







本発明は、タッチ入力装置及びプログラムに関する。The present invention relates to a touch input device and a program.
従来のタッチ入力装置として、例えば特許文献1には、静電容量式のタッチセンサに対するユーザによるタッチ入力を検出し、検出したタッチ入力に応じて所定機器の操作を実行するものが記載されている。As a conventional touch input device, for example, Patent Document 1 describes a device that detects a user's touch input to a capacitive touch sensor and executes an operation of a predetermined device according to the detected touch input. ..
上記のようなタッチ入力装置において、タッチセンサにおけるタッチ入力を行う部分であるタッチ部に水が付着すると、付着した水による静電容量の変化によりタッチ入力を誤検出してしまう場合がある。このような誤検出を回避するため、タッチ部に水が付着した被水状態の場合、入力に基づく操作を無効とする手法が考えられる。しかしながら、単に、タッチ部が被水状態の場合にタッチ入力に応じた操作を無効とし、被水状態が解除された通常状態の場合にタッチ入力に応じた操作を有効とするという制御だけでは、動作モードが頻繁に切り替わり、ユーザに煩わしさを与える虞がある。In the above-mentioned touch input device, if water adheres to the touch portion, which is a part of the touch sensor that performs touch input, the touch input may be erroneously detected due to a change in capacitance due to the adhered water. In order to avoid such erroneous detection, a method of invalidating the operation based on the input can be considered in the case of a water-covered state in which water adheres to the touch portion. However, simply controlling that the operation corresponding to the touch input is invalidated when the touch portion is in a water-filled state and the operation corresponding to the touch input is enabled when the touch portion is released in a normal state is not sufficient. The operation mode is frequently switched, which may cause trouble for the user.
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、動作モードが頻繁に切り替わることを抑制することができるタッチ入力装置及びプログラムを提供することを目的とする。The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a touch input device and a program capable of suppressing frequent switching of operation modes.
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るタッチ入力装置は、
ユーザがタッチ入力を行うタッチ部が被水状態であるか、前記被水状態ではない通常状態であるかを示す状態情報を取得する情報取得部と、
前記タッチ部の静電容量の変化に基づいて検出された前記タッチ入力に応じて機器の操作を実行可能な操作制御部と、を備え、
前記操作制御部は、
前記タッチ入力に応じた前記操作を実行する通常モードと、前記タッチ入力に応じた前記操作を無効とする操作無効モードとの一方から他方へ動作モードを切り替え可能であり、
前記通常状態では、前記動作モードを前記通常モードとすることが可能であり、
前記被水状態では、前記動作モードを前記操作無効モードとし、
前記動作モードが前記通常モードであった場合に前記通常状態から前記被水状態になると、前記動作モードを前記通常モードから前記操作無効モードに切り替え、前記操作無効モードに切り替わってから所定期間は、前記通常状態になったとしても前記操作無効モードを継続する。In order to achieve the above object, the touch input device according to the first aspect of the present invention is
An information acquisition unit that acquires state information indicating whether the touch unit on which the user performs touch input is in a water-filled state or a normal state other than the water-covered state.
An operation control unit capable of executing an operation of the device in response to the touch input detected based on a change in the capacitance of the touch unit is provided.
The operation control unit
It is possible to switch the operation mode from one of the normal mode for executing the operation in response to the touch input and the operation invalid mode for disabling the operation in response to the touch input to the other.
In the normal state, the operation mode can be set to the normal mode.
In the water-filled state, the operation mode is set to the operation invalid mode.
When the operation mode is the normal mode and the water state is changed from the normal state, the operation mode is switched from the normal mode to the operation invalid mode, and the predetermined period after switching to the operation invalid mode is Even if the normal state is reached, the operation invalid mode is continued.
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るプログラムは、
ユーザがタッチ入力を行うタッチ部が被水状態であるか、前記被水状態ではない通常状態であるかを示す状態情報を取得する情報取得手段、
前記タッチ部の静電容量の変化に基づいて検出された前記タッチ入力に応じて機器の操作を実行可能な操作制御手段、として機能させるプログラムであって、
前記操作制御手段は、
前記タッチ入力に応じた前記操作を実行する通常モードと、前記タッチ入力に応じた前記操作を無効とする操作無効モードとの一方から他方へ動作モードを切り替え可能であり、
前記通常状態では、前記動作モードを前記通常モードとすることが可能であり、
前記被水状態では、前記動作モードを前記操作無効モードとし、
前記動作モードが前記通常モードであった場合に前記通常状態から前記被水状態になると、前記動作モードを前記通常モードから前記操作無効モードに切り替え、前記操作無効モードに切り替わってから所定期間は、前記通常状態になったとしても前記操作無効モードを継続する。In order to achieve the above object, the program according to the second aspect of the present invention is
An information acquisition means for acquiring state information indicating whether the touch portion on which the user performs touch input is in a water-filled state or a normal state other than the water-covered state.
A program that functions as an operation control means capable of executing an operation of a device in response to the touch input detected based on a change in the capacitance of the touch portion.
The operation control means
It is possible to switch the operation mode from one of the normal mode for executing the operation in response to the touch input and the operation invalid mode for disabling the operation in response to the touch input to the other.
In the normal state, the operation mode can be set to the normal mode.
In the water-filled state, the operation mode is set to the operation invalid mode.
When the operation mode is the normal mode and the water state is changed from the normal state, the operation mode is switched from the normal mode to the operation invalid mode, and the predetermined period after switching to the operation invalid mode is Even if the normal state is reached, the operation invalid mode is continued.
本発明によれば、動作モードが頻繁に切り替わることを抑制することができる。According to the present invention, it is possible to suppress frequent switching of operation modes.
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
本実施形態の一実施形態に係るタッチ入力装置100は、図1に示すように、タッチ部10と、表示部20と、タッチ制御部30と、主制御部40と、を備える。タッチ入力装置100は、タッチ部10に対してなされたユーザの手によるタッチ入力に基づき、所定機器の操作を可能とするものである。As shown in FIG. 1, the
この実施形態では、表示部20及び図3に示す機器200が、タッチ入力により操作可能な対象である。機器200は、例えば、油圧ショベルなどの建設機械に実装された機器である。タッチ入力装置100のユーザは、例えば、建設機械の運転者・操縦者である。タッチ入力装置100は、例えば、建設機械の運転席近傍に着脱可能に設けられる。In this embodiment, the
タッチ部10は、透光性を有し、平面視で矩形状をなすパネル状の部材である。タッチ部10は、カバー11と、タッチセンサ12と、を有する。カバー11は、例えば、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)などの透光性を有する樹脂から形成された板状の部材である。カバー11の前面は、タッチ入力を行うユーザの手が接触する入力面である。タッチ入力とは、タッチ部10の入力面にユーザが手で触れる動作を言う。後述するが、タッチ入力装置100には、ユーザの素手による動作であっても、グローブ(手袋)を着けた手による動作であってもタッチ入力の検出が可能なモードが設定されている。タッチセンサ12は、シート状をなす静電容量式のタッチセンサであり、カバー11の背面に設けられている。タッチセンサ12は、図2に示すように、複数の駆動電極12aと、複数の検出電極12bと、を有する。駆動電極12aは、X方向に延びる帯状をなすとともに、Y方向に間隔を空けて配列されている。検出電極12bは、Y方向に延びる帯状をなすとともに、X方向に間隔を空けて配列されている。駆動電極12a及び検出電極12bは、例えばITO(Indium Tin Oxide)などから構成され、互いに絶縁され、交差して配置されている。The
表示部20は、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diodes)等から構成され、図1に示すように、透光性を有するタッチ部10の背後に設けられている。表示部20は、主制御部40の制御の下で、表示面20aに画像を表示する。表示面20aに表示された画像は、タッチ部10を透かしてユーザに視認される。タッチ部10と表示部20で、いわゆるタッチパネルが構成される。例えば、図4に示すように、矩形状の表示面20aと重なる領域がタッチ入力の検出可能領域Adに設定されている。The
タッチ制御部30は、タッチセンサ12の動作を制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、タッチセンサ12を駆動するための駆動回路等を備える。また、タッチ制御部30は、内蔵のタイマにより計時可能である。タッチ制御部30のROMには、後述の検出モード切替処理を実行するためのプログラムを含む、タッチセンサ12の動作を制御するためのプログラムP1が記憶されている。タッチ制御部30は、例えば、タッチ部10の近傍に設けられたIC(Integrated Circuit)から構成される。The
タッチ制御部30は、図3に示すように、主な機能として、入力検出部31と、感度設定部32と、状態判定部33と、を備える。As shown in FIG. 3, the
入力検出部31は、タッチ部10の静電容量の変化に基づいてユーザによるタッチ入力を検出する。例えば、入力検出部31は、タッチセンサ12の複数の駆動電極12aに駆動信号を順次供給するとともに、複数の検出電極12bを順次選択し、駆動信号が供給されている駆動電極12aと選択された検出電極12bとの交差箇所における静電容量を取得する。そして、入力検出部31は、駆動電極12a及び検出電極12bの交差箇所として規定され、タッチセンサ12に設定された座標(X、Y)の静電容量の分布を生成し、静電容量が所定の閾値を超えた座標(X、Y)でタッチ入力を検出する。以上のように、入力検出部31及びタッチセンサ12は、相互容量方式によりタッチ入力を検出可能に構成されている。The
感度設定部32は、入力検出部31がタッチ入力を検出する際の検出感度を設定する。具体的に、感度設定部32は、図4に示すように、タッチ部10の検出可能領域Adのうち、第1の領域A1の感度を第1の感度に設定し、第2の領域A2の感度を第2の感度に設定する。第1の感度は、素手によるタッチ入力に適した感度として、入力検出部31がタッチ入力を検出する際の静電容量の閾値を第1閾値に設定することで実現される。第2の感度は、グローブを着けた手によるタッチ入力に適した感度として設定される。グローブを着けた場合、素手よりも導電性が低くなるため、第2の感度は第1の感度よりも高く設定される。第2の感度は、入力検出部31がタッチ入力を検出する際の静電容量の閾値を第1閾値よりも低い第2閾値に設定することで実現される。The
また、感度設定部32は、タッチ部10における第1の領域A1及び第2の領域A2の各々が占める割合を変更可能である。そして、感度設定部32は、タッチ部10の検出モードを、第1の領域A1が第2の領域A2よりも大きい素手モード(第1検出モードの一例)と、第2の領域A2が第1の領域A1よりも大きいグローブモード(第2検出モードの一例)との一方から他方に切り替えることが可能となっている。Further, the
図4に示す、素手モード実行時画像1は、素手モードの実行時に表示面20aに表示される画像であり、タッチ部10の第2の領域A2と重なる位置に表示される切替ボタン画像1aと、切替ボタン画像1a以外の領域に表示される検出モード報知画像1bと、を含む。素手モードの実行時には、検出可能領域Adにおける第1の領域A1が占める割合が第2の領域A2よりも大きく設定される。切替ボタン画像1aは、第2の領域A2を報知するとともに、第2の領域A2が第2の感度(つまり、グローブでのタッチ入力が可能)であることを報知可能な態様で表示される。図4に例示した切替ボタン画像1aは、外縁の枠線により第2の領域A2を示すとともに「GLOVE」という文字によりグローブでのタッチ入力が可能であることを示している。検出モード報知画像1bは、検出可能領域Adにおける第2の領域A2以外の広範な領域(つまり、第1の領域A1)が、現在、素手によるタッチ入力に適していることを示す画像である。図4に例示した検出モード報知画像1bは、第1の領域A1の任意の位置に表示された「BARE」という文字により、切替ボタン画像1a以外の領域が、素手によるタッチ入力に適していることを示している。素手モードの実行中にユーザが第2の領域A2でタッチ入力を行うと、素手モードからグローブモードへと検出モードが切り替えられ、表示面20aにグローブモード実行時画像2が表示される。The bare-handed mode execution image 1 shown in FIG. 4 is an image displayed on the
図4に示す、グローブモード実行時画像2は、グローブモードの実行時に表示面20aに表示される画像である。素手モードからグローブモードに切り替わると、感度設定部32は、素手モードの際に第2の領域A2であった箇所を第1の領域A1とし、素手モードの際に第1の領域A1であった箇所を第2の領域A2とする。したがって、グローブモードの実行時には、検出可能領域Adにおける第2の領域A2が占める割合が第1の領域A1よりも大きく設定される。グローブモード実行時画像2は、タッチ部10の第1の領域A1と重なる位置に表示される切替ボタン画像2aと、切替ボタン画像2a以外の領域に表示される検出モード報知画像2bと、を含む。切替ボタン画像2aは、第1の領域A1を報知するとともに、第1の領域A1が第1の感度であることを報知可能な態様で表示される。図4に例示した切替ボタン画像2aは、外縁の枠線により第1の領域A1を示すとともに「BARE」という文字により、第1の領域A1でタッチ入力を行うことで再び素手モードに切り替え可能であることを示している。検出モード報知画像2bは、検出可能領域Adにおける第1の領域A1以外の広範な領域(つまり、第2の領域A2)が、現在、グローブを着けた手によるタッチ入力が可能であることを示す画像である。図4に例示した検出モード報知画像2bは、第2の領域A2の任意の位置に表示された「GLOVE」という文字により、切替ボタン画像2a以外の領域が、グローブを着けた手によるタッチ入力が可能であることを示している。グローブモードの実行中にユーザが第1の領域A1でタッチ入力を行うと、グローブモードから素手モードへと検出モードが切り替えられ、表示面20aに再び素手モード実行時画像1が表示される。The glove
状態判定部33は、タッチ部10のカバー11に雨水などの水が付着していると推定される被水状態であるか、被水状態ではない通常状態であるかを判定する。例えば、状態判定部33は、入力検出部31がタッチ入力を検出する手法と同様に、タッチセンサ12に設定された座標(X、Y)の静電容量の分布に基づき、タッチ部10が被水状態であるか通常状態であるかを判定する。被水状態の判定手法は、公知の手法を適宜採用することができるが、一例として、状態判定部33は、タッチ部10の検出可能領域Adで生じる静電容量が、被水状態判定用の閾値を超えた場合に、タッチ部10が被水状態であると判定する。当該閾値は、前述した第2の感度でタッチ入力を検出する際の第2閾値よりも低く設定される。なお、被水状態の判定においては、被水状態判定用の閾値を超えた座標(X、Y)の分布を考慮してもよい。また、状態判定部33は、例えば赤外線を利用した、公知の雨水センサ(図示せず)からの情報に基づき、タッチ部10が被水状態であるか通常状態であるかを判定してもよい。The
以上の機能を有するタッチ制御部30は、タッチ入力の検出状態を示す検出情報と、現在の検出モードを示す検出モード情報と、タッチ部10が被水状態であるか通常状態であるかを示す状態情報とを主制御部40に伝送する。The
主制御部40は、電気的に接続されたタッチ制御部30と通信を行いつつ、タッチ入力装置100の全体動作を制御するものであり、例えば、CPU、ROM、RAM等からなるMCU(Micro Controller Unit)、表示部20を駆動するための駆動回路、アンテナを含む無線通信モジュール等を備える。主制御部40は、内蔵のタイマにより計時可能である。主制御部40のROMには、後述の動作モード制御処理を実行するためのプログラムを含む、タッチ入力装置100の全体動作を制御するためのプログラムP2が記憶されている。The
主制御部40は、図3に示すように、主な機能として、情報取得部41と、操作制御部42と、表示制御部43と、を備える。As shown in FIG. 3, the
情報取得部41は、前述の検出情報、検出モード情報及び状態情報をタッチ制御部30から取得する。The
操作制御部42は、情報取得部41が取得した検出情報に基づき、検出されたタッチ入力に応じて対象機器の操作を実行可能とする。例えば、操作制御部42は、タッチ入力の座標情報に基づいてユーザの手の動作軌跡を作成し、作成した動作軌跡とROMに記憶された軌跡パターンとを比較し、タッチ入力によるジェスチャを特定する。特定可能なジェスチャは、タップ、スワイプ、スクロール、ピンチイン、ピンチアウト等の種々の動作であればよい。なお、ジェスチャの特定手法は任意であり、例えば、パターンマッチング法、NN法(Nearest Neighbor algorithm)、k-NN法(k-Nearest Neighbor algorithm)などの公知の手法を用いることができる。そして、操作制御部42は、特定したジェスチャに対応した操作指令を対象機器へ出力する。ジェスチャに対応した操作指令の内容を示すデータは、予めROMに記憶されている。The
この実施形態では、表示部20及び図3に示す機器200が、操作制御部42の制御により操作可能な対象である。例えば、機器200は、前述のように建設機械に実装された機器であり、建設機械の各部の動作を制御するECU(Electronic Control Unit)、建設機械内に構成された各種のシステムを含む。また、操作制御部42は、前述のように特定したジェスチャに応じて、機器200の動作を制御する。操作制御部42は、操作指令を有線通信だけでなく無線通信によっても機器200へ伝送することが可能となっている。したがって、ユーザは、建設機械から離れた位置にいる場合であっても、タッチ入力装置100を用いて機器200に対する所定操作を実行することができる。機器200は、操作制御部42からの操作指令に応じた動作を行う。In this embodiment, the
操作制御部42は、検出モードが素手モードの場合、第1の領域A1で検出されたタッチ入力に応じて機器200等の操作を制御可能となっている。素手モードの実行中に第2の領域A2でタッチ入力が検出された場合は、前述のように検出モードが素手モードからグローブモードに切り替えられる。また、操作制御部42は、検出モードがグローブモードの場合、第2の領域A1で検出されたタッチ入力に応じて機器200等の操作を制御可能となっている。グローブモードの実行中に第1の領域A1でタッチ入力が検出された場合、前述のように検出モードがグローブモードから素手モードに切り替えられる。When the detection mode is the bare hand mode, the
また、操作制御部42は、タッチ入力に応じた所定機器の操作を実行する通常モードと、前記タッチ入力に応じた当該操作を無効とする操作無効モードとの一方から他方へ動作モードを切り替えることができる。図5に示すように、通常モードでは、タッチ部10の検出モードが素手モード又はグローブモードの際に検出されたタッチ入力に応じた操作を実行する。一方、操作無効モードでは、タッチ部10の検出モードが素手モードかグローブモードかに関わらず、検出されたタッチ入力に応じた操作を無効とする。操作制御部42は、タッチ制御部30からの状態情報が被水状態を示している場合は、雨水などによるタッチ入力の誤検出を防止するため、動作モードを操作無効モードとする。一方、操作制御部42は、タッチ制御部30からの状態情報が通常状態を示している場合は、雨水などによるタッチ入力の誤検出を防止するため、動作モードを通常モードとすることが可能となっている。図6は、タッチ制御部30(状態判定部33)が判定したタッチ部10の状態と、主制御部40(操作制御部42)によって切り替えられる動作モードとの遷移例を示すタイミングチャートである。同図は、右方向に時間が経過するものとして表した。この実施形態の操作制御部42は、タッチ部10が通常状態の時に限り通常モードを実行するが、タッチ部10が通常状態であるからといって必ずしも動作モードが通常モードに制御する訳ではない。図6に示すように、タッチ部10が通常状態の場合であっても、動作モードが操作無効モードに制御される場合がある。動作モードの切り替え契機は、後述の動作モード制御処理において詳しく述べる。Further, the
図3に戻って、表示制御部43は、表示部20の表示動作を制御する。表示制御部43は、タッチ制御部30からの検出モード情報を参照し、素手モードの実行中は素手モード実行時画像1を表示部20に表示し、グローブモードの実行中はグローブモード実行時画像2を表示部20に表示する。また、表示制御部43は、素手モード実行時画像1の切替ボタン画像1a以外の箇所や、グローブモード実行時画像2の切替ボタン画像2a以外の箇所に、操作可能な対象機器に関する情報を示す対象画像(図示せず)を表示する。対象画像が示す情報は、対象機器そのものを示す情報だけでなく、対象機器の操作項目、対象機器の一部機能を示す情報なども含む。対象画像は、文字、図形、アイコン等で対象機器に関する情報を表す構成であればよい。タッチ入力装置100の構成の説明は以上である。Returning to FIG. 3, the
続いて、タッチ制御部30がプログラムP1に従って実行する検出モード切替処理と、主制御部40がプログラムP2に従って実行する動作モード制御処理を順に説明する。Subsequently, the detection mode switching process executed by the
(検出モード切替処理)
タッチ制御部30は、図7に示す検出モード切替処理を開始すると、まず、タッチ部10の検出モードを素手モードとする(ステップS101)。素手モードの実行中は、主制御部40の制御により、図4に示す素手モード実行時画像1が表示部10に表示される。(Detection mode switching process)
When the
続いて、タッチ制御部30は、タッチセンサ12の静電容量に基づき、第2の領域A2でタッチ入力が検出されたかを判別する(ステップS102)。第2の領域A2でタッチ入力が検出されていない場合(ステップS102;No)、タッチ制御部30は、素手モードを継続する(ステップS101)。一方、第2の領域A2でタッチ入力が検出されると(ステップS102;Yes)、タッチ制御部30は、タッチ部10の検出モードを素手モードからグローブモードに切り替える(ステップS103)。グローブモードの実行中は、主制御部40の制御により、図4に示すグローブモード実行時画像2が表示部10に表示される。Subsequently, the
続いて、タッチ制御部30は、タッチセンサ12の静電容量に基づき、第1の領域A1でタッチ入力が検出されたかを判別する(ステップS104)。第1の領域A1でタッチ入力が検出されていない場合(ステップS104;No)、タッチ制御部30は、グローブモードを継続する(ステップS103)。一方、第1の領域A1でタッチ入力が検出されると(ステップS104;Yes)、タッチ制御部30は、タッチ部10の検出モードをグローブモードから素手モードに切り替える(ステップS101)。以上の検出モード切替処理は、例えばタッチ入力装置100の起動中において継続して実行される。続いて、動作モード制御処理を説明する。Subsequently, the
(動作モード制御処理)
主制御部40は、図8に示す動作モード制御処理を開始すると、まず、タッチ入力装置100の動作モードを通常モードで制御する(ステップS201)。続いて、主制御部40は、タッチ制御部30から供給される状態情報に基づき、タッチ部10が被水状態か否かを判別する(ステップS202)。タッチ部10が被水状態ではない(ステップS202;No)、つまり、通常状態である場合、主制御部40は、通常モードでの制御を継続する(ステップS201)。(Operation mode control processing)
When the operation mode control process shown in FIG. 8 is started, the
タッチ部10が被水状態である場合(ステップS202;Yes)、主制御部40は、動作モードを通常モードから操作無効モードに切り替える(ステップS203)。この切り替えタイミングは、図6の例ではt0に相当する。なお、主制御部40は、動作モードが操作無効モードとなった際に、現在、操作無効モードであることを報知する画像を表示部20に表示してもよい。When the
続いて、主制御部40は、動作モードが操作無効モードに切り替わってから、予め定められた所定期間T1経過したか否かを判別する(ステップS204)。所定期間T1が経過していない場合(ステップS204;No)、主制御部40は、操作無効モードを継続する(ステップS203)。なお、所定期間T1は、任意に設定可能であるが、例えば30秒程度に設定することができる。Subsequently, the
動作モードが操作無効モードに切り替わってから所定期間T1が経過した場合(ステップS204;Yes)、主制御部40は、タッチ部10が通常状態であるか否かを判別する(ステップS205)。タッチ部10が通常状態ではない(ステップS205;No)、つまり、被水状態である場合、主制御部40は、操作無効モードを継続する(ステップS203)。When a predetermined period T1 elapses after the operation mode is switched to the operation invalid mode (step S204; Yes), the
タッチ部10が通常状態である場合(ステップS205;Yes)、主制御部40は、通常状態が予め定められた特定期間T2継続したか(具体的には、図6に示すように、所定期間T1後に通常状態のまま特定期間T2が経過したか)否かを判別する(ステップS206)。未だ、特定期間T2が継続していない場合(ステップS206;No)、つまり、通常状態のまま未だ特定期間T2経過していない場合や、特定期間T2が経過する前に被水状態となった場合、主制御部40は、操作無効モードを継続する(ステップS203)。なお、特定期間T2は、任意に設定可能であるが、例えば10秒程度に設定することができる。When the
所定期間T1の経過後に通常状態が予め定められた特定期間T2継続した場合(ステップS206;Yes)、主制御部40は、動作モードを操作無効モードから通常モードに切り替える(ステップS201)。この切り替えタイミングは、図6の例ではt1に相当する。以上の動作モード制御処理は、例えばタッチ入力装置100の起動中において継続して実行される。When the normal state continues for a predetermined specific period T2 after the elapse of the predetermined period T1 (step S206; Yes), the
以上に説明したタッチ入力装置100は、ユーザがタッチ入力を行うタッチ部10の静電容量の変化に基づいてタッチ入力を検出する入力検出部31と、入力検出部31がタッチ入力を検出する際の検出感度を設定する感度設定部32と、を備える。また、プログラムP1は、コンピュータを、入力検出部31として実現される入力検出手段、感度設定部32として実現される感度設定手段、として機能させる。そして、感度設定部32は、第1の領域A1の検出感度を第1の感度に設定し、第2の領域A2の検出感度を第1の感度よりも高い第2の感度に設定し、タッチ部10に第1の領域A1及び第2の領域A2を同時に存在させることが可能である。
上記のタッチ入力装置100及びプログラムP1によれば、タッチ部10に第1の領域A1及び第2の領域A2を同時に存在させることができるため、複数の検出感度でのタッチ入力を容易に実現することができる。The
According to the
また、タッチ入力装置100は、透光性を有するタッチ部10と、タッチ部10の背後に設けられ、第1の領域A1と第2の領域A2の少なくともいずれかを示す画像を表示する表示部20と、をさらに備える。
この構成によれば、タッチ部10においてタッチ入力の検出感度が複数設定されていることをユーザに報知することができる。なお、以上の実施形態では、素手モード実行時画像1において、切替ボタン画像1aにより第2の領域A2を報知し、検出モード報知画像1bにより第1の領域A1を報知する例を示したが、例えば、検出モード報知画像1bを省略してもよい。第1の領域A1及び第2の領域A2の一方の領域のみ画像で報知することができれば、他方の領域は、ユーザにとって推定可能であるためである。グローブモード実行時画像2の表示態様についても同様である。また、第1の領域A1と第2の領域A2の少なくともいずれかを示す画像の表示態様も任意であり、画像の色分け、背景模様等によって領域を報知する態様であってもよい。Further, the
According to this configuration, it is possible to notify the user that a plurality of touch input detection sensitivities are set in the
具体的に、感度設定部32は、タッチ部10における第1の領域A1及び第2の領域A2の各々が占める割合を変更可能である。さらに、感度設定部32は、第1の領域A1が第2の領域A2よりも大きい第1検出モード(素手モードに相当)と、前記第2の領域A2が第1の領域A1よりも大きい第2検出モード(グローブモードに相当)との一方から他方にタッチ部10の検出モードを切り替えることが可能である。そして、感度設定部32は、第1検出モードの実行中に第2の領域A2でタッチ入力が検出されると、検出モードを第1検出モードから第2検出モードに切り替える。また、感度設定部32は、第2検出モードの実行中に第1の領域A1でタッチ入力が検出されると、検出モードを第2検出モードから第1検出モードに切り替える。Specifically, the
なお、図4に示すように、第1検出モード(素手モード)の第2の領域A2と、第2検出モード(グローブモード)の第1の領域A1とは、タッチ部10における同じ箇所に設定されることが好ましい。当該同じ箇所に設定された領域にタッチすることで、検出モードを切り替え可能であることを、ユーザに直感的に把握させることができるためである。As shown in FIG. 4, the second region A2 in the first detection mode (bare hand mode) and the first region A1 in the second detection mode (glove mode) are set at the same location in the
以上に説明したタッチ入力装置100は、ユーザがタッチ入力を行うタッチ部10が被水状態であるか、通常状態であるかを示す状態情報を取得する情報取得部41と、タッチ部10の静電容量の変化に基づいて検出されたタッチ入力に応じて機器(例えば、機器200)の操作を実行可能な操作制御部42と、を備える。また、プログラムP2は、コンピュータを、情報取得部41として実現される情報取得手段、操作制御部42として実現される操作制御手段、として機能させる。そして、操作制御部42は、通常モードと操作無効モードとの一方から他方へ動作モードを切り替え可能であり、通常状態では動作モードを通常モードとすることが可能であり、被水状態では動作モードを操作無効モードとする。そして、操作制御部42は、動作モードが通常モードであった場合に通常状態から被水状態になると、動作モードを通常モードから操作無効モードに切り替え、操作無効モードに切り替わってから所定期間T1は、通常状態になったとしても操作無効モードを継続する。
上記のタッチ入力装置100及びプログラムP2によれば、動作モードが頻繁に切り替わることを抑制することができる。The
According to the
また、操作制御部42は、動作モードを通常モードから操作無効モードに切り替えてから所定期間T1の経過後に、通常状態になってから特定期間T2、継続して通常状態である場合に通常モードに復帰させる。
この構成によれば、操作無効モードから通常モードへ復帰する際に、動作モードが頻繁に切り替わることを抑制することができる。Further, the
According to this configuration, it is possible to suppress frequent switching of the operation mode when returning from the operation invalid mode to the normal mode.
また、状態情報は、タッチ部10の静電容量の変化に基づいて生成されるものであってもよい。
この構成によれば、専用の雨水センサを設けなくともよいので、部品点数を削減することができる。なお、前述のように、タッチ部10が通常状態か被水状態かの検出に、公知の雨水センサを用いてもよい。Further, the state information may be generated based on the change in the capacitance of the
According to this configuration, it is not necessary to provide a dedicated rainwater sensor, so that the number of parts can be reduced. As described above, a known rainwater sensor may be used to detect whether the
また、タッチ入力装置100は、透光性を有するタッチ部10と、タッチ部10の背後に設けられ、動作モードが操作無効モードとなった際に、操作無効モードであることを報知する画像を表示する表示部20と、をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、現在、タッチ入力に基づく所定機器の操作が行えない状況であることをユーザに報知することができる。Further, the
According to this configuration, it is possible to notify the user that the predetermined device cannot be operated based on the touch input at present.
また、操作制御部42は、機器200へ操作の指令を無線通信により伝送することが可能であり、機器200は、建設機械に実装された機器を含んでいてもよい。Further, the
なお、本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。以下に変形の一例を述べる。The present invention is not limited to the above embodiments and drawings. Changes (including deletion of components) can be made as appropriate without changing the gist of the present invention. An example of modification is described below.
(変形例)
以上の実施形態では、第2検出モード(グローブモード)の際に検出可能領域Adが第1の領域A1を含む例を説明したが、これに限られない。例えば、第2検出モードで、検出可能領域Adの全てを第2の領域A2とする構成を採用してもよい。つまり、感度設定部32は、第1の領域A1が第2の領域A2よりも大きい第1検出モードと、タッチ部10に第1の領域A1が存在せず、且つ、第1検出モードよりも第2の領域A2が拡大された第2検出モードとの一方から他方にタッチ部10の検出モードを切り替えることが可能であってもよい。この場合においても、感度設定部32は、第1検出モードの実行中に第2の領域A2でタッチ入力が検出されると、検出モードを第1検出モードから第2検出モードに切り替えればよい。
上記変形例に係る構成を採用した場合、例えば、感度設定部32は、検出モードが第1検出モードから第2検出モードに切り替わってから一定期間経過後に、検出モードを第2検出モードから第1検出モードに切り替えることができる。当該一定期間は任意に設定可能であるが、例えば、数分、数十分といった期間であればよい。
また、上記変形例に係る構成を採用した場合、例えば、感度設定部32は、第2検出モードの第2の領域A2の中に設定された切替領域でタッチ入力が検出されると、検出モードを第2検出モードから第1検出モードに切り替えてもよい。こうすれば、ユーザが手にグローブを着けている場合であっても、当該切替領域に対してタッチ入力を行うことで、検出モードを第2検出モード(グローブモード)から第1検出モード(素手モード)に復帰させることができる。この場合、例えば、第1検出モードの第2の領域A2と第2検出モードの切替領域とを、タッチ部10における同じ箇所に設定することができる。例えば、図4を用いて説明すれば、グローブモード実行時画像2における切替ボタン画像2aの表示箇所に当該切替領域を設定することができる。(Modification example)
In the above embodiment, an example in which the detectable region Ad includes the first region A1 in the second detection mode (glove mode) has been described, but the present invention is not limited to this. For example, in the second detection mode, a configuration may be adopted in which all of the detectable regions Ad are set as the second region A2. That is, the
When the configuration according to the above modification is adopted, for example, the
Further, when the configuration according to the above modification is adopted, for example, when the
タッチ制御部30と主制御部40の機能は、1つの制御部によって実現されてもよいし、3つ以上の制御部が協働することによって実現されてもよい。また、タッチ制御部30と主制御部40の各々が有する各機能の分担も、以上の実施形態で示した例に限られず任意である。例えば、タッチ制御部30の一部の機能は、主制御部40によって実現されてもよい。したがって、プログラムP1とプログラムP2を構成する各処理の分担も任意であり、以上の実施形態に示した例に限られず、タッチ制御部30と主制御部40のいずれが実行してもよい。The functions of the
プログラムP1,P2は、タッチ入力装置100のROMに予め記憶されているものとしたが、着脱自在の記録媒体により配布・提供されてもよい。また、プログラムP1,P2は、タッチ入力装置100と接続された他の機器からダウンロードされるものであってもよい。また、タッチ入力装置100は、他の機器と電気通信ネットワークなどを介して各種データの交換を行うことによりプログラムP1,P2に従う各処理を実行してもよい。Although the programs P1 and P2 are stored in the ROM of the
以上では、状態判定部33が、タッチ部10のカバー11に雨水などの水が付着していると推定される被水状態であるか、被水状態ではない通常状態であるかを判定する構成を示した。しかし、状態判定部33は、タッチ部10のカバー11に水流が存在していると推定される被水状態(流水状態)であるか、流水状態ではない通常状態であるかを判定してもよい。この場合、状態判定部33は、カバー11に位置が変化しない水滴が付着していると推定される状態も通常状態であると判定する。状態判定部33は、静電容量の変化が水滴であるか水流であるかを、時間に対する検出可能領域Ad内の静電容量の変化量分布に基づいて、判別しても良い。
入力検出部31は、カバー11に位置が変位しない水滴が付着している場合に、静電容量の分布の特徴量に基づいて、タッチ入力による静電容量の変化であるか、水滴による静電容量の変化であるかを区別して、タッチ入力を検出しても良い。
カバー11において位置が変化しない水とタッチ入力とを判別することは、水流とタッチ入力を判別することと比べて比較的容易であるため、このような構成を採用しても良い。
この構成に依れば、動作モードが頻繁に切り替わることを抑制しつつも、ユーザが操作可能な状態をより長期間で維持することが実現される。
加えて、状態判定部33は、カバー11に位置の変化が微小な水滴が付着していると推定される場合や、量が微小な水流が付着していると推定される場合も、通常状態モードであると判定しても良いことは勿論である。また、加えて、状態判定部33は、タッチ部10の重力方向に対する角度に基づいて、水流が存在していると推定する基準を変化しても良い。これは、タッチ部10の面方向が、重力方向に近づくにつれて、水流の挙動が俊敏になることが考えられるためである。状態判定部33は、タッチ部10の重力方向に対する角度を、図示しないジャイロセンサーの入力に基づいて検出しても良い。こうすれば、タッチ入力装置100は、より正確に水流を検出することができる。In the above, the
When water droplets whose positions do not displace are attached to the cover 11, the
Since it is relatively easy to discriminate between the water whose position does not change and the touch input on the cover 11 as compared with discriminating the water flow and the touch input, such a configuration may be adopted.
According to this configuration, it is possible to maintain a state in which the user can operate for a longer period of time while suppressing frequent switching of the operation mode.
In addition, the
以上では、感度設定部32は、タッチ部10における第1の領域A1及び第2の領域A2の各々が占める割合を変更可能であると説明したが、この割合は0%及び100%も含む。感度設定部32の制御によって実現される、検出可能領域Adに対する第1の領域A1及び第2の領域A2の各々が占める割合は、例えば、第1の領域A1が70%で第2の領域A2が30%であってもよいし、第1の領域A1が0%で第2の領域A2が100%であってもよい。さらには、検出可能領域Adに対する第1の領域A1及び第2の領域A2の各々が占める割合は、例えば、第1の領域A1が60%で第2の領域A2が10%であり、残りの30%の領域は、タッチ入力を受け付けない領域や、他の感度でタッチ入力を受け付ける領域であってもよい。In the above, it has been explained that the
以上では、タッチ部10の検出モードが素手モードかグローブモードかにかかわらず、動作モード制御処理を実行する例を示したが、これに限られない。例えば、タッチ部10の検出モードがグローブモードであることを条件に、動作モード制御処理を実行してもよい。グローブモードは検出感度が高いため、タッチ部10の被水によるタッチ入力の誤検出の頻度が高くなってしまうと想定される。したがって、このような誤検出を防止すべく、動作モード制御処理が特に有効である。In the above, an example of executing the operation mode control process regardless of whether the detection mode of the
タッチ入力装置100は、建設機械に自機が装着されているか取り外されているかを判別する機能を有していてもよい。そして、タッチ入力装置100は、自機が建設機械から取り外されていることを条件に、検出モード切替処理又は動作モード制御処理を実行するようにしてもよい。The
タッチ部10と表示部20で構成されるタッチパネルの形状及び構成は任意であり、公知の形状及び構成を適宜採用することができる。The shape and configuration of the touch panel composed of the
以上の実施形態では、タッチ入力装置100が建設機械において使用される例を示したが、用途や対象ユーザは限定されず、目的に応じて任意である。ただし、タッチ入力装置100は、屋外での使用に好適である。In the above embodiment, an example in which the
以上では、タッチ入力がユーザの手によって行われる例を説明した。手としては、指や掌が想定されるが、人体の肩から先にある部分であってもよい。また、安全にタッチ入力が可能である限りにおいては、ユーザの手以外の部位(例えば、足)でタッチ入力が行われてもよい。In the above, an example in which touch input is performed manually by the user has been described. The hand is assumed to be a finger or a palm, but it may be a part beyond the shoulder of the human body. Further, as long as touch input can be safely performed, touch input may be performed at a portion other than the user's hand (for example, foot).
なお、タッチ部10に複数の検出モードを設けなくともよい。つまり、タッチ入力装置100は、図7に示す検出モード切替処理を実行しなくともよい。Note that the
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、公知の技術的事項の説明を適宜省略した。In the above description, in order to facilitate the understanding of the present invention, the description of known technical matters has been omitted as appropriate.
100…タッチ入力装置
10…タッチ部、11…カバー、12…タッチセンサ
20…表示部、20a…表示面
30…タッチ制御部、31…入力検出部、32…感度設定部、33…状態判定部
40…主制御部、41…情報取得部、42…操作制御部、43…表示制御部
P1,P2…プログラム
Ad…検出可能領域、A1…第1の領域、A2…第2の領域
1…素手モード実行時画像、1a…切替ボタン画像、1b…検出モード報知画像
2…グローブモード実行時画像、2a…切替ボタン画像、2b…検出モード報知画像
T1…所定期間、T2…特定期間
200…機器100 ...
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| JP2020-065506 | 2020-04-01 |
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