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WO2013088514A1 - 検査装置 - Google Patents

検査装置
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雅美 鈴木
晃司 柴田
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 検査装置は、第1のアンテナ(120、220)と第2のアンテナ(220、120)と、を電磁界によって結合させて電力を伝送する無線電力伝送システム(1)における第1のアンテナの劣化を判定する検査装置である。該検査装置は、第1のアンテナに電力を供給可能な電力供給手段(110、210)と、該電力供給手段により第1のアンテナに電力が供給されている際における第1のアンテナの抵抗値を検出する抵抗値検出手段(150、250)と、検出された抵抗値に基づいて、第1のアンテナの劣化を判定する判定手段(150、250)と、を備える。当該検査装置によれば、電力伝送システムにおけるアンテナの経年劣化を適切に検査することができる。

Description

検査装置
 本発明は、非接触により電力を授受可能な電力伝送システムの検査装置に関し、特に、電力伝送システムが備えるアンテナの劣化を検査する検査装置の技術分野に関する。
 この種の電力伝送システムとして、例えば、磁気共鳴を利用した電力伝送システムが提案されている(特許文献1)。
特表2009-501510号公報
 ところで、電力伝送システムにおけるアンテナ(特許文献1では、共振器構造:導電性ワイヤ・ループ)の経年劣化に起因して電力伝送効率が低下する可能性があるという技術的問題点がある。
 本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、電力伝送システムにおけるアンテナの経年劣化を適切に検査することができる検査装置を提供することを課題とする。
 本発明の検査装置は、上記課題を解決するために、第1のアンテナと第2のアンテナと、を電磁界によって結合させて電力を伝送する無線電力伝送システムにおける前記第1のアンテナの劣化を判定する検査装置であって、前記第1のアンテナに電力を供給可能な電力供給手段と、前記電力供給手段により前記第1のアンテナに電力が供給されている際における前記第1のアンテナの抵抗値を検出する抵抗値検出手段と、前記検出された抵抗値に基づいて、前記第1のアンテナの劣化を判定する判定手段と、を備える。
 本発明の検査装置によれば、当該検査装置は、第1のアンテナと第2のアンテナと、を電磁界によって結合させて電力を伝送する無線電力伝送システムにおける該第1のアンテナの劣化を判定する。尚、無線電力伝送システムでは、第1のアンテナ及び第2のアンテナの一方が送電用のアンテナとして用いられ、第1のアンテナ及び第2のアンテナの他方が受電用のアンテナとして用いられる。受電用のアンテナには、例えばバッテリ等が電気的に接続されることが多い。
 電源供給手段は、第1のアンテナに電力を供給可能に構成されている。尚、第1のアンテナがショート型アンテナである場合には、電源供給手段は、第1のアンテナに、直流電力を供給してもよいし、交流電力を供給してもよい。
 例えばメモリ、プロセッサ等を備えてなる抵抗値検出手段は、電力供給手段により第1のアンテナに電力が供給されている際における該第1のアンテナの抵抗値を検出する。具体的には例えば、抵抗値検出手段は、第1のアンテナに電力が供給されている際における電流値及び電圧値に基づいて、第1のアンテナの抵抗値を検出すればよい。
 例えばメモリ、プロセッサ、コンパレータ等を備えてなる判定手段は、検出された抵抗値に基づいて、第1のアンテナの劣化を判定する。
 本願発明者の研究によれば、以下の事項が判明している。即ち、無線電力伝送システムにおける第1のアンテナ及び第2のアンテナは、長い年月にわたって使用されると、例えばアンテナ表面にできた傷に起因して、アンテナを構成する導体に錆が生じ、電力伝送効率が低下する可能性が高い。特に、無線電力伝送システムが、例えば電気自動車等の車両に搭載されるバッテリの充電システムとして用いられる場合、車両に搭載される受電用のアンテナは、例えば車両が縁石に乗り上げる等により、比較的、傷がついたり変形したりしやすい。そして、アンテナが錆等により劣化すると、該アンテナの抵抗値が増加する。
 そこで本発明では、上述の如く、判定手段により、抵抗値検出手段により検出された抵抗値に基づいて、第1のアンテナの劣化が判定される。このため、本発明の検査装置によれば、第1のアンテナの劣化を適切に検査することができる。
 本発明の検査装置の一態様では、前記電力供給手段は、前記第1のアンテナに電力を供給する際、前記第1のアンテナに対して交流電力を供給する。
 この態様によれば、比較的容易にして第1のアンテナの劣化を判定することができる。
 ここで、本願発明者の研究によれば、以下の事項が判明している。即ち、第1のアンテナを構成する導体は、例えばエナメル等の樹脂によって覆われていることが多い。経年変化により導体を覆っている樹脂が劣化し、例えば導体表面が空気中に曝された場合、第1のアンテナを構成する導体は、その表面から劣化が進行することとなる。ところで、高周波電流が導体を流れる場合、導体表面で電流密度が高くなる表皮効果が知られている。
 そこで、電力供給手段により、例えば数10kHz(キロヘルツ)~数10MHz(メガヘルツ)の比較的高周波の交流電力が第1のアンテナに供給されれば、比較的容易にして第1のアンテナの劣化を判定することができる。
 本発明の検査装置の他の態様では、前記電力供給手段は、前記第1のアンテナに電力を供給する際、前記第1のアンテナに対応する共振周波数を有する交流電力を供給する。
 この態様によれば、比較的精度良く第1のアンテナの劣化を判定することができる。尚、「第1のアンテナに対応する共振周波数」は、第1のアンテナ(又は無線電力伝送システム)の製造時における共振周波数を意味する(つまり、経年劣化後の共振周波数ではない)。
 第1のアンテナに対応する共振周波数では、第1のアンテナの劣化の影響が、他の周波数に比べて大きくでること、が本願発明者の研究により判明している。このため、電力供給手段により、第1のアンテナに対応する共振周波数を有する交流電力が供給されれば、比較的精度良く第1のアンテナの劣化を判定することができる。
 本発明の検査装置の他の態様では、前記第1のアンテナの抵抗値の初期値を記憶する記憶手段を更に備え、前記判定手段は、前記初期値と、前記検出された抵抗値と、を比較することにより前記第1のアンテナの劣化を判定する。
 この態様によれば、比較的容易にして、第1のアンテナの劣化を判定することができ、実用上非常に有利である。尚、「初期値」は、例えば、無線電力伝送システムの製造者が予め定めた設計値や特性値等であってもよいし、無線電力伝送システムを初めて作動させた際の実際の抵抗値であってもよい。
 本発明の検査装置の他の態様では、前記判定手段により前記第1のアンテナが劣化していると判定された場合に、前記第1のアンテナの劣化を、ユーザに対して報知する報知手段を更に備える。
 この態様によれば、比較的容易にして、ユーザが第1のアンテナの劣化を知ることができ、実用上非常に有利である。
 本発明の検査装置の他の態様では、前記判定手段により前記第1のアンテナが劣化していると判定された場合に、前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナ間における電力伝送の停止指示を出力する指示手段を更に備える。
 この態様によれば、第1のアンテナが劣化したことに起因して電力伝送効率が低下した状態での電力伝送を停止(又は禁止)することができる。この結果、ユーザが不利益(例えば、電気代の増加、充電時間の増加等)を被ることを防止することができる。
 本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための形態から明らかにされる。
実施形態に係る無線電力伝送システムの構成を示すブロック図である。製造当初の電力伝送効率の一例である。経年劣化後の電力伝送効率の一例である。実施形態に係る劣化検査処理を示すフローチャートである。実施形態の変形例に係る劣化検査処理を示すフローチャートである。
 以下、本発明の検査装置に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
 (無線電力伝送システムの構成)
 先ず、実施形態に係る無線電力伝送システムの構成について、図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る無線電力伝送システムの構成を示すブロック図である。
 無線電力伝送システム1は、送電側回路10と、受電側回路20とを備えて構成されている。
 送電側回路10は、電源111及び増幅部112を有する送電回路110と、送電用アンテナ120と、電圧値検出部130と、電流値検出部140と、例えばメモリ、プロセッサ等を備えてなる制御部150と、例えば液晶ディスプレイ等である表示部160と、を備えて構成されている。
 受電側回路20は、微小電力発生部210と、受電用アンテナ220と、電圧値検出部230と、電流値検出部240と、例えばメモリ、プロセッサ等を備えてなる制御部250と、例えば液晶ディスプレイ等である表示部260と、整流部270と、例えばバッテリ等である負荷280と、スイッチ部SWと、を備えて構成されている。
 送電側回路10と受電側回路20との間で電力が授受される際には、送電用アンテナ120と受電用アンテナ220とが電磁界によって結合される。この際、送電側回路10では、送電用アンテナ120に対して、該送電用アンテナ120に対応する共振周波数を有する交流電力が供給される。他方で、受電側回路20では、スイッチ部SWが端子Aに電気的に接続され、受電用アンテナ220を介して受電された電力が、整流部270を介して、負荷280に供給される。
 ところで、送電用アンテナ120及び受電用アンテナ220は、例えばエナメル等の樹脂により覆われている。無線電力伝送システム1が長い年月にわたって使用されると、例えば被覆樹脂が剥がれる等により、アンテナを構成している、例えば銅等の導体が直接空気に触れる可能性がある。すると、導体表面が酸化し徐々に錆を生じることとなる。このため、アンテナの電気的な抵抗が増加し、送電用アンテナ120及び受電用アンテナ220間における電力の伝送効率が低下する。
 具体的には例えば、製造当初は、図2に示すように、共振周波数(ここでは、12.947MHz)での電力伝送効率が95%であるのに対して、経年劣化後は、導体表面の錆等に起因して、図3に示すように、共振周波数での電力伝送効率が79%まで低下してしまう。特に、送電用アンテナ120が駆動される共振周波数が約13MHzと比較的高いので、導体表面に生じた錆等の影響を大きく受ける。
 図2は、製造当初の電力伝送効率の一例であり、図3は、経年劣化後の電力伝送効率の一例である。尚、図2及び図3は、送電用アンテナ120及び受電用アンテナ220間の距離(即ち、ギャップ)を20cmとした場合の電力伝送効率を示している。
 (送電用アンテナの劣化検査)
 上述の如く構成された無線電力伝送システム1において、送電側回路10の制御部150は、送電用アンテナ120の劣化検査をするために、増幅部112に係るゲインを比較的小さくして微小電力を送電用アンテナ120に供給する。該送電用アンテナ120に供給される電力は、送電用アンテナ120に対応する共振周波数を有する交流電力が望ましいが、該共振周波数以外の周波数を有する交流電力や直流電力であってもよい。
 制御部150は、送電用アンテナ120に微小電力が供給されている際に、電圧値検出部130及び電流値検出部140各々により検出された電圧値及び電流値に基づいて、送電用アンテナ120に係る抵抗値を算出する。そして、制御部150は、該算出された抵抗値と、予めメモリ等に格納されている初期値(初期抵抗値)とを比較して、送電用アンテナ120が劣化しているか否かを判定する。送電用アンテナ120が劣化していると判定された場合、制御部150は、例えば表示部160に、送電用アンテナ120が劣化している旨のメッセージを表示する。
 送電側回路10の制御部150が実施する劣化検査処理を、図4のフローチャートを参照して説明する。
 図4において、制御部150は、先ず、送電用アンテナ120の劣化検査を行うタイミングであるか否かを判定する(ステップS101)。送電用アンテナ120の劣化検査を行うタイミングでないと判定された場合(ステップS101:No)、制御部150は、ステップS101の処理を行う。つまり、制御部150は、送電用アンテナ120の劣化検査を行うタイミングになるまで待機する。
 他方、送電用アンテナ120の劣化検査を行うタイミングであると判定された場合(ステップS101:Yes)、制御部150は、増幅部112に係るゲインを比較的小さくして、微小電力を送電用アンテナ120に対して出力するように送電回路110を制御する(ステップS102)。
 続いて、制御部150は、電圧値検出部130からの出力信号に基づいて電圧値を取得する(ステップS103)。電圧値の取得と相前後して、制御部150は、電流値検出部140からの出力信号に基づいて電流値を取得する(ステップS104)。次に、制御部150は、取得された電圧値及び電流値に基づいて、送電用アンテナ120に係る抵抗値Rを算出する(ステップS105)。
 次に、制御部150は、算出された抵抗値Rと、無線電力伝送システム1の製造者が予め定めた初期値Rと、の比(R/R)を算出する(ステップS106)。続いて、制御部150は、算出された比が閾値(Ratio_thr)より大きいか否かを判定する(ステップS107)。
 算出された比が閾値より小さいと判定された場合(ステップS107:No)、制御部150は、送電用アンテナ120は劣化していないと判定し、ステップS101の処理を行う。他方、算出された比が閾値より大きいと判定された場合(ステップS107:Yes)、制御部150は、送電用アンテナ120が劣化していると判定し、送電用アンテナ120が劣化している旨を表示部160に表示する(ステップS108)。制御部150は、更に、送電用アンテナ120及び受電用アンテナ220間における送電を停止(禁止)する(例えば、制御部150は、送電停止を示す信号を受電側回路20に送信する)。
 ここで、「閾値」は、送電用アンテナ120が劣化しているか否かを決定する値であり、予め固定値として、又は何らかの物理量若しくはパラメータに応じた可変値として設定されている。このような閾値は、実験又はシミュレーションによって、例えば、アンテナの抵抗値と電力伝送効率との関係を求め、該求められた関係に基づいて、電力伝送効率の許容範囲の下限値となる抵抗値として設定すればよい。
 尚、ステップS108の処理において、制御部150は、表示部160へのメッセージの表示に代えて又は加えて、音声により送電用アンテナ120の劣化を、ユーザに報知してもよい。また、ステップS107の処理において、算出された比と閾値とが「等しい」場合には、どちらかの場合に含めて扱えばよい。
 (受電用アンテナの劣化検査)
 上述の如く構成された無線電力伝送システム1において、受電側回路20の制御部250は、受電用アンテナ220の劣化検査をするために、スイッチSWを端子Bに電気的に接続すると共に、微小電力発生部210から出力される微小電力を受電用アンテナ220に供給する。該受電用アンテナ220に供給される電力は、受電用アンテナ220に対応する共振周波数を有する交流電力が望ましいが、該共振周波数以外の周波数を有する交流電力や直流電力であってもよい。
 制御部250は、受電用アンテナ220に微小電力が供給されている際に、電圧値検出部230及び電流値検出部240各々により検出された電圧値及び電流値に基づいて、受電用アンテナ220に係る抵抗値を算出する。そして、制御部250は、該算出された抵抗値と、予めメモリ等に格納されている初期値とを比較して、受電用アンテナ220が劣化しているか否かを判定する。受電用アンテナ220が劣化していると判定された場合、制御部250は、例えば表示部260に、受電用アンテナ220が劣化している旨のメッセージを表示する。
 受電側回路20の制御部250が実施する劣化検査処理を、図4のフローチャートを参照して説明する。
 図4において、制御部250は、先ず、受電用アンテナ220の劣化検査を行うタイミングであるか否かを判定する(ステップS101)。受電用アンテナ220の劣化検査を行うタイミングでないと判定された場合(ステップS101:No)、制御部250は、ステップS101の処理を行う。つまり、制御部250は、受電用アンテナ220の劣化検査を行うタイミングになるまで待機する。
 他方、受電用アンテナ220の劣化検査を行うタイミングであると判定された場合(ステップS101:Yes)、制御部250は、スイッチSWを端子Bに電気的に接続すると共に、微小電力を受電用アンテナ220に対して出力するように微小電力発生部210を制御する(ステップS102)。
 続いて、制御部250は、電圧値検出部230からの出力信号に基づいて電圧値を取得する(ステップS103)。電圧値の取得と相前後して、制御部250は、電流値検出部240からの出力信号に基づいて電流値を取得する(ステップS104)。次に、制御部250は、取得された電圧値及び電流値に基づいて、受電用アンテナ220に係る抵抗値Rを算出する(ステップS105)。
 次に、制御部250は、算出された抵抗値Rと、無線電力伝送システム1の製造者が予め定めた初期値Rと、の比(R/R)を算出する(ステップS106)。続いて、制御部250は、算出された比が閾値(Ratio_thr)より大きいか否かを判定する(ステップS107)。尚、閾値は、送電用アンテナ120の劣化判定に係る閾値と同様に設定すればよい。
 算出された比が閾値より小さいと判定された場合(ステップS107:No)、制御部250は、受電用アンテナ120は劣化していないと判定し、ステップS101の処理を行う。他方、算出された比が閾値より大きいと判定された場合(ステップS107:Yes)、制御部250は、受電用アンテナ220が劣化していると判定し、受電用アンテナ220が劣化している旨を表示部260に表示する(ステップS108)。制御部250は、更に、送電用アンテナ120及び受電用アンテナ220間における送電を停止(禁止)する(例えば、制御部250は、送電停止を示す信号を送電側回路10に送信する)。
 尚、送電側回路10の制御部150及び受電側回路20の制御部250各々は、例えば所定充電回数毎や毎充電時等、定期的又は不定期的に、送電用アンテナ120又は受電用アンテナ220の劣化検査を実施する。
 尚、ステップS107の処理において、算出された抵抗値Rと初期値Rとの差分が算出され、ステップS108の処理において、該算出された差分と閾値とが比較されてもよい。
 本実施形態に係る「送電用アンテナ120」及び「受電用アンテナ220」は、夫々、本発明に係る「第1のアンテナ」及び「第2のアンテナ」の一例である。また、本実施形態に係る「送電用アンテナ120」及び「受電用アンテナ220」は、夫々、本発明に係る「第2のアンテナ」及び「第1のアンテナ」の他の例である。本実施形態に係る「送電回路110」及び「微小電力発生部210」は、本発明に係る「電力供給手段」の一例である。本実施形態に係る「制御部150」及び「制御部250」は、本発明に係る「抵抗値検出手段」、「判定手段」、「記憶手段」及び「指示手段」の一例である。本実施形態に係る「表示部160」及び「表示部260」は、本発明に係る「報知手段」の一例である。
 <変形例>
 次に、本実施形態の変形例として、初期値Rに無線電力伝送システム1を初めて動作させた際の実際に抵抗値を用いる場合について、図5のフローチャートを参照して説明する。
 (送電用アンテナの劣化検査)
 送電側回路10の制御部150は、上述したステップS105の処理(図4参照)の後、送電用アンテナ120に係る抵抗値Rが初めて算出されたか否かを判定する(ステップS201)。送電用アンテナ120に係る抵抗値Rが初めて算出されたと判定された場合(ステップS201:Yes)、制御部150は、算出された抵抗値Rを、送電用アンテナ120に係る抵抗値の初期値Rとして、制御部150が有するメモリ(図示せず)に格納し(ステップS202)、ステップS101の処理(図4参照)を行う。
 他方、送電用アンテナ120に係る抵抗値Rの算出が2回目以降であると判定された場合(ステップS201:No)、制御部150は、ステップS106の処理(図4参照)を行う。
 (受電用アンテナの劣化検査)
 受電側回路20の制御部250は、上述したステップS105の処理(図4参照)の後、受電用アンテナ220に係る抵抗値Rが初めて算出されたか否かを判定する(ステップS201)。受電用アンテナ220に係る抵抗値Rが初めて算出されたと判定された場合(ステップS201:Yes)、制御部250は、算出された抵抗値Rを、受電用アンテナ120に係る抵抗値の初期値Rとして、制御部250が有するメモリ(図示せず)に格納し(ステップS202)、ステップS101の処理(図4参照)を行う。
 他方、受電用アンテナ120に係る抵抗値Rの算出が2回目以降であると判定された場合(ステップS201:No)、制御部250は、ステップS106の処理(図4参照)を行う。
 本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う検査装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
 1…無線電力伝送システム、10…送電側回路、20…受電側回路、110…送電回路、111…電源、112…増幅部、120…送電用アンテナ、130、230…電圧値検出部、140、240…電流値検出部、150、250…制御部、160、260…表示部、210…微小電力発生部、220…受電用アンテナ、270…整流部、280…負荷、SW…スイッチ

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