Liang@syuturumu1

実は「一つの中国」を認める事と「一つの中国原則」を遵守する事はイコールじゃ無いっす。下の論文はどの国が「中国の一つの中国原則」をどれくらい尊重しているかを比較検討した研究です。国によって台湾についてボカしている様が見えると思います。carnegieendowment.org/research/2023/…x.com/Applegate0/sta…

AG@Applegate0

@syuturumu1 ”同国が引き続き「一つの中国」の原則を順守する”が目的なら玉虫色の回答得ることは十分可能でしょう。極端な話、よっぽどやらかさない限り、この問題でわざわざ日本側に立つために中国と断交して中華民国を承認するところまで行かないでしょ。

2025-11-29 14:52:05

Liang@syuturumu1

論文の中より引用。分かりやすくいうと一番上が「中国の言う一つの中国原則を完全に認めている国」そこからランクが下がっていき一番最後が「中華民国を国として認めている国」。日本の「中国が台湾を一部だと主張する立場を理解し尊重する」は4番目pic.x.com/cHr0yegtV3x.com/syuturumu1/sta…

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

事実誤認があるので1から解説しますが、中国が主張している「一つの中国」原則と西側諸国がとる「一つの中国」政策は異なるものです。中国は「一つの中国」原則を世界が受け入れていると主張しますが、西側諸国は部分的同意のみで各国が「一つの中国」政策をとっています。以下、詳細に解説します。→x.com/yunishio/statu…

yunishio@yunishio

ここが、劉彦甫さんのおかしな認識なのです。中国政府（共和国）の抗議は、日本、中国、アメリカ、国連、ほぼ全ての関係者の共通認識（一つの中国論）に基づきます。高市さんと劉さんだけがズレています。→「「現状」の認識が西側諸国と中国で異なるのは確かとはいえ、」x.com/LIU_Yen_Fu/sta…

2025-12-08 14:48:05

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

まず中国が主張する「一つの中国」原則は次の3つの要素で成り立っています。① 世界で中国はただ一つ、② 台湾は中国の不可分の一部、③ 中華人民共和国が中国を代表する唯一の合法政府。このうち中国は諸外国に②を承認するよう求めているように、「一つの中国」原則の中国にとっての核心部分は→

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

②です。これに対し、日米欧などの西側諸国は特に②について、現状として中華人民共和国が台湾を実効支配していないことを踏まえて完全承認を避けました。例えば米国は③については「承認」しましたが、①と②は「認識」にとどめて、台湾の安全保障にコミットする方針をとり、これを「一つの中国」政→

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

策としました。日本は日中共同声明で③を承認し、②については中国政府の立場を「理解し、尊重し、ポツダム宣言第8項の立場を堅持する」としました。ポツダム宣言第8項では、カイロ宣言を履行するとあり、カイロ宣言には台湾が中華民国に返還されるとあります。日本は1972年に中国の合法政府として→

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

中華人民共和国を承認したので、中華民国の後継として中華人民共和国に台湾を返還することは否定しない立場となりましたが「理解し、尊重」とあるように現時点で台湾が中華人民共和国の立場になったと「承認」していないという立場です。これは日本が主権を回復したサンフランシスコ平和条約で台湾を→

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

放棄したため、日本側は同条約を前提に台湾の帰属先を明言できないという立場をとっていることのほか、日米安全保障条約にある極東条項で台湾も範囲に含まれるため、台湾を中国の一部と同意すると台湾防衛に米軍が関わる際に在日米軍基地の使用を認められなくなる恐れがあったためです。このほかの→

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

西側諸国の多くもそれぞれ台湾が中国の一部であることを完全に承認せず、それぞれの「一つの中国」政策をとることで台湾独立も中国の武力統一も双方を二重に抑止する方針をとって台湾海峡の現状維持を図りました。ですので、西側諸国の「現状」とは、台湾には中国とは異なる政府とその政府が統治し、→

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

中国とは明確に線引きされた領土や人民が存在して、事実上の独立を保っている状態を指します。当然、中国としてはこれを承服できません。中国にとっての「現状」とは、「一つの中国」原則を国際社会が認め、台湾統一に着実に向かっていることを指します。中国がなぜ西側諸国が完全に「一つの中国」原→

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

則を認めなくても良しとしていたかと言えば、中ソ間の対立が進んだことや経済発展のために西側と繋がりたいという現実的な問題があったからであり、西側も特に米国はベトナム戦争の撤退や対ソ連で中国との関係が重要だったなど双方の思惑があったからです。そのような世界情勢の中で双方とも不一致や→

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

曖昧さを残しながら「一つの中国」という同じ言葉を用いることによって、情勢を安定化させてきたわけです。ですので、「現状」の認識がそもそも互いに違うというのは台湾問題を考える上で基本中の基本です。近年、中国が成長し、軍事的な実力もつける中、この曖昧にしてきた「一つの中国」について、→

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

自国が主張する原則の方に引き寄せようと曖昧さを狭くしたり、台湾への軍事的威圧を強めて現状を変更しようとする動きを進めていることで西側諸国で警戒感が高まり、各国の「一つの中国」政策の枠組みの中で対中抑止力の調整を行っているわけです。もちろん中国側は台湾は自国の一部としていて、→

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

西側の動きは「一つの中国」原則違反だとし、国際社会への主張を強化しています。ですので、中国は今回の高市答弁も現状変更だと解釈するわけです。現状およびそもそも「一つの中国」について曖昧にしてきたことが情勢の変化とともに曖昧さが許されづらくなり、その結果外交上の衝突が出やすくなった→

劉彦甫@LIU_Yen_Fu

のが足元の状況といえます。