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JPS61182567A - 水滴検知センサ - Google Patents

水滴検知センサ

Info

Publication number
JPS61182567A
JPS61182567AJP60023936AJP2393685AJPS61182567AJP S61182567 AJPS61182567 AJP S61182567AJP 60023936 AJP60023936 AJP 60023936AJP 2393685 AJP2393685 AJP 2393685AJP S61182567 AJPS61182567 AJP S61182567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
oscillation
output
wiper
oscillation amplitude
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60023936A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Okujima
奥島 章宏
Shinichi Shoji
真一 東海林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Tateisi Electronics CofiledCriticalOmron Tateisi Electronics Co
Priority to JP60023936ApriorityCriticalpatent/JPS61182567A/ja
Publication of JPS61182567ApublicationCriticalpatent/JPS61182567A/ja
Pendinglegal-statusCriticalCurrent

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】(発明の分野)本発明は、水滴を検知して車両のワイパーなどの制御対
象を自動的に駆動するような場合などに用いられる水滴
検知センサに係り、特には、水滴付着量の大小変化に対
応するとともに、水滴付着を外乱振動(例えばクラクシ
ョンなどによる振動)から区別するための技術に関する
(発明の概要)本発明は、水滴付着検知電極部の取付は箇所の条件や温
度変化からの影響を受けないようにしながら、水滴付着
量の大小変化に応じて制御対象の駆動タイミングを自動
的に早くしたり遅(したりするとともに、制御対象を一
旦駆動したあとは、つぎの水滴付着の検知に直ちに復帰
でき、また、外乱振動との区別を明確にして水滴付着を
確実に検知できるようにするも−のである。
(従来技術とその問題点)雨滴を検出して車両のワイパーを自動的に駆動するよう
にした水滴検知センサとして、従来、例えば「日産技報
」 〔昭和58年12月号(第19号)第97頁〜第1
02頁〕に記載されたものが知られている。
その構成は次の通りである。
即ち、雨滴の落下により振動板を振動させ、その振動を
圧電素子が電圧に変換し、その電圧によってコンデンサ
を含む充電回路を充電する。充電電圧が基準値に達した
時点でワイパー駆動信号を出力してワイパーを駆動させ
る。一方、このワイパー駆動信号を前記充電回路のリセ
ット端子に入力してコンデンサを瞬時に放電させ、ワイ
パー駆動を1回で停止させる。
この従来例によれば、雨量が多く振動板に大粒゛ の雨
滴が衝突したときには、コンデンサの充電速度が速く、
直ちにワイパーを駆動する。また、雨量が少なく小粒の
雨滴が振動板に衝突したときには、コンデンサの充電速
度が遅く、所定時間内に複数個の小粒の雨滴が衝突して
充電電圧が基準値に達した時点で初めてワイパーを駆動
する。
即ち、雨滴粒径の大小変化に応じてワイパーの駆動タイ
ミングを自動的に早くしたり遅くしたりする。
しかしながら、このような構成を有する従来例には、次
のような問題点がある。
(イ)雨滴衝突による振動以外の外乱振動(例えば自軍
あるいは他車のクラクションなどの音による振動や車体
の振動など)が雨滴特に小粒の雨滴の衝突による振動と
区別されないため、ワイパー駆動に誤動作を生じさせる
おそれがある。
(ロ)前記(イ)の問題を解消するためには振動板の固
有振動数を高くすればよいが、そうすると振動板の剛性
を高くする必要があり、その結果、感度の低下を招く。
(ハ)雨滴のピックアップに振動板と圧電素子とを使用
しているが、振動板は車体における取付は位置や取付は
角度によって見掛けの面積が変化し、それに伴って雨滴
の衝突エネルギーも変化して圧電素子の起電圧に影響を
与えるため大粒と小粒との区別がつきにくくなり、ワイ
パーの駆動タイミングが不正確になる。
振動板および圧電素子が雨滴の衝突エネルギーをピンク
アップするものである以上、この問題を解決するのは基
本的に困難である。
(ニ)振動板や圧電素子は温度条件によっても感度が変
動し、ワイパー駆動タイミングの誤差の要因になる。こ
れを防止するためには温度補償回路が必要となるが、回
路構成の複雑化とコストアップを招く。
(発明の目的)本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、水滴検出を衝突による振動で行うのではなく、水滴
付着に伴う静電容量の変化として捉えることにより、そ
の水滴付着の検知部の感度が取付は箇所の条件や温度変
化からの影響を受けないようにしながら、水滴付着量の
大小変化に応じて制御対象の駆動タイミングを自動的に
早くした杓;厚くしためすみ1m能を高諸倉イヒt7−
すた一享度低下を招くことなく水滴付着と外乱振動との
区別を明確化して水滴付着を確実に検知できるようにし
、さらに、制御対象を一旦駆動したあとは、つぎの水滴
付着の検知に直ちに復帰できるようにすることを目的と
する。
(発明の構成と効果)本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。
即ち、本発明の水滴検知センサは、水滴付着を静電容量の変化によって検知する検知電極部
と、この検知電極部に接続され前記静電容量の変化に基づい
て発振振幅を可変し、かつ、発振利得制御入力により発
振利得を可変する発振回路と、この発振回路の出力を積
分し、その積分出力を、前記発振回路の発振利得を可変
するための発振利得制御信号として前記発振回路に与え
る積分回路と、前記発振回路の出力を入力し、その発振振幅が基準値以
上のときに制御対象に駆動パルス信号を出力する弁別回
路と、この弁別回路から前記制御対象に駆動パルス信号が出力
された時点から所定時間遅延して信号を出力する遅延回
路と、常時は前記積分回路に大きな積分時定数を与え、かつ、
前記遅延回路からの信号を入力して前記積分回路の時定
数を減少させる積分時定数可変回路とを備えたものであ
る。
この構成による作用は、次の通りである。
(i)検知電極部に直接またはガラスなどを介して間接
的に水滴が付着すると(以下、直接3間接を問わず単に
付着と表現する)、検知電極部の静電容量が変化し、そ
の結果、発振回路の発振振幅が可変される。
■ 水滴が大粒であるときは、発振回路の発振振幅の変
化分が大きく基準値以上となって弁別回路から直ちに制
御対象に駆動パルス信号が出力され、制御対象を駆動す
る。
■ 水滴が小粒であるときは、発振回路の発振振幅の変
化分が小さく基準値以上とならないため、弁別回路から
は駆動パルス信号が出力されない。
しかし、発振回路の出力が積分回路に入力されその積分
時定数を可変するため、発振回路の発振振幅が変化する
。発振振幅が変化した状態で小粒の水滴が続いて検知電
極部に付着すると、発振回路の出力が積分回路を介して
発振回路にフィードバックされ、前記と同様にして発振
振幅がさらに変化する。
このようにして発振回路の発振振幅の変化分が基準値に
達すると、弁別回路から制御対象に駆動パルス信号が出
力され、制御対象を駆動する。
以上のように、検知電極部に付着する水滴が大粒の場合
には、直ちに制御対象を駆動し、また、検知電極部に付
着する水滴が小粒の場合には、水滴付着回数が所定値に
達したときに初めて制御対象を駆動する。
即ち、水滴粒径の大小変化に応じて制御対象の駆動タイ
ミングを自動的に早くしたり遅くしたリ       
  −する。
(ii)l記(i)の■の大粒の場合も■の小粒の場合
も、弁別回路から制御対象に駆動パルス信号が出力され
た後は、遅延回路がこの駆動パルス信号の出力時点から
遅延して積分時定数可変回路を動作させ、積分回路の積
分時定数を減少させるため、発振回路の発振振幅が初期
の状態に直ちに復帰する。
従って、つぎの水滴付着がすぐにあった場合でも前記(
i)と同様にして大粒の場合も小粒の場合も所期通りの
検知動作が繰り返される。
(iii )水滴をピックアンプする検知電極部が静電
容量を変化させるものではあるが、例えば自軍あるいは
他車のクラクションなどの音による振動や車体の振動な
どの外乱振動によっても静電容量が変化する。
しかし、一般的には、そのような外乱振動による静電容
量の変化は小粒水滴の付着による静電容量の変化と同等
かそれ以下である。また、外乱振。
動は頻繁に発生するものでもない。
従って、外乱振動に小粒水滴に相当する入力が弁別回路
に生じても、そのような入力は通常は1回か2回で終わ
り基準値に達しないため、弁別回路も駆動パルス信号を
出力しない。
即ち、水滴付着と外乱振動とが明確に区別されるため、
制御対象は水滴付着によってのみ駆動され、外乱振動に
よって不測に駆動されることが確実に防止される。
(iv )前記(iii )の外乱振動の排除は、弁別
回路が司るものであり、ピックアップである検知電極部
での調整によるものではないから、検知電極部の感度が
低下するということもなく、検知電極部は所期通り良好
に水滴付着を検知する。
(v)常時は積分時定数可変回路が積分回路に大きな積
分時定数を与えるから、積分回路が発振回路の長時間に
わたる出力を積分して出力する場合にはその積分出力が
一定となり、発振回路は回路はそのような一定の積分出
力に基づいて発振利得を一定に保持する。
従って、晴天時など水滴付着のない状態が続けば積分回
路から必ず前記一定の積分出力の出力があり、発振回路
の発振利得が自動的に一定に保持される。
即ち、検知電極部の取付は位置や取付は角度などの取付
は条件からの影響を受けないですみ、常に検知電極部の
感度が一定に保持される。
(vi)前記(v)と同様の理由により、温度補償回路
などを設けなくても、検知電極部の感度が温度条件にか
かわらず常に一定に保持される。
以上のように、本発明によれば、次の効果が発揮される
(al  検知電極部に付着する水滴が大粒の場合には
直ちに制御対象を駆動し、小粒の場合には、水滴付着回
数が所定値に達したときに初めて制御対象を駆動するた
め、水滴粒径の大小変化に応じて制御対象の駆動タイミ
ングを自動的に早くしたり遅くしたりして、適性制御を
行うことができる。
(bl  大粒の場合も小粒の場合も、制御対象が駆動
された後は、積分回路の積分時定数を減少して発振回路
の発振振幅を初期状態に直ちに復帰させることができ、
つぎの水滴付着がすぐにあった場合でも前記fatと同
様にして所期通りの検知動作を繰り返すことができる。
(C)  水滴付着と外乱振動とを明確に区別するため
、制御対象を水滴付着によってのみ駆動することができ
、外乱振動によって不測に駆動されることを確実に防止
することができる。
この外乱振動の排除を弁別回路の弁別機能によって行う
ため、検知電極部の感度を低下させずにすみ、検知電極
部に所期通り良好に水滴付着を検知させることができる
(d)  発振回路が長時間にわたる積分出力に基づい
て発振利得を一定に保持するから、検知電極部の感度が
検知電極部の取付は条件や温度条件の影響を受けず、常
に一定の感度において水滴付着を検知することができる
(実施例の説明)以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。第1図は本発明の一実施例に係る水滴検知センサ
の回路図である。
〈回路説明〉水滴付着の検知電極部1は、コンデンサCI。
C2の直列回路から構成されている。この直列回路は、
図示は省略するが、実際には中央部の細長い楕円形の検
知電極と、その周囲を囲む環状の副電極と、この副電極
を囲む環状の接地電極とからなり、検知電極と副電極と
がコンデンサC3を、副電極と接地電極とがコンデンサ
C2をそれぞれ構成している。
車両の場合、検知電極部1は通常、フロントガラスの内
面に取付けられる。
発振回路2は、縦続接続されて増幅回路を構成するトラ
ンジスタTr、、Tr、と、抵抗R3−R6等と、コン
デンサC3と、電界効果型トランジスタ(FET)3と
を有している。
検知電極部1の各コンデンサCI、Czはそれぞれ抵抗
R+ 、Rzに並列接続され、トランジスタTr+ +
 Trtのコレクタは直流電源Vccに接続されている
。トランジスタTr+、Trzのエミッタどうし間にコ
ンデンサC1と抵抗R4の直列回路が接続され、トラン
ジスタTr、のエミッタが抵抗R3を介して接地されて
いる。トランジスタTr、のエミッタは、抵抗R,を介
してトランジスタTr、のベースと検知電極部1のコン
デンサCr 、Czの接続点とに接続され、トランジス
タTr、のベースは抵抗R2を介して接地されている。
コンデンサC1と抵抗R9の接続点が抵抗R3を介して
FET3のドレインに接続され、FET3のソースが抵
抗R6を介して接地されている。
発振回路2の発振周波数はIMHzに定められている。
検波回路4は、トランジスタTr=と、コンデンサC#
〜C4と、抵抗Rt、Ra等と、反転増幅回路5とを有
している。
コンデンサC4は、発振回路2の出力端子であるトラン
ジスタTrtのエミッタに接続され、抵抗R?を介して
接地されているとともに、トランジスタTr3のベース
に接続されている。トランジスタTr、のコレクタは直
流電源VCCに接続され、エミッタは接地されている。
コンデンサC1゜Chと抵抗R,は平滑回路を構成し、
この平滑回路は、入力端子がトランジスタTr、のコレ
クタに接続され、出力端子が反転増幅回路5の正入力端
子に接続されている。反転増幅回路5の出力端子は負入
力端子に接続されている。
積分回路6は、積分用のオペアンプ7およびコンデンサ
C7を有し、積分時定数可変回路8を含んでいる。
積分時定数可変回路8は、抵抗RIOとアナログスイッ
チ9との直列回路に抵抗R1を並列接続したものである
検波回路4の反転増幅回路5の出力端子が積分時定数可
変回路8を介してオペアンプ7の負入力端子に接続され
ているとともに、コンデンサC?を介してオペアンプ7
の出力端子に接続されている。
定電圧電源回路10がオペアンプ7の正入力端子に接続
され、オペアンプ7のスレッショルドをつくっている。
オペアンプ7の出力端子は発振回路2のFET3のゲー
トに接続されている。
即ち、検波回路4の出力が積分回路6を介して発振回路
2にフィードバックされている。
増幅回路11は、反転増幅回路12と抵抗R11とを有
している。
抵抗R0は、検波回路4の反転増幅回路5の出力端子に
接続されているとともに、反転増幅回路12の負入力端
子に接続されている。反転増幅回路12の正入力端子は
定電圧電源回路lOに接続されてそのスレッショルドを
つくっている。
弁別回路13は、コンパレータ14とフリップフロップ
FFを有している。
コンパレータ14の正入力端子は反転増幅回路12の出
力端子に接続され、負入力端子は定電圧電源回路10に
接続されてそのスレッショルド即ち基準値vthをつく
っている。コンパレータ14の出力端子は、ダイオード
D、 Dg 、コンデンサC@ 、Cq 、抵抗R,,
,R,3からなる回路を介してフリ・プ70yプFFの
セ・ト入力端子に接続(されている。フリップフロップ
FFのリセット入力端子にも同様の回路が接続されてい
る。
遅延口、路15は、コンデンサCOOと、tltRl。
と、コンパレータ16を有している。コンデンサC5゜
は反転増幅回路12の出力端子に接続され、抵抗R14
を介してコンパレータ16の負入力端子に接続されてい
る。コンパレータ16の正入力端子は定電圧電源回路1
0に接続され、そのスレッショルドをつくっている。
コンパレータ16の出力端子はフリップフロップFFの
リセット入力端子に接続されているとともに、ダイオー
ドD、を介して積分時定数可変回路8のアナログスイッ
チ9のトリガ端子に接続されている。
弁別回路13のフリップフロップFFのζ出力端子は、
ワイパー駆動回路のスイッチング・トランジスタTr、
のベースに接続されている。
17は、この水滴検知センサの電源投入時にアナログス
イッチ9をオンして積分時定数可変回路8の合成抵抗値
を減少し積分時定数を減少させるための始動回路である
この始動回路17は、直流電源Vccに接続されたPN
P型のトランジスタTrs と、トランジスタ’l’ 
−r Sのコレクタを接地する抵抗RISと、コンデン
サC0と、ダイオードD4などを有している。
ダイオードD4はアナログスイッチ9のトリガ端子に接
続されている。
なお、18は直流電源Vccのレギュレータである。
〈動作説明〉次に、この実施例の動作について第2図のタイムチャー
トに基づいて説明する。
第2図の(A)〜(F)はそれぞれ第1図の回路のa点
〜f点の電圧を示す。
■ 電源を投入すると始動回路17のトランジスタTr
sが導通し、抵抗RI5の両端電圧が積分時定数可変回
路8のアナログスイッチ9のトリガ端子に出力されてア
ナログスイッチ9をオンする。
その結果、積分時定数可変回路8の合成抵抗値が減少し
て積分回路6の積分時定数が小さくなる。
このため、積分出力の立ち上がりが速く、FET3のオ
ン抵抗が早期のうちに一定となるため、発振回路2の発
振振幅が所定の振幅になるまでに要する時間が短い。即
ち、発振回路2の立ち上がり特性が良い。
コンデンサCI+が充電されトランジスタTrsのベー
ス電圧が上昇するとトランジスタTrsがオフし、アナ
ログスイッチ9がオフするため、積分時定数可変回路8
の抵抗値が増加する。即ち、積分時定数が大きな値とな
る。
■ 電源投入によって発振回路2が動作し発振が開始さ
れる。検波回路4の出力端子の電圧aは水滴付着がない
状態では一定の発振振幅を維持する(時刻t、までの期
間)。
また、電源投入に伴って定電圧電源回路10が積分回路
6に接続され、オペアンプ7を動作させてFET3のゲ
ートに出力する。
オペアンプ7の積分出力が、発振回路2の長時間にわた
る出力即ち時刻1.までの出力を積分した結果のもので
あれば、発振回路2の平常時のいわば平均的な発振振幅
に比例したものとなる。この積分出力がFET3のゲー
トに印加され、FET3のオン抵抗を積分出力ひいては
発振回路2の発振振幅に比例したものにする。
その結果、発振回路2におけるコンデンサC2、抵抗R
,,R,およびFET3のオン抵抗で決定される時定数
が発振回路2の発振振幅に対応したものになる。
従って、検知電極部1の取付は条件や温度条件によって
コンデンサC+、Czの初期静電容量が異なることで発
振振幅が大・小に変化するような場合であっても、実際
には前述の発振回路2の時定数の変化によってトランジ
スタTr、の増幅利得つまり発振回路2の発振利得が小
・大に変化するため、発振振幅の変化を吸収し、水滴付
着がない限り常に一定の発振振幅を維持する。
■、大粒の水滴が検知電極部lに付着した場合■ 時刻
1.において、検知電極部1に大粒水滴が1つ付着する
と、コンデンサCI、Ctの静電容量が変化し、その結
果、発振回路2の発振振幅が可変される。
発振振幅が可変された発振回路2からの高周波出力は検
波回路4によって検波、増幅、平滑され、反転増幅回路
5の出力電圧aが図(A)に示すように大きく変化する
■ 反転増幅回路5からの出力電圧aは積分回路6のオ
ペアンプ7の負入力端子に入力されるが、積分時定数が
大きいためオペアンプ7の出力はゆっくりと変化し、発
振回路2の発振は継続される。
また、出力電圧aは増幅回路11に人力され、反転増幅
回路12によって反転増幅され、図(B)に示すような
波形の出力電圧すを出力する。
■ この出力電圧すは弁別回路13のコンパレータ14
の正入力端子に入力されるが、この出力電圧すは、大粒
の水滴に基づくものであるため基準値vthよりも高く
なる。従って、コンパレータ14の出力電圧Cは図(C
)に示すように“L″レベルら“H3レベルに反転する
この“H3レベルのパルス信号がフリップフロップFF
のセット入力端子に入力され、ζ出力の電圧eが図(E
)に示すように“H”レベルとなる。
の電圧eがトランジスタTr、をオンにしてワイパー駆
動回路を動作させる。
即ち、大粒の水滴の場合には、1つの水滴で直ちにワイ
パーが駆動される。
■ 図(B)に示す出力電圧すは遅延回路15に入力さ
れ、フリップフロップFFの出力電圧eから所定の遅延
時間Tだけ遅れて、遅延回路15の出力電圧dが図(D
)のように“H”レベルとなる。
″H″レベルの出力電圧dはダイオードD3を介して積
分時定数可変回路8のアナログスイッチ9に出力され、
アナログスイッチ9をオンにする。
アナログスイッチ9のオンにより、前記■の電源投入の
場合と同様に積分時定数が小さくなり、積分出力の立ち
上がりが速くなって発振回路2の発振振幅が所定の振幅
にまで瞬時的に復帰する。
■ また、遅延回路15の出力電圧dはフリップフロッ
プFFのリセット入力端子にも出力されるため、フリッ
プフロップFFの出力電圧eが反がオフしてワイパー駆
動回路を停止する。即ち、ワイパー駆動は1回限りであ
る。
■、小粒の水滴が検知電極部1に付着した場合■ 時刻
t2において、検知電極部1に小粒水滴が1つ付着する
と、コンデンサC,,C!の静電容量が変化し、発振回
路2の発振振幅が可変される。
しかし、発振振幅の変動量は小さく、反転増幅回路5の
出力電圧aの変化分も小さい。従って、増幅回路11の
反転増幅回路12の出力電圧すの変化分も小さい。
[相] この出力電圧すは弁別回路13のコンパレータ
14の正入力端子に入力されるが、この出力電圧すは、
小粒の水滴に基づくものであるため基準値vthよりも
低い。従って、コンパレータ14の出力電圧Cは反転せ
ず、フリップフロップFFのd出力の電圧eも反転しな
い。即ち、ワイパー駆動回路は動作しない。
同様に、遅延回路15の出力電圧dも反転しない。
■ 反転増幅回路5の出力電圧aが積分時定数可変回路
8の抵抗R9のみを介して積分回路6の負入力端子に入
力される。その結果、積分出力電圧fが図(F)のよう
にゆるやかに上昇し、FET3のオン抵抗を漸減するた
め、発振回路2の発振振幅が小さくなる。
■ 時刻t3で検知電極部1に2つ目の小粒水滴が付着
した場合も、発振回路2の発振振幅の変動量は小さく、
反転増幅回路12の出力電圧すは基準値vthよりも低
い。即ち、コンパレータ14の出力電圧Cは反転せず、
フリップフロップFFのd出力の電圧eも反転しないの
で、ワイパー駆動回路は動作しない。
同様に、遅延回路15の出力電圧dも反転しない。
また、積分出力電圧fが引き続きゆるやかに上昇5、F
ET3(7)オ、抵抗や漸減す、えい、発振     
 i回路2の発振振幅がさらに小さくなる。
時刻t4において検知電極部lに3つ目の小粒水滴が付
着した場合は、反転増幅回路12の出力電圧すが基準値
vthよりも高くなり、コンパレータ14の出力電圧C
が“H”レベルに、フリップフロップFFの出力電圧e
も“H”レベルになるため、ワイパー駆動回路が動作す
る。
即ち、3つ目の小粒の水滴付着によって初めてワイパー
が駆動される。
0 “H”レベルとなったフリップフロップFFの出力
電圧eから所定の遅延時間Tだけ遅れて、遅延回路15
の出力電圧dが“H”レベルとなり、アナログスイッチ
9をオンにする。
アナログスイッチ9のオンにより、積分時定数が小さく
なり、積分出力の立ち上がりが速(なって発振回路2の
発振振幅が所定の振幅にまで瞬時的に復帰し、次の水滴
付着を待つ。
■ また、遅延回路15の出力電圧dはフリップフロッ
プFFのリセット入力端子にも出力され、その出力電圧
eが反転して“L″レベルなり、トランジスタTr、が
オフしてワイパー駆動回路を停止する。即ち、ワイパー
駆動は1回限りであなお、ワイパー駆動回路が外乱振動
によって不測に駆動されたとしても、遅延回路15の出
力によって積分時定数を減少するため、発振振幅は初期
の定常振幅に瞬時的に復帰する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の水滴検知センサの回路図、
第2図は回路各部の電圧についてのタイムチャートであ
る。図中、符号1は検知電極部、2は発振回路、6は積分回
路、8・・・積分時定数可変回路、13は弁別回路、1
5は遅延回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水滴付着を静電容量の変化によって検知する検知
    電極部と、この検知電極部に接続され前記静電容量の変化に基づい
    て発振振幅を可変し、かつ、発振利得制御入力により発
    振利得を可変する発振回路と、この発振回路の出力を積
    分し、その積分出力を、前記発振回路の発振利得を可変
    するための発振利得制御信号として前記発振回路に与え
    る積分回路と、前記発振回路の出力を入力し、その発振振幅が基準値以
    上のときに制御対象に駆動パルス信号を出力する弁別回
    路と、この弁別回路から前記制御対象に駆動パルス信号が出力
    された時点から所定時間遅延して信号を出力する遅延回
    路と、常時は前記積分回路に大きな積分時定数を与え、かつ、
    前記遅延回路からの信号を入力して前記積分回路の時定
    数を減少させる積分時定数可変回路とを備えた水滴検知
    センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication numberPriority datePublication dateAssigneeTitle
DE3902231A1 (de)*1989-01-261990-08-09Voralp EtsEinrichtung fuer die steuerung eines scheibenwischers

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication numberPriority datePublication dateAssigneeTitle
DE3902231A1 (de)*1989-01-261990-08-09Voralp EtsEinrichtung fuer die steuerung eines scheibenwischers
DE3902231C2 (ja)*1989-01-261991-11-14Etablissement Voralp, Schaan, Li

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