【発明の詳細な説明】 静脈瘤の摘除のための装置本発明の技術的分野 本発明は除去されるべき静脈瘤（varicose veins）に挿入するようになっている静脈瘤局所摘除装置に関する。本発明はまた静脈瘤局所摘除方法に関する。発明の背景 静脈瘤とは、貫通静脈、伏在静脈あるいはそれらの支流（分岐部）における、機能障害のバルブにより病理学的に拡大し、蛇行した表在性皮下静脈である。静脈瘤は脚の重い感じ、硬い感じおよび疲労を引き起こす他に、美容上望ましくない薄青いあるいは紫色の膨らみを生じさせる原因としてよく知られた問題である。静脈瘤が未処置のままであると、激しい痛みやexcema、脚の潰瘍を引き起こすことがある。 静脈瘤を処置する方法としては、主に、静脈の外科的除去あるいは変質した血管の障害の原因となっている内皮の化学的あるいは外科的な破壊を伴う方法がある。主要な外科的方法は剥離と局所摘除である。 伏在静脈で通常使われる剥離技術では、皮膚の切開部にプローブを通し、静脈の全長に沿って送り込む。次に、ヘッドを備えたプローブを皮膚の２番目の切開部から引出し、その後に、静脈全体をプローブと一緒に取り出す。この目的のための装置の一例がUS-A-4,528,982に開示されている。 US-A-5,011,489が伏在静脈の内皮の外科的な破壊のための装置を開示している。この装置はプローブのような要素を包含し、この要素は１つまたはいくつかの円錐形のヘッド部材を備えている。ヘッド部材の円錐形の表面は、装置を静脈に通したとき、伏在静脈の内面から内皮を除去する切除要素または剥離要素として役立つさかとげでほぼ覆われている。 局所摘除は皮膚の切開部を通して伏在静脈の支流あるいは小部分またはこれら両方を引き出すことによる除去と定義することができる。 局所摘除のために使われる従来の技術では、１つのまたはいくつかの切開部はそれぞれの静脈瘤上に形成する。除去すべき静脈の１端を鉗子で把握してそれを引き伸ばす。静脈は、切開はさみあるいはこの目的のために特別に設計した装置（たとえば、GB-A-2,195,540に開示されている装置）を用いてできるだけ自由にする。静脈の末端は切り裂いても、結紮してはいけない。 このようにして、およそ５センチメートルの長さである静脈片を除去することができる。この方法の欠点は、短い血管しか除去できないということ、多数の切開部を作らなければならないということ、切開には神経や小動脈に損傷を与え、血腫の原因となる危険が伴うということ、手術に時間がかかるということである。 Roshledy y chirurgi，56，1977，E．Luza（大部分、Luzaの名前におけるチェコ国特許明細書172067と対応する）は、拡大毛細血管、細動脈および細静脈からなる血管奇形である非常に小さい静脈瘤および表在性毛細血管拡張を除去する装置を示唆している。この装置は、ステンレス鋼から作られた先端の尖った針からなり、この針によって、毛細血管拡張は切り刻む。この装置は小さい血管にしか用いることができず、周囲組織に損傷を与える危険を伴う。 同様にLuzaの名によるチェコ国特許明細書169617および165586は、剛性の切除、穿刺器具を包含する、静脈瘤局所摘除装置を示唆している。これらの器具によって静脈の蛇行部を貫き、次いで静脈を除去する。鋭い先端や刃先を広い範囲に使用するということに鑑みて、ここでも、周囲組織に対する損傷の危険がある。本発明の概念の簡単な説明 本発明の目的は、周囲組織および血管への損傷を最小限に抑えると共に、静脈のより長い部分を除去することができ、切開部の数を減らすことができる静脈瘤局所摘除装置を提供することにある。これは美容上のより良い結果をもたらし、手術に必要な時間を減らすことになる。変質した静脈をより多く除去すると、再発の危険、そしてそれに伴う再手術を減らすことができる。 本発明の別の目的は、十分に安くて簡単な方法で作ることができ、使い捨て装置としても使用できる装置を提供することにある。すなわち、通常は全く同一の手術で全く同一の患者について何回かの摘除を行うのに使用されるが、手術完了後には捨てることができる装置を提供することにある。 本発明によれば、上述の目的は、さかとげを備えた本体と、静脈への挿入を容易にする案内先端とを有するヘッド部を包含し、さかとげが装置の挿入方向に対して後方へ向いており、さかとげの妨害なしにヘッドを静脈に挿入することができるようになっており、また、ヘッド部を後方へ引いたときに、装置の寸法をそれに合わせた静脈をさかとげでしっかりと把持できるようにさかとげはその作動位置においてある長さを有しそしてヘッドの長手方向に対して或る角度であり、またさらに、前記ヘッドに可撓性のある作動手段が取り付けてある装置によって達成される。 上記目的は、また、請求の範囲第１５項に記載した静脈瘤局所摘除方法によっても達成される。図面の簡単な説明 第１図はさかとげを備えたヘッド部を有する本発明による装置の全体的な設計を示す図である。 第２図は静脈瘤の局所摘除のための従来の手術を説明する図である。 第３図は本発明による装置を使っての静脈瘤の局所摘除を説明する図である。 第４〜１０図は第１図における装置のヘッド部の異なった実施態様を示す図である。 第１１〜１３図はさかとげが弾力性アーム上に設けられた装置のヘッド部の別の実施態様を説明する図である。 第１６図は可倒式のさかとげを持っているヘッド部を示す図である。発明の好ましい実施態様の詳細な説明 第１図に示すように、本発明の第１実施態様は、全体的に参照符号１で示してあり、これは２つの部分、すなわち、さかとげまたはフランジ３を備えるほぼ円筒状のヘッド部２と、ハンドル５を備えた可撓性があり、弾力性があり、半剛性のワイヤ４とを包含する。 ハンドルは除いて、装置全体１は、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリオキシメチレン等の重合材料で一体に成形するのが好ましい。したがって、装置は蛇行部を貫いて様々に血管の壁に押しつけることができるような可撓性を持つことになる。 さかとげはヘッド部上に列状に配置され、少なくとも１個のさかとげ無し溝６が２つの隣接した列のさかとげの間に配置される。前記溝は装置の長手方向に向いていると好ましい。装置の先端は丸くした延長部８を備える。この延長部８は装置を静脈に挿入したときに静脈に沿って装置を導くのに役立つ。延長部は、ヘッド部の長さ方向に対して、たとえば４５度に傾斜していて静脈瘤の蛇行部への装置の挿入を容易にするようになっていてもよい。傾斜したガイド部の一例が第１１〜１５図に示してある。もちろん、延長部は、外科医が延長部を所望の角度に曲げることができるように、たとえば、屈曲自在のワイヤを含むように設計してもよい。装置１はおよそ２０センチメートルの全長を持ち、ワイヤ４の直径がおよそ１．５ミリメートルであるとよい。ワイヤを補強するために、ステンレス鋼の細いワイヤを上記ワイヤに鋳込むか、あるいは、その中に設置させてもよい。 適当な半剛性、弾力性および可撓性の非限定例としては、１．７ミリメートルの直径を持つ円形横断面のワイヤがある。これは商品名Makrolon3208の下で市販されているポリカーボネートで作る。装置のヘッドは装置を使うことになっている静脈のサイズ範囲に応じて種々の直径を有する。代表的な直径範囲は３〜７ミリメートルである。さかとげの高さはヘッド部の直径に比例すると好ましい。 従来の手術法が第２図に示してある。この図は、切開部を通して静脈瘤２１をどのようにして鉗子２２で把持し、切開はさみ２３によって周囲組織２４から切り離すかを示している。 これと対照的に、本発明による装置は次の通りに使われる。 手術の前に、外科医は注意深く患者の皮膚の上の静脈瘤の範囲に印を付ける。第３図に示すように、手術は静脈瘤２１′を覆っている皮膚に切開部２０′に形成することから始まる。静脈瘤を開き、装置のヘッド部２を静脈瘤に押し込む。ヘッド部は、それ以上いくら装置を押しても進めなくなるまで案内先端８によって蛇行部を通して案内される。ワイヤ４の長さおよび可撓性は、皮膚の切開部から１５〜２０センチメートルまでの距離（すなわち、装置の全長）、装置を挿入することができるように定める。装置を後方に引いたとき、ヘッド部２のさかとげ３によって血管の内部が把持されることになる。装置を後方に引いたとき、最前部のさかとげが血管の壁に切り込む。こうして、壁を弱め、そこで血管を切り裂くのが容易になる。通常、血管は外向きの移動中に内面を外にひっくり返され、装置と一緒に引き抜かれることになる。この移動中、周囲組織は血管の少なくとも２つの層によってさかとげから保護されることになる。ヘッドの選ばれたサイズが除去しようとしている血管の直径に関して大きすぎる場合（サイズの数は限られている）、血管がヘッドに対してまくれあがることになる。この場合、周囲組織はなお血管壁の１層によってさかとげから保護され、或る程度までは、離間要素またはスペーサとして役立つひだによって保護されることになる。 上述の技術は「経管腔的剥離」と呼ばれる。血管の内側に、従来の局所摘除技術と対照的に、外科医が常に血管の内部で作業するので、絶対に静脈瘤を周囲組織から自由にしては行けない。 次に、外科医は、２列のさかとげ３の間の溝６内で血管をヘッド部２に沿って切断することによって血管を除去する。今や、装置は新らしい部位に用いる準備が整ったことになる。こうして、全く同一の器具を全く同一の手術の間に全く同一の患者において何回かの局所摘除のために使用するができる。 本発明による装置では、現行の手動切除よりも短い手術時間でいくつかの静脈瘤を除去することができる。装置の長さに鑑みて、皮膚の切開部は少数であり、醜い瘢痕も少数となる。いくつかの静脈瘤を最初の手術で除去できるので、症候はより効果的に和らげられ、再手術の必要が減じる。静脈瘤を経管腔的に除去するので、血管および神経の損傷の危険は減じる。手術時間が短く、周囲組織への損傷の危険が小さいために、手術後の腫脹や痛み、感染の危険が減じる。 第４〜１０図は上述のヘッド部を設計する異なった方法を示す。 第４図において、ヘッド部２は複数の長手方向の溝６を備えたシリンダの形で一体成形されており、各対の溝は中間隆起あるいはスプライン１０を構成する。成形過程の後、切断具によってスプライン１０にカット部を作ることによってさかとげ３を形成する。球形部分９で終る円筒形延長部の形に丸い延長部８を設計する。第５図は第４図の線Ｖ−Ｖに沿ったヘッド部の断面を示す。 第６、７図は、第４、５図に示す設計と同様の設計を示しているが、これはアンダーカット部を成形する標準の成形技術でただ１回のステップでさかとげ３を含むヘッド部２を成形するのに特に適している。第７図は第６図における線VI−VIに沿った断面である。 上記実施例は、共に、作業ワイヤ４と一体に成形すると好ましい。 第８〜１０図はヘッド部を設計するまた別の方法を示している。第８において、中央孔４２を備えた複数の截頭円錐形スリーブ４１によってさかとげ３３が形成されている。中央孔４２は止め４０に向かってヘッド部３２に螺合する。スリーブ４１の大きい円形面（底面）４５はわずかにアンダーカットしてある。スリーブ４１の円錐形外面はスプライン４６を限定する長手方向に向いた溝を備える。スプラインは大きい底面４５との交差部でさかとげ３３を形成する。スリーブをヘッド部３２上に置いたとき、止め（図示せず）がスリーブの前部でヘッド部に形成される。もちろん、止めを接着、溶接等によってヘッド部に取り付けてもよい。 止めは球形に設計し、その前部に、たとえば、第４〜７図の実施態様に関連して述べた延長部８、９のような丸い延長部を形成してもよい。或る実施例においては、スリーブ４１はこの球形の止めに対して自由に回転することができる。この場合、スリーブが静脈壁面に対して回転することがないので、ヘッド部３２が回転して静脈へのヘッド部の挿入を容易にすれば、静脈の外傷が最小限に抑えられるという利点がある。他の実施態様においては、各スリーブ１の１端はその他端に設けたくぼみ４４に嵌合する出張り４３を備え、スリーブを回転しないように錠止しかつ溝３６を正しい向きに向けて本体の一端から反対端までの１つの連続した溝を形成する。ヘッド部は作業手段すなわちワイヤ３４と一体に成形すると好ましい。 第９、１０図は円錐形のスリーブ状の要素を扁平な星形のプレート６０から形成する他の実施態様を示している。プレート６０は、中央の孔６１と、複数の先端６３と、複数の直径方向に向いたカットアウト部６２とを有し、孔の直径プラス２つのカットアウト部の長さがヘッド部５２の直径に相当する。プレート６０の平面図が第１０図に示してあり、線IX−IXに沿った断面がプレートを装着したヘッド部の側面図と一緒に第９図に示してある。図示したように、プレートの縁はその平面に対して垂直であってはならない。ヘッド部５２を孔６１に通したとき、プレート６０の中央部が弾力的に変形する。すなわち、約９０度撓んでヘッド部まわりにリング状になり、先端６３がこのリングから延びる円錐形に広がったさかとげ５３を形成する。プレートの材料および寸法はヘッド部５２に対してリングがしっかりと固定されるように選ぶ。必要ならば、スリーブとヘッド部の間の結合部を、たとえば、超音波溶接することによって、改良してもよい。ヘッド部５２は作業ワイヤ５４の端部となり得る。 第１１〜１５図はさかとげが弾力アーム上に設けてあるという点で、先に述べた実施態様と相違する３つの実施態様を示す。これら３つの実施態様のすべてにおいて、前記アーム８１の第１端すなわち前端はヘッド部７２の前端で球形部分８０に弾力的にヒンジ止めされており、さかとげがアームにおけるカット部８２によって形成されている。カット部は、アームの端をヘッド部７２に向かって曲げたときに開く。たとえば、第１５図を参照されたい。第１２図は第１１図における線XII−XIIに沿った断面である。上述したように、３つの実施例は、すべて、破線によって、ガイド部７８、７９の湾曲設計の例も示している。 これらの実施態様において、上記の実施態様と関連して説明した列間の溝と同様に、アームは上記のさかとげの列とアーム間の自由スペースとを構成する。 第１１図に示した実施態様において、アーム８１の第２端すなわち後端は自由である。このことは、ヘッド部７２を引き出すときにさかとげ７３が静脈の壁面と係合してアームが静脈内面に対して自由に拡張でき、したがって、さかとげの係合がより強くなるということを意味する。ヘッド部の本体は作業ワイヤ７４の一部となり得る。 時には、静脈の壁面に対するアーム８１の拡張を制限することが望ましいことがある。これを行う１つの方法は、外方に湾曲し、その上を弾性リング８３を滑らせることのできる形状を有するアーム８１の後端を設けることである。こうすれば、アームの運動を制限することができる。第１３図を参照されたい。 他の方法が第１４〜１５図に示してある。これらの図において、アーム８１の後端は、たとえば、チューブ８４の対応する孔に接着あるいは溶接されたアタッチメント出張り８６によって、中空チューブの形をした作業部材７４′の外面に取り付けてある。ヘッド部７２の１端はチューブ７４′内で自由に移動することができる。好ましい実施例において、ヘッド部は止め手段８５を備え、この止め手段８５はヘッド部７２がチューブ７４′内へ移動できる距離を制限する。この実施例の変形例において、たとえばステンレス鋼で作った細いワイヤ８７（破線で示す）がヘッド部７２に鋳込まれている。ワイヤ８７はチューブ７４′の全長にわたって延びており、チューブの自由な端、ハンドル（図示せず）で終わっている。これらの手段によって、チューブ７４′を保持しながらワイヤ８７を引くことによってアーム８１を強制的に円弧状に拡張することができる。この拡張は、止め手段８５あるいはオプションとして前記ハンドルに設けた止め手段によって制限される。この実施態様において、さかとげを形成するカット部はヘッド部の挿入中には実質的に閉じたままであるが、除去しようとしている静脈の壁面に対してアームが円弧状に拡大されたときに開いてさかとげを形成する。ある意味で、この実施態様は可倒式のさかとげを持っていると言うことができる。 第１１〜１５図による実施態様が成形したさかとげも持つことができることに注目されたい。たとえば、第１１、１２、１３、１４図のさかとげ７３′を参照されたい。 第１１〜１５図による実施態様は上述した実施態様よりも或る程度製造が難しいかも知れないが、その主要な利点は除去しようとしている静脈のサイズにより適合できるということにある。 第１６図は、最後に、可倒式のさかとげを備える装置の実施態様を示す。この装置はヘッド部９２と案内先端９８（一部のみが図示してある）とを包含する。ワイヤ１０１がブロック１０５に鋳込まれており、このブロック１０５がヘッド部９２に接着あるいは溶接されている。ワイヤの１０１はチューブの９４の内側に位置しており、このチューブはワイヤ１０１と共に作業手段として役立つ。ヘッド部はそれぞれのリング１０３と一体成形された複数の三日月形要素１０４（この場合、４つ）によって形成されるさかとげも包含する。複数のリング１０３（この場合、３つ）はヘッド部９２上に配置され、スリーブ状のスペーサ要素１０２によって分離されている。スペーサ１０２の内径はチューブ９４の外径よりいくぶん大きい。さかとげ９３はヘッド部の外面に沿って列状に設置してある。リングおよびスペーサは互いにまたヘッド部の前部にさかとげ９３間を長手方向に延びる幅の狭い溶接部によって取り付けられている。溶接部から離れて、リングはスペーサに対して自由であるから、三日月形要素はリングから加えられる捻れ力に反して或る程度回転することができる。各スペーサ要素は三日月形要素の回転を許すスリットを備えている。通常位置において、三日月形要素１０４の１端はヘッド部９２の内部に延びており、三日月形要素の他端はヘッド部９２の外面から外方へ延び、さかとげ９３を形成している。しかしながら、さかとげ９３はリング１０３を過ぎてチューブ９４をヘッド部９２の内部に押し込むことによって引っ込ませることができる。チューブの端がそれぞれのリングを通過したとき、三日月形要素の内端はスペーサのスリット内に上向きに揺動し、三日月形要素の外端すなわちさかとげはそれぞれのスリット内に下向きに揺動する。このようにして、さかとげが引っ込こめられることになる。チューブがヘッド部の内部から引き出されたとき、さかとげはリングからの捩り力によって再び外方へ揺動することになる。発明の可能な変形例 もちろん、本発明は添付の請求の範囲内で多くの方法で変更することができる。 たとえば、先に説明した実施態様において、さかとげはアンダーカットした後面を有するように、すなわち、９０度よりも小さい、装置の長手方向との角度を為す表面を持つように図示してある。しかしながら、さかとげがその機能を満たすことができ、また、静脈の内面をしっかりと把持できる限り、９０度かあるいは９０度よりもわずかに大きい角度とすることも考えられる。Detailed Description of the Invention Device for removal of varicose veinsTechnical field of the present invention The present invention is intended for insertion into varicose veins to be removedThe present invention relates to a varicose vein local excision device. The present invention also relates to a method for locally removing varicose veins.BACKGROUND OF THE INVENTION Varicose veins are perforated veins, saphenous veins or their tributaries (branches),It is a superficial subcutaneous vein that is meandering and pathologically expanded due to a dysfunctional valve. StillnessAneurysms cause heavy, stiff and tired legs and are also cosmetically undesirable.It is a well-known problem that causes light blue or purple bulges. Untreated varicose veins cause severe pain, excema, and leg ulcersSometimes. The main treatment methods for varicose veins are surgical removal of veins or altered blood.There are methods involving chemical or surgical destruction of the endothelium that causes vascular obstruction.It The main surgical methods are ablation and local excision. A commonly used dissection technique for the saphenous vein is to pass a probe through an incision in the skin andFeed along the entire length of. Next, a probe with a head is made into a second incision in the skin.Withdrawal, then the entire vein is removed with the probe. For this purposeAn example of a device for this is disclosed in US-A-4,528,982. US-A-5,011,489 discloses a device for surgical destruction of the saphenous vein endothelium. This device includes an element such as a probe, which may be one or severalIt has a conical head member. The conical surface of the head member allows the device toAs a cutting or peeling element that, when passed, removes the endothelium from the inside surface of the saphenous veinIt is almost covered with useful thorns. Local excision involves tributaries or small parts of the saphenous vein through the skin incision or theseIt can be defined as removal by pulling out both. Conventional techniques used for local excision involve one or several incisionsForm on each varicose vein. Use forceps to grasp one end of the vein to be removed andStretch. Veins may be open scissors or devices specially designed for this purpose.As freely as possible with (eg the device disclosed in GB-A-2,195,540)To do. The end of the vein should be torn off but not ligated. In this way, removing vein pieces that are approximately 5 cm longCan be. The disadvantage of this method is that it can only remove short blood vessels,You have to make an opening, the incision damages nerves and small arteries,The risk of hematoma and the length of the surgery.. Roshledy y chirurgi, 56, 1977, E. Luza (mostly in the Luza name(Corresponding to U.S. Patent Specification 172067) from enlarged capillaries, arterioles and venulesTo remove the very small varicose veins and superficial telangiectasias that are common vascular malformationsSuggests Oki. This device is made from a pointed needle made from stainless steel.The needle dilates the telangiectasia. This device is only for small blood vesselsIt cannot be used with the risk of damaging surrounding tissues. Similarly, Czech patent specifications 169617 and 165586 in the name of Luza provide rigid cutting., Suggesting a local varicose vein ablation device including a puncture device. With these instrumentsTo penetrate the tortuous portion of the vein and then remove the vein. Wide range of sharp tips and cutting edgesIn view of its use, there is again a risk of damage to the surrounding tissue.Brief description of the inventive concept The purpose of the present invention is to minimize damage to surrounding tissues and blood vessels andVaricose veins that can remove the longer part of the vein and reduce the number of incisionsIt is to provide a local excision device. This has better cosmetic results,It will reduce the time required for surgery. Removal of more altered veins willThe risk of onset and associated re-operation can be reduced. Another object of the present invention is that it can be made in a sufficiently cheap and easy way, that it is a disposable device.It is to provide a device that can be used as a storage device. That is, they are usually exactly the sameUsed to perform several resections on the exact same patient in surgery, but complete surgeryLater it is to provide a device that can be discarded. According to the invention, the above-mentioned object is to provide a body with barbs and insertion into a vein.Includes a head portion having a guide tip for facilitating movement, so that the barb is opposed to the insertion direction of the device.The head can be inserted into the vein without disturbing the barbs.The size of the device should be adjusted when the head is pulled backwards.The barb works its way so that the veins that match it can be firmly grasped by the barb.Has a length in position and is at an angle to the longitudinal direction of the head,Still further, by means of a device having flexible actuating means attached to said headAchieved. The above-mentioned object is also achieved by the method for locally removing varicose veins according to claim 15.Will be achieved.Brief description of the drawings FIG. 1 shows the overall design of the device according to the invention with a head part with barbs.FIG. FIG. 2 is a diagram for explaining a conventional operation for local excision of a varicose vein. FIG. 3 is a diagram for explaining local excision of varicose veins using the device according to the present invention. 4 to 10 are views showing different embodiments of the head portion of the apparatus in FIG.is there. 11 to 13 show the head part of the device in which the barb is provided on the elastic arm.It is a figure explaining the embodiment of. FIG. 16 is a view showing a head portion having a retractable barb.Detailed Description of the Preferred Embodiments of the Invention As shown in FIG. 1, a first embodiment of the invention is designated generally by the reference numeral 1.Yes, this is almost a circle with two parts, a barb or a flange 3.Flexible, elastic and semi-rigid with a cylindrical head 2 and handle 5.Wire 4 of the above. Except for the handle, the entire device 1 consists of polycarbonate, polyamide, polyoxyIt is preferable to integrally form a polymer material such as Simethylene. Therefore, the device is a snakeBe flexible enough to pierce the line and press against the wall of the blood vesselbecome. The barbs are arranged in rows on the head part and have at least one groove 6 without barbs.Are placed between the barbs of two adjacent rows. The groove is oriented in the longitudinal direction of the device.Is preferred. The tip of the device comprises a rounded extension 8. This extension 8Helps guide the device along the vein when the device is inserted into the vein. The extension isFor example, it is inclined at 45 degrees with respect to the longitudinal direction of the head part, andIt may be adapted to facilitate insertion of the device. An example of an inclined guide part isIt is shown in FIGS. Of course, the extension should be angled by the surgeon at the desired angle.So that it can be bent intoFor example, it may be designed to include a bendable wire. Device 1It has a total length of 20 cm and the diameter of the wire 4 is about 1.5 mm.Is good. To reinforce the wire, attach a thin wire of stainless steel to the above wire.It may be cast into the ear or placed in it. A non-limiting example of suitable semi-rigidity, elasticity and flexibility is 1.7 millimeters.There is a wire of circular cross section with a diameter of. It is marketed under the trade name Makrolon 3208Made from polycarbonate. The head of the device is supposed to use the deviceIt has various diameters depending on the size range of the veins to be used. Typical diameter range is 3 to 7 mIt is a remeter. The height of the barbs is preferably proportional to the diameter of the head. A conventional surgical procedure is shown in FIG. This figure shows a varicose vein 21 through the incision.How to grasp with forceps 22 and cut from surrounding tissue 24 with incision scissors 23.Indicates whether to separate. In contrast to this, the device according to the invention is used as follows. Prior to surgery, the surgeon carefully marks the area of the varicose veins on the patient's skin.As shown in FIG. 3, surgery is performed by making an incision 20 'in the skin covering the varicose vein 21'.It begins with making. Open the varicose vein and push the head 2 of the device into the varicose vein.The head is guided by the guide tip 8 until it cannot be advanced no matter how much the device is pushed.You will be guided through the meandering part. The length and flexibility of the wire 4 depends on the skin incision.Insert the device at a distance of 15-20 cm (ie the total length of the device)To be able to do. When the device is pulled backwards, the head part 2The barb 3 holds the inside of the blood vessel. When pulling the device backwards,The front thorn cuts into the wall of the blood vessel. Thus weakening the wall and cutting blood vessels thereEasy to tearBecome. Normally, the blood vessel is flipped inside out during the outward migration and is kept with the device.Will be pulled out. During this movement, the surrounding tissue is in at least two layers of the blood vessel.Therefore, you will be protected from headaches. Eliminate the selected size of the headToo large for the diameter of the vessel you are trying to reach (limited number of sizes), The blood vessels will rise up against the head. In this case, the surrounding tissue is still bloody.Protected from barb by one layer of tube wall and to some extent a spacing element or spacerWill be protected by the folds that serve as pacers. The technique described above is called "transluminal dissection". A conventional local excision technique inside the blood vesselIn contrast to surgery, the surgeon always works inside the blood vessel, so the varices are absolutelyYou cannot go free from the weave. Next, the surgeon moves the blood vessel along the head 2 in the groove 6 between the two rows of barbs 3.Blood vessels are removed by cutting. The device is now ready to be used on new partsHas been set up. Thus, exactly the same instrument during the same surgeryIt can be used for several local excisions in one patient. With the device according to the invention, several venous veins can be performed with less surgery time than current manual excision.The aneurysm can be removed. Considering the length of the device, there are only a few skin incisions,There are also few ugly scars. Symptoms as some varicose veins can be removed in the first surgeryIs more effectively relieved and reduces the need for reoperation. Transluminal removal of varicose veinsTherefore, the risk of vascular and nerve damage is reduced. The surgery time is short,The risk of injury is low, which reduces swelling and pain after surgery and the risk of infection. Figures 4-10 show different ways of designing the head section described above. In FIG. 4, the head portion 2 is a cylinder provided with a plurality of longitudinal grooves 6.Are integrally molded in the shape of, and each pair of grooves constitutes an intermediate ridge or spline 10.To do. After the molding process, a cutting tool is used to make a cut on the spline 10.Forming the thorns 3. Round extension 8 in the form of a cylindrical extension ending in a spherical portion 9.To design. FIG. 5 shows a cross section of the head portion taken along the line VV of FIG. Figures 6 and 7 show a design similar to that shown in Figures 4 and 5, but this isWith standard molding technology to mold the undercut partIt is particularly suitable for molding the head part 2 that includes it. FIG. 7 shows line VI- in FIG.It is a cross section along VI. In both of the above embodiments, it is preferable that the working wire 4 and the working wire 4 are integrally formed. 8 to 10 show another method of designing the head portion. In the eighth, The barbs 33 are formed by a plurality of frustoconical sleeves 41 with a central hole 42.Has been established. The central hole 42 is screwed into the head portion 32 toward the stopper 40. PickpocketThe large circular surface (bottom surface) 45 of the groove 41 is slightly undercut. PickpocketThe conical outer surface of the sleeve 41 is provided with a longitudinally oriented groove defining a spline 46.. The spline forms a barb 33 at the intersection with the large bottom surface 45. sleeveWhen the head is placed on the head 32, a stop (not shown) is located at the front of the sleeve at the head.Is formed. Of course, even if the stopper is attached to the head by adhesion, welding, etc.Good. The stop is designed spherically and its front part is associated with, for example, the embodiment of FIGS.Round extensions, such as the extensions 8 and 9 described above, may be formed. In one embodimentIn the end, the sleeve 41 is free to rotate with respect to this spherical stop. ThisIn the case of, since the sleeve does not rotate with respect to the vein wall surface, the head portion 32 isRotation to facilitate insertion of the head into the vein minimizes vein trauma.There is an advantage that In another embodimentIn this case, one end of each sleeve 1 is fitted with a recess 44 provided at the other end.43 to lock the sleeve against rotation and to orient the groove 36Forming one continuous groove from one end of the body to the opposite end. The head is a workerIt is preferably molded integrally with the step or wire 34. Figures 9 and 10 show a conical sleeve-shaped element formed from a flat star-shaped plate 60.3 illustrates another embodiment of the present invention. The plate 60 includes a central hole 61 and a plurality of tips.A hole diameter plug having an end 63 and a plurality of diametrically oriented cutouts 62.The length of the two cutout portions corresponds to the diameter of the head portion 52. Plate 60A plan view of is shown in FIG. 10, the cross section along line IX-IX having the plate mountedIt is shown in FIG. 9 together with a side view of the head portion. The edge of the plate as shownMust not be perpendicular to the plane. When the head portion 52 is passed through the hole 61Then, the central portion of the plate 60 is elastically deformed. That is, it bends about 90 degrees andIt becomes a ring shape around the part, and the tip 63 spreads in a conical shape extending from this ring.The thorns 53 are formed. The material and dimensions of the plate areChoose so that the ring is firmly fixed. If necessary, the sleeve and headThe joint between them may be improved, for example, by ultrasonic welding. HehThe cord portion 52 can be an end portion of the work wire 54. 11 to 15 are described above in that the barb is provided on the elastic arm.3 shows three different embodiments. For all three of these embodimentsThe first or front end of the arm 81 is a spherical portion at the front end of the head portion 72.80 is elastically hinged, and the barb is a cut portion 82 in the arm.Is formed by. The cut part bends the end of the arm toward the head part 72.Open when you open. See, for example, FIG. FIG. 12 is shown in FIG.In the cross section along the line XII-XIIIt As mentioned above, the three embodiments are all shown by broken lines by means of the guide portion 78,Also shown is an example of 79 curved designs. In these embodiments, the same as the inter-row grooves described in connection with the above embodiments.Thus, the arms constitute the row of barbs and the free space between the arms. In the embodiment shown in FIG. 11, the second or rear end of arm 81 is free.Is. This means that when pulling out the head portion 72, the barbs 73 make up the wall surface of the vein.And the arm is free to expand against the inner surface of the vein, andIt means that the engagement is stronger. The main body of the head isCan be part. Sometimes it is desirable to limit the extension of the arm 81 to the wall of the veinThere is. One way to do this is to curve outward and slide the elastic ring 83 over it.That is, the rear end of the arm 81 having a shape capable of being bent is provided. This wayIf so, the movement of the arm can be restricted. See FIG. Another method is shown in FIGS. In these figures, the arm 81The rear end may be, for example, an adhesive glued or welded to the corresponding hole in tube 84.The chiment ledge 86 allows the outer surface of the working member 74 'in the shape of a hollow tube to beIt is attached. One end of head portion 72 is free to move within tube 74 '.Can be. In the preferred embodiment, the head portion is provided with stop means 85, which stopMeans 85 limit the distance that head portion 72 can move into tube 74 '. thisIn a variation of the embodiment, a thin wire 87 (dashed line) made of, for example, stainless steel.(Shown by) is cast in the head portion 72. Wire 87 is the total length of tube 74 'Extends over the free end of the tube, ending with a handle (not shown)There is. These handsThe step allows the arm to be pulled by pulling the wire 87 while holding the tube 74 '.The frame 81 can be forcibly expanded in an arc shape. This expansion is a stop 85Alternatively, it is optionally limited by stop means provided on the handle. ThisIn one embodiment of the present invention, the cut portion forming the barb is substantially not inserted during the insertion of the head portion.Remains closed, but the arm is circular against the wall of the vein being removed.When expanded in an arc, it opens to form a barb. In a sense, this embodimentCan be said to have a retractable head. That the embodiment according to FIGS. 11 to 15 can also carry shaped spikesPlease pay attention. See, for example, crest 73 'in Figures 11, 12, 13, and 14.I want to be done. The embodiment according to FIGS. 11 to 15 is somewhat more difficult to manufacture than the embodiments described above.Maybe, but its main advantage depends on the size of the vein you're trying to removeIt is that it can be adapted. FIG. 16 finally shows an embodiment of the device with a retractable barb. thisThe device includes a head portion 92 and a guide tip 98 (only a portion is shown).The wire 101 is cast in the block 105, and this block 105 is the head.It is adhered or welded to the portion 92. 101 of the wire is inside 94 of the tubeLocated at, and this tube together with the wire 101 serves as a working means. FThe head portion is formed of a plurality of crescent-shaped elements 104 ((In this case, it also includes a barb formed by 4). Multiple rings 103(In this case three) are arranged on the head part 92 and the sleeve-shaped spacer element 1Separated by 02. The inner diameter of the spacer 102 is larger than the outer diameter of the tube 94.Somewhat big. The barbs 93 are arranged in a row along the outer surface of the head portion.Ring andAnd the spacers have a width extending in the longitudinal direction between the barbs 93 on the front part of the head part and each other.It is attached by a narrow weld. Keep away from the weld and the ringBeing free to the sa, the crescent element counters the twisting force exerted by the ring.Can rotate to some extent. Each spacer element allows rotation of the crescent elementIt has a slit. In the normal position, one end of the crescent element 104 is the headThe other end of the crescent-shaped element extends inside the portion 92 and is outward from the outer surface of the head portion 92.To form a barb 93. However, crest 93 is ring 103 by pushing the tube 94 into the inside of the head portion 92 to retract it.I can do it. The crescent moon when the end of the tube passes through each ringThe inner edge of the shaped element swings upward into the slit of the spacer,Nawachi Sakato swings downward in each slit. In this wayThe lizard will be retracted. The tube pulls out from inside the headWhen twisted, the spine will swing outward again due to the twisting force from the ring.Become.Possible variants of the invention The invention can, of course, be modified in many ways within the scope of the appended claims.. For example, in the embodiment described above, the crests may be undercutTo have a face, i.e. less than 90 degrees, with the longitudinal direction of the deviceIt is shown as having a surface to do. However, Sakatoge fulfills that function.90 degrees or more, as long as theIt is conceivable that the angle is slightly larger than 90 degrees.
─────────────────────────────────────────────────────フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ─────────────────────────────────────────────────── ───Continued front page (81) Designated countries EP (AT, BE, CH, DE,DK, ES, FR, GB, GR, IE, IT, LU, MC, NL, PT, SE), OA (BF, BJ, CF, CG, CI, CM, GA, GN, ML, MR, NE, SN,TD, TG), AT, AU, BB, BG, BR, BY,CA, CH, CN, CZ, DE, DK, ES, FI, GB, GE, HU, JP, KG, KP, KR, KZ, LK, LU, LV, MD, MG, MN, MW, NL, NO,NZ, PL, PT, RO, RU, SD, SE, SI, SK, TJ, TT, UA, US, UZ, VN