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『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』感想…「やっぱり尺が足りてねぇ」

https://abema.tv/video/title/13-197


多分、次の日曜くらいまでABEMAで全話見れるっぽいし、世間の流れに乗ってジークアクスの感想を書いてみる。ネタバレは遠慮なくやってます。


■よかったところ

主にファースト、あとはゼータやエヴァネタで楽しく見れた事…と、言葉にすると本当に、たった一文になってしまうのだが。でもまぁ実際、1クール通して楽しませてもらったので、そこは素直によかったよねと思う。

末席レベルとはいえそれなりの期間「オタク」をやってれば、そりゃ、まんまファーストで流れていたBGMやSEが使われてるとニヤニヤしちゃうし、ゼータネタまでやるとは思ってなかったから6話あたりでは「バスク・オムwwww」てなったし、ジークアクスの覚醒(?)やジフレド周りの描写なんかは「エヴァやん」てなる。そらそうなる。


若い世代置いてけぼり…みたいな心配もわかるけど、個人的にはそこまで気にしてないかな。言うて自分だって、普通にだいぶ後になってから再放送でファーストを見たクチなわけで。

ジークアクスは、アナザーガンダムだったんだと思う

アナザーだけど宇宙世紀宇宙世紀だけどアナザー。しかもサンライズではなくカラーの制作なので、アナザーの更にアナザー。

上で挙げた“よかったところ”、ジークアクスの盛り上がりって、それこそ仮面ライダーディケイドに近いそれで、つまり、アナザーガンダムスターシステム的な感じで宇宙世紀ネタが登場するからこその楽しさというか。

ガンダムUCの「動く戦争博物館」みたいなのもニヤニヤ要素なんだけど、それとはまたちょっと違うよねと。


そういや今はもう、公式だとアナザーって言わないんだっけ?でもアナザーのほうが分かりやすいからなぁ。

■ファーストの「二次創作」って、どこが好きか(どこをフィーチャーしてるか)が割と出るよね

ジークアクスはもうはっきりと、「ニュータイプ」「シャリア・ブル」「ララァ」だから。かなり終盤のほう、劇場三部作でいう「めぐりあい宇宙」のあたり。「ギャン」「ビグ・ザム」「ア・バオア・クー」とかもか。

一方、例えば08小隊なんかは、雰囲気的にはやはり地球降下後、主に「哀・戦士」のあたり。そういやポケ戦や、0083もそうだけど、このへんのOVAってあんまニュータイプ要素を出してこないよね。オカルトよりもミリタリーというか。

ジークアクス(MS)のデザインは、もう少しこう何というか 手心というか…

あの赤いライン、最近のガンプラは色分け再現がすごいとはいえ、どう考えても、少なくともHGではシールになるやろ…。
あと、白いガンダムの頭部、もうちょっと元のガンダムに寄せてもよかったのでは。額と顎の赤とか、目の黄色とか。

■結局、シュウジがなんなのかわからん

いや、マジで。「向こう側」から来た奴ってのはわかるとして、で、なんなん?と。「向こう側」の一般市民なのか?
なんならもういっそ、エルメスのビットが「薔薇ララァ」の念で擬人化したもの、とか言われたほうが分かる。あと、ジーンのザクに細工して故障させたとか、そういう設定があってもよかったのでは、と思った。

■あと、アルファとかオメガとかもわからん

ワイがちゃんと説明聞いてなかっただけか?

α世界線とかそういう感じの話?

でもガンダム的にはαとかβとかγとかΔとかって、コードネーム的なあれだよね。ゼータガンダムのΖ、クスィーガンダムのΞみたいな。

世界線云々はわかるような、わからんような

「薔薇ララァ」の世界線は、いわゆる「正史」とは違うよってのは、まぁわかる。「光る宇宙」でシャアのほうが殺されとるし。
でも一方で、どこかで聞いた声のエンディミオン・ユニットさんは「ワイ、これ以上ララァを殺りたくないんや…」みたいな事を言っとるしなぁ。

というかララァ(GQ)が言ってた、何回やっても何回やってもシャアがGAME OVERになるの、アクシズショックの話だと思ってたわ。よく聞いたら違うんだけども。

そういやこの、世界線ループネタって多分、元々は新劇場版ヱヴァでやろうとしてたやつだよね、恐らく。なんかヱヴァQでぐちゃぐちゃになって、結局その設定ほのめかすくらいの感じになっちゃってた気がするけど。
まぁ途中で放送してた、「まどマギ」のほうで有名になっちゃったからね…。

■放送時間はよかったけど、放送枠は…

リアタイ視聴を意識した放送時間の設定は、結果として成功だったと思う。ただ、放送枠はなぁ。録画云々の問題が言われてたけど、抱き合わせになってた上田と女がなんちゃらとかいうの、ぶっちゃけ「オタク」が一番嫌いそうなやつじゃね。

■なんとか坂のあれ(坂なんてボンボン坂くらいしかわからん)

量産型リコとか、ガンプラ界隈でもほぼほぼ空気やろ。知らんけど。

騒動は、さすがにもうほとんど収まった感はあるが。
これ、なんとか坂さんだからまだあの程度で済んだけど、例えばジャニタレだったり、KPOPアイドルだったりしたらもっとヤバかったよね。

まぁともかく、騒動含めて「ジークアクスは現象だった」みたいに総括されそう。



■各話感想

・第1話 赤いガンダム
ガールミーツガールのところは、なんというか最近よくあるアニメ採用したMVみたいだな、と思った。なんか駅の背景薄いのとか、ビルの屋上の神社(?)のシーンあたりでは歌流れてたのとか、そのへんのせいだと思うけど。
ガールミーツガンダムのところは、後々キラキラ会話があんなに多用されるんだし、いっそもうキラキラでガールミーツボーイまでやってよかったのでは?と思った。2~3秒でもいいから。直接会った事ないとキラキラ会話できないみたいな縛りがあるのかもしれんが。


・第2話 白いガンダム
いきなり話ぶった切るのかよ!!てなった。第1話でマチュとニャアンの物語が始まったばかりなのに。まだシュウジも登場してないのに。いま思えば、今後もマチュたちの物語の尺が犠牲になるぞ…という事が示唆されていたのかもしれない。
後、「ガンダム大地に立つ!!」エピソードを、シャリア・ブルが回想してるみたいな感じになってるのはおかしくね?と思った。


・第3話 クランバトルのマチュ
マチュが橋の下(?)のキラキラ壁画のところまでいきなり走っていったところが分かりづらい…。ノーヒントで発見するの、NTの勘すごくね?てなった。第1話の、ポメラニアンズのところに配達行く途中で通ってたのな。第2話を挟んでるのと、後、そもそも第1話で「なにこの壁画」くらいの反応してくれないと…。


・第4話 魔女の戦争
シイコ回。メイン3人はとりあえず置いとくとして、ジークアクスオリジナルキャラで最も爪痕を残したのはこの人か?
マチュ、「(相手を殺すくらいじゃないと)シュウジに届かない」と言いつつ、結果として不殺でフィニッシュなんだけど、実際のところ、この後は最終決戦まで、マチュはまともに戦う機会がないという。
なお、数試合ぶんの描写はぶっ飛ばされた模様。これが後々、描写不足として効いてくるんよな…。マチュたちにとって、クランバトルの短期目標が試合に勝つ事なら、長期目標は地球に行くことだと思うのだけれど、その長期目標を定めるシーンをさらっと回想で済ますのはちょっと…。


・第5話 ニャアンはキラキラを知らない
何の前フリもなく、ニャアンもNTでした。うーん。あとニャアン的には「ほとんど見てるだけで置いてけぼりだった自分も、ようやくジークアクスに乗って戦えた、キラキラが見えた」みたいな感じなんだろうけど、視聴者的にはクランバトル、2話しかやってないので…。


・第6話キシリア暗殺計画
後から思うと、「ここ何とかもうちょっと尺詰められなかったか?」と。いや、難しいか?
ギスギス回。っつっても、マチュが一方的にそうなってるだけか。ただまぁやっぱ描写不足で、そもそもマチュ・ニャアン・シュウジの、3人の(あと+ポメラニアンズの)「いつメン」感がそんなにないので、ギスってても「あんなに一緒だったのに」みたいな気持ちにならないというかなんというか…。というかワイはぶっちゃけ、いつの間にマチュがシュウジにそこまで惚れてたのかもわかっとらんのだが。


・第7話 マチュのリベリオン
サイコ・ガンダム! ハンブラビ! ギャン!
あとジークアクスのエヴァっぽい暴走(未遂)!
厳密には前話の感想だけど、「ドゥー」の名前を聞いた瞬間「あっ…2番目の」てなるのはガノタの性よな。一応、Wのトロワのほうも含めて。あと、世代的には柔道漫画「YAWARA!」に出てきた富士子さんの掛け声「アン・ドゥ・トロワ!!」で覚えたよな、と思った。


・第8話 月に墜(堕)ちる
ニャアン、ジフレドの格納庫へエグザベくんの車で会話しながら向かう→格納庫で毒ケーキくんと出会う→格納庫を後にして、宿舎(?)へエグザベくんの車で会話しながら向かう→到着後、宿舎(?)の玄関前で毒ケーキくんから呼び出しの連絡→格納庫へ戻る→ジフレドの前で毒ケーキパーティをはじめる…の流れは、さすがにアホすぎるやろと思った。無駄に行き来させられるRPGみたいな。
あと、シロウズくんそこはメカクレじゃなくてグラサンじゃないのか。


・第9話シャロンの薔薇
マチュの、あれだけ行きたがっていたはずの地球編が、いくらなんでも弾丸旅行すぎる。ニャアンやシュウジがいないとはいえ、もうちょっとなんかあるやろ。
GQララァとも、ちょろっと会話したくらいで、なんというか会話イベントで次イベントのフラグを立てただけ、みたいな。そんな感じ。


・第10話 イオマグヌッソ封鎖
まぁ散々言われてるけどギレン処理のRTA感がすごい。「ギレン、山ちゃんかー」と思ってるうちに出番が終わった。キシリアとギレン、どうして差がついたのか…。
尺足りてない割には、シャリア・ブルの過去編には注力してるんよな。ただ、宇宙世紀における木星での活動がアニメで描写されたのは貴重っちゃ貴重か?というかマチュ、ヒゲマンやコモリちゃんとはいつの間に仲良くなったのだろう。一応、形式上は独房生活ではあるみたいだけど。
マチュが不殺でここまできてる一方で、ニャアンのキルスコアが(イオマグヌッソ起動を含めれば)すごいことに。イオマグヌッソを除いても、普通にビグ・ザム撃破してるしね。この距離ならバr(ryって感じで、そのへんは迷いがない。


・第11話 アルファ殺したち
その曲なら、出てくるのはνガンダムやろ…と思った。
マチュがヒゲマンからもらった銃、「え、そんな使い方なん!?」てなった。何か、その辺りについての説明あったっけ。ワイが聞いてなかっただけか?
ニャアンの銃の使い方、というかニャアンとキシリアの関係については、限られた尺ながらも上手く描いてたと思う。それと比べるとやっぱマチュとララァのほうは…。
あと、マチュが天井から落ちて来たのは「そうはならんやろ」てなった。Anotherなら死んでた(重力が弱いんだろうけど)。


・第12話 だから僕は…
これはもう個人的な好みの話ではあるんだが、ラスボスがRX-78-2ガンダムだとして、最近のガンプラの、RG2.0とかPGのアレ*1とかみたいな、ディテール増し増しにフェイズシフトして、ジークアクスと並んでも合う感じにしてから戦ってほしかった。ガンダムが「あの」デザインなのは意図的なのだろうと、それは分かるけど、でも、個人的にはやっぱ浮いてる感じが気になるんよな。メタっぽさが強くてネタ臭く感じちゃう。「全修。」の、広瀬ナツ子の能力みたいな。いや、あれはあれで真剣に戦ってるんだけども。
デカくなる(ハイパー化?)のもなぁ。いわゆるリアルロボットの戦いではなく、スーパーロボットの戦いっぽくなっちゃったというか*2進撃の巨人っぽくなっちゃったというか、うーん。前話でシャアの変身とかやってるので今更ではあるのだが、ちゃんとそこは真面目にやってほしかった*3。半ば思いつきだった*4みたいだし。そもそも巨大化は負けフラグやでぇ。




各話感想になると、どうしても粗が気になるというか、ディスり寄りにならざるを得ない。まぁ概して言えば、やはり「尺が足りてねぇ」って話になると思う。それ以外の話もしとるっちゃしとるが。


■ぼくのかんがえたさいていげんのじーくあくす

可能な限りそのままで、最低限弄るならこんな感じ。


・第1話 赤いガンダム
上の各話感想でも書いた通り、キラキラガールミーツボーイしとく。会話なしでいいから。


・第2話 クランバトルのマチュ
さすがにこっちが先やろ、と。せめてここまではぶった切らずに。


・第3話 白いガンダム
ガンダム大地に立つ!!」エピソード~カラーリング変更で赤いガンダムへ…あたりまでで一旦終了。このムービーを、サイド6のこじんまりとした秘宝館の様なジオン博物館のシアターで観るマチュたち3人、みたいな。残りの尺で、街ぶらぶらしながら「地球を目指す」という目標を定める感じ。


・第4話 魔女の戦争
ポメ社長からシイコの資料をもらって、3人で作戦を立てる…くらいのシーンはあってもいいんじゃないですかね。


・第5話 ニャアンはキラキラを知らない
・第6話キシリア暗殺計画
・第7話 マチュのリベリオン
とりあえずそのまま。


・第8話 月(地球)に墜ちる
シャアとフラナガンとの会話~ゼクノヴァまで。こっちはシャリア・ブルの回想でいいかな。いないシーンはもちろんあるけども。残りの尺でマチュの脱出劇。地球に墜ちるところまでやってもいいかも。


・第9話 月に堕ちる
ニャアン回をもうちょっと丁寧に。尺に余裕があったらプルシリーズでも出してプロトタイプキュベレイと模擬戦でもすれば。Cパートでララァ登場するくらいやってもいいかも。どうせ次回予告で出るんだし。


・第10話シャロンの薔薇
やっぱ一旦、マチュとララァ(GQ)で館からの逃避行&薔薇探しの旅はしたほがいいと思う。2泊3日か1泊2日でもいいから。合宿の恋バナみたいな事しながら。最終的には「これ以上は薔薇に近づけない」とララァ(GQ)が歩みを止めて、タイミングよく館の追手がやってくる、みたいな。


・第11話 イオマグヌッソ封鎖
・第12話 アルファ殺したち
・第13話 だから僕は…
基本的な流れはそのまま。ラスボス戦については上の感想で述べた通り。いや、何ならラスボスはνガンダムでもいいんじゃね?まである。あのアクシズショック後のνガンダムなら、残りは予備サーベル1本のはず。
マチュがシャアに向かって「ララァ(GQ)の所へ会いに行けやボケェ」みたいな事を言うシーンはほしいかも。


・3.5話 or 4.5話
4話の前か後ろに、できれば「通常回」がほしい。THE「通常回」って感じなら前、「やっぱり今回も殺せなかったよ…」みたいなエピソードを入れるなら後ろ。敵のジャンク屋として、ブッホ・コンツェルンの前身のジャンク会社とか出したら。MSはグフ系で。
ただ、これだと全14話になるので、初回は1時間スペシャルにせんと。


他にも気になるところはあったかもだけど、とりあえず思いつく限りではこんな感じ。主に、3人の「いつメン」感の強化と、マチュとララァの関係の強化かな。終盤の事を考えると。
あと、誰かが言ってたけど、最近やってたリコリス・リコイルのそれみたいな、YouTubeのショートムービーで補完というのもアリかも。


まぁそこまでやっても、このへん
togetter.com
の「にんころ」感はどうしようもないんですけどね…。

■いっその事、2クールにしたら

勢いがなくなる、という意見もわかるけど、同様にSNS等の反応を意識してたであろう水星の魔女も2クールやってたしなぁ。なんとかなるんちゃう?(テキトー)

なお、制作コストの事は考えないものとする。ほら、ガンプラたくさん出せるし…ね?実際、ファースト~ゼータ頃のMSのリブートとしては、1クールで終わらせるのはもったいないっちゃもったいない。


問題は、戦う理由をどうするのかという。実際、マチュは4話の魔女戦の後、最終決戦までまともに戦ってないわけで。


「正史」だとジオンが残党化して、それをどうにかする名目で連邦が無茶苦茶しよるし、ジオン残党のほうも無茶苦茶しよる…というのが大雑把な流れだと思うが、ジークアクス世界線だとそのあたりをどうするか。連邦はさすがに弱体化はしても残党化はしないからな…。*5


連邦が弱体化して、とある一国が調子こいて地上支配までしてる…という構図は、ザンスカールの頃に似てる気がするので、表面上はジオンと争えない連邦が、レジスタンス組織を裏でこそこそ支援してる、みたいな。なんならもう、レジスタンスの名前、リガ・ミリティアにしてしまえば。
マチュはレジスタンス側でジオンと戦うのか、ジオン側でレジスタンスを潰していくのか、どっちかわからんが。ニャアンはまぁ、ジオン側だろうけど。


ちなみに、Vガンダムに出てきたロメロさん(CV茶風林)が大よそマチュたちと同世代です。「昔取った杵柄」のそれが見れるかも。やったね!(どこ需要だよ)

*1:https://bandai-hobby.net/site/pgu-gundam/…やっぱこれはやりすぎかも。

*2:リアルだのスーパーだのの定義は置いておくとして。

*3:真面目の定義は置いておくとして。

*4:https://www.cinematoday.jp/news/N0149542

*5:作中ではバスク・オムがキリシアの暗殺をしかけてたけど、逆に言えばアレが限界。

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