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[小説]うつくしい子ども


うつくしいこども / Utsukushii Kodomo
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文学総合点=平均点x評価数716位5,689作品中総合点6 / 偏差値53.71
1999年文学総合点20位118作品中
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評価平均とても良い(1.50 pnt)
評価総合点6.00
文学順位(総合点)716位(5,689作品中)
偏差値(総合点)53.71
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評価数4評価
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作品紹介(あらすじ)

緑豊かなニュータウンを騒然とさせた九歳の少女の殺人事件。
犯人として補導されたのは、 < ぼく > の十三歳の弟だった !
崩壊する家族、変質する地域社会、沈黙を守る学校……
殺人者のこころの深部と真実を求めて、十四歳の兄は調査を始める。
少年の孤独な闘いと成長を痛ましくもみずみずしく描く、感動のミステリー。

( 文庫版裏表紙より )
著者:石田衣良
出版:文藝春秋

単行本 1999年5月発行
文庫版 2001年12月発行
日本 開始日:1999/05
総閲覧数書込み評価
4,99944
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最終変更日:2013/08/28 / 最終変更者:永田 / その他更新者:雪霞 /羽幌炭鉱 / 提案者:遠野 (更新履歴)
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2013/01/27とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ)評価履歴[良い:28(72%)普通:3(8%)悪い:8(21%)] / プロバイダ:38704 ホスト:38885 ブラウザ:5345
初めて読んだ石田衣良さんの作品で、この作品は少年が犯罪を犯すテーマで
街で噂される「夜の王子」の正体は主人公の弟であり、家庭崩壊で不幸で暗い作品と思いきや
主人公である兄はジャガと言うあだ名で冴えない顔だが、弟のために事件を真相知る、前向きに成長する所が良かったです。序盤である風紀委員の松浦出たあたりが面白くて見れた。テーマとしては考える所があり、
石田さんは少年描写が上手く描かくる方だと思いました。個人的に評価は「とても良い」

2012/09/01良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ)評価履歴[良い:6875(33%)普通:7865(38%)悪い:6215(30%)] / プロバイダ:11819 ホスト:11623 ブラウザ:5682
少年犯罪を題材とした話でしたね。

弟が殺人事件を起こしてしまった主人公の少年と、山崎という記者の2人の視点から
話は展開されていきましたが、犯人の弟や、彼に影響を与えていた某少年の
歪んだ精神構造や、殺人事件により、彼自身は何も悪い事をしたわけではないのに、
周囲から白眼視され、卑劣な嫌がらせを受けていた主人公を取り巻いていた状況や、
マスコミの過熱報道ぶり等非常にリアリティある人物描写が真骨頂だったでしょう。
救いだったのは、その某少年には本当に理解し合えた人がいなかったのに対し、
主人公のミキオにははるきと長沢という友人が協力してくれて、親父や校長先生
のような良識的な目上の人もいた事でした。

タイトルの「うつくしい子ども」とは、シンプルだけど、迫害にもめげず、
「真実にたどり着こうとした強い意志」を持ち続けていたこのミキオ少年の事
だったのでしょう。元ネタはおそらく平成9年の酒鬼薔薇事件だったのだろうけど、
利益等偏重のあまり、過剰・偏向報道に走る「マスコミ」やそれに踊らされもして、
自分達と異質な存在を認めず排除しようとする仕組みが働いている、「ムラ社会的な
もの」等日本社会の病巣に対する批判が込められていたように思えました。
もっとも、発表から10年以上経ってもそれは改められていないのですが・・・・・・
評価はそうしたテーマ性など考えさせられたものがあったので「とても良い」です。

2010/04/19良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ)評価履歴[良い:363(80%)普通:53(12%)悪い:35(8%)] / プロバイダ:480 ホスト:461 ブラウザ:9930
【良い点】
ミキオの成長していく過程も見ごたえがあり、物語の構成もすごく良かったと思います。
最初は新聞記者の山崎とミキオそれぞれの視点が交互で構成されているのですが、後半になるにつれ視点が上手い具合にほぼミキオになっていて非常に読みやすかったです。
ミキオの友達の描写もすごく良かったです。はるきと長沢との協力する様子、三人が打ち解けていく様子が上手く描かれていました。

【悪い点】
最初の話が呑み込めるまでは、最初の視点が交互に変わる所はちょっと分散する感じがしました。
話のテーマとしてはラストは非常に良いのですが、松浦と彼の父の結末自体は不満です。結局事件の真相は闇の中で、特に父が自殺するのは残される母や、ミキオの家族の事を思うと卑怯だなと思いました。

{総合評価}
松浦が出てきてからは話がより面白くなり一気に読んでしまいました。多少不満ややるせなさみたいな気持ちは残りますが、心に残る良い作品だと思います。

2006/02/03とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ)評価履歴[良い:250(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ:7995 ホスト:8081 ブラウザ:4184
1997年に神戸で起こった、酒鬼薔薇事件を連想させるつくりの小説です。
少年が少女を殺す――奇異で、ある種の人々にとっては刺激的な事件。本書は、その渦中に置かれた中学2年生の少年、ミキオの視点で描かれた物語です。

本書は、単行本の帯や文庫の裏表紙で、殺人犯が主人公の弟である事をバラしてしまっています。結構早い段階で分かる事実であるとはいえ、ネタばらしである事に変わりはありません。
しかし、読み解く楽しみが削がれている訳ではなく、寧ろ、殺人犯を最初から固定しておく事で、見逃してしまいがちなこと、その先にあるものに、より強い意識を向ける事が出来たと思います。

タイトルの「うつくしい」とは、整った姿かたちの事か、それとも内面の混じり気の無さか。
自分の妹と同い年の、幼い少女を殺したカズシの内面は、とても繊細で、痛々しく、それ故なのか、どこか特異だ。(広汎性発達障害を連想したのですが、どうなんでしょう)
ミキオは、弟に共感できる部分を持ちながら、しかし「何故殺したのか」、それが分からない。だから調べる。
素晴らしい頭脳を持っているわけでもなく、事件が起こるまでは、別段特別な存在でもなかった少年が、凄まじい困難の中、地道に粘り強く、「調査」を続けてゆく。時折本を閉じたくなるようなシーンもあったけれど、最後まで読み通す事ができたのはやはり、彼なりの強さがあったからなのだなあ、と思います。
ミキオに協力する子供達の友情も、清清しかった。一握りの人たちの優しさにも、救われました。

ラスト、大きく動いた物語は、正しい解決を見たわけではありません。結局、主人公やその家族の困難は、(精神的に随分上向きになれたとはいえ)多分この先何十年も続いてゆくことが容易に想像できます。というか、更なる何かを予感させるED手前部分には、少々ぞっとしてしまいました。
けれど、終始一貫、弟を、もうひとりの少年を投げ捨てなかった――そしてこれからも、それを貫くであろうミキオの姿勢が良く見えて、これはこれで良かったと思う。心の底から頑張って欲しいと思える。

視聴率の為に過剰報道を続けるマスコミへの批判と、流される情報を鵜呑みにし、考えることをしない人々への批判も含まれたこの作品。色々な面で考えさせられた作品でした。
勿論その部分を抜きにして、一人の少年の成長を描いた小説としても、秀逸。
評価は、「とても良い」を付けさせて頂きます。

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2015/03/15 好印象 by (表示スキップ)投票履歴 / プロバイダ:21970 ホスト:21943 ブラウザ:1975(携帯) [編集・削除/これだけ表示]
感じた事考えさせられた/道徳心&モラル 
ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)


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