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【初心者向け】ほぼ無料でWebアプリをデプロイできるおすすめサービスまとめ

Last updated atPosted at 2025-06-06

はじめに

自分が開発したwebアプリを誰かに見てもらいたいときや使って欲しいときがあると思います。せっかく作ったので、どうせならデプロイしちゃいましょう!

近年いろんなデプロイサービスが提供されており、無料枠の制限もさまざまです。無料枠でデプロイしてしばらく経ったとき、気づいたら課金されてしまっていることも...

今回は私が普段使っているデプロイサービスやクラウドサービスを紹介したいと思います。

若干個人的観点に寄っているところがあるので、ご指摘あればコメントで教えてください!お願いします!

1. GitHub Pages

GitHubが提供する静的Webホスティングサービスです。リポジトリのプロジェクトがそのままデプロイされるので、めっちゃ簡単です。基本無料で利用できます。

項目概要
利点フロントエンドだけをデプロイするのに向いている
対応技術HTML & CSS & JavaScript
制限容量1GBまで
バックエンド(API)をデプロイできない

基本的にHTML & CSS & JavaScriptを使ったフロントエンドをデプロイする際に優秀です。React,Vueでビルドしたものもデプロイ可能です。

2. Render.com

フルスタック対応のクラウドホスティングサービスです。こちらもGitHubリポジトリを紐づけることで、リポジトリのプロジェクトをそのままデプロイできます。こちらは無料&有料プランがありますが、無料でも非常に自由度が高いです。

項目概要
利点フロントエンド・バックエンド・データベースなど様々な領域をデプロイできる
対応技術HTML & CSS & JavaScript,Node.js,Python,Ruby,Go,Rust,Elixir,Docker,PostgreSQL
無料プラン制限15分間アクセスがないと自動的にスリープ状態になる
月750時間まで稼働可能
PostgreSQLは1GBまで
Socket.io⭕️

技術枠がめちゃくちゃ幅広いデプロイサービスです。唯一の難点は15分間ノーアクセスでスリープされる機能ですが、これはAWS LambdaAWS EventBridgeを使うことで解決できます。 真似しないように。

また、ホスティングサービスなので、今回紹介している中では唯一Socket.ioを組み込めるサービスになります。ぜひ活用してください。

3. Vercel

Next.jsの開発元が提供しているフロントエンド向けに設計されたクラウドプラットフォームです。こちらもGitHubリポジトリを紐づけることで、リポジトリのプロジェクトをそのままデプロイできます。こちらは基本無料です。

項目概要
利点特定のフレームワークを使ったWebアプリのデプロイに向いている
対応技術Angular,React,Vue,Svelte,Next.js,Nuxt.js,Remix,SvelteKit,Viteなど
無料プラン制限API Routerの最大リクエスト時間が10秒
API Routerへのデータサイズ上限4MG
Socket.ioフロントでは⭕️、APIRouterでは❌

こちらは対応技術に書いてあるような、同一の言語(JavaScriptTypeScript)を使ったフレームワークのデプロイに適しています。

Next.jsNuxt.jsReactVueを使ったフロントエンド、API Routerを使ったバックエンドを同じプロジェクト内で実装できるフレームワークです。Next.jsReactNuxt.jsVueに対応しています。

さらに注意して欲しい点は、API Routerのリクエストデータの上限が4MGという点です。これに引っかかるケースとしては、画像や動画などのファイルデータの送信があります。

多少リスクはありますが、フロントエンド側で送信先の外部サーバのクライアントを作成し、フロントエンド側でファイルデータを送信すれば解決できます。

app.tsx(AWS S3へ保存したい場合)
import{S3Client,PutObjectCommand}from'@aws-sdk/client-s3';import{getSignedUrl}from'@aws-sdk/s3-request-presigner';/// Reactの場合、コンポーネント内でクライアントを作ってあげる ///consts3=newS3Client({region:'ap-northeast-1',// AWS東京リージョンcredentials:{accessKeyId:process.env.AWS_ACCESS_KEY_ID,// AWSのアクセスキーsecretAccessKey:process.env.AWS_SECRET_ACCESS_KEY,// AWSのシークレットキー},});/// 以下コンポーネント ///exportdefaultfunctionComponentName(){// ...constputFileToS3=()=>{constcommand=newPutObjectCommand({Bucket:bucketName,// バケット名Key:filename// ファイルの保存先プレフィックス});consturl=awaitgetSignedUrl(s3,command);}///...return(// ...)}

4. AWS S3

AWS(Amazon Web Service)が提供するクラウドストレージサービスです。イメージとしてはGoogleDrive、OneDriveに近いです。ファイルデータ(オブジェクト)を保存することができるのは同様ですが、バケットごとにURLを割り当てることができるため、HTMLにオブジェクトURLを割り当てることでURLを介してHTMLを見ることができます。

項目概要
利点フロントエンドのデプロイに向いている
対応技術HTML & CSS & JavaScript
制限特になし
難点GitHubとの連携をしたい場合、GitHubActionを使う必要がある

こちらも料金が発生しますが、保存容量が5GBを少し超えるぐらいでやっと1円/月なのでとても安価です。また、AWS CloudFrontと併用することで、独自ドメイン + HTTPS対応が可能となり、さらに高速かつ安全なWebサイトを構築できます。

5. AWS Lambda - Serverless(中級者向け)

AWS Lambdaとは

AWS(Amazon Web Service)が提供するサーバー不要でソースコード関数を実行できるサービスです。要は特定のソースコードをここに登録しておけば、外部からLambdaのAPIを叩いたり、他のAWSサービスと連携したりして同じソースコードを好きな用途で使うことができます。

こちらには毎月無料枠と使用量に応じた有料枠が課せられますが、月100万回の実行+さらに32,500回でようやく1円を超過するレベルなので本当にスズメの涙です。

Serverless Frameworkとは

アプリケーションをLambdaの関数として扱い、サーバーレスアプリケーションを簡単に構築・デプロイ・管理できるフレームワークです。使用するには専用のCLIをインストールする必要があります。こちらは基本無料です。

項目概要
利点バックエンドのデプロイに向いている
対応技術Node.js,Python,Ruby,Java,Go,C#,PowerShell
制限特になし
難点アプリの規模が大きくなると複雑化しやすい
AWSのサービス制限に依存する
IAMなどCLIのポリシー設定が必要になる
Socket.io

こちらはバックエンドのデプロイに適しているサービスですが、CLIの扱い方など背景理解が必要な点がいくつかあり、初心者には少し難しい印象です。

しかし前に紹介したようなデプロイサービスより大きな制限もないので中規模のアプリケーションにおすすめです。

また、AWS APIGateWayでのパスルーティングやAWS DynamoDBとのデータベース連携にも対応しているのでインフラをAWSで完結できる点は大きいです。

6. AWS ElasticBeanstalk(おまけ)

AWS(Amazon Web Service)が提供するアプリケーション自動デプロイ&運用管理サービスです。AWS EC2という仮想サーバーサービスを使ってプロジェクトのファイルを.zipに圧縮してアップロードするだけで自動的にアプリケーションをデプロイしてくれるサービスです。使用するには専用のCLIが必要になります。

項目概要
利点フロントエンド・バックエンド・データベースなど様々な領域をデプロイできる
対応技術Node.js,Python,Ruby,Java,Go,PHP,Dockerなど
制限特になし
難点細かいインフラ設定に対しては柔軟性が劣る
sklearnなどの巨大ライブラリを使うアプリではサイズ不足
IAMなどCLIのポリシー設定が必要になる
Socket.io⭕️

こちらはrender.comのように対応する技術幅の広いサービスですが、CLIの扱い方など背景理解が必要な点がいくつかあり、初心者には難しいです。

AWS EC2への直接的なデプロイも可能ですが、初心者にはとても難しいため、AWS EC2へチャレンジしようという方は初めに触っていると良いのではないでしょうか。

また、AWS EC2はAWS Lambdaのような実行回数ではなく、使用時間に応じて料金が課せられるため、高額になりやすいケースがあります。新規AWSアカウント作成から12ヶ月以内 & 最も小さいサーバモデル(t2.micro)なら月750時間以内の稼働なら無料ですが、それ以降は月1000円弱かかります。

しかしその分、他AWSサービスとの連携や、カスタムドメインの割り当て、SSH認証にも対応しておりかなり実践的にインフラを構築できます。難易度の高い領域へのチャレンジに投資しても良いかもしれません。

まとめ:フロント、バックおすすめの組み合わせ

今回は私がいろいろ比較検証した結果、ローコストでデプロイが実現できるサービスを紹介しました。ご参考までに。

以上紹介したものを組み合わせることで、いろんな選択肢が見えてくると思います。最後にざっくりまとめておきます。

フロントエンド

言語フレームワーク等+αでおすすめおすすめサービス
HTML & CSS & JavaScript-AWS CloudfrontAWS S3
GitHub Pages
JavaScript,TypeScriptReact,VueViteVercel
JavaScript,TypeScriptNext.js,Nuxt.js-Vercel
  • スピード重視ならGitHub Pages、凝りたいならAWS S3 + AWS CloudFrontで最適化してみよう
  • Next.jsNuxt.jsは軽量なバックエンドも構築できる点が有能
  • Reactの場合、create-react-appは非推奨のためViteがおすすめ

バックエンド

言語フレームワーク等+αでおすすめおすすめサービス
PythonFastAPI,Flaskpydantic,MangumRender.com
AWS Lambda - serverless
JavaScript,TypeScriptexpress,honozodAWS Lambda - serverless
RubyRails-Render.com
PHPLaravelBrefAWS Lambda - serverless
Gogin-AWS Lambda - serverless
  • Pythonでは、機械学習アルゴリズムやライブラリを導入するならRender.com、軽量APIならAWS Lambda - serverlessがおすすめ
  • Render.comsklearnなどの重量系ライブラリに対応できる
  • Pythonで型を補完するライブラリにはpydanticがおすすめ

  • expresshonoでのバリデーションライブラリはzodなどがおすすめ

まとめ

今回は私がいろいろ比較検証した結果、ローコストでデプロイが実現できるサービスを紹介しました。ご参考までに。

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