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MCM(Microsoft Configuration Manager)について
Last updated atPosted at 2025-12-03
【Qiitaアドベントカレンダー2025】
MCM(Microsoft Configuration Manager)について

引用画像:https://learn.microsoft.com/ja-jp/intune/configmgr/core/servers/manage/admin-console
はじめに
企業でスマートフォンやタブレットを業務に使うことが増えています。その中で「MCM(Mobile Content Management)」という仕組みがあります。ここではMCMについて基本的なところを簡単に整理します。
MCMとは
- MCMは「モバイルコンテンツ管理」の略である
- モバイル端末で使う業務用の資料やファイルを安全に扱う仕組みである
- 営業資料や社内マニュアルなどを社員がどこでも見られるようにしつつ、情報漏えいを防ぐことを目的としている
主な機能
MCMには以下のような機能が備わっている。
- コンテンツを一括で配布できる機能を持つ。
- 管理者が資料をアップロードすることで、対象ユーザーに自動的に配布され、常に最新の情報を共有できる。
- ユーザーやグループごとに閲覧・編集・ダウンロードの可否など、細かなアクセス権限を設定できる。
これにより、情報の適切な管理が可能となる。 - コンテンツは端末上でも暗号化されており、通信経路もSSLなどで保護されている。
これにより、万が一の端末紛失時にも情報漏えいを防止できる。 - オフライン環境でも事前に同期された資料を閲覧できるため、ネットワークが不安定な現場や出張先でも業務を継続できる。
- アクセス履歴を記録する機能があり、誰がいつどの資料にアクセスしたかを把握できる。
これにより、内部統制や監査対応にも有効である。
MDM・MAMとの違い
- MDM:端末を管理する仕組みである
- MAM:アプリを管理する仕組みである
- MCM:コンテンツを管理する仕組みである
導入メリット
- 必要なデバイス情報・資料にすぐアクセスできる
- 機密情報の保護がしやすい
- テレワークやBYOD環境でも安心して利用できる
まとめ
MCMはモバイルで使う業務資料を安全に配る仕組みです。営業資料の更新を一括で配布したり、閲覧権限を細かく設定したりする場面で役立ちます。また、MDMやMAMと組み合わせることでモバイル活用の全体像をより明確にすることができます。
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