




























本発明は、新生児を仮死から蘇生させるための処置を支援する新生児蘇生治療支援装置、新生児の蘇生処置を支援するための機能をコンピュータに付与するプログラムおよび当該プログラムを保持した記憶遺体に関する。 The present invention relates to a newborn resuscitation therapy support apparatus that supports a procedure for reviving a newborn from asphyxia, a program that gives a computer a function for supporting a resuscitation treatment of a newborn, and a memory body that holds the program.
世界中で毎年約400万人の新生児が死亡しており、その20%の約80万人が出生時の仮死で死亡している。約10%の新生児は、出生時に何らかの特別な処置(蘇生)が必要であり、約5%の新生児は人工換気または胸骨圧迫などの濃厚な蘇生が出生時に必要であると言われている。2007年以降、日本でもNCRP(neonatal cardiopulmonary resuscitation)に基づく新生児蘇生法普及プロジェクトが開始され、これまでに約9万人の周産期医療関係者がNCRP蘇生法講習会を受講し、その実技の習得レベルは高まりつつある。 Around 4 million newborn babies die every year worldwide, 20% of which about 800,000 die from asphyxia at birth. About 10% of newborns are said to need some special treatment (resuscitation) at birth, and about 5% of newborns are said to require dense resuscitation at birth, such as artificial ventilation or chest compressions. Since 2007, a neonatal resuscitation promotion project based on NCRP (neonatal cardiopulmonary resuscitation) has been started in Japan. To date, approximately 90,000 perinatal medical personnel have attended the NCRP resuscitation training course. The level of acquisition is increasing.
しかし、死亡または重度の後障害に関連する年数例の仮死出生症例に対して適切な蘇生を手順通り施行できるように、施設のスタッフに教育を普及し、且つ、維持することは、必ずしも容易なことではない。また、予想外に発生した仮死に対して、緊迫した状況の中、常に、適切な時間に適切な手順で安定的に蘇生に対応することも、必ずしも容易なことではない。 However, it is not always easy to disseminate and maintain education to facility staff so that appropriate resuscitation can be performed procedurally for years of asphyxia cases associated with death or severe disability. Not that. Moreover, it is not always easy to respond to resuscitation stably at an appropriate time and in an appropriate procedure at all times in an urgent situation against an unexpected asphyxia.
  以下の特許文献1には、蘇生治療の開始からの経過時間とともに新生児等の患者のSpO2値および脈拍を画面に表示することで、患者に対する蘇生処置を支援する蘇生処置支援装置が記載されている。また、この特許文献1には、予め決められた経過時間後に患者の評価を行うための評価期間を併せて表示して、蘇生者に患者の評価を促すことが記載されている。さらに、この特許文献1には、SpO2値の評価タイミングであることを示す音をスピーカから出力させることも記載されている。
  特許文献1に記載の装置では、蘇生治療の開始からの経過時間とともに、患者のSpO2値および脈拍が表示されるため、蘇生者は、適時、これらの情報を参照することで、とるべき蘇生処置の判断において有用な情報を得ることができる。しかし、この場合も、取得した情報に基づいてどのような措置をとるかは、結局、出生立会者の判断によるところとなり、適切な蘇生を手順通り施行できるか否かは、出生立会者の熟練度や医学的知識等による結果となってしまう。  In the device described in
かかる課題に鑑み、本発明は、出生立会者がNCPRに精通した熟練者でなくとも適切な蘇生を円滑に進めることができ、これにより、新生児の死亡や脳性麻痺等の後障害を抑止することが可能な新生児蘇生治療支援装置、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。 In view of such a problem, the present invention can smoothly promote appropriate resuscitation even if the birth witness is not an expert who is familiar with NCPR, thereby suppressing post-disorders such as death of newborns and cerebral palsy. An object of the present invention is to provide a newborn resuscitation treatment support apparatus, a program, and a storage medium.
本発明の第1の態様は、新生児蘇生治療支援装置に関する。本態様に係る新生児蘇生治療支援装置は、画面を表示するための表示部と、前記画面に表示された入力項目に対して入力を行うための入力部と、制御部と、を備える。ここで、前記制御部は、新生児蘇生法ガイドラインに基づく蘇生アルゴリズムに従って、新生児の状態を評価するための評価項目を前記表示部に表示させるとともに、表示された前記評価項目に対し、前記新生児の状態に応じた評価結果の入力を受け付ける工程と、前記評価項目に対する前記評価結果の入力に基づいて蘇生のための処置項目を前記表示部に表示させるとともに、表示された前記処置項目に対し、前記新生児に対して実際に行う処置内容の入力を受け付ける工程と、を繰り返し実行して、前記新生児に対する蘇生処置を誘導する。 A first aspect of the present invention relates to a neonatal resuscitation treatment support apparatus. The neonatal resuscitation treatment support apparatus according to this aspect includes a display unit for displaying a screen, an input unit for performing input on the input items displayed on the screen, and a control unit. Here, according to the resuscitation algorithm based on the neonatal resuscitation guideline, the control unit displays an evaluation item for evaluating the state of the newborn on the display unit, and the state of the newborn for the displayed evaluation item A step of receiving an input of an evaluation result corresponding to the evaluation item, and a treatment item for resuscitation based on the input of the evaluation result with respect to the evaluation item is displayed on the display unit, and the neonatal baby is displayed with respect to the displayed treatment item And repetitively executing the step of receiving the input of the treatment content that is actually performed to guide the resuscitation treatment for the newborn.
本態様に係る新生児蘇生治療支援装置によれば、新生児の評価項目と評価結果に基づく処置項目が表示部に繰り返し表示されるため、出生立会者は、表示部の表示内容を参照することにより、出生からの各タイミングにおいて新生児の状態に適する処置を的確に把握することができる。よって、出生立会者がNCPRに精通した熟練者でなくとも適切な蘇生を円滑に進めることができる。 According to the neonatal resuscitation treatment support device according to this aspect, the treatment item based on the evaluation item and the evaluation result of the newborn is repeatedly displayed on the display unit, so that the birth presenter refers to the display content of the display unit, It is possible to accurately grasp the treatment suitable for the condition of the newborn at each timing from birth. Therefore, even if the birth witness is not an expert who is familiar with NCPR, appropriate resuscitation can be smoothly advanced.
本発明の第2の態様は、画面を表示するための表示部と、前記画面に表示された入力項目に対して入力を行うための入力部と、を備える新生児蘇生治療支援装置に、第1の態様に係る前記制御部の機能を実行させるプログラムである。According to a second aspect of the present invention, there is provided a newborn resuscitation treatment support apparatus comprising: a display unit for displaying a screen; and an input unit for performing an input on an input item displayed on the screen . It isa program whichperforms the function of the said control part which concerns on the aspect.
本態様に係るプログラムによれば、上記第1の態様と同様の効果が奏される。 According to the program concerning this mode, the same effect as the first mode is produced.
本発明の第3の態様は、画面を表示するための表示部と、前記画面に表示された入力項目に対して入力を行うための入力部と、を備える新生児蘇生治療支援装置に、第1の態様に係る前記制御部の機能を実行させるプログラムを保持した記憶媒体である。According to a third aspect of the present invention, there is provided a newborn resuscitation treatment support apparatus comprising: a display unit for displaying a screen; and an input unit for performing an input on an input item displayed on the screen . A storage medium holdinga program forexecuting the function of the control unit according to the aspect.
本態様に係る記憶媒体によれば、上記第1の態様と同様の効果が奏される。 According to the storage medium according to this aspect, the same effect as that of the first aspect is achieved.
以上のとおり本発明によれば、出生立会者がNCPRに精通した熟練者でなくとも適切な蘇生を円滑に進めることができ、これにより、新生児の死亡や脳性麻痺等の後障害を抑止することが可能な新生児蘇生治療支援装置、プログラムおよび記憶媒体を提供することができる。 As described above, according to the present invention, even if the birth witness is not an expert who is familiar with NCPR, it can smoothly proceed with appropriate resuscitation, thereby suppressing post-disorders such as death of newborns and cerebral palsy. A neonatal resuscitation treatment support apparatus, a program, and a storage medium that can perform the above can be provided.
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。 The features of the present invention will become more apparent from the following description of embodiments. However, the following embodiment is merely one embodiment of the present invention, and the meaning of the term of the present invention or each constituent element is not limited to that described in the following embodiment. Absent.
ただし、図面はもっぱら説明のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。 However, the drawings are only for explanation and do not limit the scope of the present invention.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
  図1は、実施の形態に係る新生児蘇生治療支援装置10の使用環境の一例を模式的に示す図である。なお、以下では、新生児蘇生治療支援装置のことを、単に「蘇生支援装置」と称する。  Drawing 1 is a figure showing typically an example of the use environment of newborn resuscitation
  図1に示すように、蘇生支援装置10は、出生直後の新生児に対して処置を行う処置台20の近傍に設置される。蘇生支援装置10は、たとえば、パーソナルコンピュータ11と、パーソナルコンピュータ11に接続された表示機能付きのタッチパネル12とから構成される。タッチパネル12は、処置台20で処置を行う医師等の出生立会者が容易に画面にタッチ可能な位置に配置される。蘇生支援装置10が、蘇生支援に特化したスタンドアローンの専用装置であってもよい。  As shown in FIG. 1, the
  出生立会者は、処置台20のベッド21に運ばれた新生児に対して処置を行いながら、タッチパネル12に表示された入力画面に対して入力を行う。ベッド21は、支持脚23によって所定の高さに調整されている。ベッド21の上方には、ベッド21を照らすための照明ユニット22が配置されている。照明ユニット22にさらにカメラを配置して、新生児に対する一連の処置を撮影し、これに同期して蘇生支援装置10のビデオメモリから蘇生者の画面操作を直接記録してもよい。この場合、カメラで撮影された映像は、有線または無線でパーソナルコンピュータ11に送信され、後述する蘇生データとともに、パーソナルコンピュータ11内のメモリに記憶される。  The birth witness performs input on the input screen displayed on the
  図2(a)は、実施の形態に係る蘇生支援装置10の構成を示すブロック図である。  Fig.2 (a) is a block diagram which shows the structure of the
  蘇生支援装置10は、制御部101と、記憶部102と、表示入力部103と、音出力部104と、ディスクドライブ105と、通信部106と、データバス107と、を備えている。制御部101、記憶部102、ディスクドライブ105および通信部106は、図1に示すパーソナルコンピュータ11に含まれている。表示入力部103は、図1に示すタッチパネル12を含んでいる。  The
  音出力部104は、たとえば、スピーカを含んでいる。ディスクドライブ105は、DVD(DigitalVersatile Disc)等のディスク媒体に対してデータの書き込みおよび読み出しを行う。通信部106は、インターネット等の外部ネットワークや、プリンター等の周辺機器、音声入力のためのマイクロフォン等との間で通信を行う。データバス107は、蘇生支援装置10を構成するブロック間でデータの授受を行うための伝送路である。  The
  制御部101は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理回路(コンピュータ)からなっている。制御部101は、記憶部102に記憶されたプログラムに従って各部を制御する。制御部101には、時計が内蔵されている。制御部101は、この時計によって、新生児の出生日時や、出生時からの経過時間等を計測する。  The
  記憶部102は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリや、ハードディスクからなっている。記憶部102のハードディスクには、制御部101が蘇生処理を実行するための蘇生アルゴリズム102aが記憶され、また、蘇生アルゴリズム102aに従って出生立会者が入力した情報を登録するための蘇生データベース102bが構築されている。  The
  蘇生アルゴリズム102aは、新生児蘇生法ガイドライン(NCRP)に基づくものである。蘇生アルゴリズム102aは、NCRPからやや修正されていてもよい。また、蘇生アルゴリズム102aは、使用者によってカスタマイズ可能な条件および設定を含んでいる。  The
  蘇生アルゴリズム102aおよび蘇生データベース102bを構成するためのプログラムは、たとえば、スタンドアローンとして光ディスク110からディスクドライブ105で読み出されて、記憶部102のハードディスクにインストールされたり、インターネット等の通信網を介して外部サーバから通信部106に送信され、記憶部102のハードディスクにインストールされてもよい。あるいは、外部サーバに両方のプログラムがあり、LANを形成してベッドサイドではクライアントとして作動してもよい。  The program for configuring the
  図2(b)は、実施の形態に係る蘇生データベース102bのデータ構成を示す図である。  FIG.2 (b) is a figure which shows the data structure of the
  蘇生データベース102bは、“出生日時”の項目と、“プロフィール/蘇生者”の項目と、“評価/処置データ”の項目と、“測定データ”の項目が、新生児ごとに登録される構造となっている。“出生日時”の項目には、新生児の出生日時が格納される。“プロフィール/蘇生者”の項目には、新生児の在胎期間、性別、体重、頭囲、身長、胸囲、帝王切開の有無等、新生児の出生に関するプロフィール情報と、蘇生を行った出生立会者(以下、「蘇生者」という)の氏名等、蘇生者に関する情報が格納される。“評価/処置データ”の項目には、蘇生アルゴリズム102aに従って表示入力部103に表示される入力項目に対して蘇生者が行った入力結果が、出生時からの経過時間とともに格納される。“測定データ”の項目には、新生児のアプガースコアやSpO2値、体温、臍帯血ガス値等の測定値が、出生時からの経過時間とともに格納される。The
図3は、蘇生処理の基本フローを示すフローチャートである。 FIG. 3 is a flowchart showing the basic flow of resuscitation processing.
  蘇生処理が開始されると、制御部101は、新生児の状態を観察および評価するための評価項目を表示入力部103に表示させて、表示された評価項目に対し、新生児の状態に応じた評価結果の入力を受け付ける(S11)。これに応じて、蘇生者が評価結果の入力を行うと(S12:YES)、制御部101は、入力された評価結果に基づいて、蘇生のための処置項目を表示入力部103に表示させて、表示された処置項目に対し、蘇生者が新生児に対して実際に行う処置内容の入力を受け付ける(S13)。これに応じて、蘇生者が、表示された処置項目の何れかに処置内容を入力すると(S14:YES)、制御部101は、時間の経過を計測し、当該処置において経過した処置時間を表示入力部103に表示させる(S15)。  When the resuscitation process is started, the
  その後、蘇生者が、表示された処置項目の全てに対して処置内容を入力すると(S16:YES)、制御部101は、蘇生処置の工程が終了したか否かを判定する(S17)。たとえば、蘇生者が、表示入力部103を介して、画面上に含まれる終了ボタンにタッチした場合に、制御部101が、ステップS17の判定をYESとする。なお、ステップS11〜S17の流れの途中で、蘇生者が、画面上の強制終了ボタンにタッチした場合、制御部101は、その後のステップを経由することなく、蘇生処理を終了する。  Thereafter, when the resuscitator inputs treatment details for all of the displayed treatment items (S16: YES), the
  ステップS17の判定がYESでない場合、制御部101は、処理をステップS11に戻して、再度、評価画面の表示および入力の受付と、処置画面の表示および入力の受付を繰り返す(S11〜S17)。こうして、評価画面と処置画面に従って評価および処置を行うことにより、蘇生者は、新生児蘇生法ガイドライン(NCRP)に従った蘇生処置へと誘導される。  When determination of step S17 is not YES, the
  蘇生処置が終了すると(S17:YES)、制御部101は、測定データの入力等の全ての必須の入力が完了しているか否かを判定する(S18)。たとえば、未入力の測定データに対応するボタンが、他のボタンと区別して識別可能に表示される。これにより、未入力の測定データに対する入力が蘇生者に促される。こうして、全ての入力が完了すると(S18:YES)、制御部101は、処置を行った新生児に対する各種データを蘇生データベース102bに登録する(S19)。登録されるデータには、ステップS11〜S17の処理において蘇生者が入力した評価項目に対する評価結果および処置項目に対する処置内容と、出生時からの経過時間の他、図2(b)に示された“プロフィール/蘇生者”および“測定データ”の項目のデータが含まれる。  When the resuscitation treatment is completed (S17: YES), the
  図4は、蘇生アルゴリズム102aにおける具体的な処理を示すフローチャートである。なお、図4〜図7(a)のフローチャートのステップには、適宜、評価項目または処置項目が記載されている。  FIG. 4 is a flowchart showing specific processing in the
  処理が開始されると、制御部101は、まず、初期評価の評価項目を表示入力部103に表示させる(S101)。ここでは、ステップS101に示す3つの状態に新生児の状態が該当するか否かが評価項目とされる。新生児が3つの状態の何れにも該当しないと蘇生者が評価すると、ルーチンケアの処理が行われる(S102)。  When the process is started, the
  新生児が3つの状態(ステップS101)の少なくとも1つに該当すると蘇生者が評価した場合、制御部101は、初期処置の処置項目を表示入力部103に表示させる(S103)。ここでは、新生児の在胎週数など他の条件に応じて、ステップS103に示す最多6つの処置を促す処置項目が蘇生者に提示される。たとえば、“ラップ”の処置項目は、在胎28週未満の場合に表示入力部103に表示される。  When the resuscitator evaluates that the newborn baby corresponds to at least one of the three states (step S101), the
  蘇生者が、処置項目で提示される処置内容を選択および入力し、30秒間新生児に初期処置を施すと、制御部101は、観察評価の評価項目を表示入力部103に表示させる(S104)。ここでは、ステップS104に示す3つの状態に新生児の状態が該当するか否かが評価項目とされる。蘇生者による評価結果が、新生児に自発呼吸がないか、または、新生児の心拍が100bpm未満である場合、制御部101は、救命的蘇生処置へと移行する(S105)。また、蘇生者による評価結果が、新生児に自発呼吸があり、且つ、新生児の心拍が100bpm以上である場合、制御部101は、安定化蘇生処置へと移行する(S106)。  When the resuscitator selects and inputs the treatment content presented in the treatment item and performs initial treatment on the newborn for 30 seconds, the
図5は、救命的蘇生処置(図4のステップS105)を示すフローチャートである。 FIG. 5 is a flowchart showing a lifesaving resuscitation procedure (step S105 in FIG. 4).
  救命的蘇生処置において、制御部101は、まず、処置項目を表示入力部103に表示させる(S201)。ここでは、ステップS201に示す3つの処置を促す処置項目が蘇生者に提示される。蘇生者が、処置項目で提示される処置内容を選択および入力しながら、新生児に処置を30秒間施すと、制御部101は、観察評価の評価項目を表示入力部103に表示させる(S202)。ここでは、ステップS202に示す3つの心拍条件の何れに新生児の心拍状態が該当するか否かが評価項目とされ、また、新生児に換気が適切になされているか否かが評価項目とされる。  In the lifesaving resuscitation treatment, the
  蘇生者によるステップS202の評価結果が「心拍≧100bpm」である場合、制御部101は、処理を図4のステップS104に戻す。蘇生者によるステップS202の評価結果が「心拍=60〜100bpm」である場合、制御部101は、処理をステップS201に戻して、再び、人工換気の処置を蘇生者に促す。蘇生者によるステップS202の評価結果が「心拍<60bpm」である場合、制御部101は、処理をステップS203に進めて、人工換気および胸骨圧迫の処置を蘇生者に促す。ステップS203では、酸素濃度を高める処置項目がさらに含まれている。  When the evaluation result in step S202 by the resuscitator is “heartbeat ≧ 100 bpm”, the
  蘇生者が、ステップS203の処置項目について処置内容を選択および入力しながら、新生児に30秒間処置を施すと、制御部101は、ステップS204において、再び、ステップS202と同様の評価項目を表示入力部103に表示させる。蘇生者によるステップS204の評価結果が「心拍≧60bpm」である場合、制御部101は、処理をステップS201に戻して、再び、人工換気の処置を蘇生者に促す。蘇生者によるステップS206の評価結果が「心拍<60bpm」である場合、制御部101は、処理をステップS205に進めて、人工換気および胸骨圧迫に加えて、ステップS205に示す3つの処置項目に応じた処置を蘇生者に提示する。  When the resuscitator performs a treatment for 30 seconds on the newborn while selecting and inputting the treatment content for the treatment item in step S203, the
  ステップS205で表示される画面には、処理を次に進めるボタンの他に、処理を終了させるボタンが含まれ得る。このボタンは、医学的に蘇生終了が選択可能なタイミングまたは人工換気の継続時間制限に基づいて表示される。蘇生者が、ステップS205で提示された処置項目について処置内容を選択および入力しながら新生児に処置を施した後、処理を次に進めるボタンにタッチすると、制御部101は、処理をステップS203に戻す。他方、蘇生者が、処理を終了させるボタンをタッチすると、制御部101は、処理を図6のステップS306に進める。  The screen displayed in step S205 may include a button for ending the process in addition to a button for proceeding to the next process. This button is displayed based on the timing at which the end of resuscitation can be selected medically or the duration limit of artificial ventilation. When the resuscitator performs treatment on the newborn while selecting and inputting treatment details for the treatment item presented in step S205, the
図6は、安定化蘇生処置(図4のステップS106)を示すフローチャートである。 FIG. 6 is a flowchart showing the stabilized resuscitation treatment (step S106 in FIG. 4).
  安定化蘇生処置において、制御部101は、まず、観察評価の項目を表示入力部103に表示させる(S301)。ここでは、新生児が努力呼吸を行っているか否かの評価項目として、呻吟、多呼吸および陥没呼吸の評価項目が蘇生者に提示される。これら3つの評価項目の少なくとも1つが新生児にあると蘇生者が判断すると、新生児に努力呼吸があると評価される。さらに、ステップS301の観察評価の項目として、中心性チアノーゼの有無を示す評価項目が蘇生者に提示される。  In the stabilized resuscitation treatment, the
  ステップS301において、蘇生者が、努力呼吸と中心性チアノーゼの何れも新生児にあるとの評価結果を入力すると、制御部101は、ステップS302の処置項目を表示入力部103に表示させる。他方、蘇生者が、努力呼吸と中心性チアノーゼの少なくとも一方が新生児にないとの評価結果を入力すると、制御部101は、蘇生処置が終了したとして、蘇生後のケアを示す画面を表示入力部103に表示させる(S303)。  In step S301, when the resuscitator inputs an evaluation result indicating that both forced breathing and central cyanosis are in the newborn, the
  ステップS302において、制御部101は、ステップS302に示す3つの処置項目を表示入力部103に表示させる。蘇生者が、ステップS302の処置項目について処置内容を選択および入力しながら、30秒間新生児に処置を施すと、制御部101は、ステップS304において、再び、ステップS301と同様の評価項目を表示入力部103に表示させる。  In step S302, the
  蘇生者によるステップS304の評価結果が、努力呼吸と中心性チアノーゼの少なくとも一方が非該当との評価結果である場合、制御部101は、蘇生処置が終了したとして、処理をステップS303に進める。他方、蘇生者によるステップS304の評価結果が、努力呼吸と中心性チアノーゼの何れも該当との評価結果である場合、制御部101は、人工換気の処置項目を表示入力部103に表示させる(S305)。  When the evaluation result of step S304 by the resuscitator is an evaluation result that at least one of forced breathing and central cyanosis is not applicable, the
  蘇生者によりステップS305の処置が30秒間行われると、制御部101は、処理をステップS304に戻す。これにより、ステップS304の観察評価とステップS305の処置が繰り返される。こうして処置が繰り返された後、所定の考慮タイミングになると、制御部101は、処理をステップS306に進めて、新生児をNICUに搬送することを考慮することを蘇生者に促す画面を表示入力部103に表示させる。  When the treatment of step S305 is performed for 30 seconds by the resuscitator, the
  ステップS306で表示された画面において、蘇生者が、新生児をNICUに搬送せずに処置を継続することを選択すると、制御部101は、処理をステップS304に戻して、ステップS304以降の処理を実行する。ステップS306で表示された画面において、蘇生者が、新生児をNICUに搬送して処置を終了することを選択すると、制御部101は、蘇生工程を終了する(S307)。  In the screen displayed in step S306, when the resuscitator selects to continue the treatment without transporting the newborn to the NICU, the
  ステップS306で新生児の状態が急変した場合、蘇生者が、画面に含まれている急変のボタンをタッチすれば、制御部101は、処理を図4のステップS104に戻して蘇生処置を誘導する。また、ステップS303の蘇生後のケアにおいても、新生児の状態が悪い方向に急変した場合、蘇生者は、画面に含まれている急変のボタンをタッチすれば、制御部101は、処理を図4のステップS104に戻して、再度、蘇生処置を誘導する。  If the state of the newborn suddenly changes in step S306, if the resuscitator touches the sudden change button included in the screen, the
図7(a)は、ルーチンケア(図4のステップS102)における処理を示すフローチャートである。 Fig.7 (a) is a flowchart which shows the process in routine care (step S102 of FIG. 4).
  ルーチンケアにおいて、制御部101は、ステップS401、S402に示す観察評価の項目を、それぞれ、各ステップにおいて、表示入力部103に表示させる。ステップS401、S402で表示される画面には、新生児の状態が急変した場合にタッチされるボタンと、早期母児接触を行う場合にタッチされるボタンがふくまれている。急変のボタンがタッチされると、制御部101は、処理をステップS101に戻す。早期母児接触のボタンがタッチされると、制御部101は、後述する早期母児接触のアルゴリズムを実行する。  In routine care, the
図7(b)は、誘導音出力処理を示すフローチャートである。この処理は、図5、図6に示す蘇生処理に並行して進められる。 FIG. 7B is a flowchart showing the guidance sound output process. This process proceeds in parallel with the resuscitation process shown in FIGS.
  図5に示す救命的蘇生処置または図6に示す安定化蘇生処置において、蘇生者が、人工換気と胸骨圧迫のうち人工換気のみを処置として選択した場合(S501:YES)、制御部101は、人工換気に適する周期の音を音出力部104に出力させる(S502)。ここで出力される音は、たとえば、60回/分の一定周期のビープ音である。音が出力される時間は、たとえば、30秒間である。このような周期で音が出力されることにより、蘇生者は、新生児に対する人工換気を円滑に進めることができる。  In the lifesaving resuscitation procedure shown in FIG. 5 or the stabilized resuscitation procedure shown in FIG. 6, when the resuscitator selects only artificial ventilation as a treatment among artificial ventilation and chest compression (S501: YES), the
  また、蘇生者が、人工換気と胸骨圧迫の両方を処置として選択した場合(S503:YES)、制御部101は、人工換気に適する周期の音を音出力部104に出力させる(S504)。ここで出力される音は、たとえば、30回/分の一定周期のビープ音である。音が出力される時間は、たとえば、30秒間である。このような周期で音が出力されることにより、蘇生者は、新生児に対する人工換気と胸骨圧迫を円滑に進めることができる。  When the resuscitator selects both artificial ventilation and chest compression as treatment (S503: YES), the
図8は、所定時間ごとに入力されるべきアプガースコアおよび測定値の入力処理を示すフローチャートである。この処理は、図4〜図7(a)に示す蘇生処理に並行して進められる。 FIG. 8 is a flowchart showing the input process of the Apgar score and the measurement value to be input every predetermined time. This process proceeds in parallel with the resuscitation process shown in FIGS.
  制御部101は、新生児に対するアプガースコアおよび測定値(SpO2値、体温)の入力タイミングが到来したか否かを判定する(S601)。ここで、アプガースコアの入力タイミングは、出生時から1分および5分である。これらのタイミングで入力されたアプガースコアが何れも6点以下の場合、さらに、アプガースコアが7点以上になるまで、出生時から10分、15分、20分、25分、30分のタイミングがアプガースコアの入力タイミングに設定される。The
SpO2値の入力タイミングは、出生時から1分、3分、5分、10分、20分、40分である。SpO2値の入力タイミングがアプガースコアの入力タイミングに重なる場合、SpO2値は、アプガースコアの入力完了に続いて入力される。体温の入力タイミングは、出生時から5分(在胎週が28週未満の場合のみ)、10分、20分、40分である。体温の入力タイミングがSpO2の入力タイミングに重なる場合、体温の入力項目は、SpO2の入力画面に含まれる。The input timing of the SpO2 value is 1 minute, 3 minutes, 5 minutes, 10 minutes, 20 minutes, and 40 minutes from the time of birth. If the input timing of the SpO2 values overlaps the input timing of the Apgar score, SpO2 value is input following the input completion of the Apgar score. The input timing of the body temperature is 5 minutes (only when the gestational week is less than 28 weeks) from birth, 10 minutes, 20 minutes, and 40 minutes. When the body temperature input timing overlaps the SpO2 input timing, the body temperature input item is included in the SpO2 input screen.
  アプガースコアの入力タイミングが到来すると、制御部101は、蘇生処理の画面に代えて、アプガースコアの入力画面を表示入力部103に表示させる(S602)。蘇生者がアプガースコアの5項目に対して入力を行い、画面に含まれたOKボタンにタッチすると(S603:YES)、制御部101は、入力されたアプガースコアを記憶部102に記憶させ(S605)、元の蘇生処理画面に戻る。また、ステップS602において入力画面を表示した後、所定の時間(たとえば、20秒)が経過した場合も(S604:YES)、制御部101は、入力されたアプガースコアを記憶部102に記憶させる(S605)。記憶部102に記憶されたアプガースコアは、蘇生処理の工程が終了した後、図3のステップS19において蘇生データベース102bに登録される。  When the input timing of the Apgar score comes, the
  SpO2または体温の入力タイミングが到来すると、制御部101は、蘇生処理の画面に代えて、アプガースコアの入力画面を表示入力部103に表示させる(S606)。蘇生者がSpO2または体温の入力を行い、画面に含まれた戻るボタンにタッチするか(S607:YES)、所定の時間(例えば20秒)が経過すれば(S608:YES)、制御部101は、入力されたSpO2または体温を記憶部102に記憶させる(S609)。記憶部102に記憶されたSpO2または体温は、蘇生処理の工程が終了した後、図3のステップS19において蘇生データベース102bに登録される。When the input timing of SpO2 or body temperature arrives, the
  次に、蘇生処理およびアプガースコア等のデータ入力の際に表示入力部103に表示される画面について説明する。  Next, a screen displayed on the
  図9(a)は、蘇生処理における初期画面120を示す図である。  FIG. 9A shows an
  図9(a)に示すように、初期画面120には、6つのボタン121〜126が含まれている。通常、蘇生者は、新生児の出生と同時にボタン121にタッチする。これにより、蘇生アルゴリズム102aが起動し、蘇生のための処理が開始される。出生時にボタン121のタッチを行えなかった場合、蘇生者は、ボタン122をタッチする。この場合、蘇生のための処理が開始される前に、新生児の出生時を入力するための画面が表示される。この画面では、新生児の出生時刻を時刻、または現時点から出生時までに遡る時間により入力される。この入力が完了した後、蘇生のための処理が開始される。  As shown in FIG. 9A, the
  ハイリスク分娩の場合、蘇生者は、ボタン124をタッチする。この場合、蘇生のための処理が開始される前に、予め、新生児の姓、在胎週数、周産期リスク(胎児機能不全(NRFS)の有無、羊水胎便混濁の有無)、立会人の姓を入力するための画面が表示される。蘇生者によるこれらの画面に対する入力が終わると、図9(b)の画面130が表示される。この画面130には、図9(a)のボタン121、122に対応するボタン131、132と、新生児の氏名、妊娠週数、立会人の氏名、および、周産期リスクの有無に基づいて、分娩立会に必要な備品とそのサイズを示したリスト(「準備するもの」の欄)を含んでいる。蘇生者は、新生児の出生時に応じて、ボタン131、132の何れか一方をタッチする。蘇生者がボタン131にタッチすると、蘇生アルゴリズム102aが起動し、蘇生のための処理が開始される。蘇生者がボタン132にタッチすると、上記と同様、蘇生のための処理が開始される前に、新生児の出生時を入力するための画面が表示される。  In the case of high-risk delivery, the resuscitator touches
  ボタン125がタッチされると、アプリケーション(蘇生アルゴリズム102a)の使い方を説明する画面が表示される。ボタン126は、蘇生データベース102bに登録されたデータを閲覧するためのボタンである。ボタン123は、アプリケーションをシャットダウンするためのボタンである。  When the
  図10(a)は、蘇生処理時に表示される画面200の構成を示す図である。  FIG. 10A is a diagram illustrating a configuration of a
  画面200には、表示欄201、202、204、205、206と、ボタン203と、サブ領域207と、メイン領域208と、フッター領域209が割り当てられている。表示欄201には、新生児の出生日時が表示される。表示欄202には、新生児の在胎期間、アプガースコア、体重および体重の標準偏差が表示される。ボタン203は、処理を強制終了させるためのボタンである。表示欄204には現在時刻が表示され、表示欄205には出生時からの経過時間が表示される。表示欄206には、各種処理工程の総称が表示される。  Display fields 201, 202, 204, 205, 206, a
  サブ領域207には、各種ボタンと処理時間の経過を示す画像および注意メッセージが表示される。メイン領域208には、評価項目や処置項目、アプガースコアの入力項目、SpO2値および体温の入力欄等が表示される。フッター領域209には、処理を前に戻すためのボタンや処理を次に進めるボタン等が表示される。In the
  図10(b)は、サブ領域207に表示されるボタン群301〜314および注意メッセージ欄315のレイアウトを示す図である。なお、図10(b)に示すボタン群301〜314は、全てが常に表示されるものではなく、各処理工程において表示が必要なもののみが適宜表示される。  FIG. 10B is a diagram showing a layout of the
  ボタン301、302は、出生時から1分、5分のタイミングで各アプガースコアを入力できなかった場合に、タッチして入力を行う。各タイミングのアプガースコアが未入力の場合、ボタン301、302上の文字が赤色で表示され、入力が完了していると、文字が黒色で表示される。  The
  ボタン303は、出生体重および在胎週数を入力する際にタッチされる。ボタン304は、臍帯血・児血のガス分析値を入力する際にタッチされる。ボタン305は、生後20分の体温区分を入力する際にタッチされる。ボタン306〜310は、それぞれ、出生時から10分、15分、20分、25分、30分のタイミングのアプガースコアを入力する際にタッチされる。ボタン303〜310も、ボタン301、302と同様、未入力の場合にボタン上の文字が赤色で表示され、入力が完了していると、文字が黒色で表示される。なお、入力の有無は、文字の色として表示する方法以外の方法で示されてもよい。たとえば、ボタン自身の色によって、入力の有無が示されてもよい。  The
  ボタン311は、アプガースコアや測定値、主な処置の開始時間や継続時間等のデータ(蘇生データ)を表示させる際にタッチされる。ボタン312は、新生児の出生以降に蘇生者によりなされた評価項目に対する評価と処置項目に対する処置の流れを示すフロー図を表示させる際にタッチされる。ボタン313は、新生児の頭囲、身長、胸囲および新生児に対する点眼の有無を入力する際にタッチされる。ボタン314は、新生児に対して気管挿管を行った際にタッチされる。注意メッセージ欄315には、各処理時に注意すべきメッセージが表示される。  The
  図10(c)は、サブ領域207に表示される処置時間バー316のレイアウトを示す図である。  FIG. 10C is a diagram showing a layout of the
  処置時間バー316は、処置開始時から経過した時間を、バー内の表示子の移動によって示すものである。処置時間バー316は、30秒に対応する長さとなっている。処置時間バー316の直下には、0秒、10秒、20秒、30秒に対応する位置に数字が付記されている。処置開始時において、処置時間バー316内の表示子は、バー内の全ての領域を満たしており、時間の経過に伴って、バー内を表示子が満たす領域が左方向に減少する。したがって、表示子の右側の境界は、30秒に対する残り時間を示し、表示子の右側の空白の長さが、処置開始時からの経過時間を示している。  The
  処置時間バー316は、図10(b)のボタン群311〜314および注意メッセージ欄315に掛からないように、サブ領域207内に配置される。領域207aは、ボタン群311〜313が配置される領域である。処置時間バー316もまた、常に表示されるものではなく、処置の工程に処置項目が選択されたことに応じて表示される。  The
  図11(a)は、図4のステップS101において表示される画面200の構成を示す図である。図11(b)は、図11(a)の評価項目欄402a〜402cに対して蘇生者が入力した評価結果の一例を示す図である。  FIG. 11A is a diagram showing the configuration of the
  図11(a)に示すように、サブ領域207には、ボタン304、305、311、312のみが表示されている。ここでは、出生時からの経過時間が1分に到達していないため、アプガースコアの入力のためのボタン301、302等は表示されていない。表示欄206には、処理のフェーズが「出生直後のチェック」であることが示されている。表示欄202のApスコア15は該当するアプガースコアの値が未入力であることを示す。  As shown in FIG. 11A, only the
  メイン領域208には、指示事項401と、評価項目欄402a〜402cと、ボタン402dが含まれている。評価項目欄402a〜402cには、新生児に対して観察評価すべき事項が記載されている。図11(a)には示されていないが、タッチされる前の評価項目欄402a〜402cは、背景が灰色で文字が黒である。評価項目欄402bの左側に対応づけられたボタン402dがタッチされると、評価項目欄402bの観察評価に関する説明が表示される。フッター領域209には、ボタン501が含まれている。ボタン501がタッチされると、1ステップ前に表示されていた画面が表示される。  The
  蘇生者は、評価項目欄402a〜402cをタッチすることにより、各評価項目に対する評価結果を入力できる。評価項目欄402a〜402cは、タッチされるごとに、二者択一的に表示内容がサイクリックに変化する。表示内容は、評価項目欄402a〜402cに表示された状態が新生児にあるかないかで二者択一的に切り替わる。蘇生者は、評価項目欄402a〜402cを最多2回タッチすることにより、二者択一的な評価結果の候補を知ることができる。蘇生者は、二者択一的な評価結果の候補のうち、新生児の状態に対応する評価結果を評価項目欄402a〜402cに表示させる。  The resuscitator can input the evaluation result for each evaluation item by touching the
  なお、メイン領域208には、評価項目欄に対する入力に応じて新たに評価項目が出現し得る。図11(b)に示す例では、評価項目欄402aにおいて「早産」の評価結果が選択されたことに応じて、新たに、評価項目欄402eがメイン領域208に出現している。この場合も、ボタン402fがタッチされると、評価項目欄402bの観察評価に関する説明が表示される。全ての評価項目欄402a〜402c、402eに対する入力が行われると、フッター領域209にボタン502が表示される。蘇生者は、ボタン502をタッチすることにより、処理を次に進めることができる。ボタン502がタッチされると、そのタイミングにおいて評価項目欄402a〜402c、402eに表示されていた評価結果が、新生児に対する評価結果として確定され、記憶部102に記憶される。  Note that an evaluation item may newly appear in the
  図11(b)に示すように、タッチされた後の評価項目欄402a〜402cには、二者択一的な評価結果の候補とともに、その評価結果が、蘇生において良い状態であるか悪い状態であるかを示す表示(○または×)が付記されている。○が付記された評価結果の候補は蘇生において良い状態であることを示し、×が付記された評価結果の候補は蘇生において悪い状態であることを示している。図11(b)には示されていないが、タッチ後の評価項目欄402a〜402cは、背景が白色で文字が緑色である。  As shown in FIG. 11 (b), the
  図12(a)は、図4のステップS103において表示される画面200の構成を示す図である。図12(b)は、図12(a)の処置項目欄404a〜404eに対して蘇生者が入力した処置内容の一例を示す図である。  FIG. 12A is a diagram showing the configuration of the
  図12(a)に示すように、表示欄206には、処理のフェーズが「蘇生の初期処置」であることが示されている。また、注意メッセージ欄315には、蘇生の初期処置に移行することが記載されている。メイン領域208には、指示事項403と、処置項目欄404a〜404eと、ボタン404f、404gが含まれている。処置項目欄404a〜404eには、新生児に対して処置すべき事項が記載されている。処置項目欄404a〜404eの背景と文字の色は、図11(a)の場合と同様、灰色と黒である。ボタン404f、404gの機能は、図11(a)のボタン402dと同様である。複数の説明がある処置項目には、ボタン404gが複数配置されている。フッター領域209には、処置項目欄404a〜404eに対する入力をやり直すためのボタン503が含まれている。ボタン503にタッチすると、全ての処置項目欄404a〜404eがタッチ前の状態に戻る。  As shown in FIG. 12A, the
  蘇生者は、処置項目欄404a〜404eをタッチすることにより、各処置項目に対する処置内容を入力できる。処置項目欄404a〜404eは、タッチされるごとに、二者択一的に表示内容がサイクリックに変化する。表示内容は、処置項目欄404a〜404eに表示された処置を新生児に対して行うか行わないかで二者択一的に切り替わる。蘇生者は、二者択一的な処置内容の候補のうち、新生児に対してとるべき処置を処置項目欄404a〜404eに表示させる。なお、図12(a)に表示された処置項目欄404a〜404eのうち何れかがタッチされたことに応じて、図12(b)に示すように処置時間バー316が表示される。  The resuscitator can input treatment details for each treatment item by touching the
  タッチされた後の処置項目欄404a〜404eには、二者択一的な処置内容の候補とともに、その処置内容が蘇生において適切な処置であるか誤った処置であるかを示す表示(OKまたは×)が付記されている。OKが付記された処置内容の候補は蘇生において適切な処置であることを示し、×が付記された処置内容の候補は蘇生において誤った処置であることを示している。図12(b)には示されていないが、タッチ後の処置項目欄404a〜404eは、背景が白色である。OKが付記された適切な処置内容は文字が緑色であり、×が付記された誤った処置内容は文字が赤色である。ボタン502がタッチされると、そのタイミングにおいて処置項目欄404a〜404eに表示されていた処置内容が、新生児に対する処置内容として確定され、記憶部102に記憶される。  In the
  なお、図12(b)の画面200のサブ領域207には、ボタン301が追加されている。これは、図11(a)の画面から図11(b)の画面へと移行する間に、出生時から1分後のアプガースコアが入力されたことを示している。また、注意メッセージ欄315には、入力されたアプガースコアが6点だったことが記載されている。  It should be noted that a
  図13(a)は、図4のステップS104において表示される画面200の構成を示す図である。図13(b)は、図13(a)の評価項目欄406a〜406cに対して蘇生者が入力した評価結果の一例を示す図である。  FIG. 13A is a diagram showing the configuration of the
  表示欄206には、処理のフェーズが「救命/安定化判定」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項405と、評価項目欄406a〜406cと、ボタン406dが含まれている。評価項目欄406a〜406cとボタン406dの機能は、図11(a)、(b)の場合と同様である。  The
  図14(a)は、図5のステップS201において表示される画面200の構成を示す図である。図14(b)は、図14(a)の処置項目欄408a〜408dに対して蘇生者が入力した処置内容の一例を示す図である。  FIG. 14A is a diagram showing the configuration of the
  表示欄206には、処理のフェーズが「救命処置_人工呼吸」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項407と、処置項目欄408a〜408dと、ボタン408eが含まれている。処置項目欄408a〜408dとボタン408eの機能は、図12(a)、(b)の場合と同様である。  The
  図14(b)の画面200において、処置項目欄408cには、処置内容に2つの×が付記されている。このように2つの×が付記された処置内容は、この処置フェーズにおいて選択することが許されない処置内容である。このような処置内容が選択されると、フッター領域209に、次のステップに進むためのボタン502が表示されず、また、処置項目欄408cの下側に、そのことを示すメッセージ408fが表示される。  In the
  なお、人工換気の処置項目である処置項目欄408cがタッチされると、60回/分の一定周期で、ビープ音が出力される。また、図14(b)に示すように、注意メッセージ欄315には、このビープ音のペースで人工換気を行うことを促すメッセージが記載される。  When the
  図15(a)は、図5のステップS202において表示される画面200の構成を示す図である。図15(b)は、図15(a)の評価項目欄410a〜410dに対して蘇生者が入力した評価結果の一例を示す図である。  FIG. 15A is a diagram showing the configuration of the
  表示欄206には、処理のフェーズが「胸骨圧迫適応の判定」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項409と、評価項目欄410a〜410dと、ボタン410eが含まれている。評価項目欄410a〜410dとボタン410eの機能は、図11(a)、(b)の場合と同様である。  The
  図16(a)は、図5のステップS203において表示される画面200の構成を示す図である。図16(b)は、図16(a)の処置項目欄412a〜412fに対して蘇生者が入力した処置内容の一例を示す図である。  FIG. 16A is a diagram showing the configuration of the
  表示欄206には、処理のフェーズが「胸骨圧迫」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項411と、処置項目欄412a〜412fと、ボタン412gが含まれている。処置項目欄412a〜412fとボタン412gの機能は、図12(a)、(b)の場合と同様である。  The
  図16(b)の画面200において、処置項目欄412c、412eには、処置内容に2つの×が付記されている。このため、フッター領域209には、ボタン502が表示されていない。また、人工換気の処置項目412cに加えて胸骨圧迫の処置項目412eがともに「する」をタッチ選択された場合は、30回/分の一定周期で、人工換気に同期したビープ音が出力される。また、図16(b)に示すように、注意メッセージ欄315には、このビープ音のペースで人工換気と胸骨圧迫を行うことを促すメッセージが記載されている。  In the
  図16(a)の画面において、蘇生者が、気管挿管の装着処置のための処置項目欄412fの右側に配置されたボタン412gをタッチすると、図17(a)に示す画面が表示される。この画面では、メイン領域208の内容が気管挿管の説明であることを示すタイトル210が表示される。また、メイン領域208には、気管挿管が適応する状態や気管挿管の手技の説明文601が含まれ、さらに、気管挿管の手技の際に注意すべき事項が、模擬画像602a、603aと説明文602b、603bで示されている。フッター領域209には、ボタン501とともに、所定時間経過後に元の画面に復帰することを示すメッセージ506が含まれている。  When the resuscitator touches the button 412g arranged on the right side of the treatment item column 412f for the attachment treatment of the tracheal intubation on the screen of FIG. 16A, the screen shown in FIG. 17A is displayed. On this screen, a
  図16(a)の画面において、蘇生者がボタン311をタッチすると、図17(b)に示す画面が表示される。この画面では、メイン領域208の内容が蘇生データの表示であることを示すタイトル211が表示される。また、メイン領域208には、新生児のプロフィールを示すプロフィール領域701と、アプガースコアやSpO2値等を示すデータ領域702と、新生児の頭囲、身長、胸囲および点眼の有無を示す計測値領域703と、主要な処置を行った時間を示す時間表示領域704と、3回目以降のアプガースコアの入力値を示す延長アプガースコア領域705と、誤った処置応答の履歴を示す誤処置表示領域706と、各領域に表示される情報に関するコメントを示す注釈領域707とを含んでいる。When the resuscitator touches the
  誤処置表示領域706には、出生後から現時点までに蘇生者が行った誤った処置が、出生後の経過時間と誤処置の内容とを組として羅列される。ここで、誤った処置とは、処置項目欄に二者択一的に表示される処置内容の候補のうち、文末に×が付記され、赤色表示される処置内容の候補のことである。蘇生者が、処置内容として×が付記された処置内容を選択した場合に、その処置内容と出生後の経過時間が誤処置表示領域706に時系列順に羅列表示される。蘇生者は、誤処置表示領域706の表示を参照することにより、自身が行った誤処置を把握でき、把握した事項を以降の蘇生処置に活かすことができる。  In the erroneous
  図18(a)は、図5のステップS205において表示される画面200の構成を示す図である。図18(b)は、図18(a)の処置項目欄414a〜414cに対して蘇生者が入力した処置内容の一例を示す図である。  FIG. 18A is a diagram showing the configuration of the
  表示欄206には、処理のフェーズが「胸骨圧迫・薬物投与」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項413と、処置項目欄414a〜414cと、ボタン414dが含まれている。処置項目欄414a〜414cとボタン414dの機能は、図12(a)、(b)の場合と同様である。フッター領域209には、蘇生処理の工程を終了させるためのボタン504と蘇生者および患者名(新生児の姓)を入力するためのボタン505が含まれている。処置項目欄414aにおいて、アドレナリンを投与することが選択されると、投与に関するメッセージ414eが処置項目欄414aの直下に表示される。  The
  図19(a)は、図6のステップS301において表示される画面200の構成を示す図である。図19(b)は、図19(a)の評価項目欄416a〜416dに対して蘇生者が入力した評価結果の一例を示す図である。  FIG. 19A is a diagram showing the configuration of the
  表示欄206には、処理のフェーズが「CPAP・酸素判定」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項415と、評価項目欄416a〜416dと、ボタン416eが含まれている。評価項目欄416a〜416dとボタン416eの機能は、図11(a)、(b)の場合と同様である。また、出生時から5分以上が経過し、アプガースコア5分値を入力すべきタイミンを経過したことを示すボタン302と、気管挿管を完了したことを示すボタン314が含まれている。  The
  図20(a)は、図6のステップS302において表示される画面200の構成を示す図である。図20(b)は、図20(a)の処置項目欄418a〜418cに対して蘇生者が入力した処置内容の一例を示す図である。  FIG. 20A is a diagram showing the configuration of the
  表示欄206には、処理のフェーズが「CPAP・酸素投与」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項417と、処置項目欄418a〜418cと、ボタン418dが含まれている。処置項目欄418a〜418cとボタン418dの機能は、図12(a)、(b)の場合と同様である。  The
  なお、図6のS304、S305において表示される画面200は、それぞれ、図19(a)、図14(a)と同様である。  Note that the
  図20(a)、(b)は、図6のステップS306において表示される画面200の構成を示す図である。図20(a)の画面200は、図6のステップS305からステップS306へと処理が移行した場合に表示される。図20(b)の画面200は、図5のステップS205から図6のステップS306へと処理が移行した場合に表示される。  20A and 20B are diagrams showing the configuration of the
  表示欄206には、処理のフェーズが「NICUへの転送」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項419と、メッセージ420aと、検討項目欄420b、420dと、ボタン420cが含まれている。検討項目欄420b、420dは、蘇生者がタッチするごとに二者択一的に内容が肯定と否定との間で変化する。ボタン418dの機能は、図11(a)、(b)の場合と同様である。  The
  図21(a)の画面200には、新たにボタン507、508が含まれている。新生児をNICUに転送せずに蘇生処置を継続する場合、蘇生者は、ボタン507をタッチする。これにより、処理が図6のステップS304に戻る。新生児の状態が増悪急変した場合、蘇生者は、ボタン508をタッチする。これにより、処理が図4のステップS104に戻る。蘇生工程を終了する場合、蘇生者は、ボタン504をタッチする。  The
  図22は、図6のステップS303において表示される画面200の構成を示す図である。  FIG. 22 is a diagram showing the configuration of the
  表示欄206には、処理のフェーズが「蘇生後のケア」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項421と、メッセージ422aと、ボタン422bが含まれている。ボタン422bの機能は、図11(a)、(b)の場合と同様である。フッター領域209には、新たにボタン509が含まれている。蘇生者は、新生児にCPAP(持続的気道内圧法)を行う場合にボタン509にタッチする。  The
  必須項目(在胎週数、体重、アプガースコア1分・5分値、蘇生者名、新生児名)の全ての入力が行われるまで、ボタン504は有効化されない。入力が行われていない場合、サブ領域207のボタンの文字が赤色で表示される。蘇生者は、赤色で表示されたボタンをタッチして入力を行う。また、蘇生者は、ボタン505をタッチして、蘇生者に関する情報と新生児に関する情報を入力する。必須項目の全ての入力が完了すると、ボタン504が有効化される。その後、蘇生者がボタン504をタッチすると、蘇生工程が終了する。  The
  ボタン504がタッチされると、新生児の出生以降に蘇生者によりなされた評価項目に対する評価と処置項目に対する処置の流れを示すフロー図がプリンターから出力される。  When the
図23は、フロー図801を含む出力フォームの印刷例を示す図である。 FIG. 23 is a diagram illustrating a print example of the output form including the flow diagram 801.
  出力フォームは、フロー図801の他に、情報表示欄802〜808を含む。情報表示欄802には、蘇生者および立会者が記載される。情報表示欄803には、新生児の氏名、性別、出生プロフィール、アプガースコアおよび計測値が記載される。情報表示欄804には、血ガス値等の測定値が記載される、情報表示欄805には、蘇生中の主なイベントの発生時間が記載される。情報表示欄806には、脳低温療法の適応可能姓の有無が記載される。情報表示欄807には、生後の所定のタイミングにおける新生児の体温とSpO2値が記載される。情報表示欄808には、新生児の頭囲、体重、胸囲が表示される。The output form includes information display fields 802 to 808 in addition to the flow diagram 801. In the
  情報表示欄806に記載される脳低温療法の適応可能性は、たとえば、(1)出生体重が1800g以上で、且つ、(2)在胎が36週以上で、且つ、(3)10分アプガースコア値が5点以下または救命的蘇生の施行が10分以上、との条件が満たされた場合に、脳低温療法の適応可能性があるとして、チェックボックスにチェックが付される。  The indication possibility of brain cryotherapy described in the
フロー図801には、図4〜図7(a)に示した工程のうち、蘇生処置において新生児に施された各工程のみが抜粋されて示される。また、これらの工程を辿った順序を示す番号と、評価結果の内容を示すコメントが付記されている。さらに、各工程のボックスには、各評価項目または各処置項目にチェックボックスが対応づけられており、蘇生者が行った評価および処置に対応するチェックボックスにチェックが付されている。 Of the steps shown in FIGS. 4 to 7A, only the steps performed on the newborn in the resuscitation procedure are extracted and shown in the flow diagram 801. In addition, a number indicating the order in which these steps are traced and a comment indicating the content of the evaluation result are appended. Furthermore, in each process box, a check box is associated with each evaluation item or each treatment item, and a check box corresponding to the evaluation and treatment performed by the resuscitator is added.
  図23に示すフォームは、蘇生中においても、図11(a)に示すボタン312をタッチすることによって出力させることができる。この場合、フロー図801および情報表示欄802〜808は、その時点までになされた工程および入力の範囲で表示される。また、図23に示すフォームは、図9(a)のボタン126をタッチして、所望のレコードを指定することによっても出力できる。同様に、図17(b)に示す蘇生データも、図9(a)のボタン126をタッチして、所望のレコードを指定することによっても表示させ得る。  The form shown in FIG. 23 can be output by touching the
次に、アプガースコアおよび各種測定値の入力について画面を示して説明する。 Next, input of the Apgar score and various measurement values will be described with reference to a screen.
図24(a)は、アプガースコアの入力画面を示す図である。図24(b)は、図24(a)の入力画面に対する入力例を示す図である。 FIG. 24A is a diagram illustrating an input screen for the Apgar score. FIG. 24B is a diagram showing an input example for the input screen of FIG.
  図24(a)の画面200は、出生から5分が経過したタイミングにおいて、自動的に割り込み表示される。表示欄206には、処理のフェーズが「アプガースコア採点」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項423と、15の評価ボタン424aと、メッセージ424bとが含まれている。評価ボタン424aは、新生児の色、呼吸、心拍、反射および筋緊張の5項目について、それぞれ、3つずつ配置され、これらの項目を3段階で評価可能となっている。3段階の評価について、0点、1点、2点が加算されることが示されている。メッセージ424bは、所定時間経過後に元の画面に復帰することを示している。フッター領域209には、ボタン510が含まれている。蘇生者は、ボタン510をタッチして採点を終了させることができる。  The
  評価ボタン424aには、評価結果を示す文字が付されている。1回前のアプガースコアの採点において選択された評価ボタン424aの文字が緑色で表示され、それ以外の評価ボタン424aの文字は黒色で表示されている。蘇生者は、文字の色により、1回前の採点における評価を知ることができる。図24(b)に示すように、評価において蘇生者がタッチしたボタンのみが残される。そのときのアプガースコアが注意メッセージ欄315に表示される。評価をやり直す場合、蘇生者は、ボタン503をタッチする。これにより、画面が図24(a)の状態に復帰する。アプガースコアは、メッセージ424bに示された時間が経過し、あるいは、蘇生者がボタン510にタッチして、元の画面に戻る際に、記憶部102に記憶される。  The
図25(a)は、SpO2値と体温を入力するための入力画面を示す図である。図25(b)は、図25(a)の入力画面に対する入力例を示す図である。FIG. 25A is a diagram showing an input screen for inputting the SpO2 value and the body temperature. FIG. 25B is a diagram showing an input example for the input screen of FIG.
  図25(a)の画面200は、出生から5分が経過したタイミングにおいて、自動的に割り込み表示される。表示欄206には、処理のフェーズが「SpO2値チェック」であることが示されている。メイン領域208には、SpO2値を入力するための領域425と、体温を入力するための領域426が設定されている。ここでは、SpO2値のチェックタイミング(出生から5分)と体温のチェックタイミング(出生から5分)が重なっているため、SpO2値のチェック画面に体温を入力するための領域426が含まれている。両者が重ならない場合、領域425または領域426のみがメイン領域208に設定される。The
  領域425には、指示事項425aと、チェック項目欄425b、425cと、ボタン425dが含まれている。チェック項目欄425bは、蘇生者がタッチするごとに二者択一的に内容が肯定と否定との間で変化する。チェック項目欄425cは、蘇生者がタッチすると、図25(b)に示すように、SpO2値の範囲を選択可能なチェック項目欄425e、425fに変化する。蘇生者は、チェック項目欄425e、425fをタッチして、新生児のSpO2値を入力する。蘇生者は、ボタン425dをタッチすることにより、入力をやり直すことができる。The
  領域426には、指示事項426aと、チェック項目欄426bと、選択項目426c〜426eと、ボタン426fが含まれている。チェック項目欄426bは、蘇生者がタッチするごとに二者択一的に内容が肯定と否定との間で変化する。選択項目426c〜426eは、新生児の温度がどの範囲に含まれるかを選択可能となっている。蘇生者は、新生児の温度を含む温度範囲の選択項目にタッチする。これにより、図25(b)に示すように、タッチされた選択項目のみが残る。蘇生者は、ボタン426fをタッチすることにより、入力をやり直すことができる。入力されたSpO2値および温度は、メッセージ511に示された時間が経過し、あるいは、蘇生者がボタン501にタッチして、元の画面に戻る際に、記憶部102に記憶される。The
図26(a)は、臍帯血ガス値の入力画面を示す図である。図26(b)は、図26(a)の入力画面に対する入力例を示す図である。 FIG. 26A is a diagram showing an input screen for cord blood gas values. FIG. 26B is a diagram showing an input example for the input screen of FIG.
  図26(a)の画面200は、蘇生者が、図10(b)に示すボタン304をタッチすることにより表示される。表示欄206には、処理のフェーズが「臍帯血ガス値入力」であることが示されている。また、既に入力された測定値を示す既入力欄317が含まれている。メイン領域208には、指示事項427と、チェック項目欄428aと、切り替えボタン428bと、測定値欄428c〜428eと、入力キー428fが含まれている。  The
  チェック項目欄428aは、蘇生者がタッチするごとに二者択一的に内容が肯定と否定との間で変化する。蘇生者は、切り替えボタン428bをタッチするごとに、入力対象の測定値欄を切り替えることができる。画面の中の枠と矢印は、入力対象の測定値欄を示している。図26(a)では、測定値欄428cが入力対象となっている。蘇生者は、入力キー428fにタッチして、入力対象の測定値欄428cに数値を入力できる。  In the
  蘇生者が、チェック項目欄428aにタッチして表示を血ガスありに切り替えると、図26(b)に示すチェック項目欄428g、428hが現れる。チェック項目欄428gは、検体が臍帯血と児血の何れであるかを入力する欄である。蘇生者がチェック項目欄428gをタッチするごとに、表示が臍帯血と児血とで切り替わる。チェック項目欄428hは、検体が静脈血と動脈血の何れであるかを入力する欄である。蘇生者がチェック項目欄428hをタッチするごとに、表示が静脈血と動脈血とで切り替わる。臍帯血ガス値以外の測定値も、同様に、各測定値を入力するための入力画面を介して入力可能である。  When the resuscitator touches the
  以上、蘇生アルゴリズム102aの処理フローおよび入力画面について図とともに説明したが、この蘇生アルゴリズム102aは、一部の条件等について、使用者によるカスタマイズが可能となっている。たとえば、以下について、カスタマイズが可能である。  The processing flow and input screen of the
  (1)蘇生中のアプガースコア採点画面の表示時間(デフォルトでは20秒)
  (2)SpO2値入力画面の表示時間(デフォルトでは20秒)
  (3)解説画面の表示時間(デフォルトでは10秒)
  (4)人工換気の継続時間の制限(蘇生を終了してNICUへの搬送を勧めるための継続時間の制限)(デフォルトでは600秒)
  (5)気管挿管の勧告タイミング(デフォルトでは2回目の胸骨圧迫)
  (6)メイロン補正の対象とするBEの上限値(−7〜−15で設定)(デフォルトでは−10)
  (7)体温を3区分で記録するか、厳密な体温値で記録するかの選択
  (8)臨床モード/学習モードの選択(学習モードでは○、×、OK等の勧奨度の表示と注意メッセージの表示が行われない)
  これらのカスタマイズは、カスタマイズ用の画面を表示させることにより行われる。(1) Display time of the Apgar score scoring screen during resuscitation (20 seconds by default)
 (2) SpO2 value input screen of the display time (by
 (3) Explanation screen display time (10 seconds by default)
 (4) Limit of duration of artificial ventilation (limit of duration to end resuscitation and recommend transportation to NICU) (600 seconds by default)
 (5) Recommended timing for tracheal intubation (default is 2nd chest compression)
 (6) Upper limit of BE to be subject to Maillon correction (set by -7 to -15) (-10 by default)
 (7) Selection of whether to record body temperature in three categories or exact body temperature value (8) Selection of clinical mode / learning mode (In the learning mode, recommendation level display such as ○, ×, OK, etc. and warning message) Is not displayed)
 These customizations are performed by displaying a customization screen.
  なお、蘇生アルゴリズム102aによる蘇生対象の新生児は、たとえば、在胎が21週以上の新生児に限られ得る。また、図12(a)の処置項目欄404e(足裏・背部刺激)は、たとえば、新生児の在胎が25週以上の場合に表示され、また、在胎が27週以上である場合に、刺激しない選択肢に×が表示され文字が赤色に設定され、誤りであることを示唆させる。在胎が25、26週の新生児については、刺激しない選択肢においてもOKは表示されないが、緑色表示に設定され、処置が誤りではなく許容し得ることを示唆させる。  Note that a newborn to be revived by the
  <早期母児接触>
  なお、図7(a)に示すルーチンケアのステップS402において表示される画面において、各評価項目に対し良好な評価結果が入力されると、画面のフッター領域209に、早期母児接触に移行するためのボタンが表示される。蘇生者がこのボタンにタッチすると、早期母児接触のアルゴリズムが起動し、早期母児接触の処理が開始される。早期母児接触のアルゴリズムは、蘇生アルゴリズム102aをインストールする際に、蘇生アルゴリズム102aとセットとなって、記憶部102のハードディスクにインストールされる。<Early mother-child contact>
 In addition, when a favorable evaluation result is input for each evaluation item on the screen displayed in step S402 of the routine care shown in FIG. 7A, the screen shifts to an early mother-child contact in the
  早期母児接触のアルゴリズムの起動時には、まず、早期母児接触に立ち会う立会者の情報を入力するための画面が表示される。この画面に立会者の情報が入力されると、アルゴリズムに従って、制御部101により、早期母児接触の処理が進められる。  When the early mother-to-child contact algorithm is activated, a screen for inputting information on witnesses who are present at the early mother-child contact is displayed first. When witness information is input on this screen, the
  図27(a)は、早期母児接触の処理において最初に表示される画面200を示す図である。画面200のフォーマットは、蘇生アルゴリズムの動作時に表示される画面と同様である。  FIG. 27A is a diagram showing a
  表示欄206には、処理のフェーズが「早期母児接触1/4」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項429と、評価項目欄430a〜430fが含まれている。評価項目欄430a〜430fの機能は、図11(a)、(b)の場合と同様である。評価項目欄430a〜430fは、タッチするごとに二者択一的に内容が肯定と否定との間で変化する。早期母児接触に立ち会う立会者が、評価項目欄430a〜430fに入力した後、ボタン502にタッチすると、早期母児接触の実施基準を満たしていれば、図27(b)の画面200が表示される。  The
  図27(b)の画面200において、表示欄206には、処理のフェーズが「早期母児接触2/4」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項431と、評価項目欄432a〜432fが含まれている。評価項目欄432a〜432fの機能は、図11(a)、(b)の場合と同様である。立会者が、評価項目欄432a〜432fに入力した後、ボタン502にタッチすると、図28(a)の画面200が表示される。  In the
  図28(a)の画面200において、表示欄206には、処理のフェーズが「早期母児接触3/4」であることが示されている。また、サブ領域207のボタンのレイアウトが変更され、次回チェックまでの時間を表示するチェック時間バー318が表示されている。チェック時間バー318が表示する計測時間は15分である。立会者は、15分ごとに図28(a)の画面に対する入力と、図28(b)に対する画面の入力を繰り返す。また、図28(a)の画面200のサブ領域207には、新たにボタン319が含まれている。立会者がこのボタン319をタッチすると、早期母児接触中の入力情報が表示される。  In the
  図28(a)の画面200において、メイン領域208には、指示事項433と、評価項目欄434a〜434hが含まれている。評価項目欄434a〜434hの機能は、図11(a)、(b)の場合と同様である。立会者が、評価項目欄434a〜434hに入力した後、ボタン502にタッチすると、図28(b)の画面200が表示される。早期母児接触中に、何らかの問題のために母児接触を中止させる場合、立会者は、ボタン512にタッチする。これにより、早期母児接触の処理が終了する。  In the
  図28(b)の画面200において、表示欄206には、処理のフェーズが「早期母児接触3/4」であることが示されている。メイン領域208には、指示事項435と、チェック項目欄436aと、切り替えボタン436bと、測定値欄436c〜436eと、入力キー436fが含まれている。  In the
  測定値欄436c〜436eに対する測定値の入力方法は、図26(a)、(b)の場合と同様である。測定値の入力をやり直す場合、立会者は、ボタン503をタッチする。早期母児接触を終了する場合、立会者は、測定値欄436c〜436eに測定値を入力した後、ボタン504をタッチする。早期母児接触を継続する場合、立会者は、測定値欄436c〜436eに測定値を入力した後、ボタン501をタッチする。これにより、図28(a)の画面が再び表示される。その後、チェック時間バー318による計測時間が15分になると、評価項目欄434a〜434hが入力待ち状態となり、注意メッセージ欄315に入力を促すメッセージが記載される。こうして、立会者は、15分ごとに、図28(a)、(b)の画面に対する入力を行う。  The method for inputting measurement values to the
  図27(a)〜図28(b)の画面により入力された情報は、その都度、母児接触開始からの経過時間とともに記憶部102に記憶される。立会者の入力項目値が早期母児接触の継続条件を満たさないか、図28(a)の画面のボタン512がタッチされる、あるいは、図28(b)の画面のボタン504がタッチされると、記憶された情報が、新生児のプロフィールおよび立会者の情報とともに母児接触のデータベースに登録され、終了処理が行われる。  The information input from the screens of FIGS. 27A to 28B is stored in the
図29は、図28(a)、(b)の画面においてボタン319がタッチされた場合に表示される早期母児接触記録データの出力フォーマットを示す図である。 FIG. 29 is a diagram showing an output format of early mother-infant contact record data displayed when the button 319 is touched on the screens of FIGS. 28 (a) and 28 (b).
  表示欄901には、新生児の名前が表示され、表示欄902には、新生児の出生日と出生時間が表示される。表示欄903には、立会者の氏名が表示される。立会者が複数の場合、表示欄903には、複数の立会者の氏名が表示される。チェック欄904には、チェック欄905の全ての項目にチェックマークが付され、早期母児接触の条件を満たす場合にチェックマークが付される。チェック欄905には、図27(a)の画面の各評価項目に対する入力が反映される。入力された評価と一致する項目のチェックボックスにチェックマークが付される。チェック欄906には、図27(b)の画面の各評価項目に対する入力が反映される。入力された評価と一致する項目のチェックボックスにチェックマークが付される。  The
  表示欄907、908には、それぞれ、早期母児接触の開始時刻と終了時刻が表示される。表示欄909には、早期母児接触の開始以降15分ごとに、図28(b)の画面において入力された心拍数、体温、SpO2値が、出生時からの経過時間とともに表示される。チェック欄910の各チェックボックスには、早期母児接触の開始以降15分ごとに、図28(a)の画面において入力された各評価項目の評価結果が反映される。入力された評価と一致する項目のチェックボックスにチェックマークが付される。In the
以上のように、早期母児接触においても、アルゴリズムに従って、母児に対する評価項目が適時に提示されるため、立会者は、円滑かつ適切に、早期母児接触における評価を進めることができる。 As described above, even in early mother-to-child contact, evaluation items for the mother and child are presented in a timely manner according to the algorithm, so that the witness can proceed with evaluation in early mother-to-child contact smoothly and appropriately.
  <実施形態の効果>
  実施の形態によれば、以下の効果が奏され得る。<Effect of embodiment>
 According to the embodiment, the following effects can be achieved.
新生児の評価項目と評価結果に基づく処置項目が表示部に繰り返し表示されるため、出生立会者(蘇生者)は、表示部の表示内容を参照することにより、出生からの各タイミングにおいて新生児の状態に適する処置を的確に把握することができる。よって、出生立会者がNCPRに精通した熟練者でなくとも適切な蘇生を円滑に進めることができる。 Since the newborn evaluation items and treatment items based on the evaluation results are repeatedly displayed on the display, the birth attendant (resuscitator) can refer to the display on the display to determine the state of the newborn at each timing from birth. It is possible to accurately grasp the treatment suitable for the patient. Therefore, even if the birth witness is not an expert who is familiar with NCPR, appropriate resuscitation can be smoothly advanced.
  また、図11(a)、(b)および図12(a)、(b)やその他の図面に示すように、画面200に表示された評価項目欄または処置項目欄を立会者(蘇生者)がタッチして選択すると、評価結果の候補または処置内容の候補が表示される。よって、立会者(蘇生者)は、蘇生に従事しつつ円滑かつ容易に、評価結果および処置結果を入力することができる。  Also, as shown in FIGS. 11 (a), 11 (b), 12 (a), 12 (b) and other drawings, the evaluation item column or the treatment item column displayed on the
  ここで、評価結果の候補と処置内容の候補は、画面200に表示された評価項目欄または処置項目欄を立会者(蘇生者)がタッチするごとに、二者択一的にサイクリックに表示される。よって、立会者(蘇生者)は、1項目当たり最多2回のタッチにより候補の内容を確認しながら、所望の候補を評価結果または処置内容として間便に設定することができる。  Here, the evaluation result candidates and the treatment content candidates are cyclically displayed each time the witness (resuscitation person) touches the evaluation item column or the treatment item column displayed on the
また、評価結果の候補には、その評価結果が蘇生において良い状態であるか悪い状態であるかを示す情報(○、×)が付される。これにより、立会者(蘇生者)は、新生児の状態を容易かつ的確に把握でき、その後の蘇生処置をより適切に進めることができる。 Further, information (o, x) indicating whether the evaluation result is in a good state or a bad state in resuscitation is attached to the evaluation result candidate. Thereby, the witness (resuscitation person) can grasp | ascertain the state of a newborn easily and exactly, and can advance subsequent resuscitation treatment more appropriately.
また、処置内容の候補には、その処置内容が蘇生において適切な処置であるか誤った処置であるかを示す情報(OK、×および緑色の字、赤色の字)が付される。これにより、立会者(蘇生者)は、誤った処置を確実に回避しつつ、適切な処置へと進めることができる。 Further, information (OK, x, green letters, red letters) indicating whether or not the treatment contents are appropriate treatment or incorrect treatment in resuscitation is attached to the treatment content candidates. Thus, the witness (resuscitator) can proceed to an appropriate treatment while reliably avoiding an erroneous treatment.
  また、処置内容の候補が蘇生において受け入れられ得ない重度の誤った処置である場合、そのことを示す情報(××、「次のステップに進めません」のメッセージ)が処置内容の候補に付される。また、万一、立会者(蘇生者)がこの処置を選択した場合は、たとえば、図14(b)に示すように、次の工程へと進むためのボタン502が非表示とされる。これにより、立会者(蘇生者)は、重度の誤った処置を選択することをより確実に回避でき、適切な処置へと進めることができる。  In addition, if the treatment content candidate is a severely wrong treatment that cannot be accepted in resuscitation, information indicating that (XX, “Cannot proceed to next step” message) is attached to the treatment content candidate. Is done. In the unlikely event that an witness (resuscitator) selects this procedure, for example, as shown in FIG. 14B, the
なお、処置内容が適切である場合と適切でない場合とで、処置内容の候補に付記される文字が互いに異なる色(緑色、赤色)で表示される。これにより、立会者(蘇生者)は、その処置の候補による処置が蘇生において適切であるか不適切であるかを直感的に把握でき、蘇生処置をより円滑かつ適切に進めることができる。 Note that the characters added to the treatment content candidates are displayed in different colors (green and red) depending on whether the treatment content is appropriate or not. Thereby, the witness (resuscitation person) can grasp intuitively whether the treatment by the candidate for the treatment is appropriate or inappropriate in the resuscitation, and can proceed the resuscitation treatment more smoothly and appropriately.
  また、画面200には、評価項目の説明を表示させるためのボタンと、処置項目の説明を表示させるためのボタンが、それぞれ、評価項目欄と処置項目欄に対応づけて配置されている。立会者(蘇生者)は、適宜、これらのボタンにタッチすることにより、たとえば、図17(a)に示す説明用の画面を表示させることができ、評価および処置をより適切に進めることができる。  Further, on the
  また、画面200には、たとえば図14(b)に示すように、処置に要した時間を表示するための処置時間バー316が含まれている。これにより、立会者(蘇生者)は、規定された時間内で確実に、処置を完遂することができる。  Further, the
また、処置項目に応じた処置が人工換気である場合、人工換気に適する周期(60回/分)のビープ音が出力される。これにより、立会者(蘇生者)は、適切なリズムで新生児に人工換気を施行ことができる。 Further, when the treatment corresponding to the treatment item is artificial ventilation, a beep sound having a cycle (60 times / minute) suitable for artificial ventilation is output. As a result, the witness (resuscitator) can perform artificial ventilation on the newborn at an appropriate rhythm.
また、処置項目に応じた処置が胸骨圧迫である場合、胸骨圧迫+人工換気に適する周期(30回/分)のビープ音が出力される。これにより、立会者(蘇生者)は、適切なリズムで新生児に人工換気に加えて胸骨圧迫を施行ことができる。 When the treatment corresponding to the treatment item is chest compression, a beep sound with a cycle (30 times / minute) suitable for chest compression + artificial ventilation is output. Thus, the witness (resuscitator) can perform chest compression on the newborn in addition to artificial ventilation at an appropriate rhythm.
  また、立会者(蘇生者)により入力された評価項目に対する評価結果と処置項目に対する処置内容が、出生時からの経過時間に対応づけて、随時、記憶部102に記憶され、蘇生終了の際に蘇生データベース102bに登録される。これにより、蘇生時または蘇生工程が終了した後に、適宜、これらの蘇生データを参照することができる。  In addition, the evaluation result for the evaluation item input by the witness (resuscitator) and the treatment content for the treatment item are stored in the
  また、図10(b)に示すボタン312がタッチされ、あるいは、図22の画面200においてボタン504がタッチされると、図23に示すように、フロー図を含むフォーマットの図が印刷される。これにより、立会者(蘇生者)は、蘇生時または蘇生工程終了後に、自身が行った工程を容易に確認することができる。  When the
また、所定のタイミングになると、たとえば図24(a)に示すアプガースコアの入力画面が割り込み表示される。これにより、立会者(蘇生者)は、適切なタイミングで確実にアプガースコアを入力して記憶させることができる。 Further, at a predetermined timing, for example, an Apgar score input screen shown in FIG. Thereby, the witness (resuscitator) can input and memorize | store an Apgar score reliably at an appropriate timing.
  ここで、アプガースコアの入力画面は、アプガースコア採点のための5項目(色、呼吸、心拍、反射、筋緊張)に対してそれぞれ3段階の選択候補を評価ボタン424aで表示し、表示された評価ボタン424aが選択されたことに応じて、制御部101がアプガースコアを自動で採点するよう構成されている。これにより、立会者(蘇生者)は、簡便にアプガースコアを入力できる。  Here, the input screen of the Apgar score is displayed with the
  また、評価ボタン424aは、1回前の採点時に選択されたボタンの文字が他のボタンと識別可能に緑色で表示される。これにより、立会者(蘇生者)は、1回前の採点時に、5項目(色、呼吸、心拍、反射、筋緊張)について新生児がどのような状態にあったかを把握でき、今回の5項目に対する評価をより適切に進めることができる。  The
また、所定のタイミングになると、たとえば図25(a)に示すSpO2値および体温の入力画面が割り込み表示される。これにより、立会者(蘇生者)は、適切なタイミングで確実にSpO2値および体温を入力して記憶させることができる。At a predetermined timing, for example, the SpO2 value and body temperature input screen shown in FIG. Thus, attendance's (resuscitation person) can be stored by entering reliably SpO2 values and the body temperature at the right time.
  また、本実施の形態では、評価項目および処置項目の表示および入力を行うためにタッチパネル12が用いられている。これにより、蘇生に支障なく簡便に入力を行うことができる。  In the present embodiment, the
  また、本実施の形態では、出生後から蘇生終了までの間、各ステップにおいて蘇生者が選択した処置が赤色表示される不適切な処置と判定された場合、出生後の経過時間とともに不適切な処置結果の履歴として記憶部102に記録され、また、図17(b)に示すように、不適切な処置結果の履歴を誤処置表示領域706に適宜表示させることができる。よって、蘇生者は、誤処置表示領域706の表示を参照することにより、自身が行った誤処置を把握でき、把握した事項を以降の蘇生処置に活かすことができる。  Further, in this embodiment, if the treatment selected by the resuscitator at each step is determined to be an inappropriate treatment that is displayed in red during the period from birth to the end of resuscitation, it is inappropriate along with the elapsed time after birth. A history of treatment results is recorded in the
また、本実施の形態では、図9(b)に示すように、分娩立会いとして出生前に予め入力された、在胎週数、周産期リスク(胎児機能不全の有無、羊水胎便混濁の有無)の情報に基づいて、蘇生に準備する物品が画面(「準備するもの」の欄)に表示される。これにより、蘇生者は、当該新生児の蘇生に必要な物品を確実に準備して、蘇生処置に取りかかることができる。 In this embodiment, as shown in FIG. 9 (b), the number of gestational weeks and perinatal risks (presence of fetal dysfunction, presence of amniotic fluid meconium opacity) preliminarily input as birth attendance before birth. Based on this information, articles to be prepared for resuscitation are displayed on the screen ("prepared items" column). Thereby, the resuscitator can prepare the articles | goods required for the resuscitation of the said newborn baby reliably, and can start the resuscitation treatment.
また、本実施の形態では、蘇生対象外(健常出生児)の症例に対しては、図27(a)〜図28(b)を参照して説明したように、早期母児接触のアルゴリズムに従って、早期母児接触の適応が判定され、適応例には、その手順がガイドされ、早期母児接触中の母児の観察項目の入力が15分間隔で促される。これにより、立会人は、蘇生対象外の新生児(健常出生児)とその母に対して、適切に、早期母児接触の手順を進めることができる。なお、早期母児接触のアルゴリズムは、たとえば、日本周産期・新生児医学会理事会内「早期母児接触」ワーキンググループにより作成された「早期母児接触実施の留意点」に準拠したものとされる。 Moreover, in this Embodiment, as demonstrated with reference to FIG.27 (a)-FIG.28 (b) with respect to the case which is not a resuscitation object (normal birth child), according to the algorithm of an early mother-infant contact. The adaptation of early mother-to-child contact is determined, the procedure is guided in the adaptation example, and the input of observation items of the mother and child who is in early mother-to-child contact is prompted at 15-minute intervals. Thereby, the witness can appropriately advance the procedure of the early mother-infant contact with the newborn (normally born baby) who is not the subject of resuscitation and his mother. The algorithm for early mother-infant contact is based on, for example, the “Precautions for early mother-infant contact” prepared by the “early mother-infant contact” working group within the Board of Directors of the Japanese Perinatal and Neonatal Medicine Association. Is done.
  <変更例>
  以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態によって制限されるものではなく、本発明の実施形態も、上記以外に種々の変更が可能である。<Example of change>
 Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and the embodiments of the present invention can be variously modified in addition to the above.
  たとえば、上記実施の形態では、タッチパネル12を用いて入力を行ったが、入力手段として音声やマウス・パッドを、出力手段として音声を用いることも可能である。ただし、この場合は、入力操作が不正確または煩雑となるため、また、音声出力は視認は不要であるが瞬間的であるので、上記のように、タッチパネル12を用いて入力を行うことが好ましい。心拍数、体温、SpO2値は、オペレータの手入力以外に、各モニターより値を自動入力するよう変更することも可能である。For example, in the above embodiment, input is performed using the
また、上記実施の形態では、評価項目欄および処置項目欄をタッチするごとに評価候補および処置候補が欄内でサイクリックに切り替わるよう構成されたが、評価項目欄および処置項目欄をタッチすると、評価候補および処置候補がプルダウン表示される構成であってもよい。ただし、この場合は、同時に表示される候補を見比べて1つを選択する作業が必要となるため、上記実施の形態に比べて入力操作が煩雑となる。 In the above embodiment, each time the evaluation item column and the treatment item column are touched, the evaluation candidate and the treatment candidate are cyclically switched in the column, but when the evaluation item column and the treatment item column are touched, The configuration may be such that evaluation candidates and treatment candidates are displayed in a pull-down manner. However, in this case, it is necessary to compare the candidates displayed at the same time and to select one, so that the input operation is complicated compared to the above embodiment.
  また、上記実施の形態では、1つのパーソナルコンピュータ11において蘇生データが管理されたが、たとえば、図30に示すように、病院内のそれぞれの蘇生支援装置10に記録された蘇生データを当該病院内のホストシステムのサーバ30または新生児集中治療室(NICU)部門のサーバ40に集約し、各蘇生支援装置10の設置場所の他、病院内またはNICU部門においても、適宜、全ての症例の蘇生データを閲覧できるようにしてもよい。  In the above embodiment, the resuscitation data is managed by one
  さらに、インターネットを通じて複数のサーバ30において、各施設で入力された蘇生データを共有するようにしてもよい。たとえば、図30に示すように、中央のサーバ50に蘇生データを集約して、各拠点から適宜、中央のサーバ50に集約された蘇生データを閲覧できるようにしてもよい。こうすると、より多くの蘇生データを検討でき、蘇生処置の研究および学習に活かすことができる。これにより、死亡または脳性麻痺等の後障害の撲滅に寄与することができる。  Furthermore, resuscitation data input at each facility may be shared by a plurality of
また、上記実施の形態では、日本語で画面が表示されたが、英語や中国語等の他の言語に表示を適宜切り替え可能としてもよい。 In the above embodiment, the screen is displayed in Japanese. However, the display may be appropriately switched to another language such as English or Chinese.
  さらに、画面200のレイアウトは、必ずしも、上記実施の形態に示したレイアウトに限られるものではなく、適宜、他のレイアウトに変更可能である。この場合も、評価項目と処置項目の視認性が高く確保され且つ入力を容易に行えるように、評価項目と処置項目が表示される領域は、なるべく広く設定することが好ましい。  Furthermore, the layout of the
  また、蘇生アルゴリズム102aおよび蘇生データベース102bを構成するためのプログラムが 呼吸心拍モニターや保育器にインストールされて、これら機器に内蔵されたコンピュータに、新生児蘇生治療支援の機能が付与されてもよい。  In addition, a program for configuring the
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。 In addition, the embodiment of the present invention can be variously modified as appropriate within the scope of the technical idea shown in the claims.
    10  …  新生児蘇生治療支援装置
    12  ・・・  タッチパネル(表示部、入力部)
    101  ・・・  制御部
    102  ・・・  記憶部
    103  ・・・  表示入力部(表示部、入力部)
    104  ・・・  音出力部
    110  ・・・  光ディスク10 ... Neonatal resuscitation
 101 ...
 104: Sound output unit 110: Optical disk
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