明 細 書
映像信号出力装置
技 術 分 野
本発明は、 同一の映像ソース について提供開始時間をずら しなが ら この映像ソースの複数の映像信号を複数のチ ヤ ンネルと して提供 する映像信号出力装置に関する ものである。 背 景 技 術
番組の映像ソースを視聴者の所望の時間に再生 し、 この再生 した 映像信号を通信網を介 して視聴者側の端末装置に提供するよ う な、 いわゆるニァビデオオ ンデマ ン ドの機能を有する映像信号出力装置 が考え られてお り、 このよ う な映像信号出力装置の中には、 同 じ 内 容の映像を一定時間ずつずら して出力する装置が考え られている。 映像信号出力装置では、 蓄積 した映像ソースの再生に、 例えばビデ ォテープレ コーダ ( V T R ) 、 光デ ィ ス クプレ イ ヤ、 ハー ドデ イ ス ク装置等が用い られている。
映像信号出力装置は、 例えば図 1 に示すよ う に、 6台の再生装置 P 1 〜 P 6 を有 している。 これら再生装置 P 1 〜 P 6 における映像 信号の総再生時間は、 各再生装置が有するメ デ ィ ァの記憶容量に依 存している。 図 1 の再生装置 P 1 〜 P 6 は、 それぞれ 1 2 0分間の 映像ソース を映像 ( 0〜 1 2 0 ) と表し、 この映像ソース に関する 映像信号をチ ャ ン ネル C H 1 〜 C H 6 に対応させている。 チ ャ ンネ ル C H 1 〜 C H 6の映像ソースは、 すべて同 じ 内容の映像ソースで ある。 この再生装置 P 1 〜 P 6は、 この同 じ 内容の映像ソースを一 定時間ずつずら して再生させている。
こ の場合、 ずら した時間は、 2 0分である。 視聴者は、 端末装置 から所望の映像ソースを選んだ後に、 この選んだ映像ソースを再生 する再生装置 P 1 〜 P 6の中でこの映像ソースを現時点から最も待 ち時間の少ない タ イ ミ ングで先頭から出力するチ ヤ ンネル C H 1 〜 C H 6 を切換選択する。 これによ り、 映像信号出力装置から切換選 択されたチ ヤ ンネルの映像信号が端末装置に提供される。 このよ う に映像信号出力装置が構成さ れている こ と によ り、 視聴者は、 最大 2 0分の待ち時間で所望の映像の提供を受ける こ とができ る。
と こ ろで、 1 つの映像ソースのデ一夕量がメ デ ィ ァの記憶容量に 比べて大き い場合、 1 チ ヤ ンネルの再生装置内のメ デ ィ ァには映像 ソースが入 り き らないこ と になる。 この場合、 メ デ ィ アの記憶容量 を越えた部分の映像ソースは、 他の再生装置から再生させる こ とが 考え られる。
このよ う な場合、 例えば図 2 に示すよ う に、 映像信号出力装置は、 同一の映像ソース を 2分割 して得た前半部分と後半部分と をそれぞ れ再生装置 P 1 〜 P 3 と再生装置 P 4〜 P 6 と で再生する。 図 2 に おいては、 前半部分の映像ソースは映像 ( 0〜 6 0 ) と表 し、 後半 部分の映像ソースは映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) と表 している。 これによ り、 例えば再生装置 P 4 〜 P 6は、 再生装置 P 1 〜 P 3の出力する 映像ソ ース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] の続き と し て映像 ソ ース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] を再生する こ と になる。 視聴者は、 再生装置 P 1 〜 P 3の出力チ ャ ン ネル C H 1 〜 C H 3 のう ちの待ち時間が最短になるチ ヤ ンネルを選択 し た際に、 映像ソ —ス [映像 ( 0〜 6 0 ) ] 以降の映像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] を待ち時間な く 連続 して出力するチ ヤ ンネルを、 前半部分の映像終 了後にチ ャ ン ネル C H 4 〜 C H 6の中から選択 しなければな らない。 例えばハー ドデ ィ ス ク等のよ う に記憶容量の小さ いメデ ィ ァを再 生装置に適用 した際には、 1 つのメデ ィ ァに 1 つの映像ソースが入 り き らない、 即ち長時間対応型の再生を行えない場合が多々生 じ る。 このよ う な構成によ り 映像ソースの提供を受ける と き、 視聴者は、 提供を受けた映像ソースのあるチ ャ ンネルにおける再生時間終了 と 共に、 この映像ソースを継続する他のチ ヤ ンネルへの切換操作を行 わなければな らない。 ,
と こ ろ力 視聴者に と っ て、 所望の映像ソースが出力さ れる まで の待ち時間を最短にするチ ャ ン ネルを選択 し、 さ ら に、 選択 したチ ャ ンネルの出力の終了後に続 く 部分の映像ソースを継続出力するチ ヤ ンネルを選択する、 端末装置からの切換操作は、 煩雑な操作であ り不便なものである。
そ こで、 本発明はこの様な実情に鑑みてなされた ものであ り、 視 聴者が出力される映像ソースの時間及び切換操作を意識せずに楽 し め、 ニァビデオオ ンデマ ン ド方式を実現する構成を簡略化された構 成と し、 かつ コ ス ト 低減する こ と のでき る映像信号出力装置の提供 を 目 的とする ものである。 発 明 の 開 示 本発明は、 上述の 目 的を達成するために提案さ れた ものであ り、 本発明に係る映像信号出力装置は、 映像ソース を 2 つの時間帯に分 割 して得られる第 1 及び第 2 の分割映像ソース に関 し、 第 1 の時間 帯からなる上記第 1 の分割映像ソースをそれぞれ所定時間ずつずら した タ イ ミ ン グから複数の出力 と して同時に繰 り 返 し再生する第 1 の再生手段と、 上記第 2 の分割映像ソースをそれぞれ上記所定時間 ずつずら した 夕 ィ ミ ングから複数の出力 と して同時に繰り 返 し再生 する第 2 の再生手段と、 上記第 1 の及び第 2 の再生手段の出力がそ れぞれ供給される複数の入力端子と、 上記入力端子 と 同数の複数の 出力端子 と を備えた切換手段と、 上記切換手段の上記出力端子のそ れぞれから、 上記第 1 の分割映像ソース と、 上記第 2 の分割映像ソ —ス とが交互に出力 されるよ う、 上記各出力端子に対する上記入力 端子の接続の切 り 換えを、 上記所定時間毎に行う よ う に上記切換手 段を制御する制御手段と を備える こ と を特徴とする。
また、 上記第 1 の再生手段と、 上記第 2 の再生手段と、 上記切換 手段と、 上記制御手段とが、 異なる複数の映像ソースのそれぞれに 対 して設け られて成る こ と を特徴とする。
また、 本発明に係る映像信号出力装置は、 映像ソースを複数の時 間帯に分割 して得られる複数の分割映像ソース に対 してそれぞれ設 けられ、 上記分割映像ソースの総時間と、 上記分割映像ソースを再 生タ イ ミ ン グがそれぞれ所定時間ずつずれた複数の出力と して同時 に繰 り 返 し再生するための上記所定時間 と、 に応じて決定される数 設け られ、 上記分割映像ソースの再生タ イ ミ ングをそれぞれ上記所 定時間ずつずら して複数の出力 と して同時に繰 り 返 し再生する複数 の再生手段から成る再生ブロ ッ ク と、 上記複数の再生手段の出力が それぞれ供給される複数の入力端子と、 上記入力端子 と同数の複数 の出力端子 と を備えた切換手段と、 上記切換手段の上記出力端子の それぞれから、 上記複数の分割映像ソースが、 分割数に応 じ て順次 出力さ れるよ う、 上記各出力端子に対する上記入力端子の接続の切 り換えを、 上記所定時間毎に行う よ う に上記切換手段を制御する制 御手段と を備える こ と を特徴とする。
また、 上記映像ソースは異なる複数の映像ソースから成 り、 上記 複数の映像ソースの数に応 じ た数から成る複数の上記再生プロ ッ ク を有 し、 上記切換手段は、 上記複数の再生ブロ ッ クのそれぞれに対 し、 その再生プロ ッ クの有する上記再生手段と 同数の複数の入力端 子と、 上記入力端子 と同数の出力端子と を有 し、 上記制御手段は、 上記各再生プロ ッ ク に対応する上記複数の分割映像ソースが、 上記 切換手段の上記各再生プロ ッ ク に対応する上記複数の出力端子のそ れぞれから、 分割数に応 じ て順次出力されるよ う、 上記各再生プロ ッ ク に対応する上記複数の出力端子 と上記複数の入力端子 と に対 し、 上記出力端子に対する上記入力端子の接続の切 り 換えを、 上記所定 時間毎に行う よ う に上記切換手段を制御する こ と を特徴とする。 図面の簡単な説明 図 1 は、 従来の映像信号出力装置において 2 時間の映像再生を行 う際の制御を説明する図である。
図 2 は、 従来の映像信号出力装置において映像ソースの長さ よ り 再生可能時間が短い場合の映像再生を説明する図である。
図 3 は、 本発明 に係る映像信号出力装置の第 1 の実施例の概略的 なブロ ッ ク図である。
図 4 は、 上記映像信号出力装置を簡略化 したプロ ッ ク図である。 図 5 は、 上記映像信号出力装置の各部の出力夕 ィ ミ ングを説明す る図である。
図 6 は、 映像信号の再生動作を説明するためのフローチ ヤ一ト で ある。
図 7 は、 ビデオサーバの概略的な構成を示すプロ ッ ク図である。 図 8 は、 上記ビデオサーバにおける 1 0 分間隔での再生制御と再 生される映像の選択制御を説明する図である。
図 9 は、 上記ビデオサーバにおける 3 0 分間隔での再生制御と再 生さ れる映像の選択制御を説明する図である。
図 1 0 は、 各再生器への映像信号の記録を説明する図である。 図 1 1 は、 各再生器への映像信号の記録動作を説明するためのフ ローチ ャ ー ト である。
図 1 2 は、 本発明に係る映像信号出力装置の第 2 の実施例の概略 的なブロ ッ ク図である。
図 1 3 は、 上記映像信号出力装置の具体的な構成を示すプロ ッ ク 図である。 発明を実施するための最良の形態 以下、 本発明に係る映像信号出力装置の一実施例について、 図面 を参照 し ながら説明する。
こ こで、 本発明の実施例は、 同一の映像ソースが記録された複数 の再生装置において映像ソースの再生タ イ ミ ングをずら してそれぞ れ繰 り 返 し再生 して、 再生された各映像信号を再生装置の数と対応 した数のチ ヤ ンネルを介 して出力 し、 視聴者側からのチ ヤ ンネル選 択によ り 映像信号の提供を行う、 いわゆるニァビデオオンデマ ン ド ( N V 0 D : N e a r V i d e o O n D e m a n d ) の機能を有する映像信号出力 装置の一例を示 している。
1 つの映像ソースのデー タ量がメデ ィ ァの記憶容量に比べて大き い場合、 1 チ ヤ ンネルの再生装置内のメ デ ィ ァ には映像ソースが入 り き らない こ と になる。 この場合、 メデ ィ アの記憶容量を越えた部 分の映像ソースを、 他の再生装置から再生させれば、 ニァビデオォ ンデマン ドの機能を有する映像信号出力装置を提供する こ とができ る。
しか し、 このよ う な構成によ り 映像ソースの提供を受ける と き、 視聴者は、 提供を受けた映像ソースの出力時間終了の時点で、 この 映像ソースの残 り の部分を継続 して出力するチ ヤ ンネルへ切換操作 しなければならない。
しか し ながら、 視聴者に と っ て所望の映像ソースが出力される ま での待ち時間を最短にするチ ャ ンネルを選択 し、 さ ら に、 選択 した チヤ ンネルからの映像ソースの出力の終了後に、 継続する映像ソ一 スを出力するチ ヤ ンネルを選択する、 端末装置からの切換操作は、 煩雑な操作であ り 不便な ものである。 このよ う な不便さ を解決する ため、 視聴者が出力される映像ソースの時間及び切換操作を意識せ ずに簡易な構成で映像ソースを提供 して視聴者が楽 しめるよ う な映 像信号出力装置を提案する。
映像信号出力装置は、 例えば図 3 に示すよ う に、 映像ソースを複 数の時間帯に分割 して得られた複数の分割映像ソース についてそれ ぞれ同 じ時間帯の分割映像ソースを所定時間ずつずら して同時に繰 り返 し再生する複数台の再生器 P を有する再生プロ ッ ク B を複数有 する映像再生部 1 と、 こ の映像再生部 1 の複数の再生器 Pから供給 される複数の映像信号を切 り 換える映像切換ス ィ ツ チ 2 と で構成さ れる。
また、 映像信号出力装置は、 映像切換ス ィ ッ チ 2 によ り 出力され る複数の映像信号の切換選択を制御させるために切換制御部 3 を設 けている。
映像再生部 1 は、 例えば映像ソース全てのデータ量に比べて記憶 容量が小さ いメ デ ィ ァを用いた再生器 P を、 後述する関係に基づき 複数台用いている。 再生器 P と しては、 光デ ィ ス ク再生装置等を用 いている。
先ず、 この映像再生部 1 を構成する再生器 P の台数について説明 する。
映像再生部 1 の再生器 P は、 再生器 P のメ デ ィ ァの記憶容量よ り 映像ソースのデータ量のほ う が多い と き には、 再生器 P の記憶容量 毎に映像ソースが分割されて、 異なるメ デ ィ ァに記憶されている。 この場合、 分割映像ソースを連続 して出力 し、 1 つの映像ソース と するため には、 元の映像ソースを分割した数だけ再生器 P が必要と なる。 こ の数は、 再生ブロ ッ ク B の数と 同 じ数であ り、 図 3 におい ては M個である。 ま た、 各分割映像ソースを所定時間ずつずら した タ イ ミ ングで同時に再生するために、 各再生ブロ ッ ク B に対 し、 各 再生プロ ッ ク B における分割映像ソースの総時間を上記所定時間で 割っ た数 Nだけ再生器 Pが必要である。 従 っ て、 全体で、 (M X N ) 台の再生器 Pが必要である。 - これらの各再生ブロ ッ ク B ,〜 B は、 切換制御部 3からそれぞれ 供給さ れる制御信号に応 じ て再生動作が制御さ れている。 即ち、 隣 接する再生器 P間の再生開始間隔が一定になるよ う に再生動作が制 御さ れている。 各再生ブロ ッ ク B ,〜 B は、 再生 した映像信号を映 像切換ス ィ ツ チ 2 に出力 している。
切換制御部 3は、 映像再生部 1 の動作制御や映像切換ス ィ ツ チ 2 の切換を制御するよ う に制御信号を供給 している。 こ の構成によ り、 映像信号出力装置は、 出力チ ャ ンネル C H ,. , C H ,,2, · · ·、 C H ,. , · ·、 C HM.Nと複数の出力チ ャ ンネルを有する。
次に、 こ の映像信号出力装置の動作について図 4及び図 5 を参照 しながら説明する。
こ こで、 映像信号出力装置の動作説明を明確にするため、 図 3 に 示 した映像信号出力装置の構成を さ ら に簡略化 した構成を図 4 に示 す。
映像再生部 1 は、 再生器 P 1 〜 P 6で構成さ れている。 こ の映像 再生部 1 は、 各再生器 P 1 〜 P 6で再生 した映像信号を映像切換ス イ ッ チ 2の入力端子 I 1 〜 1 6 に供給 している。 各再生器 P 1 〜 P 6では、 6 0分の映像信号の繰 り 返 し再生が行われる。
こ こで、 図 5 Aか ら明かなよ う に、 映像ソースは前半の時間帯と 後半の時間帯に分割された分割映像ソース と な っ ている。 前半の時 間帯と後半の時間帯に分割された分割映像ソースを、 それぞれ分割 映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] 及び分割映像ソース [映像 ( 6 0 〜 1 2 0 ) ] と表すこ と とする。
3つの再生器 P 1 〜 P 3 には前半部分の分割映像ソース力s、 3つ の再生器 P 4〜 P 6 には後半部分の分割映像ソースがそれぞれ記憶 されている。 再生器 P 4〜 P 6 のメ デ ィ ァが記憶 している分割映像 ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] は、 分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] と 同一の映像ソースから得た分割映像ソースであ り、 再生 器 P 1 〜 P 3のメ デ ィ アにそれぞれ記憶された分割映像ソース [映 像 ( 0〜 6 0 ) ] 以後の 6 0分間の映像ソースである。 こ の場合、 3つの再生器 P 1 〜? 3 と 3っの再生器? 4〜 ? 6 と は、 それぞれ 図 3の構成で説明 した再生プロ ッ ク Bに相当 している。
こ の場合、 各再生器 P において、 6 0分の映像信号が、 2 0分間 隔 (即ち、 最大待ち時間) ずつずら されて再生される こ と によ り、 1 つの再生ブロ ッ クあた り 3台の再生器 Pが必要なこ とが判る。 ま た、 映像ソースが 1 2 0分であ り、 再生器 Pのメ デ ィ アの記憶容量 が 6 0分と い う 条件から、 図 5 Aに示すよ う に 1 2 0分の映像ソ一 スは、 分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] と 分割映像ソース [映 像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] と に分割される。 この分割された 2つの分割 映像ソースを連続 して再生する と き に、 1 つの映像ソースの再生と 同 じ再生にするためには、 少な く と も 2つの再生器 Pが必要である。 このよ う な装置構成を と るための一般的な関係について、 複数の パラ メ 一 夕 を用いて説明する。 ノ ラメ 一夕 と しては、 映像ソースの 長さ を Lv (分) 、 メ デ ィ ァの記憶容量に依存する再生器 Pの最大再 生時間を Lm (分) 、 各再生ブロ ッ ク B における再生のずら し時間 (最大待ち時間) を T ; (分) とする。 これらのパラ メ 一夕を用いる と、 1 つの映像ソースを連続 して出力させるため に必要な再生器 P の数 P は、
P L / Lm · · · ( 1 ) であ り、 1 つの分割映像ソースを時間 T i ずつ再生夕 ィ ミ ングをず ら して再生するために必要と される再生器 P の台数を PMUとする と、 この台数 P は、
P = Lm / Ύ · · · ( 2 ) である。 こ こで、 PCONTと PMUは、 両方と も整数で表される。
従 っ て、 この場合に必要な全体と しての再生器 P の台数 Nは、
N = P c o N T X P = ( L / Lm ) x ( Lm / Ύ ) . . ( 3 ) となる。 このよ う に台数を整数で表すこ と によ り、 映像信号出力装 置の設計が容易になる。
各再生器 P 1 〜 P 6 は、 切換制御部 3 からの制御信号によ り 時間 T; ずつずら して再生を行っ ている。
映像切換ス ィ ッ チ 2 の入力端子 I 1 〜 Ι β には、 再生器 Ρ 1 〜 Ρ 6からそれぞれ映像信号が供給されている。 入力端子 I 1 〜 1 6 に 供給される映像信号はそれぞれ I N , 〜 I N6 と表す。 映像切換ス イ ッ チ 2 は、 切換制御部 3 からの制御信号によ り、 2 分割 した分割 映像ソース に対 し、 各チ ャ ンネル C H 1 〜 C H 6 に出力される映像 信号の連続性を保つよ う に切 り 換えを行っ ている。
この切換操作は、 図 5 Bから明 らかなよ う に、 出力端子 0 1 〜 0 3 からの分割映像ソース [映像 ( 0 〜 6 0 ) ] の再生開始を示す 0 分〜再生終了の 6 0 分までの間は、 再生器 P 1 〜 P 3 からの映像信 号 I N , ~ I N3 がそれぞれ出力され、 6 0 分〜 1 2 0 分までの間 は、 再生器 P 4 〜 P 6 からの映像信号 I N4 〜 I N6 がそれぞれ出 力されるよ う に切 り 換えている。
また、 映像切換ス ィ ッ チ 2 は、 出力端子 0 4 〜 0 6 からの分割映 像ソース [映像 ( 0 〜 6 0 ) ] の再生開始を示す 0 分〜再生終了の 6 0 分までの間は、 再生器 P 1 〜 P 3 からの映像信号 I N , 〜 I N 3 がそれぞれ出力さ れ、 6 0分〜 1 2 0分までの間は、 再生器 P 4 〜 P 6からの映像信号 I N4 〜 I Ne がそれぞれ出力されるよ う に 切 り 換えている。
こ のよ う な関係の構築によ り、 再生器 Pの再生開始からの経過時 間を t で表す と、 例えば出力端子 0 1 からは、 経過時間 t = 0分〜 6 0分の間では映像信号 I N , が出力され、 経過時間 t = 6 0分〜 1 2 0分の間では映像信号 I N4 が出力され、 経過時間 t = 1 2 0 分〜 1 8 0分の間では再び映像信号 I N , が出力される。
従っ て、 映像切換ス ィ ッ チ 2 は、 この切換操作によ ·つ て図 5 C に 示すよ う に、 出力端子 0 1 〜 0 6から出力される映像信号を、 例え ば隣接するチ ヤ ンネルに対 して 2 0分ずつ再生開始時間をずら して それぞれチ ヤ ンネル C H 1 〜 C H 6 と して出力させる こ とができ る。 チ ャ ンネル C H 1 〜 C H 6は、 分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] と分割映像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] と の 2つの再生ブロ ッ ク B に分けて、 これらの再生プロ ッ ク Bの中から連続性を維持する チ ヤ ンネルを選択する こ と によ り、 映像ソースの長さが 2時間 と、 再生器 Pのメ デ ィ ァの記憶容量よ り 1 時間分多 く ても、 .映像ソース の連続性を損な う こ と な く 映像ソースを出力する こ とができる。
視聴者は、 チ ヤ ンネル C H 1 〜 C H 6の内で現時点から再生開始 までの待ち時間が最も短いチ ャ ンネルの映像ソース を選択するだけ で、 最大 2 0分の待ち時間で所望の映像ソースを端末装置に呼び出 すこ とができ る。
さ ら に、 よ り 具体的な一例と して、 例えば基準とする再生経過時 間 t = 0分から 6 5分後の t = 6 5分において視聴者が映像ソース の視聴を望んだと き には、 映像ソースの先頭 (即ち分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] ) が再生開始される までの最も少ない待ち時 間は 1 5分である。 この再生が開始される と きの時間を再生経過時 間 t で表す と t = 8 0分である。 こ の再生経過時間 t = 8 0分から 再生を開始される分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] は、 映像信 号 I N2 である。 再生器 P 2 は、 再生 した映像信号 I N2 を映像切 換ス ィ ツ チ 2の入力端子 I 2 に供給する。
入力端子 I 2 に供給さ れた映像信号 I N2 が再生経過時間 t = 8 0分で出力される出力端子を図 5 Bから探す と、 出力端子 0 5が対 応している こ とが判る。 この関係から、 映像切換ス ィ ッ チ 2は、 入 力端子 I 2 と 出力端子 0 5 と を接続 し、 出力端子 0 5から映像信号 I N2 を出力させる。 出力端子 0 5から出力する映像信号のチ ャ ン ネルは、 図 5 Cからチ ャ ンネル C H 5である こ とが判る。
同様に して、 分割映像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] を再生経 過時間 t = 1 4 0分で再生開始する再生器 Pは、 図 5 Aの再生器 P 5であ り、 この再生器 P 5からは映像信号 I N5 が出力される こ と が判る。 映像切換ス ィ ッ チ 2 は、 映像信号 I N5 が供給さ れる入力 端子 1 5 と 出力端子 0 5 と を接続する。 これによ り、 映像信号出力 装置は、 再生経過時間 t = 8 0分〜 2 0 0分までの 2時間連続 した 映像信号と して出力チ ヤ ンネル C H 5から映像信号を提供する こ と ができ る。
尚、 映像切換ス ィ ッ チ 2 は、 上述 したよ う な選択切換を行う 必要 性から例えばマ ト リ クスス ィ ッ チ ヤ で構成する と よ い。
また、 映像切換ス ィ ッ チ 2が出力するチ ャ ンネル C H 1、 C H 3, C H 5の映像信号を使う よ う にする と、 2時間の映像ソースが 4 0 分ずつずれて出力される こ と にな り、 チ ヤ ンネル C H 1 と C H 4 の 映像信号を使う と 分割映像ソースが 6 0分ずつずれて出力 さ れる こ と になる。
次に、 上述 した映像信号出力装置の動作について、 図 6 に示すフ ローチ ャ ー ト を用いて説明する。
再生動作を開始する と き には、 先ず、 ステ ッ プ S T 1 で、 分割映 像ソースの再生経過時間 t = 0分であるか否かを判別する。 尚、 こ のよ う に分割映像ソースの再生経過時間 t = 0分であるか否かを判 別する こ と な く、 後述する リ アルタ イ ム制御信号等によ っ て分割映 像ソースの再生を直接に開始させて もよ い。
分割映像ソースの再生経過時間 t = 0分である こ とが検出 された ならば、 ステ ッ プ S T 2で、 映像切換ス ィ ッ チ 2 によ っ て再生器 P 1 がチ ャ ンネル C H 1 と接続さ れる。 即ち、 再生器 P 1 か ら再生さ れた映像信号が、 チ ャ ンネル C H 1 に出力されるよ う にする。 ま た、 再生器 P 1 から分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] の再生が開始 される。 これによ り、 映像信号 I N ,がチ ャ ンネル C H 1 から出力さ れる。 そ して、 ステ ッ プ S T 3でデイ ク リ メ ン ト 夕 イ マ T力5' 2 0分 にセ ッ ト さ れる。 次に、 ステ ッ プ S T 4 でデ イ ク リ メ ン ト タ イ マ T が 0 にな っ たか否か、 即ち 2 0分経過 したか否かが判別される。 デ ィ ク リ メ ン ト 夕 イ マ T = 0分になっ たこ とが判別されたと き には、 ステ ッ プ S T 5 に進む。
こ のステ ッ プ S T 5では、 映像切換ス ィ ッ チ 2 によ っ て、 再生器 P 2がチ ャ ンネル C H 2 と接続される。 ま た、 再生器 P 2から分割 映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] の再生が開始さ れて、 映像信号 I N2がチ ャ ンネル C H 2から出力される。 そ して、 ステ ッ プ S T 6で デイ ク リ メ ン ト 夕 イ マ T力 2 0分にセ ッ ト される。 次に、 ステ ッ プ S T 7 でデ ィ ク リ メ ン ト タ イ マ Τが 0 にな っ たか否かが判別される。 ディ ク リ メ ン ト 夕 イ マ Τ = ひ分にな っ た こ とが判別された と き には、 ステ ッ プ S Τ 8 に進む。
こ のステ ッ プ S T 8 では、 映像切換ス ィ ッ チ 2 によ っ て、 再生器 Ρ 3 がチ ャ ン ネル C Η 3 と接続される。 ま た、 再生器 Ρ 3 から分割 映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] の再生が開始されて、 映像信号 I Ν3がチ ャ ンネル C H 3 から出力される。 そ して、 ステ ッ プ S T 9 で テ イ ク リ メ ン ト 夕 イ マ Τが 2 0 分にセ ッ ト される。 次に、 ステ ッ プ S Τ 1 0 でデ ィ ク リ メ ン ト タ イ マ Τ力 0 にな っ たか否かが判別され る。 デ ィ ク リ メ ン ト タ イ マ Τ = 0 分にな っ た こ とが判別さ れた と き には、 ステ ッ プ S Τ 1 1 に進む。
こ のステ ッ プ S T 1 1 では、 映像切換ス ィ ッ チ 2 によ っ て、 再生 器 Ρ 4 がチ ャ ンネル C H 1 と接続さ れる。 尚、 こ の と き、 再生器 Ρ 1 と チ ャ ン ネル C H 1 と の接続は解除さ れる。 即ち、 1 つの映像切 換ス ィ ツ チ 2 に供給される 1 つの入力は、 1 つの出力からのみ出力 される。 尚、 この後の処理については、 この点については言及 しな い力 同様の処理がなされる。
再生器 Ρ 4か ら分割映像ソース [映像 ( 6 0 〜 1 2 0 ) ] の再生 が開始さ れて、 映像信号 I Ν4がチ ヤ ンネル C H 1 から出力さ れる。 これによ り、 チ ャ ン ネル C Η 1 カゝらは、 分割映像ソース [映像 ( 0 〜 6 0 ) ] に続けて分割映像ソース [映像 ( 6 0 〜 1 2 0 ) ] が出 力される。 尚、 再生器 P 1 は再生動作を 自動的に繰 り 返すものであ つ て、 分割映像ソース [映像 ( 0 〜 6 0 ) ] の再生を繰り 返 し先頭 から行う ものであ っ て もよ い。 これと同時に、 映像切換ス ィ ッ チ 2 によ っ て再生器 Ρ 1 がチ ヤ ンネル C H 4 と接続さ れる。 再生器 Ρ 1 から 分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] の再生が再び開始さ れて、 映像信号 I N ,がチ ャ ン ネル C H 4 から出力さ れる。 そ して、 ステ ツ プ S T 1 2でデ ィ ク リ メ ン ト 夕 イ マ T力 ί 2 0分にセ ッ ト さ れる。 次 に、 ステ ッ プ S Τ 1 3でデ ィ ク リ メ ン ト タ イ マ Τが 0 にな っ たか否 かが判別される。 デ ィ ク リ メ ン ト タ イ マ Τ = 0分にな っ た こ とが判 別さ れた と き には、 ステ ッ プ S Τ 1 4 に進む。
こ のステ ッ プ S T 1 4では、 映像切換ス ィ ッ チ 2 によ っ て、 再生 器 Ρ 5がチ ヤ ンネル C H 2 と接続される。 再生器 Ρ 5から分割映像 ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] の再生が開始されて、 映像信号 I Ν5がチ ャ ンネル C Η 2から出力さ れる。 これによ り、 チ ャ ンネル C Η 2からは、 分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] に続けて分割映 像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] が出力される。 これと 同時に、 映像切換ス ィ ツ チ 2 によ っ て、 再生器 Ρ 2がチ ャ ン ネル C H 5 と接 続さ れる。 再生器 Ρ 2から分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] の 再生が開始されて、 映像信号 I Ν2がチ ヤ ンネル C H 5から出力され る。 そ して、 ステ ッ プ S T 1 5でデ イ ク リ メ ン ト タ イ マ Τ力 ί 2 0分 にセ ッ ト される。 次に、 ステ ッ プ S T 1 6でデ イ ク リ メ ン ト タ イ マ Τが 0 にな つ たか否かが判別される。 デ ィ ク リ メ ン ト タ イ マ Τ = 0 分にな っ た こ とが判別さ れた と き には、 ステ ッ プ S Τ 1 7 に進む。 こ のステ ッ プ S T 1 7では、 映像切換ス ィ ッ チ 2 によ っ て、 再生 器 Ρ 6がチ ヤ ンネル C H 3 と接続される。 再生器 Ρ 6から分割映像 ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] の再生が開始さ れて、 映像信号 I Ν6がチ ャ ン ネル C H 3から出力される。 これによ り、 チ ャ ン ネル C Η 3からは、 分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] に続けて分割映 像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] が出力さ れる。 これと 同時に、 映像切換ス ィ ツ チ 2 によ っ て、 再生器 P 3がチ ヤ ンネル C H 6 と接 続される。 再生器 P 3から分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] の 再生が開始さ れて、 映像信号 I N3がチ ヤ ンネル C H 6から出力され る。 そ して、 ステ ッ プ S T 1 8でデ イ ク リ メ ン ト 夕 イ マ T力 2 0分 にセ ッ ト される。 次に、 ステ ッ プ S T 1 9でデ イ ク リ メ ン ト 夕 イ マ Tが 0 にな つ たか否かが判別される。 デ ィ ク リ メ ン ト 夕 イ マ T = 0 分にな っ た こ とが判別された と き には、 ステ ッ プ S T 2 0 に進む。
このステ ッ プ S T 2 0では、 映像切換ス ィ ッ チ 2 によ っ て、 再生 器 P 1 がチ ヤ ンネル C H 1 と接続される。 再生器 P 1 から分割映像 ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] の再生が開始されて、 映像信号 I N ,が チ ャ ン ネル C H 1 から出力さ れる。 これによ り、 チ ャ ンネル C H 1 からは、 分割映像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] に続けて分割映 像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] が出力さ れる。 これと 同時に、 映像 切換ス ィ ツ チ 2 によ っ て、 再生器 P 4がチ ヤ ンネル C H 4 と接続さ れる。 再生器 P 4 から分割映像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] の 再生が開始さ れて、 映像信号 I N4がチ ヤ ンネル C H 4から出力され る。 これによ り、 チ ャ ンネル C H 4 からは、 分割映像ソース [映像
( 0〜 6 0 ) ] に続けて分割映像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] が出力される。 そ して、 ステ ッ プ S T 2 1 でデ イ ク リ メ ン ト 夕 イ マ Tが 2 0分にセ ッ ト される。 次に、 ステ ッ プ S T 2 2でデ イ ク リ メ ン ト 夕 イ マ Tが 0 にな っ たか否かが判別される。 デ ィ ク リ メ ン ト 夕 イ マ T = 0分にな っ た こ とが判別された と き には、 ステ ッ プ S T 2 3 に進む。
こ のステ ッ プ S T 2 3では、 映像切換スィ ッ チ 2 によ っ て、 再生 器 P 2がチ ヤ ンネル C H 2 と接続される。 再生器 P 2から分割映像 ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] の再生が開始されて、 映像信号 I N2が チ ャ ン ネル C H 2から出力さ れる。 これによ り、 チ ャ ンネル C H 2 からは、 分割映像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] に続けて分割映 像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] が出力される。 これと 同時に、 映像 切換ス ィ ツ チ 2 によ っ て、 再生器 P 5がチ ャ ンネル C H 5 と接続さ れる。 再生器 P 5から分割映像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] の 再生が開始されて、 映像信号 I N5がチ ャ ンネル C H 5から出力され る。 これによ り、 チ ャ ン ネル C. H 5からは、 分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] に続けて分割映像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] が出力さ れる。 そ して、 ステ ッ プ S T 2 4でデ イ ク リ メ ン ト タ イ マ Tが 2 0分にセ ッ ト される。 次に、 ステ ッ プ S T 2 5でデ イ ク リ メ ン ト タ イ マ Tが 0 になっ たか否かが判別される。 デ ィ ク リ メ ン ト 夕 イ マ T = 0分にな っ たこ とが判別された と き には、 ステ ッ プ S T 2 6 に進む。
このステ ッ プ S T 2 6では、 映像切換スィ ッ チ 2 によ っ て、 再生 器 P 3がチ ヤ ンネル C H 3 と接続さ れる。 再生器 P 3から分割映像 ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] の再生が開始されて、 映像信号 I N3が チ ャ ン ネル C H 3から出力される。 これによ り、 チ ャ ンネル C H 3 からは、 分割映像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] に続けて分割映 像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] が出力される。 これと 同時に、 映像 切換ス ィ ツ チ 2 によ っ て、 再生器 P 6がチ ャ ン ネル C H 6 と接続さ れる。 再生器 P 6から分割映像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] の 再生が開始されて、 映像信号 I N6がチ ヤ ンネル C H 6から出力され る。 これによ り、 チ ャ ン ネル C H 6からは、 分割映像ソース [映像 ( 0〜 6 0 ) ] に続けて分割映像ソース [映像 ( 6 0〜 1 2 0 ) ] が出力される。 そ して、 ステ ッ プ S T 2 7 でデ イ ク リ メ ン ト タ イ マ Tが 2 0 分にセ ッ ト される。 次に、 ステ ッ プ S T 1 0 に戻 っ てデ ィ ク リ メ ン ト タ イ マ Tが 0 にな っ たか否かが判別 される。 デ イ ク リ メ ン ト タ イ マ T = 0 分にな っ た こ とが判別さ れた と き には、 ステ ッ プ S T 1 1 に進む。
このよ う に して、 映像信号出力装置においては、 各チ ャ ンネルか ら分割映像ソースが連続性を保っ て出力され、 こ の出力動作は、 映 像信号出力装置の電源が切 られた り、 終了命令が送 られた り する ま で繰 り 返 して行われる。
次に、 本発明の映像信号出力装置を適用 したいわゆるビデオサ一 バの構成について図 7 を参照 しながら説明する。
このビデオサーバにおいて も映像ソースの長さ を 2 時間 と してい る。
こ のビデオサーバは、 例えば図 7 に示すよ う に、 映像再生部 1 と、 映像切換ス ィ ツ チ 2 と、 切換制御部 3 に相当する システム コ ン ト ロ —ラ 3 a を有するサーバマネージメ ン ト システム部 3 A と、 複数台 の ν Τ ΙΙ β , β ηと、 エン コーダ部 9 と、 映像供給先選択ス ィ ッ チ 1 0 と、 デコーダ部 4 と、 挿入情報切換スィ ッ チ 5 と、 デー タ圧縮 部 6 と、 ス ク ラ ンブル部 7 と で構成されている。
映像再生部 1 は、 サーバュニ ッ ト S U t S U nJこよ っ て構成さ れ ている。 このサーバユニ ッ ト S U ,〜 S UΛは、 各映像ソース、 即ち 映画の タ イ ト ル毎に設け られる ものである。 このサーバュニ ッ ト S U , ~ S Umは、 例えば図 8 に示すよ う に、 再生ブロ ッ ク B , 〜 B4 を一組と して構成 している。
1 2 0 分の映像ソースが 4 等分さ れた各分割映像ソース に関 し、 再生ブロ ッ ク B , が再生する分割映像ソースを ( 0〜 3 0 min ) と 表し、 再生ブロ ッ ク B2 が再生する分割映像ソースを ( 3 0〜 6 0 rain ) と表 し、 再生ブロ ッ ク B3 が再生する分割映像ソース を ( 6 0〜 9 0 min ) と表 し、 再生ブロ ッ ク B4 が再生する分割映像ソー スを ( 9 0〜 1 2 0 min ) と表 している。
ま た、 この時間間隔、 即ち各再生ブロ ッ ク B における再生のずら し時間 T; は、 図 8から明 らかなよ う に 1 0 ( m i n ) に設定 してい る。 こ のため、 各再生ブロ ッ ク B には、 少な く と も 3台の再生器 P が配設されていればよい こ と になる。 従っ て、 図 8 に示す各再生ブ ロ ッ ク Bから 4 つに分割された分割映像ソースを、 再生開始時間を 1 0分ずつ遅らせて出力する こ と によ り、 サーバュニ ッ ト S Uから 1 2本の映像信号が映像切換ス ィ ツ チ 2 に出力される。 各再生器 P は、 3 0分間の映像信号を繰 り 返 し再生する。
映像切換ス ィ ツ チ 2は、 サーバマネージメ ン ト システム部 3 Aに おける システムコ ン ト ローラ 3 aからイ ン タ一フ ェ イ ス (以下、 I F と い う ) 部 3 b を介 して供給さ れる制御信号に応じた切換制御 を行う こ と によ り、 映像ソースの連続性を保つよ う に切 り 換えが行 われる。
こ こで、 視聴者によ る切換選択が再生経過時間 t = 0分か ら 5 5 分経過後に入力さ れた場合の選択手順を説明する。
図 8 において、 再生ブロ ッ ク B ,か ら供給 さ れる分割映像ソース ( 0〜 3 0 min ) 力 再生経過時間 t = 6 0分から出力さ れるべき チ ャ ンネルは、 チ ャ ンネル C H 7である こ とが判る。 よ っ て、 視聴 者がチ ャ ンネル C H 7 を選択する と、 映像切換ス ィ ッ チ 2 は、 再生 経過時間 t = 6 0分において、 入力端子 I 1 を出力端子 0 7 と接続 する。 映像信号出力装置は、 こ の切換操作の後 に分割映像ソ ース ( 0〜 3 0 rain ) を出力チ ャ ンネル C H 7から出力する。
次に、 3 0分経過後の再生経過時間 t = 9 0分から再生経過時間 t = 1 2 0分までに必要と さ れる分割映像ソース ( 3 0〜 6 0 min ) の再生は、 再生ブロ ッ ク B2 で行われている (図 8 を参照) 。 映像 切換スィ ッ チ 2は、 この再生経過時間 t = 9 0分において、 分割映 像ソース ( 3 0〜 6 0 min ) の再生を開始する再生器 P と接続さ れ ている入力端子 I 4 を選択 し、 入力端子 I 4 を出力端子 0 7 と接続 する。 映像信号出力装置は、 こ の切換操作の後 に分割映像ソ ース ( 3 0〜 6 0 min ) を出力チ ャ ンネル C H 7から出力する。
次に、 6 0分経過後の再生経過時間 t = 1 2 0分から再生経過時 間 t = 1 5 0分までに必要と さ れる分割映像ソース ( 6 0 ~ 9 0 m i n ) の再生は再生ブロ ッ ク B 3 で行われている。 映像切換スィ ッ チ .2 は、 こ の再生経過時間 t = 1 2 0 分 において、 分割映像ソ ース ( 6 0〜 9 0 min ) の再生を開始する再生器 P と接続されている入 力端子 1 7 を選択 し、 入力端子 I 7 を出力端子 0 7 と接続する。 映 像信号出力装置は、 この切換操作の後に分割映像ソース ( 6 0 ~ 9 0 min ) を出力チ ャ ンネル C H 7から出力する。
最後に、 9 0分経過後の再生経過時間 t = 1 5 0分から再生経過 時間 t = 1 8 0分までに必要と さ れる分割映像ソース ( 9 0〜 1 2 0 min ) の再生は再生ブロ ッ ク B4 で行われている。 映像切換ス ィ ツ チ 2は、 こ の再生経過時間 t = 1 5 0分において、 分割映像ソー ス ( 9 0〜 1 2 0 min ) の再生を開始する再生器 P と接続されてい る入力端子 I 1 0 を選択 し、 入力端子 I 1 0を出力端子 0 7 と接続 する。 映像信号出力装置は、 こ の切換操作の後 に分割映像ソ ース ( 6 0〜 9 0 min ) を出力チ ャ ンネル C H 7か ら出力する。
従 っ て、 視聴者は、 端末装置で映像ソースのチ ャ ンネル切換選択 を行 っ てから 5分後に、 映像信号を先頭から 2時間、 以後何等切換 操作を行う こ と な く、 連続 して鑑賞する こ とができ る。
また、 このビデオサーバが、 再生のずら し時間 T ; を 3 0分に設 定 した場合には、 図 9 に示すよ う に、 3 0分お き に映像信号を出力 する 4つのチ ャ ンネル C H 1、 C H 4、 C H 7、 C H I 0の内のい ずれかのチ ヤ ンネルを視聴者が選択する こ と によ っ て、 映像信号を 先頭から 2時間、 以後何等切換操作を行う こ と な く、 連続 して鑑賞 する こ と を実現でき る。
映像切換ス ィ ツ チ 2から出力された映像信号はデコー ド部 4 に供 給さ れる。 このデコー ド部 4 に供給された映像信号は、 こ のデコー ド部 4 において復号化さ れて伸長される。 こ こで、 各サーバュニ ッ ト S U ,〜 S Umが、 1 つの映像ソースを 4 分割 した各分割映像ソー スを 1 0分間ずつ時間をずら しながら 3台の再生器 Pを用いて再生 しているので、 デコー ド部 4 では 1 2個のデコーダが必要になる。 デコー ド部 4からの映像信号は挿入情報切換ス ィ ツ チ 5 に供給さ れ る。
こ の挿入情報切換スィ ツ チ 5 は、 再生が終了 してから次の再生開 始までの時間データや静止画を挿入させて視聴者の端末装置に表示 させるための映像及びデー タ を割 り 込ませるス ィ ツ チである。 即ち、 1 2 0分に満たない映像ソース、 例えば 1 1 5分の映像ソース に対 し、 最後の 5分に映像を挿入 した り するための ものである。 この挿 入情報切換ス ィ ツ チ 5からの 1 2本の出力 # 1 〜 # 1 2は、 データ 圧縮部 6 に供給さ れる。 データ圧縮部 6 では、 供給されたデータ に対 して通信に適 した圧 縮、 例えば衛星に送出するためのデータ圧縮を行っ ている。 データ 圧縮部 6 は、 圧縮されたデ一夕 をス クラ ンブル部 7 に供給する。 ス クラ ンブル部 7 は、 供給さ れた圧縮データ にス ク ラ ンブルをかけ、 このデータ を衛星に送出 している。
ま た、 このビデオサーバには、 番組改編を行っ た際に新たな映像 ソースを映像再生部 1 に供給するため V T R 8 ,〜 8nが設けられて いる。 上記 丁 11 81〜 8 „は、 サ一バマネージメ ン ト システム部 3 Aと接続 してお り、 このサーバマネージメ ン ト システム部 3 Aによ つ て コ ン ト ロールさ れる。
V T R 8 ,〜 8nは、 再生 した映像信号をそれぞれエンコー ド部 9 のエンコー ド回路 9 ,〜 9nに供給する。 エンコー ド部 9は、 V T R 8 ,〜 8Πからの映像信号に対 してデ一夕圧縮を施 し、 圧縮処理 した 映像信号を映像供給先選択ス ィ ツ チ 1 0 に供給する。 この映像供給 先選択ス ィ ツ チ 1 0は、 サーバマネージメ ン ト システム部 3 Αの制 御信号に応 じ て、 映像再生部 1 のどのサーバュニ ッ ト S Uに V T R から再生 し た映像信号を記録させるかを選択 している。
尚、 映像ソースの記録動作においては、 例えば図 1 0 Aに示すよ う な、 ビデオのテープに記録さ れている映像ソースを素材と して用 い、 この素材の映像ソース を M等分 した分割映像ソースの内の同 じ 時間帯の分割映像ソースを、 図 1 0 Bに示す、 M X N台の再生器 P に対 してそれぞれコ ピーする。
具体的には、 例えば分割映像ソースの内の最初の時間帯の分割映 像ソースを、 N個の再生器 P い. ,)〜 Ρ に対 してそれぞれコピ 一する。 次に、 次の時間帯の分割映像ソースを、 Ν個の再生器 Ρ(2. 〜!5 ( 2. N )に対 してそれぞれコ ピーする。 こ のよ う に して、 最後の 時間帯の分割映像ソースを、 N個の再生器 P ( M. , ) 〜 P ( M, N )に対 し てそれぞれコ ピーする こ と によ り、 M個の同 じ時間帯の分割映像ソ ース を、 M X N個の再生器 P に対 してそれぞれコ ピーする こ とがで きる。
この映像ソースの記録動作手順を図 1 1 のフローチ ヤ 一 ト図に示すc 先ず、 図 1 1 のステ ッ プ S T 3 1 で、 素材の映像ソースの長さ Lv、 再生器の最大再生時間 L„、 再生のずら し時間 をそれぞれセ ッ トする。
次に、 ステ ッ プ S T 3 2で、 Mの値と して素材の映像ソースの長 さ Lvを再生器の最大再生時間 Lmで割っ た数を代入 し、 Nの値と し て再生器の最大再生時間 Lmを再生のずら し時間 T;で割っ た数を代 入する。
. この後、 Mの値を変数 i と して、 ステ ッ プ S T 3 3で、 先ず i = 0 と し、 ステ ッ プ S T 3 4 で変数 i に 1 を加算する。 ステ ッ プ S T 3 5で、 素材の映像ソースの内の最初の時間帯の分割映像ソースを 最初の N個の再生器 P ( し 、 Ρ( 1.2)、 · · · Ρ( 1.Ν)にそれぞれコ ピーする。 そ して、 ステ ッ プ S T 3 6で変数 i が Μの値と等 し い力、 否かを判別する。
変数 i が Mの値と等 し く ないな らば、 全ての分割映像ソースのコ ピーが終了 していないので、 ステ ッ プ S T 3 4 に戻 り、 変数 i に 1 を加算 し て、 ステ ッ プ S T 3 5で次の時間帯の分割映像ソースを次 の各映像再生装置 P (2. , )、 P ( 2.2)、 · · · P . N )にそれぞれコ ピ 一する。 このよ う に、 ステ ッ プ S T 3 4及びステ ッ プ S T 3 5の動 作を、 最後の時間帯の分割映像ソースを最後の N個の映像再生装置 P ( 、 P ( )、 · · · P ( )にそれぞれコ ピーする まで記録動 作は行われる。
具体的には、 例えば素材の映像ソースの長さ Lvが 1 2 0分、 再生 器の最大再生時間 Lmが 6 0分、 再生のずら し時間 T ;が 2 0分の と き には、 Mには 2 ( = 1 2 0 Z 6 0 ) が代入され、 Nには 3 ( = 6 0 / 2 0 ) が代入される。 即ち、 映像ソースは 2つの時間帯に分割 され、 先ず、 0分 ( = ( 1 - 1 ) 6 0 ) カゝら 6 0分 ( = 1 X 6 0 ) までの最初の時間帯の分割映像ソースが 3台の再生器 Pに コ ピーさ れ、 次に、 6 0分 ( = ( 2 — 1 ) X 6 0 ) 力、ら 1 2 0分 ( = 2 X 6 0 ) までの次の時間帯の分割映像ソースが 3台の再生器 P にコ ピー される こ と になる。
上記サーバマネージメ ン ト システム部 3 Aは、 システム コ ン ト 口 ーラ 3 a と、 I Z F部 3 b で構成さ れている。 このサーバマネージ メ ン ト システム部 3 Aには、 制御信号がネ ッ ト ワー ク回線 1 1、 即 ちいわゆる イ ーサネ ッ ト を介 して供給された り、 リ アルタ イ ム制御 信号と して供給さ れた り している。 サ一バマネージメ ン ト システム 部 3 Aは、 こ のよ う な外部からの制御信号によ っ て制御する こ と も でき る。
サーバマネージメ ン ト システム部 3 Aは、 外部からの制御信号に 応じ て システム コ ン ト ローラ 3 aから I Z F部 3 b を介 して各部を 制御する信号を出力する。 I Z F部 3 b は、 映像再生部 1 の各サー バュニ ッ ト S U ,〜 S Umや V T R 8 ,〜 8nをいわゆる R S 4 2 2規 格のケーブルで接続 し、 映像切換ス ィ ッ チ 2、 挿入情報切換ス イ ツ チ 5及び映像供給先選択ス ィ ツ チ 1 0を S -バスで接続 している。
こ のよ う なビデオサーバを構成する こ と によ り、 映像再生部 1 の 再生器 P のメ デ ィ ァの記憶容量よ り 長い時間分のデー タ量の映像ソ ース に対 して も、 視聴者の所望の映像ソースの選択に応じ たいわゆ るニァビデオオ ンデマン ドの機能を有する システムを構築する こ と ができ る。
尚、 上述 した実施例では、 映像ソースを等分割 している力 分割 映像ソースの再生時間は一定時間毎の分割に限定さ れる ものでな く、 不均等な分割によ っ て、 この分割に応じ た時間ずつずら しながら繰 り返 し再生する再生器を設ける こ と によ り、 ニァビデオオ ンデマ ン ド機能を映像信号出力装置に持たせる こ とができ る。
以上の説明から も明 らかなよ う に、 本発明では、 再生器のメ デ ィ ァの記憶容量よ り 長い時間分のデータ量の映像ソース に対 して も、 安価な再生器を用いて視聴者の所望の映像ソースの選択に応 じ て再 生される映像ソースの時間及び切換操作を意識せずに連続 した映像 ソースの提供を行う、 いわゆるニァビデオオ ンデマ ン ドの機能を有 する映像信号出力装置を提供する こ とができ る。 これによ り、 映像 信号出力装置の製造コス ト を低減させる こ とができ る。
ま た、 こ の映像信号出力装置においては、 映像切換スィ ッ チで映 像再生部から再生される映像信号を切り 換えて出力する場合には、 1 つの映像ソースの映像信号の供給終了後から次の映像ソースの再 生が開始さ れる までの間に挿入する複数の他の情報の中から、 切換 制御部の制御信号に応じ て挿入情報切換ス ィ ッ チで選択 し て切 り 換 え、 こ の挿入情報切換ス ィ ツ チを経た映像信号にデータ圧縮部でデ 一夕圧縮を施 し、 データ圧縮部からの出力信号にス ク ラ ンブル部で ス ク ラ ンブル処理を施 して映像信号を端末装置側に送出する。 この 挿入情報切換ス ィ ッ チか ら映像遮断の期間、 他の情報を供給 し、 映 像供給先選択ス ィ ッ チで映像再生部に対 して供給される映像ソース の出力先を切換制御部からの制御信号に応じ て選択する こ と によ り、 視聴者へのサービスの提供ができて、 視聴者の所望の映像ソースの 選択に対応 し易 く な り、 サービスの向上及び装置のフ レキシビ リ テ ィ を上げる こ とができ る。
上述のよ う なニァビデオオ ンデマ ン ド方式のシステムには、 1 本 の番組を複数の加入者に対 し て同時に配信可能な映像信号出力装置 が適用 される。 こ の システムを利用する と、 視聴者はハ一 ドウ エ ア 及びソ フ ト ウ ェ アの価格に応じ た料金を番組提供会社に支払う よ う になる。
と こ ろで、 こ の システムを普及させる には、 利用料金の低価格化 が重要である。 こ のため、 映像信号出力装置の コ ス ト 低減が望まれ ている。
と こ ろ力 上述の映像信号出力装置においては、 同 じ 内容の映像 ソ ース を再生する場合 には、 再生器はチ ヤ ンネルの数 と 同 じ 台数 ( M X N ) だけ必要にな り、 複数の映像ソース を出力する場合には 映像信号出力装置のコ ス ト は増大する。
そ こで、 映像信号出力装置を、 図 1 2 に示すよ う に構成 して もよ い。 こ の図 1 2 に示す映像信号出力装置は、 図 3 に示す映像信号出 力装置と比較 して、 再生プロ ッ ク B 内に唯一の再生器 P を有する点 のみが異なる。 このよ う に、 1 つの再生器 P で、 分割映像信号を所 定時間ずつずら して同時に複数再生するための具体的な構成を図 1 3 に示す。
こ の図 1 3 に示す再生器 P は、 コ ン ト ロールイ ン ターフ ェ イ ス 2 3 d を介 して供給さ れた制御信号を、 C P U 2 3 a で解釈 し、 R A M 2 3 b、 R O M 2 3 c 内に記憶されているプロ グラムに従っ て、 バスラ イ ン B L を介 してデー タのア クセスを行う。 映像再生部 2 1 のデ ィ ス ク装置 2 1 a は、 記録媒体であるデ ィ ス ク に、 映像ソース をデー タ圧縮 し た状態で記録 している。
デ ィ ス ク装置 2 1 a によ っ て再生された映像信号は、 デ ィ ス ク イ ンターフ ヱ イ ス 2 l b を介 して読み出さ れて、 一端、 対応するチ ヤ ンネルのノ ッ フ ァ 2 2 , . ,〜 2 2 M .Nにそれぞれ記憶される。
尚、 圧縮さ れた状態で映像ソースが記録さ れているので、 複数チ ャ ンネル分の映像ソースを、 図 3 等に示す実施例における 1 チ ヤ ン ネル分の映像ソースの読み出 し にかかる時間 と 同 じ時間で読み出す こ とができ る。
そ して、 各ノ ッ フ ァ 2 2 , . ,〜 2 2 M .Nに記憶された映像信号は、 デコーダ部 2 4 においてそれぞれデコー ド されて、 データ量が伸長 され、 各チ ャ ン ネル C H 1 〜 C H Nからそれぞれ出力される。
即ち、 映像切換ス ィ ツ チ 2 以降の回路におけるデータ量よ り も圧 縮さ れた形で記憶さ れたデータ を伸長 して出力するよ う に している ので、 1 つの再生器 P によ り 所定時間ずつずら した複数の映像ソー スを同時に出力する こ とができる。 また、 データ圧縮をする代わ り に、 マルチチ ャ ンネルヘ ッ ドを用いて、 同時に異なる位置のデータ を再生する こ と によ り、 1 つの再生器 P によ り 所定時間ずつずら し た複数の映像ソースを同時に出力する こ と もでき る。
尚、 こ の実施例ではデコー ド部 2 4 を映像切換ス ィ ツ チ 2 2 の後 に配設 し た力 デコー ド部 2 4 を映像切換ス ィ ツ チ 2 2 の前に配置 する構成を と る こ と も可能である。
また、 こ の実施例においては、 デ ィ ス ク装置は 1 つ と して説明 し たが、 複数台のデ ィ ス ク装置を設けて複数の映像ソースを映像切換 スィ ツ チ 2 2 に送出 させるよ う に構成 して、 映像信号出力装置の拡 張性を向上させる こ と もでき る。
以上のよ う に構成する こ と によ り、 映像再生部が有する再生器の メデ ィ ァの容量よ り 長い時間分のデータ量の映像ソース に対 して も、 安価な再生器を用いて、 視聴者の所望の映像ソースの選択に応じ て 再生される映像ソースの時間及び切換操作を意識せずに連続 した映 像ソースの提供を、 同時に複数チ ヤ ンネルに対応 して出力させる こ と によ り、 いわゆるニァビデオオ ンデマ ン ド機能を実現する構成で 必要と さ れるチ ヤ ンネルと 同数の再生器の数を 1 Z Mに削減する こ とができ るので、 よ り一層の製造コ ス ト の低減を図る こ とができ る。