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キミプリ44話「メロロンが自分の人生の役目を知る回~カント オロワ ヤク サク ノ アランケプ シネプカ イサム~」

人生に生きる意味など無く様々な理由付けをして正当化を図り自己を慰めているだけである。
それは事実なのだが、だからこそ人生の虚無に対して自分の生きる意味や使命を見出す必要がある。
コミュ障を拗らせていたメロロンは自己を閉ざして他者との交流を絶ち自分は闇の子だと苛まれていた。
だがプリ活を通してキラキラランドを救ったことで自分の人生の意味や使命、役目に気づいたのだ。
メロロンは恐怖や不安を抱える人々にアイドルプリキュアとして希望を与えることに役目を見出す。
絶望と希望は隣り合わせ。夢を抱く限り苦悩は尽きない。だからこそそれを照らす存在が必要なのだ。

自分の人生に意味を見出せず闇の子として苦悩を抱えていたメロロン、自分の命の使い方を知る

自己の存在理由について苦悩するメロロン

天から役目なしに降ろされた物はひとつもない

  • 【1】世界に平和が戻っても何故か浮かない顔のメロロン
    • 今回はメロロンのお当番回。キラキラリボンを回収し終え荒廃したキラキランドの復興に成功したアイドルプリキュアたち。最終回かな?という展開だが、まだラスボス:ダークイーネとの対決が残されている。凍結が解けた住民たちは束の間の平和を楽しみ、しばしの旧交を温めていたが、メロロンは自己嫌悪に苛まれる。キラキランドが平和だった頃、コミュ障を患っていたメロロンは他者との交流を軽んじ、自己を閉ざしていたからである。またキラキランドの住民なのにキラキラできずにジメジメしていた自分は闇の子なのだと自分を追い詰めていた。そんなメロロンが自分の人生に意味を見出すのが今回のテーマである。

  • 【2】人生に意味など無い
    • 本質を言えば人間がこの世に生きている意味など存在しない。たまたま太陽系に生命が発生してそれが進化して知恵を持ち生態系の頂点に立っただけのことである。人類が滅びる可能性だってあるし、そもそも遠い未来では太陽系すら消滅する。人生に意味など無いのだが、それを自分で見出すことに意義があるのである。ミッション系ではそれは使命だと表現されるし、ゴールデンカムイでは自分が人生を生きる意味を追い求めており「カント オロワ ヤク サク ノ アランケプ シネプカ イサム」と表現していた。

  • 【3】メロロンが見出しだ自分の役目
    • ではメロロンは自分の人生にどのような意味を見出したのであろうか。彼女はアイドルとして人々に希望を与えることに自己の役目を見出した。キラキランドとクラクランドは対をなす存在であり、どちらも人間の希望と絶望から生み出された。10年前のゴープリでもテーマとなっていたが絶望と希望は背中合わせ。夢を抱く限り挫折はあるし、辛い境遇から抜け出したいと思うから希望に縋って足掻くのである。クラクランドのダークイーネは世界を闇に閉ざそうとする。生きているだけで戦争や災害の不安はあるし、生老病死の四苦からは逃れられない。それ故に人々には希望が必要であり、アイドルプリキュアはそれを照らす光となるのだ。今回はうたのクラスメイトの坂上ルカがスマホの情報収集による不安に苛まれるが、メロロン(キュアキッス)は彼女を抱きしめ不安を取り除くのである。こうしてダークイーネとの最終決戦の前に、アイドルプリキュアとしてやるべきことが示されたのであった。
坂上ルカの不安を取り除くキュアキッス(メロロン)
メロロン、皆とアイドルプリキュアの使命を共有する

プリキュア感想まとめ

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