









本発明は、セグメントの孔にボルト等のシャフト部材を挿入する方法および制御装置に関する。The present invention relates to a method and a control device for inserting a shaft member such as a bolt into a hole of a segment.
構造物の組み立ての要素技術として、複数のセグメントに形成された孔にシャフトを通してそれらのセグメントを連結したり、セグメントに形成されたボルト孔にボルトを通し、それをナットで締結したりすることが用いられる。孔にシャフト部材を通す作業を自動化するために、種々の提案がされている。As an elemental technology for assembling a structure, it is possible to connect the segments through a hole formed in a plurality of segments or to insert a bolt into a bolt hole formed in the segment and fasten it with a nut. Used. Various proposals have been made for automating the work of passing the shaft member through the hole.
特許文献1は、第1のロボットアームのエンドエフェクタで、第2のロボットアームの位置合わせ用エンドエフェクタにより支持されるワークの先端側よりもワーク嵌合部から離れたワークの根元側を支持して、第1及び第2の2つのロボットアームを協調させて動作させることにより、ワークをワーク嵌合部に嵌合させるロボットシステムが開示されている。この先行技術には、ワーク嵌合部を探るために、ワークをワーク嵌合部に対して平面上で並進移動させることが記載されている。
また近年では、ロボットアームを用いてシャフト部材の先端をセグメントの孔付近に当接させながら渦巻き状に移動させ、セグメントの孔を探る手法が提案されている(非特許文献1)。Also, in recent years, a method has been proposed in which a robot arm is used to move the tip of a shaft member in the shape of a spiral while abutting the tip of the shaft member in the vicinity of the hole of the segment to search for the hole of the segment (Non-Patent Document 1).
しかしながら、いずれの先行技術も、孔にシャフト部材が通されるセグメントが予め固定されているか、少なくとも容易に動かないように設置されていることを前提にしており、不安定な状態にあるセグメントの孔にシャフト部材を通すことまでは行うことができない。例えば、固定されず単に自立しているだけのセグメントの孔にシャフト部材を通すようなケースでは、シャフト部材を挿入する際にシャフト部材が孔の縁に少しでも当たると、セグメントがシャフト部材に押されてセグメントの位置や向きが変わってシャフト部材と孔との相対位置がずれたり、セグメントがシャフト部材に押されて倒れたりしてしまう。However, both of the prior arts assume that the segment through which the shaft member is passed through the hole is fixed in advance, or at least is installed so as not to move easily. It is not possible to pass the shaft member through the hole. For example, in the case where the shaft member is passed through the hole of a segment that is not fixed and is merely self-supporting, if the shaft member hits the edge of the hole even slightly when the shaft member is inserted, the segment will push against the shaft member. As a result, the position or orientation of the segment changes, the relative position of the shaft member and the hole shifts, or the segment is pushed by the shaft member and falls.
また、例えば2つのセグメントの孔にシャフト部材を通す場合には、各セグメントの孔が予め正確に互いに位置合わせされていないと、それらのセグメントにシャフト部材を通すことはできない。上記の先行技術では、各セグメントの孔が予め互いに位置合わせされていないと、2つセグメントのうちの最初のセグメントの孔を検出してそこにシャフト部材を挿入することができても、その次のセグメントにシャフト部材が当たってそれ以上シャフト部材を挿入することができない。さらには、シャフト部材が次のセグメントを押して、次のセグメントの位置がずれたり、次のセグメントが倒れたりすることが生じうる。Also, for example, when passing the shaft member through the holes of the two segments, the shaft member cannot be passed through the segments unless the holes of the segments are accurately aligned with each other in advance. In the above prior art, if the holes of each segment were not pre-aligned with each other, the hole of the first of the two segments could be detected and the shaft member inserted there, but The shaft member hits the segment of and the shaft member cannot be inserted any more. Furthermore, the shaft member may push the next segment, which may cause the position of the next segment to shift or the next segment to fall.
本発明の一態様によれば、本発明による制御装置は、セグメントの孔にシャフト部材を挿入するように、各々がエンドエフェクタを有する少なくとも2つのロボットアームを制御する制御装置であって、
一方のエンドエフェクタでセグメントを支持する動作と、
他方のエンドエフェクタでシャフト部材を把持する動作と、
シャフト部材の端部をセグメントの孔に向けて、シャフト部材をセグメントの方向へ移動させる動作と、
シャフト部材がセグメントに接触したことが検出された場合に、シャフト部材の端部をセグメントに押し当てながらシャフト部材の端部をセグメントの上で移動させる動作と、
シャフト部材の端部がセグメントの孔に入ったことが検出された場合に、シャフト部材をセグメントの孔に挿入する動作と、を実行するように構成されたプロセッサを備えている。According to one aspect of the invention, a controller according to the invention is for controlling at least two robot arms each having an end effector so as to insert a shaft member in a hole of a segment,
The operation of supporting the segment with one end effector,
The operation of gripping the shaft member with the other end effector,
An operation of moving the shaft member in the direction of the segment with the end of the shaft member facing the hole of the segment;
Moving the end of the shaft member over the segment while pressing the end of the shaft member against the segment when it is detected that the shaft member has contacted the segment;
A processor configured to perform an operation of inserting the shaft member into the segment hole when it is detected that the end of the shaft member has entered the segment hole.
また、本発明の他の態様によれば、本発明による方法は、各々がエンドエフェクタを有する少なくとも2つのロボットアームによってセグメントの孔にシャフト部材を挿入する方法であって、
一方のエンドエフェクタでセグメントを支持するステップと、
他方のエンドエフェクタでシャフト部材を把持するステップと、
シャフト部材の端部をセグメントの孔に向けて、シャフト部材をセグメントの方向へ移動させるステップと、
シャフト部材がセグメントに接触したことが検出された場合に、シャフト部材の端部をセグメントに押し当てながらシャフト部材の端部をセグメントの上で移動させるステップと、
シャフト部材の端部がセグメントの孔に入ったことが検出された場合に、シャフト部材をセグメントの孔に挿入するステップと、を含む。According to another aspect of the invention, the method according to the invention is a method of inserting a shaft member into a hole of a segment by at least two robot arms each having an end effector,
Supporting the segment with one end effector,
Gripping the shaft member with the other end effector,
Moving the shaft member toward the segment with the end of the shaft member facing the hole in the segment;
Moving the end of the shaft member over the segment while pressing the end of the shaft member against the segment when it is detected that the shaft member contacts the segment;
Inserting the shaft member into the hole of the segment when it is detected that the end of the shaft member has entered the hole of the segment.
また、本発明の他の態様によれば、本発明によるプロセッサによって実行可能なコンピュータ・プログラムは、上記方法を実施する命令を含む。According to another aspect of the present invention, a computer program executable by the processor according to the present invention includes instructions for implementing the above method.
さらに、本発明の他の態様によれば、本発明による非一時的なコンピュータ可読媒体は、上記方法を実施する命令を含む、上記媒体に記憶され、プロセッサによって実行することができるコンピュータ・プログラムを含む。Furthermore, according to another aspect of the present invention, a non-transitory computer readable medium according to the present invention comprises a computer program stored on the medium and capable of being executed by a processor, the instructions including instructions for implementing the method. Including.
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施形態に係るセグメントの孔にシャフト部材を挿入するシステムの概略構成を示す図である。図2は、本発明の一実施形態に係るシステムのブロック図である。FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a system for inserting a shaft member into a hole of a segment according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a block diagram of a system according to an embodiment of the present invention.
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係るシステム1は、ロボット100と、ロボット100を制御する制御装置200と、制御装置200と相互に通信するユーザ操作ユニット300とを備えている。As shown in FIGS. 1 and 2, a
本実施形態に開示するロボット100は、一例として、少なくとも2つのロボットアーム120と、それらのロボットアーム120を支持するロボット筐体140と、ロボット100の周囲環境をセンシングする環境センサ160と、送受信ユニット180とを備えている。As an example, the
本実施形態の各々のロボットアーム120は、例えば6軸の多関節アーム(以下、「アーム」とも称する。)であり、先端にはエンドエフェクタであるロボットハンド(以下、「ハンド」とも称する。)122を有している。ロボットアーム120は各回転軸にサーボモータを有するアクチュエータ(不図示)を備えている。各サーボモータは制御装置200に接続されており、制御装置200から送られる制御信号に基づいて動作制御されるように構成されている。本実施形態では、アーム120として6軸の多関節アームを用いているが、アームの軸数(関節数)はロボット100の用途やそれに求められる機能等に応じて適宜定めることができる。また、本実施形態ではエンドエフェクタとして2本指のハンド122を用いているが、これに限らず、例えば、3本あるいはそれ以上の指を備えたロボットハンド、磁力あるいは負圧による吸着手段を備えたロボットハンド、ゴム膜内に充填された粉粒体のジャミング(詰まり)現象を応用した把持手段を備えたロボットハンド、その他任意の手段により把持対象物のグリップとリリースを繰り返し行うことができるものを用いることができる。各ハンド122a,122bは、その手首部分を中心として回転可能に構成されていることが好ましい。Each
ハンド122には、ハンド122の変位量、ハンド122に作用する力・加速度・振動等を検出する動力学センサが備えられている。さらに、ハンド122は、ハンド122による把持力や触覚を検出する触覚センサを備えていることが好ましい。The hand 122 is equipped with a dynamic sensor that detects the amount of displacement of the hand 122 and the force, acceleration, vibration, etc. acting on the hand 122. Further, the hand 122 preferably includes a tactile sensor that detects a gripping force or a tactile sense of the hand 122.
ロボット筐体140は、例えば、載置台(不図示)の上に固定した状態で設置してもよく、あるいは、載置台の上に回転駆動装置(不図示)を介して旋回可能に設置してもよい。ロボット筐体140を載置台の上に旋回可能に設置した場合には、ロボット100の作業範囲をロボット100の正面の領域だけでなく、ロボット100の周囲の範囲に広げることができる。さらには、ロボット筐体140は、ロボット100の用途や使用環境に応じて、複数の車輪や無限軌道等を備えた車両、船舶、潜水機、ヘリコプターやドローン等の飛行体、その他の移動体に載置されていてもよく、あるいは、ロボット筐体140がそのような移動体の一部として構成されていてもよい。さらには、ロボット筐体140は歩行手段として2足またはそれ以上の足を有していてもよい。ロボット筐体140がそのような移動手段を有することにより、ロボット100の作業範囲をより広範囲とすることができる。ロボット100の用途によっては、ロボットアーム120はロボット筐体140を介さずに載置台等に直接固定されていてもよい。The
環境センサ160は、ロボット100の周囲環境をセンシングする。周囲環境には例えば、電磁波(可視光線、非可視光線、X線、ガンマ線等を含む)、音、温度、湿度、風速、大気組成等が含まれ、したがって環境センサ160は、視覚センサ、X線・ガンマ線センサ、聴覚センサ、温度センサ、湿度センサ、風速センサ、大気分析装置等を含み得るが、これらに限定されない。なお、図では環境センサ160がロボット100と一体であるように示されているが、環境センサ160はロボット100とは一体でなくてもよい。例えば、環境センサ160はロボット100から離れた位置に設置されていたり、車両やドローン等の移動体に設置されていてもよい。また、環境センサ160は、GPS(Grobal Positioning System)センサ、高度センサ、ジャイロセンサ等を備えていることが好ましい。さらに、環境センサ160は、ロボット100の屋外または屋内における位置検出のため、位置検出手段として、上記GPSセンサの他、WiFi測位、ビーコン測位、自立航法測位、地磁気測位、音波測位、UWB(Ultra Wide Band:超広帯域無線)測位、可視光・非可視光測位等を行うための構成を備えていることが好ましい。The
なお、図では環境センサ160がロボット100と一体であるように示されているが、環境センサ160がロボット100の周囲環境及び位置・姿勢等をセンシングできるのであれば、環境センサ160はロボット100とは一体でなくてもよい。例えば、環境センサ160はロボット100から離れた位置に設置されていたり、ロボット100とは別の車両やドローン等の移動体に設置されていてもよい。Although the
特に視覚センサとしては、例えば、2Dカメラ及び深度センサ、3Dカメラ、RGB-Dセンサ、3D-LiDARセンサ、Kinect(商標)センサなどを用いることができる。環境センサ160で得られた視覚情報は制御装置200へ送られ、制御装置200において処理される。環境センサ160で得られるその他の環境情報も制御装置200へ送信し、ロボット100の周囲環境の解析に用いることができる。Especially as the visual sensor, for example, a 2D camera, a depth sensor, a 3D camera, an RGB-D sensor, a 3D-LiDAR sensor, a Kinect (trademark) sensor, or the like can be used. The visual information obtained by the
送受信ユニット180は、制御装置200との間での信号・情報の送受信を行う。送受信ユニット180は、制御装置200と有線接続または無線接続によって接続することが可能であり、したがってそれらの信号・情報の送受信は有線または無線によって行うことができる。それらの信号・情報の送受信に用いられる通信プロトコル及び周波数等は、システム1が用いられる用途や環境等に応じて適宜選択しうる。さらに、送受信ユニット180はインターネット等のネットワークに接続されていてもよい。The transmission/
次に、本実施形態のシステム1における制御装置200について説明する。Next, the
図2を参照すると、本実施形態に係るシステム1の制御装置200は、プロセッサ220、記憶媒体240および送受信ユニット260を備えている。Referring to FIG. 2, the
プロセッサ220は主として、ロボット100のロボットアーム120及びボディ140の駆動部及びセンサ(共に不図示)の制御、環境センサ160の制御、環境センサ160から送信された情報の処理、送受信ユニット260の制御、ユーザ操作ユニット300との相互作用を司る。プロセッサ220は、例えば、中央演算処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、組込みプロセッサ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、あるいはそれらの組み合わせで構成される。プロセッサ220は、1又は2以上のプロセッサで構成されていてもよい。The
プロセッサ220は、環境センサ160から送られた情報の処理として、環境センサ160で得られた視覚情報に基づいてロボット100の周囲環境に存在するオブジェクトの認識を行う。一例として、制御装置200のプロセッサ220は、環境センサ160で得られた視覚情報(画像情報及びその画像中の深度情報)に基づいて、視覚情報中に含まれるオブジェクトの形状を検出し、制御装置200の記憶媒体240に記憶されているオブジェクトの形状データや、あるいは、制御装置200が接続されているネットワーク上に存在するオブジェクトの形状データを参照することにより、視覚情報中に含まれるオブジェクトを特定する。オブジェクトの特定は、例えば、オブジェクト形状の特徴点を参照し、既知のオブジェクトの形状データに関連付けられたルックアップテーブルを参照したり、あるいは、任意の機械学習やAI技術を用いて未知のオブジェクトの形状データとの関連付けを行うことで、実行することができる。あるいは、ユーザ操作ユニット300の後述するユーザ入力ユニット350を用いてユーザがオブジェクトを特定する操作をすることで、そのオブジェクトの特定を行うこともできる。オブジェクトは、例えば、孔が形成された1つまたは2つ以上のセグメントと、セグメントの孔に挿入されるシャフト部材とを含む。シャフト部材は、シャフト、ピン、ボルト、ねじ等であってもよい。ボルトに締結されるナットもオブジェクトに含まれ得る。The
記憶媒体240は、ロボット100を制御するコンピュータ・プログラム、環境センサ160から送信された情報の処理を行うコンピュータ・プログラム、ユーザ操作ユニット300との相互作用を行うコンピュータ・プログラム、送受信ユニット260を制御するコンピュータ・プログラム等を記憶している。好ましくは、記憶媒体240には、コンピュータに後述する動作を行わせて制御装置200としての機能を生じさせるソフトウェアまたはプログラムが記憶されている。特に、記憶媒体240には、図3並びに図6A及び図6Bを参照して後述する方法を実施する命令を含む、プロセッサ220によって実行可能なコンピュータ・プログラムが記憶されている。記憶媒体240は、上述したような既知のオブジェクトの形状データに関連付けられたルックアップテーブルを記憶していることが好ましい。さらに、記憶媒体240は、ロボット100のロボットアーム120の各部(サーボ(不図示)、ハンド122等)の状態、環境センサ160から送信された情報、ユーザ操作ユニット300から送られた情報及び制御信号等を少なくとも一時的に記憶する役割も有する。記憶媒体240は、制御装置200の電源がオフされても記憶状態が保持される非一時的なコンピュータ可読媒体である不揮発性の記憶媒体で構成されていることが好ましく、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、固体記憶装置(SSD)、コンパクトディスク(CD)・ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)・ブルーレイディスク(BD)等の光学ディスクストレージ、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、フラッシュメモリ等の不揮発性ストレージで構成される。The
送受信ユニット260は、ロボット100との間での信号・情報の送受信と、ユーザ操作ユニット300との間での信号・情報の送受信とを行う。制御装置200は、ロボット100及びユーザ操作ユニット300とそれぞれ有線接続または無線接続によって接続することが可能であり、したがってそれらの信号・情報の送受信は有線または無線によって行うことができる。それらの信号・情報の送受信に用いられる通信プロトコル及び周波数等は、システム1が用いられる用途や環境等に応じて適宜選択しうる。さらに、送受信ユニット260はインターネット等のネットワークに接続されていてもよい。The transmission/
なお、図1及び図2では制御装置200がロボット100及びユーザ操作ユニット300から独立したものとして示されているが、これに限られない。例えば、制御装置200はロボット100の筐体140内に設けられていてもよく、あるいは、制御装置200はユーザ操作ユニット300と一体に構成されていてもよい。また、本システム1で用いるロボット100は1つに限られず、複数のロボット100を独立して、あるいは互いに協働させて動作させてもよい。この場合、単体の制御装置200で複数のロボット100を制御してもよく、あるいは、複数の制御装置200を協働させて複数のロボット100を制御してもよい。Although the
続いて、本実施形態のシステム1におけるユーザ操作ユニット300について説明する。Next, the
図2に示すように、本実施形態に係るシステム1のユーザ操作ユニット300は、プロセッサ320、記憶媒体340、入力デバイス350、送受信ユニット360、ディスプレイ370を備えている。As shown in FIG. 2, the
プロセッサ320は主として、制御装置200との相互作用、入力デバイス350を介してユーザによって行われる入力に基づく処理、送受信ユニット260の制御、ディスプレイ370の表示を司る。とりわけ、プロセッサ320は、入力デバイス350によって入力されたユーザ入力を解釈し、ロボット100にその解釈に応じた動作を実行させるための動作指示信号を生成して、制御装置200に送信する。制御装置200のプロセッサ220は、その動作指示信号に基づき、ロボット100のロボットアーム120及びボディ140の各駆動部(不図示)や環境センサ160を動作させるための1つのあるいは複数の制御コマンドを生成する。ユーザ操作ユニット300のプロセッサ320は、例えば、中央演算処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、組込みプロセッサ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、あるいはそれらの組み合わせで構成される。プロセッサ320は、1又は2以上のプロセッサで構成されていてもよい。The
さらに、ユーザ操作ユニット300のプロセッサ320は、ユーザに提示するUI(ユーザ・インターフェース)画面を生成し、ディスプレイ370に表示するように構成されている。UI画面(不図示)は、例えば、複数の選択肢を階層的にユーザに提供する選択ボタンを含んでいることが好ましい。さらにプロセッサ320は、ロボット100の環境センサ160によって撮影されたロボット100の周囲環境の実空間の画像または動画をディスプレイ370に表示してもよく、あるいは、ロボット100の環境センサ160によって撮影されたロボット100の周囲環境の画像または動画に基づいて仮想空間(シミュレーション空間)の画像または動画を生成し、ディスプレイ370に表示してもよい。プロセッサ320は、現実世界の画像または動画に基づいて仮想世界の画像または動画を生成する際に、例えば現実世界の座標系と仮想世界の座標系とを対応付けることにより、現実世界と仮想世界との相関関係を構築する。さらに、実空間の画像または動画と仮想空間(シミュレーション空間)の画像または動画とを同時にディスプレイ370に表示してもよい。さらには、UI画面を、ロボット100の周囲環境の画像または動画あるいは仮想空間の画像または動画に重ね合わせて表示してもよい。ロボット100の周囲環境の現実世界の画像または動画に基づいて生成される仮想世界(シミュレーション空間)の画像または動画には、ロボット100の周囲環境に存在するオブジェクトも含まれる。Further, the
記憶媒体340は、制御装置200との相互作用を行うコンピュータ・プログラム、入力デバイス350を介してUI画面においてユーザによってインタラクティブに行われる入力に基づく処理を行うコンピュータ・プログラム、送受信ユニット260の制御を行うコンピュータ・プログラム、ディスプレイ370の表示を行うコンピュータ・プログラム等を記憶している。さらに、記憶媒体240は、ロボット100の環境センサ160によって撮影され、制御装置200を介してユーザ操作ユニット300に送られたロボット100の周囲環境の画像または動画、あるいは、そのロボット100の周囲環境の画像または動画に基づいてプロセッサ320によって生成された仮想空間(シミュレーション空間)の画像または動画を少なくとも一時的に記憶することが可能である。ユーザ操作ユニット300の記憶媒体340も、ユニット300の電源がオフされても記憶状態が保持される非一時的なコンピュータ可読媒体である不揮発性の記憶媒体で構成されていることが好ましく、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、固体記憶装置(SSD)、コンパクトディスク(CD)・ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)・ブルーレイディスク(BD)等の光学ディスクストレージ、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、フラッシュメモリ等の不揮発性ストレージで構成される。The
入力デバイス350として、例えば、キーボード、マウス、ジョイスティックなどを用いることができる。さらには、赤外線等を用いて位置と姿勢をトラッキングすることが可能でトリガーボタンなどを備えたトラッカーと呼ばれるデバイスを用いることもできる。また、ディスプレイ370がタッチパネル式のディスプレイ・デバイスを備えている場合には、そのタッチパネルを入力デバイスとして用いることができる。さらには、ディスプレイ370がVR(仮想現実)・AR(拡張現実)あるいはMR(複合現実)等の表示デバイスとして用いられるヘッドマウントディスプレイであり、かつユーザの視線追跡機能を備えている場合には、その視線追跡機能を入力デバイスとして用いることができる。あるいは、視線追跡機能を備えているがディスプレイを備えていないデバイスであっても、その視線追跡機能を入力デバイスとして用いることができる。さらには、音声入力装置を入力デバイスとして用いることもできる。これらは入力デバイス350の例として例示したものであり、入力デバイス350に用いることができる手段はこれらに限られない。また、上述したような手段を任意に組み合わせて入力デバイス350として使用してもよい。上記のような入力デバイス350を用いることにより、ユーザはディスプレイ370に表示されたUI画面において、例えば、選択ボタンを選択したり、文字を入力したり、ロボット100の環境センサ160によって撮影されたロボット100の周囲環境の画像または動画中に含まれるオブジェクト、あるいは、ロボット100の環境センサ160によって撮影されたロボット100の周囲環境の画像または動画に基づいて生成された仮想空間(シミュレーション空間)の画像または動画中に含まれるオブジェクトを選択したりすることができる。As the
送受信ユニット360は、制御装置200との間での信号・情報の送受信とを行う。上述したように、ユーザ操作ユニット300は制御装置200と有線接続または無線接続によって接続することが可能であり、したがってそれらの信号・情報の送受信は有線または無線によって行うことができる。その信号・情報の送受信に用いられる通信プロトコル及び周波数等は、システム1が用いられる用途や環境等に応じて適宜選択しうる。さらに、送受信ユニット360はインターネット等のネットワークに接続されていてもよい。The transmission/
ディスプレイ370には、ディスプレイ・モニター、コンピュータ・タブレット装置(タッチパネル式のディスプレイを備えたものを含む)、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)あるいはMR(複合現実)等の表示デバイスとして用いられるヘッドマウントディスプレイ、プロジェクター等の任意の形態の表示装置を用いることができる。The
特に、ディスプレイ370としてヘッドマウントディスプレイが用いられる場合、ヘッドマウントディスプレイがユーザの左右の眼にそれぞれ視差を持たせた画像または動画を提供することで、ユーザに三次元の画像または動画を知覚させることができる。さらに、ヘッドマウントディスプレイがモーション・トラッキング機能を備えている場合は、ヘッドマウントディスプレイを装着しているユーザの頭の位置、方向に応じた画像または動画を表示させることができる。さらには、上述したようにヘッドマウントディスプレイがユーザの視線追跡機能を備えている場合には、その視線追跡機能を入力デバイスとして用いることができる。In particular, when a head-mounted display is used as the
[第1の動作例]
次に、図3~図5を参照し、本発明の一実施形態に係るセグメントの孔にシャフト部材を挿入する方法の第1の動作例として、単体のセグメントの孔にシャフト部材を挿入する動作を説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るセグメントの孔にシャフト部材を挿入する第1の動作を示すフローチャートである。図4A及び図4Bは、本発明の一実施形態に係るセグメントの孔にシャフト部材を挿入する第1の動作におけるハンドの動きを示す図である。図5は、セグメントの孔を探索するためのハンドによる種々の動作パターン例を示す図である。[First operation example]
Next, referring to FIGS. 3 to 5, as a first operation example of the method of inserting the shaft member into the hole of the segment according to the embodiment of the present invention, the operation of inserting the shaft member into the hole of the single segment Will be explained. FIG. 3 is a flowchart showing a first operation of inserting the shaft member into the hole of the segment according to the embodiment of the present invention. 4A and 4B are diagrams showing movement of the hand in the first operation of inserting the shaft member into the hole of the segment according to the embodiment of the present invention. FIG. 5 is a diagram showing various operation pattern examples of a hand for searching a hole of a segment.
最初に、ユーザ操作ユニット300(図2)のUI画面を通じて、シャフト部材とそれを通すセグメントとを指定し、セグメントの孔にシャフト部材を通す旨の指示を行い、これを実行させる(図3のステップS300)。セグメントの孔にシャフト部材を通す旨の指示は、例えば、UI画面でシャフト部材とそれを通すセグメントとを指定した後に、セグメントの孔にシャフト部材を通す旨の制御コマンドを同じくUI画面を通じて生成することによって行うことが可能である。あるいは、制御装置200によって、セグメント及びシャフト部材がオブジェクトとして認識されており、かつシャフト部材はセグメントの孔に挿入されるべきものであることが関連付けされている場合には、ユーザ操作ユニット300(図2)のUI画面でシャフト部材とそれを通すセグメントとを指定することにより、指定したシャフト部材を指定したセグメントの孔に通す旨の制御コマンドが生成され得る。そのように生成された制御コマンドはユーザ操作ユニット300から制御装置200へ送られる。制御装置200のプロセッサ220は、その制御コマンドに従ってロボット100の動作制御を実行する命令を生成し、その命令を実行する。First, through the UI screen of the user operation unit 300 (FIG. 2), the shaft member and the segment through which it is to be specified are designated, an instruction to pass the shaft member through the hole of the segment is given, and this is executed (see FIG. 3). Step S300). For the instruction to pass the shaft member through the hole of the segment, for example, after the shaft member and the segment to be passed through the UI screen are designated, a control command for passing the shaft member through the hole of the segment is generated through the UI screen. It can be done by Alternatively, if the segment and the shaft member are recognized as objects by the
上記命令に従ってロボット100の動作制御が開始されると、まず図4A(a)に示すように、ハンド122aでセグメント10を把持して略垂直の姿勢となるように移動させ、ハンド122bの先端に接触するようにハンド122bに立て掛けてハンド122bでセグメント10を支持し、ハンド122aによるセグメントの把持を解除する(図3のステップS310)。セグメント10が予めハンド122bで支持可能な姿勢である場合には、ハンド122aでセグメント10を把持して略垂直の姿勢となるように移動させる動作は省略できる。ハンド122bでセグメント10を支持することは、セグメント10が固定されず不安定な状態である場合に特に有効であるが、セグメント10が固定されている場合に行ってもよい。例えば、セグメント10が接着剤等で固定されている場合であっても、セグメント10をハンド122aで押すと接着部が剥がれてセグメント10が動いてしまうことがある。そのようなことを防ぐため、固定されているセグメント10についてもハンド122bでセグメント10を支持することが好ましい。When the operation control of the
ハンド122aによるセグメント10の把持は任意の態様で制御可能である。例えば、ロボット100の環境センサ160で検出した実空間のセグメント10の周囲縁付近を挟むように把持したり(図4A(a)参照)、セグメント10の孔にハンド122aの2つの爪を挿入してそれらを離間させて孔の内面に当接させることで把持したり、ハンド122aの一方の爪をセグメント10の孔に挿入し、他方の爪をセグメント10の外縁に接触させ、それらの爪でセグメント10の孔の内面とセグメント10の外縁とを挟むように把持したりすることが可能である。ハンド122aによってセグメント10をどのように把持するかは、実空間に置かれているセグメント10の姿勢とそれに対するロボット100の相対位置等に応じて、ユーザ操作ユニット300でユーザが適宜選択することが可能であり、あるいは、制御装置200を所定のアルゴリズムまたは機械学習の結果に応じて動作させることで適宜選択可能である。The gripping of the
次に、図4A(b)に示すように、ハンド122aでシャフト部材15を把持して、セグメント10の孔に対する位置合わせを行う(図3のステップS320)。例えば、ハンド122aはシャフト部材15の一方の端部付近を把持することが好ましいが、ハンド122aがシャフト部材15のどの部分をどのような姿勢で把持するかは、ハンド122aがシャフト部材15をセグメント10の孔に挿入する動作に支障がない限りにおいて任意に決定することが可能である。また、セグメント10の孔に対するシャフト部材15の位置合わせは、好ましくは、シャフト部材15の長手方向の中心軸がセグメント10の孔の中心軸と一致するようにハンド122a及びそのアーム120を動作させることで行う。セグメント10及びシャフト部材15の位置と姿勢はロボット100の環境センサ160でモニタリングされ、制御装置200のプロセッサ220は環境センサ160から送られる情報に基づいてアーム120及びハンド122aの上記の動作制御を行う。Next, as shown in FIG. 4A(b), the
続いて、シャフト部材15を把持しているハンド122a及びアーム120を動作させて、シャフト部材15の端部をセグメント10の孔へ向けてシャフト部材15をセグメント10の方向へ移動させ、このとき、いずれかのハンド122a,122bに所定以上の反力が作用するか否かにより、シャフト部材15がセグメント10に接触したか否かを検出する(図3のステップS330)。Subsequently, the
所定以上の反力が検出された場合は、シャフト部材15の端部がセグメント10の孔に挿入されておらず、セグメント10の孔の付近に接触していると判断する。このような状態が生じるのは、シャフト部材15とセグメント10の孔との位置合わせは上記のようにロボット100の環境センサ160からの出力情報に基づいてアーム120及びハンド122aを動作させることで実行されるため、環境センサ160からの出力に含まれる誤差やアーム120及びハンド122aの動作時に生じる誤差などにより、システム100で認識されているシャフト部材15及びセグメント10の孔の位置と、実空間でのシャフト部材15及びセグメント10の孔との位置との間に差異が生じうるためである。If a reaction force greater than a predetermined value is detected, it is determined that the end of the
一方で、そのような反力が検出されることなく、シャフト部材15をその長手方向に所定の距離(例えば、セグメント10の厚さの3分の1位置の距離)以上移動させることができた場合には、シャフト部材15の端部がセグメント10の孔と一致していたために、シャフト部材15をセグメント10の孔に通すことができたものと判断する。この場合は、続けてセグメント10の孔にシャフト部材15を挿入する動作を行い(図3のステップS360)、シャフト部材15をその長手方向にさらに所定の距離(少なくとも、シャフト部材15の端部がセグメント10の孔の反対側から突出する程度の距離)移動させてシャフト部材15をセグメント10の孔に通し(図4B(e)参照)、セグメント10の孔にシャフト部材15を挿入する動作を終了する。On the other hand, it was possible to move the
所定以上の反力が検出された場合は、図4B(c)に示すように、セグメント10の孔を探索する動作を行う(図3のステップS340)。この動作は、シャフト部材15の端部をセグメント10にいくらかの力で押し付けながら、シャフト部材15の端部をセグメント10の上で移動させるように、シャフト部材15を把持しているハンド122a及びアーム120を動作させることを含む。セグメント10上でのシャフト部材15の端部の移動パターンとして、例えば、図5(a)のように渦巻きを描くような移動、図5(b)のようなジグザグ並進移動、図5(c)のように円を描きながら一定方向へ移動、図5(d)のように楕円を描きながら回転移動、図5(e)のように8の字を描くような移動などのパターンが可能である。これらの移動パターンは例示的に列挙するものであり、セグメント10上でのシャフト部材15の端部の移動パターンはこれらに限定されない。When a reaction force equal to or larger than a predetermined value is detected, an operation for searching the hole of the
ハンド122aでこのようにシャフト部材15の端部をセグメント10にいくらかの力で押し付けながらシャフト部材15の端部をセグメント10の上で移動させている間、セグメント10の他方の面を支えている他方のハンド122bの位置との関係によっては、セグメント10に対してモーメント力が作用してセグメント10が動いてしまい、セグメント10の孔の探索動作を継続できなくなるおそれがある。これを防ぐため、ハンド122bをハンド122aによるシャフト部材15の動きに同期して移動させることが好ましい。具体的には、ハンド122bをセグメント10の他方の面に押し付けながら、ハンド122aによるシャフト部材15の移動に追従するように移動させる。ハンド122aがシャフト部材15をセグメント10に押し付けている間、ハンド122bがそれに押されないように位置を保つように動作する場合、ハンド122bをセグメント10に押し付ける力は、ハンド122aがシャフト部材15をセグメント10に押し付ける力と同じとなる。このようにして、シャフト部材15の先端の少なくとも一部がセグメント10の他方の面を支持するハンド122bの作用領域内に位置し続けるようにハンド122bを移動させることで、セグメント10にモーメントが生じることを防ぐことが可能である。ハンド122bの作用領域は、例えば、ハンド122bが2本指の構成である場合にはそれらの2本の指の間の領域であり、ハンド122bが3本指の構成である場合にはそれらの3本の指で形成される三角形の領域である。The other surface of the
このようにシャフト部材15をセグメント10に押し付けながらセグメント10の孔の探索を続け、シャフト部材15の端部がセグメント10の孔に到達すると、シャフト部材15の端部がセグメント10の孔にわずかながら入る(図4B(d)参照)。このとき、シャフト部材15を把持して移動させているハンド122aには、例えば、セグメント10に押し付けるシャフト部材15に作用する反力やセグメント10上で移動するシャフト部材15に伝わる振動の変化、シャフト部材15の長手方向への変位あるいは加速度が生じる。また、セグメント10を支持しているハンド122bに作用する反力や振動の変化が生じる。これらの少なくとも1つをハンド122a,122bのセンサ(不図示)で検出することにより、シャフト部材15の端部がセグメント10の孔に入ったことを検出することができる(図3のステップS350)。さらには、シャフト部材15の端部がセグメント10の孔に入ったことは、環境センサ160により得られる視覚情報や聴覚情報等によっても検出することが可能である。In this manner, the search for the hole of the
シャフト部材15の端部がセグメント10の孔に入ったことが検出された後、セグメント10の孔にシャフト部材15を挿入する動作を行い(図3のステップS360)、シャフト部材15をその長手方向にさらに所定の距離(少なくとも、シャフト部材15の端部がセグメント10の孔の反対側から突出する程度の距離)移動させてシャフト部材15をセグメント10の孔に通し(図4B(e)参照)、セグメント10の孔にシャフト部材15を挿入する動作を終了する。After it is detected that the end of the
上記の動作により、固定されていないセグメント10の孔に対してもシャフト部材15を通すことができる。By the above operation, the
なお、上記では1つのロボット100に備えられた2つのアーム120及びハンド122を用いた動作を例に挙げて説明したが、上記動作を行う構成はこれに限られない。例えば、複数のロボット100の一方のロボット100の1つのアーム120及びハンド122と他方のロボット100の1つのアーム120及びハンド122とを用いて上記の動作を行わせることも可能である。In the above description, the operation using the two
[第2の動作例]
次に、図6A、図6B及び図7A,図7Bを参照し、本発明の一実施形態に係るセグメントの孔にシャフト部材を挿入する方法の第2の動作例として、複数のセグメントの孔にボルトを挿入してナットで止める動作を説明する。図6A及び図6Bは、本発明の一実施形態に係るセグメントの孔にシャフト部材を挿入する第2の動作を示すフローチャートである。図7A及び図7Bは、本発明の一実施形態に係るセグメントの孔にボルトを挿入してナットで止める第2の動作におけるハンドの動きを示す図である。[Second operation example]
Next, referring to FIG. 6A, FIG. 6B, and FIG. 7A, FIG. 7B, as a second operation example of the method of inserting the shaft member into the hole of the segment according to the embodiment of the present invention, The operation of inserting the bolt and stopping with the nut will be described. 6A and 6B are flowcharts showing a second operation of inserting the shaft member into the hole of the segment according to the embodiment of the present invention. 7A and 7B are diagrams showing the movement of the hand in the second operation of inserting the bolt into the hole of the segment and stopping with the nut according to the embodiment of the present invention.
最初に、ユーザ操作ユニット300(図2)のUI画面を通じて、ボルトと、それを通す複数のセグメント(本例では2つのセグメント)と、ボルトに締結するナットとを指定し、それらのセグメントの孔にボルトを通してナットで締結する旨の指示を行い、これを実行させる(図6AのステップS600)。セグメントの孔にボルトを通してナットで締結する旨の指示は、例えば、UI画面でボルトとそれを通すセグメントとナットとを指定した後に、それらのセグメントの孔にボルトを通してナットで締結する旨の制御コマンドを同じくUI画面を通じて生成することによって行うことが可能である。あるいは、制御装置200によって、セグメント、ボルト及びナットがオブジェクトとして認識されており、かつボルトはセグメントの孔に挿入されるべきものであること、および、ナットはボルトに締結されるべきものであることが関連付けされている場合には、ユーザ操作ユニット300(図2)のUI画面でセグメント、ボルト及びナットを指定することにより、指定したセグメントの孔に指定したボルトを通して指定したナットでボルトを締結する旨の制御コマンドが生成され得る。この場合、例えば、「複数のセグメント」、「ボルト」、「ナット」の順に指定することで、「複数のセグメントの孔にボルトを通して、そのボルトにナットを締結せよ」を意味する制御コマンドを生成することも可能である。そのように生成された制御コマンドはユーザ操作ユニット300から制御装置200へ送られる。制御装置200のプロセッサ220は、その制御コマンドに従ってロボット100の動作制御を実行する命令を生成し、その命令を実行する。First, through the UI screen of the user operation unit 300 (FIG. 2), specify a bolt, a plurality of segments (two segments in this example) through which the bolt is passed, and a nut to be fastened to the bolt, and specify holes for those segments. Then, the bolt is instructed to be fastened with the nut, and this is executed (step S600 in FIG. 6A). The instruction to tighten with a nut through a hole in a segment is, for example, a control command to specify a bolt and a segment and a nut through which it is passed on a UI screen, and then through a bolt through the hole in the segment, with a nut. Is also generated through the UI screen. Alternatively, the
図7A(a)を参照すると、上記命令に従ってロボット100の動作制御が開始されると、ハンド122aで第2のセグメント10bを把持して略垂直の姿勢となるように移動させる。その動作の前、間、あるいは後に、ハンド122bがナット20の外周を挟むようにしてナット20を把持する。そして、ハンド122aが把持している第2のセグメント10bを、ハンド122bが把持しているナット20に接触するように立て掛けて、ハンド122bで第2のセグメント10bを支持する。続いて、ハンド122aで第1のセグメント10aを把持して略垂直の姿勢となるように移動させ、第1のセグメント10aを第2のセグメント10bに接触するように立て掛けて、第2のセグメント10bで第1のセグメント10aを支持する。その後、ハンド122aによる第1のセグメント10aの把持を解除する(図6AのステップS605)。セグメント10bが予めハンド122bで支持可能な姿勢である場合にはハンド122aでセグメント10bを把持して略垂直の姿勢となるように移動させる動作は省略できること、ハンド122bで第2のセグメント10bによるセグメント10の支持をセグメント10が固定されている場合に行ってもよいこと、および、ハンド122aによるセグメント10の把持が任意の態様で制御可能であることは、上記の第1の動作において説明した通りである。Referring to FIG. 7A(a), when the operation control of the
次に、図7A(b)に示すように、ハンド122でボルト30のヘッド部分を把持して、第1のセグメント10aの孔に対する位置合わせを行う(図6AのステップS610)。ハンド122aがボルト30のヘッド部分をどのような姿勢で把持するかは、ハンド122aがボルト30のシャフト部分をセグメント10の孔に挿入し、かつボルト30を回転させる動作に支障がない限りにおいて任意に決定することが可能である。また、セグメント10の孔に対するボルト30のシャフト部分の位置合わせは、好ましくは、ボルト30の長手方向の中心軸が第1のセグメント10aの孔の中心軸と一致するように一方のアーム120及びハンド122aを動作させることで行う。セグメント10及びボルト30の位置と姿勢はロボット100の環境センサ160でモニタリングされ、制御装置200のプロセッサ220は環境センサ160から送られる情報に基づいてアーム120及びハンド122の上記の動作制御を行う。Next, as shown in FIG. 7A(b), the head portion of the
続いて、ボルト30を把持しているハンド122a及びそのアーム120を動作させて、ボルト30の端部を第1のセグメント10aの孔へ向けてボルト30を第1のセグメント10aの方向へ移動させ、このとき、いずれかのハンド122a,122bに所定以上の反力が作用するか否かにより、ボルト30が第1のセグメント10aに接触したか否かを検出する(図6AのステップS615)。Then, the
所定以上の反力が検出された場合は、ボルト30の端部が第1のセグメント10aの孔に挿入されておらず、セグメント10aの孔の付近に接触していると判断する。このような状態が生じるのは、ボルト30とセグメント10aの孔との位置合わせが上記のようにロボット100の環境センサ160からの出力情報に基づいてアーム122及びハンド122aを動作させることで実行されるため、環境センサ160からの出力に含まれる誤差やアーム122及びハンド122aの動作時に生じる誤差などにより、システム100内で認識されているボルト30及びセグメント10aの孔の位置と、実空間でのボルト30及びセグメント10aの孔の位置との間に差異が生じうるためである。If a reaction force above a predetermined level is detected, it is determined that the end of the
一方で、そのような反力が検出されることなく、ボルト30をその長手方向に所定の距離(例えば、セグメント10aの厚さの3分の1位置の距離)以上移動させることができた場合には、ボルト30の端部が第1のセグメント10aの孔と一致していたために、ボルト30のシャフト部分を第1のセグメント10aの孔に通すことができたものと判断する。この場合は、ボルト30をその長手方向にさらに移動させて、第1のセグメント10aの孔にボルトを挿入する動作を行う(図6AのステップS630)。On the other hand, when such a reaction force is not detected, the
所定以上の反力が検出された場合は、図7A(c)に示すように、第1のセグメント10aの孔を探索する動作を行う(図6AのステップS620)。この動作は、ボルト30の端部を第1のセグメント10aにいくらかの力で押し付けながら、ボルト30の端部を第1のセグメント10aの上で移動させるように、ボルト30を把持しているハンド122a及びそのアーム120を動作させることを含む。本例においても、セグメント10a上でのボルト端部の移動パターンとして、例えば図5に示すような種々のパターンを用いることができる。When a reaction force equal to or more than a predetermined value is detected, an operation for searching the hole of the
本例においても、ハンド122aでこのようにボルト30の端部を第1のセグメント10aにいくらかの力で押し付けながらボルト30の端部を第1のセグメント10aの上で移動させている間、セグメント10の他方の面を支えているハンド122bの位置との関係によっては、セグメント10に対してモーメント力が作用してセグメント10a,10bが動いてしまい、第1のセグメント10aの孔の探索動作を継続できなくなるおそれがある。これを防ぐため、ハンド122bをハンド122aによるボルト30の動きに同期して移動させることが好ましい。具体的には、ハンド122bを第2のセグメント10bに押し付けながら、ハンド122bによるボルト30の移動に追従するように移動させる。ハンド122aがボルト30の端部を第1のセグメント10aに押し付けている間、ハンド122bがそれに押されないように位置を保つように動作する場合、ハンド122bを第2のセグメント10bに押し付ける力は、ハンド122aがボルト30を第1のセグメント10aに押し付ける力と同じとなる。このようにしてボルト30の先端の少なくとも一部が他方のハンド122bの作用領域内に位置し続けるようにハンド122bを移動させることで、セグメント10a,10bにモーメントが生じることを防ぐことが可能である。本例ではハンド122bが把持するナット20を介してセグメント10を支持しているため、ハンド122bの作用領域はハンド122bが把持しているナット20の外周で囲まれる領域である。Also in this example, while moving the end of the
このようにボルト30を第1のセグメント10aに押し付けながらセグメント10aの孔の探索を続け、ボルト30の端部が第1のセグメント10aの孔に到達すると、ボルト30の端部がセグメント10aの孔にわずかながら入る(図7A(d)参照)。このとき、ボルト30を把持して移動させているハンド122aには、例えば、セグメント10に押し付けるボルト30に作用する反力やセグメント10上で移動するボルト30に伝わる振動の変化、ボルト30の長手方向への変位あるいは加速度が生じる。また、セグメント10を支持しているハンド122bに作用する反力や上記の振動の変化が生じる。これらの少なくとも1つをいずれかのハンド122a,122bのセンサ(不図示)で検出することにより、シャフト部材15の端部がセグメント10の孔に入ったことを検出することができる(図6のステップS625)。さらには、ボルト20の端部がセグメント10の孔に入ったことは、環境センサ160により得られる視覚情報や聴覚情報等によっても検出することが可能である。In this way, the
ボルト30の端部が第1のセグメント10aの孔に入ったことが検出された後、ボルト30を長手方向に移動させて、第1のセグメント10aの孔にボルト30のシャフト部分を挿入する動作を行う(図6AのステップS630)。上記動作により、第1のセグメント10aの孔へのボルト30の挿入が行われる。第1のセグメント10aの孔にボルト30が挿入されたどうかは、ボルト30を長手方向に第1のセグメント10aの厚さの分だけ移動できたか否かを検出することで判断できる。Operation of moving the
第1のセグメント10aの孔にボルト30が挿入されたことが検出された場合、ボルト30を長手方向に移動させる動作を継続する。このとき、いずれかのハンド122a,122bに所定以上の反力が作用するか否かにより、ボルト30が第2のセグメント10bに接触したか否かを検出する(図6BのステップS635)。When it is detected that the
所定以上の反力が検出されることなく、ボルト30をその長手方向に所定の距離(例えば、第2のセグメント10bの厚さの3分の1位置の距離)以上移動させることができた場合には、ボルト30の端部が第2のセグメント10bの孔と一致していたために、ボルト30のシャフト部分を第2のセグメント10bの孔に通すことができたものと判断する。この場合は、ボルト30をその長手方向に沿ってさらに移動させて、第2のセグメント10bの孔にボルトを挿入する動作を行う(図6BのステップS650)。In the case where the
所定以上の反力が検出された場合は、ボルト30の端部が第2のセグメント10bの孔に挿入されておらず、セグメントの孔の付近に接触していると判断する。この場合は、上述したステップS620、ステップS625、ステップS630と同様の動作を繰り返し、ボルト30を第2のセグメント10bの孔に挿入する(図6BのステップS640、ステップS645、ステップS650;(図7B(e)及び図7B(f)参照))。なお、ボルト30が第1のセグメント10aの孔を通っていれば、ステップS640で第2のセグメント10bの孔を探索する動作の際に第1のセグメント10aもボルト30と一緒に移動するため、その間にハンド122aに加わる負荷は第1のセグメント10aの質量の分だけ増えることとなる。そのため、ステップS640の動作においてハンド122aに加わる負荷が増えたかどうかを検出することによっても、ボルト30が第1のセグメント10aの孔を通っているかどうかを判断することができる。上記動作により、第2のセグメント10bの孔へのボルト30の挿入が行われる。第2のセグメント10bの孔にボルト30が挿入されたどうかは、ボルト30を長手方向に第2のセグメント10bの厚さの分だけ移動できたか否かを検出することで判断できる。If a reaction force of a predetermined amount or more is detected, it is determined that the end of the
ボルト30を把持しているアーム120及びハンド122を動作させて、ボルト30とナット20とが接触していずれかのハンド122a,122bに所定以上の反力が作用するまでボルト30を長手方向に移動させる動作を継続し、ボルト30とナット20とが接触いて所定以上の反力が検出された後(図6BのステップS655)、ボルト30を把持しているアーム120及びハンド122aを動作させ、ボルト30をその長手方向に対して垂直な任意の方向へ移動させることができるかどうかを判定する(図6BのステップS660)。The
ナット20を把持したハンド122bは上述したようにボルト30の動きに追従するように移動し、ボルト30の端部の少なくとも一部はナット20の外周縁よりも内側に位置している。そのため、所定以上の反力が検出されたとき、ボルト30の先端はナット20の縁に当接しているか、あるいは、ナット20のねじ穴に入っている。ボルト30の先端がナット20のねじ穴に入っている場合にはボルト30の端部をナットの上で移動させることはできないので、ステップS660においてボルト30の移動ができないと判定された場合は、ボルト30の先端がナット20のねじ穴に入っていると判断することができるので、この場合にはボルト30とナット20とを締結する動作に移行する(図6BのステップS675)。The
一方、ボルト30の移動ができると判定された場合は、図7B(g)に示すように、ナット20のねじ穴を探索する動作を行う(図6BのステップS665)。この動作は、ボルト30の端部をナット20にいくらかの力で押し付けながら、ボルト30の端部をナット20の上で移動させるように、ボルト30を把持しているハンド122a及びアーム120を動作させること、あるいは、ナット20をボルト30の端部にいくらかの力で押し付けながら、ナット20をボルト30の端部の上で移動させるように、ナット20を把持しているハンド122b及びアーム120を動作させることを含む。本例においても、ナット20上でのボルト端部の移動パターンとして例えば図5に示すような種々のパターンを用いることができる。On the other hand, when it is determined that the
このようにナット20のねじ穴の探索を続け、ボルト30の端部がナット20のねじ穴に到達すると、ボルト30の端部がナット20のねじ穴にわずかながら入る。このとき、ボルト30を把持して移動させているハンド122aには、例えば、セグメント10に押し付けるボルト30に作用する反力やセグメント10上で移動するボルト30に伝わる振動の変化、ボルト30の長手方向への変位あるいは加速度が生じる。また、セグメント10を支持しているハンド122bに作用する反力や上記の振動の変化が生じる。これらの少なくとも1つをハンド122a,122bのセンサ(不図示)で検出することにより、シャフト部材15の端部がセグメント10の孔に入ったことを検出することができる(図6のステップS670)。さらには、ボルト20の端部がセグメント10の孔に入ったことは、環境センサ160により得られる視覚情報や聴覚情報等によっても検出することが可能である。In this way, the search for the screw hole of the
ボルト30の端部がナット20のねじ穴に入ったことが検出された後、ボルト30を把持しているハンド122aおよびナット20を把持しているハンド122bの少なくとも一方によってボルト30及びナット20の少なくとも一方を回転させ、ボルト30をナット20のねじ穴にねじ込む動作を行い、ボルト30とナット20で2つのセグメント10a,10bを締結し(図6のステップS675;図7B(h))、動作を終了する。
上記の動作により、固定されていない複数のセグメント10a,10bの孔に対してボルト20を通してナット30で固定することができる。After it is detected that the end portion of the
With the above operation, the
なお、上記では1つのロボット100に備えられた2つのアーム120及びハンド122を用いた動作を例に挙げて説明したが、上記動作を行う構成はこれに限られない。例えば、複数のロボット100の一方のロボット100の1つのアーム120及びハンド122と他方のロボット100の1つのアーム120及びハンド122とを用いて上記の動作を行わせることも可能である。In the above description, the operation using the two
また、上記では2つのセグメントの孔にボルトを通す例について説明したが、セグメントの数は2つに限られない。セグメントの数が1つの場合には、図6Aに示したステップS600においてセグメントを1つのみ指定し、ステップS610においてそのセグメントのみを移動させ、ステップS635~S650を省略する。また、セグメントの数がn(nは3以上)の場合には、図6Aに示したステップS600においてそれらの全てのセグメントを指定し、ステップS610においてそれらのセグメントを第n,第n-1,…,第2,第1の順に移動させて順次立てかけ、ステップS635~S650をセグメントの数に応じて必要な回数だけ繰り返す。Also, in the above, an example of passing bolts through the holes of two segments was explained, but the number of segments is not limited to two. When the number of segments is one, only one segment is designated in step S600 shown in FIG. 6A, only that segment is moved in step S610, and steps S635 to S650 are omitted. If the number of segments is n (n is 3 or more), all of those segments are designated in step S600 shown in FIG. 6A, and those segments are designated as the nth, n−1th, and nth segments in step S610. ..., the second and first positions are sequentially moved to lean against each other, and steps S635 to S650 are repeated as many times as necessary according to the number of segments.
また、上記ではボルト30をセグメント10の孔に挿入する動作の前にハンド122bでナット20を把持し、ハンド122bがそのナット20を介してセグメント10を支持する例を説明したが、ハンド122bでナット20を把持する動作はボルト30をセグメント10の孔に挿入する動作の後に行ってもよい。この場合、ステップS605では、ハンド122bによるナット20の把持は行われず、したがって、ナット20を介してではなくハンド122bの先端で第2のセグメント10bを支持する。その代わりに、ステップ650で全てのセグメント10の孔にボルト30を挿入させた後に、ハンド122bでナット20を把持して、いずれかのハンド122a,122bに所定以上の反力が作用するまで、全てのセグメント10の孔に通されているボルト30の先端に向けて移動させる。そして、所定以上の反力が検出された後(図6BのステップS655)は、上記と同様にステップS600~S675の動作を行う。Further, in the above, the example in which the
以上、発明の実施形態を通じて本発明を説明したが、上述の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、本発明の実施形態の中で説明されている特徴を組み合わせた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得る。さらに、上述の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることも当業者に明らかである。The present invention has been described above through the embodiments of the invention, but the above-described embodiments do not limit the invention according to the claims. Further, a form in which the features described in the embodiments of the present invention are combined may be included in the technical scope of the present invention. Further, it will be apparent to those skilled in the art that various modifications and improvements can be added to the above-described embodiment.
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