2024.12.24
4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。寒くなり、久しぶりにヒートテックを着てみると、「生地が伸びている」「薄く感じる」「以前ほど温かくない」と思うことはありませんか? これは、ヒートテックに含まれるポリウレタンが劣化しているサインで、正しいお手入れをすれば長持ちさせることができます。劣化のサインとお手入れのポイントを解説します!
ヒートテックに使われるポリウレタン素材は、3年程度で劣化します。劣化すると生地が伸びてしまい、保温性や吸湿性といった本来の機能が低下します。
お持ちのヒートテックが寿命かな?と思ったら、洗濯表示で確認しましょう。
使用頻度や保管状況によって寿命は変わりますが、以下のサインが出たら買い替えを検討しましょう。
ポリウレタンが劣化するとフィット感がなくなり、生地がだらんと伸びてしまいます。
以前ほど暖かく感じない、または汗をかいたときに吸湿性や通気性が悪いと感じることがあります。
生地に変色や白い毛羽立ちが見られる場合は、素材が劣化しています。
ヒートテックを長く快適に使うためには、正しい洗濯方法が欠かせません。
洗濯機で洗う際は、裏返して洗濯ネットに入れましょう。摩擦によるダメージを防ぎ、汗や皮脂汚れをしっかり落とせます。
高温の乾燥機はポリウレタンを劣化させる原因に。自然乾燥し、直射日光を避けて陰干ししましょう。
柔軟剤は繊維をコーティングし、吸湿性や通気性が低下するため、使わないようにしましょう。
同じヒートテックを頻繁に洗うと劣化が早まります。数枚をローテーションして着ることで、寿命を延ばせます。
衣替えのタイミングでヒートテックの状態をしっかり確認しましょう。
これらのサインが見られたら買い替えを検討しましょう。正しいお手入れを続けることで、この冬も快適に暖かさをキープできます! 賢くケアして、寒い季節を乗り切りましょう。
著者
平島利恵
大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。
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