しかし、従来の運転者状態監視システムでは、操舵時に撮影した画像データを操舵角度に応じて補正し、そして、その補正画像データから、運転者の目の開度値等を算出し、その算出した値から、運転者の状態を判定しており、比較する基準データ等が有る訳ではなく、そのため、操舵時の運転状態自体を、迅速、かつ、安定して、判定する点に、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、操舵時の運転者の運転状態を、迅速かつ安定して、判定可能な運転状態判定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る第1番目の運転状態判定方法は、操舵時の運転者の顔を撮影するカメラが、ステアリングホイールにおける運転者の顔と対向する部位に、配設され、
前記カメラによって撮影される画像データに基づき、操舵時の運転者の運転状態を判定する運転状態判定方法であって、
直進操舵時の基準カメラ位置で運転者の顔を撮影した基準画像データを基準として、
操舵中に撮影する操舵時画像データを、操舵角の角度変化に対応させて、直進操舵状態に変換した補正画像データと、
前記基準画像データと、
を、比較して判定することを特徴とする。
本発明に係る第1番目の運転状態判定方法では、操舵中のカメラで撮影した操舵時画像データ(特に、顔の目、鼻、口がどこにあるかの位置関係の位置データ)を、直進操舵時の状態に変換して、補正画像データを作成し、その補正画像データと、直進操舵時の基準カメラ位置で運転者の顔を撮影した基準画像データ(正面を向いた顔の目、鼻、口がどこにあるかの位置関係の位置データ)と、を比較できることとなり、基準画像データが判定基準画像データとなり、その判定基準画像データを基に、補正画像データが、どの程度、異なっているか、例えば、運転者の目、鼻、口の位置、向き、開き等が、どの程度、異なっているかを、直ちに、比較できて、その差から、運転者の運転状態を、迅速かつ安定して、判定できる。例えば、目を瞑っていれば、居眠り状態と判定でき、横を向いていれば、脇見運転と判定できる。また、カメラは、ステアリングホイールにおける運転者の顔と対向する部位の、例えば、リング部やボス部に搭載され、操舵時のステアリングホイールのスポーク部等に隠れるインストルメントパネルやコラムカバーに搭載されていないことから、操舵時のステアリングホイールのスポーク部等にカメラが遮蔽されず、運転者の顔の撮影に好適となる。
したがって、本発明に係る第1番目の運転状態判定方法では、操舵時の運転者の運転状態を、迅速かつ安定して、判定可能となる。
また、本発明に係る第2番目の運転状態判定方法では、操舵時の運転者の顔を撮影するカメラが、ステアリングホイールにおける運転者の顔と対向する部位に、配設され、
前記カメラによって撮影される画像データに基づき、操舵時の運転者の運転状態を判定する運転状態判定方法であって、
操舵中に撮影する操舵時画像データと、
直進操舵時の基準カメラ位置で運転者の顔を撮影した基準画像データを、操舵角の角度変化に対応させて、変換させた基準変換画像データと、
を、比較して判定することを特徴とする。
本発明に係る第2番目の運転状態判定方法では、直進操舵時の基準カメラ位置で運転者の顔を撮影した基準画像データ(正面を向いた顔の目、鼻、口がどこにあるかの位置関係の位置データ)を、操舵角の角度変化に対応させて、変換させた基準変換画像データとし、その基準変換画像データと、操舵中のカメラで撮影した操舵時画像データ(顔の目、鼻、口がどこにあるかの位置関係の位置データ)と、を比較できることとなり、基準変換画像データが判定基準画像データとなり、その判定基準画像データを基に、操舵時画像データが、どの程度、異なっているか、例えば、運転者の目、鼻、口の位置、向き、開き等が、どの程度、異なっているかを、直ちに、比較できて、その差から、運転者の運転状態を、迅速かつ安定して、判定できる。例えば、目を瞑っていれば、居眠り状態と判定でき、横を向いていれば、脇見運転と判定できる。また、カメラは、ステアリングホイールにおける運転者の顔と対向する部位の、例えば、リング部やボス部に搭載され、操舵時のステアリングホイールのスポーク部等に隠れるインストルメントパネルやコラムカバーに搭載されていないことから、操舵時のステアリングホイールのスポーク部等にカメラが遮蔽されず、運転者の顔の撮影に好適となる。
したがって、本発明に係る第2番目の運転状態判定方法でも、操舵時の運転者の運転状態を、迅速かつ安定して、判定可能となる。
本発明に係る第3番目の運転状態判定方法では、操舵時の運転者の顔を撮影するカメラが、ステアリングホイールにおける運転者の顔と対向する部位に、配設され、
前記カメラによって撮影される画像データに基づき、操舵時の運転者の運転状態を判定する運転状態判定方法であって、
操舵中に撮影する操舵時画像データと、
操舵角に応じて準備された複数のテンプレート画像データの内の、前記操舵時画像データの撮影時の操舵角に応じて選択した選択テンプレート画像データと、
を、比較して判定することを特徴とする。
本発明に係る第3番目の運転状態判定方法では、操舵角に応じて準備された複数のテンプレート画像データの内の、操舵時画像データの撮影時の操舵角に応じて選択した選択テンプレート画像データと、操舵中のカメラで撮影した操舵時画像データと、を比較できることとなり、選択テンプレート画像データが判定基準画像データとなり、その判定基準画像データを基に、操舵時画像データが、どの程度、異なっているか、例えば、運転者の目、鼻、口の位置、向き、開き等が、どの程度、異なっているかを、直ちに、比較できて、その差から、運転者の運転状態を、迅速かつ安定して、判定できる。例えば、目を瞑っていれば、居眠り状態と判定でき、横を向いていれば、脇見運転と判定できる。また、カメラは、ステアリングホイールにおける運転者の顔と対向する部位の、例えば、リング部やボス部に搭載され、操舵時のステアリングホイールのスポーク部等に隠れるインストルメントパネルやコラムカバーに搭載されていないことから、操舵時のステアリングホイールのスポーク部等にカメラが遮蔽されず、運転者の顔の撮影に好適となる。
したがって、本発明に係る第3番目の運転状態判定方法でも、操舵時の運転者の運転状態を、迅速かつ安定して、判定可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1~3に示すように、第1実施形態に使用するステアリングホイール1は、運転者10が把持するリング部2と、リング部2の中心に配置されるボス部3と、ボス部3とリング部2とを連結するスポーク部4と、を備えて構成されている。リング部2における12時の位置に、すなわち、直進操舵時の前端位置に、運転者10の顔11を撮影可能なカメラ6が、運転者10側に向いて配設されている。
操舵時のカメラ6は、図1に示すように、ステアリングホイール1を、例えば、反時計回り方向に角度Φ分、操舵すれば、リング部2の面上でのカメラ6の位置は、
x´=rsinΦ
y´=0
z´=rcosΦ
の座標位置となる。
またその際、ステアリングホイール1の操舵中心軸の傾斜角度θを考慮した状態での三次元の原点位置(0,0,0)を基準とすれば、
x=rsinΦ
y=Lsinθ-rcosΦ・cosθ
z=Lcosθ+rcosΦ・sinθ
の座標位置となる。
また、直進操舵時のリング部2に配置されたカメラ6が運転者10の顔11を撮影する状態では、図3に示すように、角度ω分、上向きの状態での撮影となるものの、撮影画像は、図4に示すような画像となる。そして仮に、図4に示す運転姿勢の運転者より大柄であれば、上向き角度ωが大きくなり、図5に示すように、図4に比べて、顔11が小さくなり、目12,13、鼻14、口15が上寄りとなる画像となる。なお、上向き角度ωは、カメラ6が下方に配置される場合でも、大きくなる。
そして、例えば、図4の画像を運転者の基準画像とすれば、ステアリングホイール1を反時計回り方向に操舵角Φ分、操舵すれば、図6に示すように、操舵角θ分、回転したリング部2のカメラ6からの撮影画像は、傾いた画像となる。
このように、カメラ6が、ステアリングホイール1における運転者10の顔11と対向する部位の、例えば、リング部2に搭載される場合には、操舵時のステアリングホイール1のスポーク部4等に隠れるインストルメントパネルやコラムカバーに搭載されていないことから、操舵時のステアリングホイール1のスポーク部等にカメラ6が遮蔽されず、運転者10の顔11の撮影に好適となるものの、操舵時に、撮影画像が傾斜することが避けられず、運転者10が、操舵時に、例えば、居眠りしていたり、脇見運転していれば、正常状態でないことから、注意喚起等が必要となる。
第1実施形態の判定方法に使用する構成機器としては、操舵時の運転者10の運転状態を判定できるように、図7に示すように、リング部2に搭載されたカメラ6と、操作時のステアリングホイール1の操作角を検出可能に、ステアリングホイール1のボス部3内等に配設される舵角センサ7と、ボス部3内等に配設される制御部8と、制御部8が操舵時の運転者10の顔11の画像から非正常運転状態と判定した際に、車両のスピーカ等から注意喚起音を発生させるための出力部9と、を備えてなる。
そして、第1実施形態の判定方法では、直進操舵時の基準カメラ位置P0で運転者10の顔11を撮影した基準画像データを基準として、操舵中に撮影する操舵時画像データを、操舵角の角度変化に対応させて、直進操舵状態に変換した補正画像データと、基準画像データと、を、比較して判定する。
すなわち、図8に示すように、制御部8では、ステップ11において、カメラ6からの画像データを入力し、また、ステップ12において、操舵角のデータを入力する。そして、操舵角のデータから、直進操舵時とする操舵角を0°としていれば、ステップ13において、その際に入力した画像データを基準画像データ(正面を向いた顔の目、鼻、口がどこにあるかの位置関係の位置データ)として取得しておく。その後、操舵中であれば、ステップ14において、その操舵中の操舵時画像データ(顔の目、鼻、口がどこにあるかの位置関係の位置データ)を取得するとともに、その操舵角のデータを取得する。ついで、ステップ15において、ステップ14で取得した操舵時画像データを、同時に取得した操舵角における操舵角0°の直進操舵時からの角度変化に対応させて、直進操舵状態に変換した補正画像データを算出する。そして、ステップ16において、ステップ13で取得しておいた基準画像データと、ステップ15で算出した補正画像データと、を比較して、運転者10の顔11における目12,13、鼻14、口15の開度値や向き等が、基準画像データから、どのように変化しているかを判定して、例えば、居眠り運転、あるいは、脇見運転と判定すれば、ステップ17に移行して、その旨の注意喚起の音をスピーカ等から発音させるように、出力する。
以上のように、第1実施形態の判定方法では、操舵中のカメラ6で撮影した操舵時画像データを、直進操舵時の状態に変換して、補正画像データを作成し、その補正画像データと、直進操舵時の基準カメラ位置P0で運転者10の顔11を撮影した基準画像データと、を比較できることとなり、基準画像データが判定基準画像データとなり、その判定基準画像データを基に、補正画像データが、どの程度、異なっているか、例えば、運転者10の目12,13、鼻14、口15の位置、向き、開き等が、どの程度、異なっているかを、直ちに、比較できて、その差から、運転者10の運転状態を、迅速かつ安定して、判定できる。例えば、目12,13を瞑っていれば、居眠り状態と判定でき、横を向いていれば、脇見運転と判定できる。また、カメラ6は、ステアリングホイール1における運転者10の顔11と対向する部位のリング部2に搭載され、操舵時のステアリングホイール1のスポーク部4等に隠れるインストルメントパネルやコラムカバーに搭載されていないことから、操舵時のステアリングホイール1のスポーク部4等にカメラ6が遮蔽されず、運転者10の顔11の撮影に好適となる。
したがって、第1実施形態の運転状態判定方法では、操舵時の運転者10の運転状態を、迅速かつ安定して、判定可能となる。
なお、ステップ13で取得する基準画像データは、予め、制御部8に記憶させておいてもよく、ステップ16において、予め、記憶させておいた基準画像データと、角度補正した補正画像データとを比較すればよい。
また、第1実施形態では、カメラ6をリング部2に搭載した場合を示したが、図1の二点鎖線に示すように、ボス部3に搭載してもよい。
つぎに、第2実施形態の判定方法を説明すると、第2実施形態の判定方法に使用する構成機器は、第1実施形態と同様に、操舵時の運転者10の運転状態を判定できるように、図7に示すように、リング部2に搭載されたカメラ6と、操作時のステアリングホイール1の操作角を検出可能に、ステアリングホイール1のボス部3内等に配設される舵角センサ7と、ボス部3内等に配設される制御部8と、制御部8が操舵時の運転者10の顔11の画像から非正常運転状態と判定した際に、車両のスピーカ等から注意喚起音を発生させるための出力部9と、を備えてなる。なお、制御部8での判定方法は、第2実施形態では、第1実施形態とは後述するように、異なっている。
第2実施形態の判定方法では、操舵中に撮影する操舵時画像データと、直進操舵時の基準カメラ位置P0で運転者10の顔11を撮影した基準画像データを、操舵角の角度変化に対応させて、変換させた基準変換画像データと、を、比較して判定する。
すなわち、図9に示すように、制御部8では、ステップ21において、カメラ6からの画像データを入力し、また、ステップ22において、操舵角のデータを入力する。そして、操舵角のデータから、直進操舵時とする操舵角を0°としていれば、ステップ23において、その際に入力した画像データを基準画像データ(正面を向いた顔の目、鼻、口がどこにあるかの位置関係の位置データ)として取得しておく。その後、操舵中であれば、ステップ24において、その操舵中の操舵時画像データ(顔の目、鼻、口がどこにあるかの位置関係の位置データ)を取得するとともに、その操舵角のデータを取得する。ついで、ステップ25において、ステップ23で取得した基準画像データを、ステップ24で取得した操舵角における操舵角0°の直進操舵時からの角度変化に対応させて、変換させた基準変換画像データを算出する。そして、ステップ26において、ステップ24で取得しておいた操舵時画像データと、ステップ25で算出した基準変換画像データと、を比較して、運転者10の顔11における目12,13、鼻14、口15の開度値や向き等が、基準変換画像データから、どのように変化しているかを判定して、例えば、居眠り運転、あるいは、脇見運転と判定すれば、ステップ27に移行して、その旨の注意喚起の音をスピーカ等から発音させるように、出力する。
以上のように、第2実施形態の判定方法では、直進操舵時の基準カメラ位置P0で運転者10の顔11を撮影した基準画像データを、操舵角の角度変化に対応させて、変換させた基準変換画像データとし、その基準変換画像データと、操舵中のカメラ6で撮影した操舵時画像データと、を比較できることとなり、基準変換画像データが判定基準画像データとなり、その判定基準画像データを基に、操舵時画像データが、どの程度、異なっているか、例えば、運転者10の目12,13、鼻14、口15の位置、向き、開き等が、どの程度、異なっているかを、直ちに、比較できて、その差から、運転者10の運転状態を、迅速かつ安定して、判定できる。例えば、目12,13を瞑っていれば、居眠り状態と判定でき、横を向いていれば、脇見運転と判定できる。また、カメラ6は、ステアリングホイール1における運転者10の顔11と対向する部位のリング部2に搭載され、操舵時のステアリングホイール1のスポーク部4等に隠れるインストルメントパネルやコラムカバーに搭載されていないことから、操舵時のステアリングホイール1のスポーク部4等にカメラ6が遮蔽されず、運転者10の顔11の撮影に好適となる。
したがって、第2実施形態の運転状態判定方法でも、操舵時の運転者10の運転状態を、迅速かつ安定して、判定可能となる。
なお、第2実施形態でも、ステップ23で取得する基準画像データは、予め、制御部8に記憶させておいてもよく、その場合でも、ステップ25において、操舵角に応じて、変換して、ステップ26において、比較すればよい。
つぎに、第3実施形態の判定方法を説明すると、第3実施形態の判定方法に使用する構成機器も、第1,2実施形態と同様に、操舵時の運転者10の運転状態を判定できるように、図7に示すように、リング部2に搭載されたカメラ6と、操作時のステアリングホイール1の操作角を検出可能に、ステアリングホイール1のボス部3内等に配設される舵角センサ7と、ボス部3内等に配設される制御部8と、制御部8が操舵時の運転者10の顔11の画像から非正常運転状態と判定した際に、車両のスピーカ等から注意喚起音を発生させるための出力部9と、を備えてなる。なお、制御部8での判定方法は、第3実施形態では、第1,2実施形態とは後述するように、異なっている。
第3実施形態の判定方法では、操舵中に撮影する操舵時画像データと、操舵角に応じて準備された複数のテンプレート画像データの内の、操舵時画像データの撮影時の操舵角に応じて選択した選択テンプレート画像データと、を、比較して判定する。
すなわち、図10に示すように、制御部8では、ステップ31において、操舵中のカメラ6からの画像データを入力し、また、ステップ32において、操舵角のデータを入力する。そして、ステップ33において、その操舵時の操舵角から、予め、準備しておいた多数のテンプレート画像の内から、その操舵角に対応するテンプレート画像データを選択して、その選択テンプレート画像データを取得する。ついで、ステップ34において、ステップ33で取得した選択テンプレート画像データと、ステップ31で取得した操舵時画像データと、を比較して、運転者10の顔11における目12,13、鼻14、口15の開度値や向き等が、選択テンプレート画像データから、どのように変化しているかを判定して、例えば、居眠り運転、あるいは、脇見運転と判定すれば、ステップ35に移行して、その旨の注意喚起の音をスピーカ等から発音させるように、出力する。
以上のように、第3実施形態の判定方法では、操舵角に応じて準備された複数のテンプレート画像データの内の、操舵時画像データの撮影時の操舵角に応じて選択した選択テンプレート画像データと、操舵中のカメラ6で撮影した操舵時画像データと、を比較できることとなり、選択テンプレート画像データが判定基準画像データとなり、その判定基準画像データを基に、操舵時画像データが、どの程度、異なっているか、例えば、運転者10の目12,13、鼻14、口15の位置、向き、開き等が、どの程度、異なっているかを、直ちに、比較できて、その差から、運転者10の運転状態を、迅速かつ安定して、判定できる。例えば、目12,13を瞑っていれば、居眠り状態と判定でき、横を向いていれば、脇見運転と判定できる。また、カメラ6は、ステアリングホイール1における運転者10の顔11と対向する部位のリング部2に搭載され、操舵時のステアリングホイール1のスポーク部4等に隠れるインストルメントパネルやコラムカバーに搭載されていないことから、操舵時のステアリングホイール1のスポーク部4等にカメラ6が遮蔽されず、運転者10の顔11の撮影に好適となる。
したがって、第3実施形態の運転状態判定方法でも、操舵時の運転者10の運転状態を、迅速かつ安定して、判定可能となる。
なお、第3実施形態では、予め準備しておくテンプレート画像のデータを、多数準備する必要があるものの、第1,2実施形態のように、操舵角に対応させて、補正画像データや基準変換画像データを算出する工程が無い分、迅速に判定を行うことができる。