iOS 7は、まったく新しくデザインし直した、洗練されたフラットデザインかつ奥行きのある半透明な美しいユーザーインターフェース(UI)を採用し、ホームボタンの2回押しによる完全マルチタスクなどの200の新機能に対応した革新的なプラットフォームになっています。また、指紋センサーによる「Tcouh ID」機能や初の64bitへの対応も行われています。
対象機種は、iPhone 4以降、iPad 2以降、iPad mini、iPod touchの第5世代以降となっています。それぞれ無償でOSバージョンアップが行えます。

iOS 7は、今年6月に開催された開発者向けイベント「
WWDC 2013」にて概要が発表され、開発者向けにβ版が提供され、着実に開発が進められてきました。今回、正式に9月18日にユーザー向けに提供開始されることが発表されました。
大きな特長はやはりなんといってもデザインが一新されたUIで、フラットデザインと半透明処理でシックで洗練された印象を受けいます。
また、6月の時点では未発表だった64bitカーネルにネイティブ対応していることや、指紋センサーによる新機能「Touch ID」への対応、新しいiSightカメラによる自動手ブレ補正などに対応しています。

機能面では、新しく画面下から上にスワイプすると表示される「Control Center(コントロールセンサー)」が導入され、Wi-Fi(無線LAN)やBluetooth、機内モード、画面回転などがワンタッチでオン・オフできるほか、画面の明るさを変更できる機能となっています。
さらに、「today」「all」「missed」といった3種類のタブによって、当日のスケジュールや1日以内の情報などをチェックできる「Notification Center(通知センター)」も追加され、新着メールや予定、天気、招待状、株価などを一括して次時系列で管理できるようになっています。
加えて、Intelligence Schedule(学習スケジュール)やPush Trigger(プッシュトリガー)などによる自動実行機能に対応し、どの時間帯にどんなアプリを使うのかを学習し、よく使う時間帯にアプリを使いやすい状態にしておいてくれ、FacebookやTwitterなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を朝にチェックするといったときに、事前にフィードやタイムラインを取得しておいてくれ、起動したときにはすぐに最新の状態で表示されるようになります。
Webブラウザー「Safari」は、フルスクリーンモードやスマート検索窓、お気に入りの改善、新しいタブビュー、パラレルコントロール、iCloud Keychain(クラウドパスワード管理)などに対応。
音楽機能では、iTunes Radioを開始する。まずはアメリカからスタートし、無料で利用できる。新機能としては他にも、Wi-FiやBluetoothを使ったファイル共有機能「AirDrop」が追加されます。
この他、FaceTime audio、通知の同期、Weiboo対応、Per App VPN、Activationロックなどへの対応のほか、App Storeにてアプリの自動アップデートが可能になったり、カメラにフィルターをかけられるようになったり、Photo(画像)で撮影年やイベントごとに管理できるようになったり、Siriがより賢くなったりなどの改善などが行われています。
記事執筆:S-MAX編集部
■関連リンク
・
エスマックス(S-MAX)・
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter・
S-MAX - Facebookページ・
Apple - Press Info - iOS 7 With Completely Redesigned User Interface & Great New Features Available September 18