, Espana。 2005年10月31日早朝、Vic総合病院(バルセロナ)において44歳男性がレジオネ ラ_Legionella_症集団発生のために死亡し、これまでの死亡者総数が2名とな ったことをGeneralitat保健勧告審議会(Generalitat's Health Advisory Board)が確認した。患者は10月25日にある基礎疾患のためVic総合病院の集中 治療室(ICU)に入院した。レジオネラ症集団発生による最初の死者は2005年10 月20日に発生している。それは81歳の慢性気管支炎で入院した患者で、入院3 日後に死亡した。 これまでに保健勧告審議会は3名の新たな患者を検知しており、総患者数は19 名となった。新たな患者3名は男性で、すべて10月30日にVic総合病院に入院し た。1例目は73歳男性で10月27日に発症、2例目と3例目は50歳の男性で、それ ぞれ10月29日と10月23日に発症している。 保健勧告審議会によると、残りの14名のうち1名は10月20日に死亡、1名はICU 入院中、4名が退院し、残り8名は入院中であるが状態は良い。 保健当局はVic市議会とともに、流行原因解明のため2kmの範囲内の12の会社を 調査した。それら企業の中で冷却塔を所有しない、あるいは流行発生時には使 用していなかったと思われる企業を除いた6社から27の検体が採取された。 検体は現在研究室で検査中である。さらに、2kmの範囲内にある4社が運転して いる11の冷却塔が、流行制圧のために消毒(shock disinfection measures)さ れた。 [Moderator注:流行の原因に関する更なる情報を求む。] ●11-03 (1104-0020)#Ea#鳥インフルエンザ-ユーラシア(49):野鳥# 投稿者:Reuven Yosef、国際鳥類リサーチセンター所長、イスラエル。 過去数年にわたってイスラエル南部Eilatにある国際鳥類リサーチセンター (IBRCE)のスタッフは、渡り鳥の生態、特に地理的起源に関して理解するため、 Eilatで集められた鳥類標識調査データの照会、解析、刊行に協力してきた。 今日の汎流行による大混乱を踏まえて、これまでIBRCEスタッフや学生により 出版された数十の論文にある広範な鳥類学的主題についての情報を結集し、 H5N1型鳥インフルエンザの汚染地区に出入りする渡り鳥の論理的実態を提供す ることがこの報告の目的である。以下原文参照。 [Moderator注:「野生水鳥の渡りが原因で感染拡大する高病原性鳥インフルエ ンザの潜在的危険性」と題された包括的論文が、FAOの鳥インフルエンザ専門 調査会(ローマおよびバンコック)によって提供されている。 # bysank100 |2005-11-04 19:04 |ProMed-mail |
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