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60代娘の介護日記 〜母と私の時間~

母(さくら93歳、要介護3→4、11月30日に永眠)を一人で在宅介護する娘(もも)の日々を綴ります。

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抗生剤再開と口腔ケア~疲れに気づいた日~

いつの間にか疲労蓄積

夜中の間にさくらさんの熱は下がった。よかった!
朝イチで訪看さんが来て、「娘さんは大丈夫ですか?」と聞かれた。
「大丈夫です!」と答えた瞬間、体がどすんと重くなる。あれ?これはやばい。

夕べは何度か起きて熱を測っていた。
長年の短時間睡眠生活で慣れているはずなのに、今日は妙にきつい。お腹も不調、味覚もいまいち。

ここで救世主登場。さくらさん用に買ってあった栄養ゼリーを拝借。
ゆっくり過ごしたら、じわじわ回復。よかったよかった。

 

 

やること確認はプチストレス

介護もだが、これからのことについて確認する作業も地味にしんどい。

もっと早くから準備しておけば楽だったのに、現実味がなくてつい腰が重くなっていた。
几帳面じゃない性格がさらに拍車をかける。

あれはどこ?これはどうする?とひとりで自問自答。
もし家族に大人がもう一人いれば、分担や相談ができるのになあ………。

 

 

抗生剤の点滴が再開

血液検査の結果、抗生剤の点滴が再開に。
炎症反応の数値が今までで一番。かなり高く、白血球も増えている。
これまでさくらさんにはよく効いた抗生剤、今回も効いてくれればいいのだけれど……。

 

 

訪看さんの本気の口腔ケア

今日の訪看さんは口腔ケアに全力投球。
喉の奥にこびりついた痰を、念入りにかき出してくれた。
「もうやめていいです」と言いたくなるほど時間をかけて攻める。

それでも、さくらさんは大きく口を開けて最後まで協力。
嫌がらなかったのは、訪看さんのケアが上手だったからだろう。
電灯の位置の関係で、口の中が暗くなる。私は懐中電灯を持って助手役。よく見えるわ~。

飲食していなくても痰は硬くこびりつくので、一日数回の口腔ケアが必要だと教わった。
昨日は痰の吸引のやり方もレクチャーしてもらったばかり。

これで、できることがまた増えた!

 

 

みかん一口の作戦

今日はほとんど寝ていたさくらさん。
目が開いた瞬間を逃さず声をかけると、「飲みたい」との言葉。

みかんを絞り、トロミをつけて、なめられる程度に少量ずつ口に運ぶ。
スプーン一口程度で終了だったけど、嬉しい。

これからもこの作戦でいこう。

 

まとめ

  • 介護者の体調管理も大事(ゼリーは神)

  • やること確認は意外なストレス

  • 抗生剤は万能じゃない、効きにくくなることもある

  • 痰対策には口腔ケアが欠かせない

  • 一口だけでも口を潤せて嬉しい

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