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JP6163524B2 - 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム - Google Patents

半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム
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本発明は、半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラムに関する。
半導体装置のパターンの微細化のための次世代露光技術の光源として、13.5nmと非常に短い波長を用いる極端紫外線(EUV:extreme ultraviolet)が検討されている。しかしながら、光源の照度パワー不足により、EUVを半導体装置の量産に適用するまでには至っていない。
従来から用いられている波長193nmのArFエキシマレーザを光源とした液浸リソグラフィでパターンの微細化を実現するために、セルフアラインダブルパターニング(SADP)が用いられている。図11は、SADPによるラインアンドスペース形成の一例を示した概略図である。SADPでは、図11(A)に示したように、ウエハ200上にレジスト等でマスク1140を形成した後、被覆材1150で、マスク1140を含むウエハ200表面を厚く覆う。エッチングにより被覆材1150を除去すると、図11(B)に示したように、マスク1140の側壁部分に被覆材1150が残留する。図11(C)に示したように、マスク140を洗浄によって除去すると、ウエハ上には、マスク140よりも微細なサイドウォールスペーサ(SWS)1160が形成される。
マスク1140にレジストを使用した場合には、低温でSWS1160を形成する必要がある。また、SWS形成後、エッチングにより得られたパターンは膜応力によって曲がってしまう。
米国特許出願公開第2008/0085612号明細書
そこで、SWS膜の膜応力を所望の値に制御すること、もしくは膜応力が無い材料が求められる。
本発明の目的は、半導体装置の製造または基板処理において、基板上に所望の応力値を有する膜を形成する技術を提供することにある。
本発明の一態様によれば、
基板に対して、第1の元素を含む有機系原料ガスおよび第2の元素を含む反応ガスを供給して、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、圧縮応力を有する膜を形成する工程と、
前記基板に対して、前記第1の元素を含む無機系原料ガスおよび前記反応ガスを供給して、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、引っ張り応力を有する膜を形成する工程と、
を行うことにより、前記基板上に、所望の応力値を有する膜を形成する技術が提供される。
本発明によれば、基板上に所望の応力値を有する膜を形成する技術を提供することができる。
本発明の実施形態で好適に用いられる基板処理装置の処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を縦断面図で示す図である。図1のA−A線断面図である。図1に示す基板処理装置が有するコントローラの構成を示すブロック図である。本発明の第1の実施形態におけるシーケンスを示す図である。本発明の第2の実施形態におけるシーケンスを示す図である。本発明の第3の実施形態におけるシーケンスを示す図である。本発明の第4の実施形態におけるシーケンスを示す図である。本発明の他の実施形態で好適に用いられる基板処理装置の処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を縦断面図で示す図である。本発明の他の実施形態で好適に用いられる基板処理装置の処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を縦断面図で示す図である。他の基板処理装置の処理炉の一例を示す概略構成図であり、処理炉邪分を上断面図で示す図である。SADPによるラインアンドスペース形成の一例を示した概略図である。特許文献1に記載のSADPによるラインアンドスペース形成の一例を示した概略図である。
近年は、100℃以下の比較的低温でウエハ200上を被覆できる材料としてTiOが注目されている。しかしながら、ウエハ200上に形成されたTiO膜は膜応力が大きく、さらにラフネスが大きいという問題点があった。
特許文献1には、図12(A)に示したように、TiO以外に、アモルファスシリコン層1612及びシリコン酸化物層1614とで構成されたハードマスク1620でSWSを補強する技術が開示されている。特許文献1では、ウエハ200上にレジスト等とで構成された第2マスク1616及びハードマスク1620を形成した後、ハードマスク1620上にマスク1211を形成する。さらにハードマスク1620及びマスク1211をTiO等の被覆材1610で厚く覆う。図12(B)に示したように、被覆材1610、ハードマスク1620及び第2マスク1616をウエハ200表面まで除去することにより、SWS1900が形成される。
図12(B)に示した場合では、第2マスク1616及び強度があるハードマスク1620で嵩上げすることにより、図11の場合よりも、底部の幅に対する高さが顕著なSWS1900を形成することができる。底部の幅に対する高さがより高いSWSを形成できるということは、さらに微細なSWSを形成することも可能となる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、上述のように、TiO等を用いた被覆材1610以外に、第2マスク1616及びハードマスク1620等のTiO以外の物質の層を形成せねばならず、SWS1900の形成の工程が煩雑であるという問題点があった。
SWS膜の応力値を所望の値まで低減させることができれば、特許文献1に記載の技術のように、TiO以外の物質の層をウエハ200上に形成することを要しなくなる。SWS膜の応力値を所望の値まで低減させる技術について、以下に詳細を説明する。
<本発明の第1の実施形態に係る構成>
以下、本発明の好適な第1の実施形態の構成について図1および図2を用いて説明する。図1は、本発明の各実施形態で好適に用いられる基板処理装置10の処理炉202の概略構成図であり、処理炉202部分を縦断面図で示す図である。図2は、図1のA−A線断面図である。基板処理装置10は、半導体装置(デバイス)の製造工程の一工程である基板処理工程において使用される装置の一例として構成されている。
(1)処理炉の構成
処理炉202には加熱手段(加熱機構、加熱系)としてのヒータ207が設けられている。ヒータ207は上方が閉塞された円筒形状に構成されている。
ヒータ207の内側には、ヒータ207と同心円状に反応容器(処理容器)を構成する反応管203が配設されている。反応管203は耐熱性材料等(例えば石英(SiO)または炭化シリコン(SiC))からなり、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。反応管203の下方には、反応管203と同心円状に、マニホールド(インレットフランジ)209が配設されている。マニホールド209は、例えばステンレス(SUS)等の金属からなり、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。マニホールド209の上端部は、反応管203の下端部に係合しており、反応管203を支持するように構成されている。マニホールド209と反応管203との間には、シール部材としてのOリング220aが設けられている。マニホールド209がヒータベースに支持されることにより、反応管203は垂直に据え付けられた状態となる。主に、反応管203とマニホールド209とにより処理容器(反応容器)が構成されている。処理容器の筒中空部には処理室201が形成されている。
処理室201は、基板としてのウエハ200を後述するボート217によって水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で収容可能に構成されている。
処理室201内には、ノズル410,420,430がマニホールド209の側壁を貫通するように設けられている。ノズル410,420,430には、ガス供給ラインとしてのガス供給管510,520,530が、それぞれ接続されている。このように、反応管203には3本のノズル410,420,430と、3本のガス供給管510,520,530とが設けられており、処理室201内へ複数種類のガスを供給することができるように構成されている。ただし、本実施形態の処理炉202は上述の形態に限定されない。
処理室201内には、ノズル410,420,430がマニホールド209の側壁を貫通するように設けられている。ノズル410,420,430には、ガス供給ラインとしてのガス供給管310,320,330が、それぞれ接続されている。このように、反応管203には3本のノズル410,420,430と、3本のガス供給管310,320,330とが設けられており、処理室201内へ複数種類、ここでは3種類のガス(処理ガス、原料ガス)を供給することができるように構成されている。ただし、本実施形態の処理炉202は上述の形態に限定されない。
ガス供給管310,320,330には上流側から順に流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ(MFC)312,322,332および開閉弁であるバルブ314,324,334が設けられている。ガス供給管310,320,330の先端部にはノズル410,420,430が連結接続されている。ノズル410,420,430は、L字型のロングノズルとして構成されており、その水平部はマニホールド209の側壁を貫通するように設けられている。ノズル410,420,430の垂直部は、反応管203の内壁とウエハ200との間に形成される円環状の空間に、反応管203の内壁に沿って上方(ウエハ200の積載方向上方)に向かって立ち上がるように(つまりウエハ配列領域の一端側から他端側に向かって立ち上がるように)設けられている。すなわち、ノズル410,420,430は、ウエハ200が配列されるウエハ配列領域の側方の、ウエハ配列領域を水平に取り囲む領域に、ウエハ配列領域に沿うように設けられている。
ノズル410,420,430の側面にはガスを供給する(噴出させる)ガス供給孔410a,420a,430aが設けられている。ガス供給孔410a,420a,430aは反応管203の中心を向くように開口している。このガス供給孔410a,420a,430aは、反応管203の下部から上部にわたって複数設けられ、それぞれ同一の開口面積を有し、さらに同じ開口ピッチで設けられている。ただし、ガス供給孔410a,420a,430aは上述の形態に限定されない。例えば、反応管203の下部から上部に向かって開口面積を徐々に大きくしてもよい。これにより、ガス供給孔410a,420a,430aから供給されるガスの流量を均一化することが可能となる。
このように、本実施形態におけるガス供給の方法は、反応管203の内壁と、積載された複数枚のウエハ200の端部とで定義される円環状の縦長の空間内、すなわち、円筒状の空間内に配置したノズル410,420,430を経由してガスを搬送し、ノズル410,420,430にそれぞれ開口されたガス供給孔410a,420a,430aからウエハ200の近傍で初めて反応管203内にガスを噴出させており、反応管203内におけるガスの主たる流れをウエハ200の表面と平行な方向、すなわち水平方向としている。このような構成とすることで、各ウエハ200に均一にガスを供給でき、各ウエハ200に形成される薄膜の膜厚を均一にできる効果がある。なお、各ウエハ200の表面上を流れたガス、すなわち、反応後に残留するガス(残ガス)は、排気口、すなわち、後述する排気管231の方向に向かって流れるが、この残ガスの流れの方向は、排気口の位置によって適宜特定され、垂直方向に限ったものではない。
また、ガス供給管310,320,330にはキャリアガスを供給するためのガス供給管510,520,530が接続されている。ガス供給管510,520,530にはMFC512,522,523およびバルブ514,524,534が設けられている。
上記構成における一例として、ガス供給管310からは、処理ガスとして、金属元素を含む第1の原料ガス(第1の金属含有ガス)が、MFC312,バルブ314,ノズル410を介して処理室201内に供給される。第1の原料としては、例えば、金属元素としてのチタン(Ti)を含み、かつ炭素(C)非含有の金属原料、すなわち、無機金属系原料(無機金属化合物)であって、ハロゲン系原料(ハロゲン化物、ハロゲン系チタン原料とも称する)としての四塩化チタン(TiCl)が用いられる。なお、Tiは遷移金属元素に分類される。また、ハロゲン系原料とはハロゲン基を含む原料である。ハロゲン基には、クロロ基、フルオロ基、ブロモ基、ヨード基等が含まれる。すなわち、ハロゲン基には、塩素(Cl)、フッ素(F)、臭素(Br)、ヨウ素(I)等のハロゲン元素が含まれる。
ガス供給管320からは、処理ガスとして、金属元素を含む第2の原料ガス(第2の金属含有ガス)が、MFC322,バルブ324,ノズル420を介して処理室201内に供給される。第2の原料としては、例えば、金属元素としてのTiを含み、かつCを含む(C含有)金属原料、すなわち、有機系原料(有機金属化合物、有機系チタン原料)としてのテトライソプロポキシチタン(Ti[OCH(CH)]、略称TIPT)が用いられる。
ガス供給管330からは、処理ガスとして、酸素(O)を含む反応ガスとしてのO含有ガスが、MFC332,バルブ334,ノズル430を介して処理室201内に供給される。O含有ガスとしては、金属元素非含有のO含有ガス、例えば、オゾン(O)ガスを用いることができる。
ガス供給管510,520,530からは、不活性ガスとして、例えば窒素(N)ガスが、それぞれMFC512,522,532,バルブ514,524,534,ノズル410,420,430を介して処理室201内に供給される。
ここで、本明細書において、原料ガスとは、気体状態の原料、例えば、常温常圧下で液体状態又は固体状態である原料を気化又は昇華することで得られるガスや、常温常圧下で気体状態である原料等のことである。本明細書において「原料」という言葉を用いた場合は、「液体状態である液体原料」、「固体状態である固体原料」、「気体状態である原料ガス」、または、その複合を意味する場合がある。TiCl等のように、常温常圧下で液体状態である液体原料等を用いる場合は、液体原料等を気化器、バブラ又は昇華器等のシステムにより気化又は昇華して、原料ガス(TiClガス等)として供給することとなる。
ガス供給管310,320,330から上述のような処理ガスを流す場合、主に、ガス供給管310,320,330,MFC312,322,332,バルブ314,324,334により処理ガス供給系が構成される。ノズル410,420,430を処理ガス供給系に含めて考えてもよい。処理ガス供給系を、単にガス供給系と称することもできる。
ガス供給管310,320から上述のような原料ガスとしての金属含有ガスを流す場合、主に、ガス供給管310,320,MFC312,322,バルブ314,324により原料ガス供給系としての金属含有ガス供給系が構成される。ノズル410,420を原料ガス供給系に含めて考えてもよい。原料ガス供給系を原料供給系と称することもできる。
ガス供給管310から原料ガスとしてハロゲン系原料ガスを流す場合、主に、ガス供給管310,MFC312,バルブ314によりハロゲン系原料ガス供給系が構成される。ノズル410をハロゲン系原料ガス供給系に含めて考えてもよい。ハロゲン系原料ガス供給系をハロゲン系原料供給系と称することもできる。ガス供給管310からTiClガスを流す場合、ハロゲン系原料ガス供給系をTiClガス供給系と称することもできる。TiClガス供給系をTiCl供給系と称することもできる。
ガス供給管320から原料ガスとして有機系原料ガスを流す場合、主に、ガス供給管320,MFC322,バルブ324により有機系原料ガス供給系が構成される。ノズル420を有機系原料ガス供給系に含めて考えてもよい。有機系原料ガス供給系を有機系原料供給系と称することもできる。ガス供給管320からTIPTガスを流す場合、有機系原料ガス供給系をTIPTガス供給系と称することもできる。TIPTガス供給系をTIPT供給系と称することもできる。
ガス供給管330から反応ガスとしてO含有ガスを流す場合、主に、ガス供給管330,MFC332,バルブ334により反応ガス供給系としてのO含有ガス供給系が構成される。ノズル430をO含有ガス供給系に含めて考えてもよい。ガス供給管330からOガスを流す場合、O含有ガス供給系をOガス供給系と称することもできる。
また、主に、ガス供給管510,520,530,MFC512,522,523,バルブ514,524,534によりキャリアガス供給系が構成される。キャリアガスとして不活性ガスを流す場合、キャリアガス供給系を不活性ガス供給系と称することもできる。この不活性ガスは、パージガスとしても作用することから不活性ガス供給系をパージガス供給系と称することもできる。
マニホールド209には、処理室201内の雰囲気を排気する排気管231が設けられている。排気管231は、ノズル410,420,430と同様に、マニホールド209の側壁を貫通するように設けられている。排気管231は、図2に示すように、平面視において、ウエハ200を挟んでノズル410,420,430と対向する位置に設けられている。この構成により、ガス供給孔410a,420a,430aから処理室201内のウエハ200の近傍に供給されたガスは、水平方向、すなわちウエハ200の表面と平行な方向に向かって流れた後、下方に向かって流れ、排気管231より排気されることとなる。処理室201内におけるガスの主たる流れが水平方向へ向かう流れとなるのは上述の通りである。
排気管231には、上流側から順に、処理室201内の圧力を検出する圧力検出器(圧力検出部)としての圧力センサ245,APC(Auto Pressure Controller)バルブ243,真空排気装置としての真空ポンプ246が接続されている。APCバルブ243は、排気バルブであり、圧力調整部として機能する。また、排気管231には、排気ガス中の反応副生成物や未反応の原料ガス等を捕捉するトラップ装置や排気ガス中に含まれる腐食性成分や有毒成分等を除害する除害装置が接続されている場合がある。主に、排気管231,APCバルブ243,圧力センサ245により、排気系すなわち排気ラインが構成される。なお、真空ポンプ246を排気系に含めて考えてもよい。さらには、トラップ装置や除害装置を排気系に含めて考えてもよい。
反応管203内には温度検出器としての温度センサ263が設置されており、温度センサ263により検出された温度情報に基づきヒータ207への通電量を調整することで、処理室201内の温度が所望の温度分布となるように構成されている。温度センサ263は、ノズル410,420および430と同様にL字型に構成されており、反応管203の内壁に沿って設けられている。
図3は、図1に示す基板処理装置10が有するコントローラ121の構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御部(制御手段)であるコントローラ121は、CPU(Central Processing Unit)121a,RAM(Random Access Memory)121b,記憶装置121c,I/Oポート121dを備えたコンピュータとして構成されている。RAM121b,記憶装置121c,I/Oポート121dは、内部バスを介して、CPU121aとデータ交換可能なように構成されている。コントローラ121には、例えばタッチパネル等として構成された入出力装置122が接続されている。
記憶装置121cは、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。記憶装置121c内には、基板処理装置の動作を制御する制御プログラムや、後述する基板処理の手順や条件などが記載されたプロセスレシピ等が、読み出し可能に格納されている。プロセスレシピは、後述する基板処理工程における各手順をコントローラ121に実行させ、所定の結果を得ることができるように組み合わされたものであり、プログラムとして機能する。以下、このプロセスレシピや制御プログラム等を総称して、単にプログラムともいう。本明細書においてプログラムという言葉を用いた場合は、プロセスレシピ単体のみを含む場合、制御プログラム単体のみを含む場合、または、その両方を含む場合がある。また、RAM121bは、CPU121aによって読み出されたプログラムやデータ等が一時的に保持されるメモリ領域(ワークエリア)として構成されている。
I/Oポート121dは、上述のMFC312,322,332,512,522,532、バルブ314,324,334,514,524,534、APCバルブ243、圧力センサ245、真空ポンプ246、ヒータ207、温度センサ263、回転機構267、ボートエレベータ115等に接続されている。
CPU121aは、記憶装置121cから制御プログラムを読み出して実行すると共に、入出力装置122からの操作コマンドの入力等に応じて記憶装置121cからプロセスレシピを読み出すように構成されている。CPU121aは、読み出したプロセスレシピに従って、MFC312,322,332,512,522,532による各種ガスの流量調整動作、バルブ314,324,334,514,524,534の開閉動作、APCバルブ243の開閉動作およびAPCバルブ243による圧力センサ245に基づく圧力調整動作、温度センサ263に基づくヒータ207の温度調整動作、真空ポンプ246の起動および停止、回転機構267によるボート217の回転および回転速度調節動作、ボートエレベータ115によるボート217の昇降動作等を制御するように構成されている。
コントローラ121は、外部記憶装置(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CDやDVD等の光ディスク、MO等の光磁気ディスク、USBメモリやメモリカード等の半導体メモリ)123に格納された上述のプログラムを、コンピュータにインストールすることにより構成することができる。記憶装置121cや外部記憶装置123は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として構成されている。以下、これらを総称して、単に、記録媒体ともいう。本明細書において記録媒体という言葉を用いた場合は、記憶装置121c単体のみを含む場合、外部記憶装置123単体のみを含む場合、または、その両方を含む場合がある。なお、コンピュータへのプログラムの提供は、外部記憶装置123を用いず、インターネットや専用回線等の通信手段を用いて行ってもよい。
(2)基板処理工程(成膜工程)
半導体装置(デバイス)の製造工程の一工程として、基板上に、TiO膜を形成する工程の一例について説明する。TiO膜を形成する工程は、上述した基板処理装置10の処理炉202を用いて実行される。以下の説明において、基板処理装置10を構成する各部の動作はコントローラ121により制御される。
有機系原料ガスであるTIPTと、ハロゲン系原料ガスであるTiClと、を用いて基板上にTiOの膜を形成するには、複数の場合が考えられる。1つは、有機系原料ガスであるTIPTの供給と、O含有ガスであるOの供給とを1回以上所定回数行い有機系TiO膜を形成した後、ハロゲン系原料ガスであるTiClの供給と、O含有ガスであるOの供給とを1回以上所定回数行い無機系TiO膜を形成する場合である。この場合では、有機系TiO膜の上に無機系TiO膜がラミネートされたように形成される。
もう1つは、ハロゲン系原料ガスであるTiClの供給と、O含有ガスであるOの供給とを1回以上所定回数行い無機系TiO膜を形成した後、有機系原料ガスであるTIPTの供給と、O含有ガスであるOの供給とを1回以上所定回数行い有機系TiO膜を形成する場合である。この場合では、無機系TiO膜の上に有機系TiO膜がラミネートされたように形成される。
さらには、有機系原料ガスであるTIPTの供給と、O含有ガスであるOの供給と、ハロゲン系原料ガスであるTiClの供給と、O含有ガスであるOの供給と、を含む一連の工程(サイクル)を複数回繰り返す場合である。その結果、有機系TiO薄膜と無機系TiO薄膜とが積層された有機無機混合TiO膜が形成される。なお、有機系原料ガスの供給後にハロゲン系原料ガスを供給しているが、ハロゲン系原料ガスを先に供給し、次いで有機系原料ガスを供給してもよい。有機無機混合TiO膜は、最後に供給された原料ガスが、有機系原料ガスであれば有機系TiO薄膜が、ハロゲン系原料ガスであれば無機系TiO薄膜が、各々最外層となる。
また、有機系原料ガスであるTIPTの供給と、O含有ガスであるOの供給とを複数回繰り返す有機系TiO膜生成工程と、ハロゲン系原料ガスであるTiClの供給と、O含有ガスであるOの供給とを複数回繰り返す無機系TiO膜生成工程と、とで構成された一連の工程(サイクル)を複数回繰り返す場合もある。その結果、有機系TiO膜と無機系TiO膜とが積層された有機無機混合TiO膜が形成されるが、各工程を1サイクル中に1回ずつ行う場合と比較して有機系TiO膜及び無機系TiO膜の各々の厚さは大きくなる。
一連の工程において、有機系TiO膜生成工程の後に無機系TiO膜生成工程を行って成膜を完了した場合は、無機系TiO膜が最外層となる。一方で、無機系TiO膜生成工程の後に有機系TiO膜生成工程を行って成膜を完了した場合は、有機系TiO膜が最外層となる。
本発明では、TiO膜に存在する膜応力を所望の値まで低減させることを目的とするが、一般にTiOによる薄膜は、膜応力が高いとされている。なお、膜応力σ(Pa)は、E / (1−ν) : 基板の2軸弾性係数(Pa)、E:ヤング率、ν:ポアソン比、h:基板の厚み(m)、t:薄膜の膜厚(m)、R: そり量の変化量(曲率半径: m)とすると、下記の式(1)によって表される。

さらに、膜全体が、膜応力が異なる2種類の膜で構成されている場合には、圧縮応力を有する膜の膜厚をtx、引っ張り応力を有する膜の膜厚をty、全体膜厚をtz、圧縮応力を有する膜の応力をσ、引っ張り応力を有する膜の応力をσ、所望の応力の値をσとすると、下記の式(2)の関係が成立する。
さらに、式(2)は、a及びaを、各々別個の定数とした場合、下記の式(3)のように簡略化できる。

有機系原料ガスであるTIPTを用いて形成された有機系TiO膜の膜応力は、100nmあたり−141MPaの圧縮応力となる。また、ハロゲン系原料ガスであるTiClを用いて形成された無機系TiO膜の膜応力は、100nmあたり471MPaの引っ張り応力となる。
上記の式(2)において、有機系TiO膜の膜厚をt、無機系TiO膜の膜厚をt、全体膜厚をt、有機系TiO膜の応力をσ、無機系TiO膜の応力をσ、として、σ=0となるように、以下に述べる各々の実施形態の方法を用いてt及びtの厚さを調整する。
なお、TiO膜の膜応力は、TiO膜の下に形成されている下地膜が有する応力にも影響を受ける場合がある。例えば、下地膜とTiO膜がともに引っ張り応力を有する場合、下地膜の応力値の方が大きいと相対的に見た場合にTiO膜は圧縮応力の方向へと作用する。また、下地膜とTiO膜がともに圧縮応力を有する場合、下地膜の応力値の方が大きいと相対的に見た場合にTiO膜は引っ張り応力の方向へと作用する。したがって、TiO膜の応力制御の際は、下地膜の応力値を考慮すると、より有効である。例えば、下地膜とTiO膜がともに引っ張り応力を有する場合、下地膜の応力値よりも引っ張り応力の小さいTiO膜を形成することで、引っ張り応力を小さくするように制御するようにしてもよい。また、下地膜とTiO膜がともに圧縮応力を有する場合、下地膜の応力値よりも圧縮応力の小さいTiO膜を形成することで、圧縮応力を小さくするように制御するようにしてもよい。
<本発明の第1の実施形態>
本実施形態の好適な成膜シーケンス(単にシーケンスとも称する)は、図4に示したように、
ウエハ200に対して、第1の元素である金属元素(例えばTi)を含む有機系原料ガス(例えばTIPTガス)を供給する工程と、
上記ウエハ200に対して、第2の元素(例えば酸素(O))を含み、上記第1の元素と反応する反応ガス(例えばOガス)を供給する工程と、
を時分割して所定回数行うことにより、上記ウエハ200上に、上記第1の元素および上記第2の元素を含む第1の層(例えばTiO層)を形成する工程と、
上記ウエハ200に対して、上記第1の元素を含むハロゲン系原料ガス(例えばTiClガス)を供給する工程と、
上記ウエハ200に対して、上記反応ガスを供給する工程と、
を時分割して所定回数行うことで、上記ウエハ200上に、上記第1の元素および上記第2の元素を含む第2の層を形成する工程と、
を有する。
なお、本明細書において「ウエハ」という言葉を用いた場合は、「ウエハそのもの」を意味する場合や、「ウエハとその表面に形成された所定の層や膜等との積層体(集合体)」を意味する場合(すなわち、表面に形成された所定の層や膜等を含めてウエハと称する場合)がある。また、本明細書において「ウエハの表面」という言葉を用いた場合は、「ウエハそのものの表面(露出面)」を意味する場合や、「ウエハ上に形成された所定の層や膜等の表面、すなわち、積層体としてのウエハの最表面」を意味する場合がある。
従って、本明細書において「ウエハに対して所定のガスを供給する」と記載した場合は、「ウエハそのものの表面(露出面)に対して所定のガスを直接供給する」ことを意味する場合や、「ウエハ上に形成されている層や膜等に対して、すなわち、積層体としてのウエハの最表面に対して所定のガスを供給する」ことを意味する場合がある。また、本明細書において「ウエハ上に所定の層(又は膜)を形成する」と記載した場合は、「ウエハそのものの表面(露出面)上に所定の層(又は膜)を直接形成する」ことを意味する場合や、「ウエハ上に形成されている層や膜等の上、すなわち、積層体としてのウエハの最表面の上に所定の層(又は膜)を形成する」ことを意味する場合がある。
なお、本明細書において「基板」という言葉を用いた場合も、「ウエハ」という言葉を用いた場合と同様であり、その場合、上記説明において、「ウエハ」を「基板」に置き換えて考えればよい。
(ウエハチャージおよびボートロード)
複数枚のウエハ200がボート217に装填(ウエハチャージ)されると、図1に示されているように、複数枚のウエハ200を支持したボート217は、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201内に搬入(ボートロード)される。この状態で、シールキャップ219はOリング220を介して反応管203の下端開口を閉塞した状態となる。
(圧力調整および温度調整)
処理室201内が所望の圧力(真空度)となるように真空ポンプ246によって真空排気される。この際、処理室201内の圧力は、圧力センサ245で測定され、この測定された圧力情報に基づき、APCバルブ243がフィードバック制御される(圧力調整)。真空ポンプ246は、少なくともウエハ200に対する処理が完了するまでの間は常時作動させた状態を維持する。また、処理室201内が所望の温度となるようにヒータ207によって加熱される。この際、処理室201内が所望の温度分布となるように、温度センサ263が検出した温度情報に基づきヒータ207への通電量がフィードバック制御される(温度調整)。ヒータ207による処理室201内の加熱は、少なくともウエハ200に対する処理が完了するまでの間は継続して行われる。続いて、回転機構267によりボート217およびウエハ200の回転を開始する。回転機構267によるボート217およびウエハ200の回転は、少なくとも、ウエハ200に対する処理が完了するまでの間は継続して行われる。
(第1のTiO膜形成ステップ)
続いて,第1のTiO膜を形成するステップを実行する。第1のTiO膜形成ステップは、以下に説明する有機系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップを含む。
(有機系原料ガス供給ステップ)
バルブ324を開き、ガス供給管320内に有機系原料ガスであるTIPTガスを流 す。ガス供給管320内を流れたTIPTガスは、MFC322により流量調整される。流量調整されたTIPTガスは、ノズル420のガス供給孔420aから処理室201内へ供給され、排気管231から排気される。このときウエハ200に対してTIPTガスが供給されることとなる。すなわちウエハ200の表面はTIPTガスに暴露されることとなる。このとき同時にバルブ524を開き、ガス供給管520内にNガスを流す。ガス供給管520内を流れたNガスは、MFC522により流量調整される。流量調整されたNガスはTIPTガスと一緒に処理室201内へ供給され、排気管231から排気される。なお、このとき、ノズル410,ノズル430内へのTIPTガスの侵入を防止するために、バルブ514,534を開き、ガス供給管510,ガス供給管530内にNガスを流す。Nガスは、ガス供給管310,ガス供給管330,ノズル410,ノズル430を介して処理室201内に供給され、排気管231から排気される。
このときAPCバルブ243を適正に調整して、処理室201内の圧力を、例えば1〜1000Paの範囲内の(所定の)圧力であって、好ましくは10〜200Paの範囲内の(所定の)圧力であり、より好ましくは100〜150Paの範囲内の(所定の)圧力とする。圧力が1000Paより高いと後述する残留ガス除去が十分に行われない場合があり、圧力が1Paより低いと、TIPTガスの反応速度を十分に得られない可能性がある。なお、本明細書では、数値の範囲として、例えば1〜1000Paと記載した場合は、1Pa以上1000Pa以下を意味する。すなわち、数値の範囲内には1Paおよび1000Paが含まれる。圧力のみならず、流量、時間、温度等、本明細書に記載される全ての数値について同様である。
MFC322で制御するTIPTガスの供給流量は、例えば0.008〜0.1slmの範囲内の(所定の)流量であって、好ましくは0.016〜0.1slmの範囲内の(所定の)流量であり、より好ましくは0.05〜0.1slmの範囲内の(所定の)流量とする。流量が0.1slmより多いと後述する残留ガス除去が十分に行われない場合があり流量が0.008slmより少ないとTIPTガスの反応速度を十分に得られない可能性があるとともに流量の制御が困難となる場合がある。
MFC512,522,532で制御するNガスの供給流量は、それぞれ例えば0.1〜40slmの範囲内の(所定の)流量であって、好ましくは1〜40slmであり、より好ましくは20〜40slmとする。流量が40slmより多いと処理室201内の圧力が高くなりすぎる可能性があるとともにTIPTガスの反応速度を十分に得られない可能性があり、流量が0.1slmより少ないと処理室201内の圧力が低くなりすぎる可能性があるとともに後述する残留ガス除去が十分に行われない場合がある。
TIPTガスをウエハ200に対して供給する時間、すなわちガス供給時間(照射時間)は、例えば1〜60秒の範囲内の(所定の)時間であって、好ましくは10〜40秒の範囲内の(所定の)時間であり、より好ましくは15〜30秒の範囲内の(所定の)時間とする。供給時間が60秒より長くなると、TiO膜中にC,H,O等の不純物が多く取り込まれてしまう可能性があり、供給時間が1秒より短くなると成膜レートが低くなる可能性があるとともに供給時間の制御が困難となる場合がある。
このときのヒータ207の温度は、ウエハ200の温度が、例えば25〜100℃の範囲内の(所定の)温度であって、好ましくは50〜100℃の範囲内の(所定の)温度であり、より好ましくは70〜80℃の範囲内の(所定の)温度となるような温度に設定する。本発明のTiO膜は、図11で示したように、レジストが塗布されたウエハ200上に形成されるので、成膜時の温度はレジストの溶解温度よりも低い100℃以下とする。またTIPTガスの再液化を抑制するために成膜時の温度は25℃以上とする。処理室201内に流れているガスは、TIPTガスとNガスのみであり、TIPTガスの供給により、ウエハ200(表面の下地膜)上に、例えば1原子層未満から数原子層程度の厚さのTi含有層が形成される。
Ti含有層はTi単一原子のみを含むTi層となる他に、各原料由来のその他の原子を含む場合がある。TIPTガスを用いる有機系原料ガス供給ステップでは、C、H、O等有機物および1価のアルコールであるイソプロパノールが含まれる場合がある。したがって、Ti含有層はTIPTの吸着層であるTIPT層であるといえる。
(残留ガス除去ステップ)
その後、バルブ324を閉じてTIPTガスの供給を停止する。このとき、排気管231のAPCバルブ243は開いたままとして、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留する未反応又は上記したTi含有層の形成に寄与した後のTIPTガスを処理室201内から排除する。なお、このときバルブ510,520,530は開いたままとして、Nガスの処理室201内への供給を維持する。Nガスはパージガスとして作用し、これにより、処理室201内に残留する未反応又は上記したTi含有層の形成に寄与した後のTIPTガスを処理室201内から排除する効果を高めることができる。
このとき、処理室201内に残留するガスを完全に排除しなくてもよく、処理室201内を完全にパージしなくてもよい。処理室201内に残留するガスが微量であれば、その後に行われるステップにおいて悪影響が生じることはない。処理室201内に供給するNガスの流量も大流量とする必要はなく、例えば、反応管203(処理室201)の容積と同程度の量を供給することで、その後のステップにおいて悪影響が生じない程度のパージを行なうことができる。このように、処理室201内を完全にパージしないことで、パージ時間を短縮し、スループットを向上させることができる。また、Nガスの消費も必要最小限に抑えることが可能となる。
(O含有ガス供給ステップ)
処理室201内の残留ガスを除去した後、バルブ334を開き、ガス供給管330内にO含有ガスであるOガスを流す。ガス供給管330内を流れたOガスは、MFC332により流量調整される。流量調整されたOガスは、ノズル430のガス供給孔430aから処理室201内に供給される。処理室201内に供給されたOガスは熱で活性化された後、排気管231から排気される。このときウエハ200に対して、熱で活性化されたOガスが供給されることとなる。すなわちウエハ200の表面は熱で活性化されたOガスに暴露されることとなる。このとき同時にバルブ534を開き、ガス供給管530内にNガスを流す。ガス供給管530内を流れたNガスは、MFC532により流量調整される。NガスはOガスと一緒に処理室201内に供給され、排気管231から排気される。このとき、ノズル410,420内へのOガスの侵入を防止するために、バルブ514,524を開き、ガス供給管510,520内にNガスを流す。Nガスは、ガス供給管310,320,ノズル410,ノズル420を介して処理室201内に供給され、排気管231から排気される。
ガスを流すときは、APCバルブ243を適正に調整して、処理室201内の圧力を、例えば1〜1000Paの範囲内の(所定の)圧力であって、好ましくは10〜300Paの範囲内の(所定の)圧力であり、より好ましくは100〜150Paの範囲内の(所定の)圧力とする。圧力1000Paより高いと後述する残留ガス除去が十分に行われない場合があり、圧力が1Paより低いと、十分な成膜レートが得られない可能性がある。
MFC332で制御するOガスの供給流量は、例えば1〜80slmの範囲内の(所定の)流量であって、好ましくは5〜40slmの範囲内の(所定の)流量であり、より好ましくは10〜30slmの範囲内の(所定の)流量とする。流量は多いほど原料ガスに由来する不純物のTiO膜中への取り込みを減らすことができるため好ましいが、40slmより多いと後述する残留ガス除去が十分に行われない場合がある。
MFC512,522,532で制御するNガスの供給流量は、それぞれ例えば0.2〜30slmの範囲内の(所定の)流量であって、好ましくは1〜40slmの範囲内の(所定の)流量であり、より好ましくは1〜5slmの範囲内の(所定の)流量とする。流量が30slmより多いと処理室201内の圧力が高くなりすぎる可能性があるとともに成膜レートを十分に得られない可能性があり、流量が0.2slmより少ないと処理室201内の圧力が低くなりすぎる可能性があるとともに後述する残留ガス除去が十分に行われない場合がある。
ガスをウエハ200に対して供給する時間、すなわちガス供給時間(照射時間)は、例えば1〜60秒の範囲内の(所定の)時間であって、好ましくは1〜30秒の範囲内の(所定の)時間であり、より好ましくは5〜15秒の範囲内の(所定の)時間とする。供給時間は長いほど原料ガスに由来する不純物のTiO膜への取り込みを減らすことができるため好ましいが、30秒より長くなるとスループットが悪化する可能性があり、供給時間が1秒より短くなると成膜レートが低くなる可能性があるとともに供給時間の制御が困難となる場合がある。このときのヒータ207の温度は、有機系原料ガス供給ステップと同様の温度に設定する。
このとき処理室201内に流しているガスは、OガスとNガスのみである。Oガスは、有機系原料ガス供給ステップでウエハ200上に形成されたTi含有層の少なくとも一部と置換反応する。置換反応の際には、Ti含有層に含まれるTiとOガスに含まれるOとが結合して、ウエハ200上にTiとOとを含むTiO層が形成される。
(残留ガス除去ステップ)
TiO層を形成した後、バルブ334を閉じて、Oガスの供給を停止する。このとき、排気管231のAPCバルブ243は開いたままとして、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留する未反応又はTiO層の形成に寄与した後のOガスや反応副生成物を処理室201内から排除する。このときバルブ514,524,534は開いたままとして、Nガスの処理室201内への供給を維持する。Nガスはパージガスとして作用し、処理室201内に残留する未反応又はTiO層の形成に寄与した後のOガスや反応副生成物を処理室201内から排除する効果を高めることができる。
このとき、有機系原料ガス供給ステップ後の残留ガス除去ステップと同様に、処理室201内に残留するガスを完全に排除しなくてもよく、処理室201内を完全にパージしなくてもよい。
(所定回数実施)
上記した有機系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス供給ステップを順に時分割して行うサイクルを1回以上(所定回数)行うことにより、すなわち、有機系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス供給ステップの処理を1サイクルとして、これらの処理をn1サイクル(n1は1以上の整数)だけ実行することにより、ウエハ200上に、所定の厚さ(例えば0.05〜100nm)のTiO膜(第1のTiO膜)を形成する。
サイクルを複数回行う場合、少なくとも2サイクル目以降の各ステップにおいて、「ウエハ200に対してガスを供給する」と記載した部分は、「ウエハ200上に形成されている層に対して、すなわち、積層体としてのウエハ200の最表面に対して所定のガスを供給する」ことを意味し、「ウエハ200上に所定の層を形成する」と記載した部分は、「ウエハ200上に形成されている層の上、すなわち、積層体としてのウエハ200の最表面の上に所定の層を形成する」ことを意味している。この点は、後述する例においても同様である。
(第2のTiO膜形成ステップ)
続いて、第2のTiO膜を形成するステップを実行する。第2のTiO膜形成ステップは、以下に説明するハロゲン系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップを含む。
(ハロゲン系原料ガス供給ステップ)
バルブ314を開き、ガス供給管310内にハロゲン系原料であるTiClガスを流す。ガス供給管310内を流れたTiClガスは、MFC312により流量調整される。流量調整されたTiClガスは、ノズル410のガス供給孔410aから処理室201内に供給され、排気管231から排気される。このとき、ウエハ200に対してTiClガスが供給されることとなる。すなわちウエハ200の表面はTiClガスに暴露されることとなる。このとき同時にバルブ514を開き、ガス供給管510内にNガス等の不活性ガスを流す。ガス供給管510内を流れたNガスは、MFC512により流量調整される。流量調整されたNガスはTiClガスと一緒に処理 室201内に供給され、排気管231から排気される。なお、このとき、ノズル420、ノズル430内へのTiClガスの侵入を防止するために、バルブ524、534を開き、ガス供給管520、ガス供給管530内にNガスを流す。Nガスは、ガス供給管320、ガス供給管330、ノズル420、ノズル430を介して処理室201内に供給され、排気管231から排気される。
このときAPCバルブ243を適正に調整して、処理室201内の圧力を、有機系原料ガス供給ステップと同様に、例えば1〜1000Paの範囲内の(所定の)圧力であって、好ましくは10〜100Paの範囲内の(所定の)圧力であり、より好ましくは20〜50Paの範囲内の(所定の)圧力とする。圧力が1000Paより高いと後述する残留ガス除去が十分に行われない場合があり、圧力が1Paより低いと、TIPTガスの反応速度を十分に得られない可能性がある。
MFC312で制御するTiClガスの供給流量は、例えば0.001〜2slmの範囲内の(所定の)流量であって、好ましくは0.002〜1slmの範囲内の(所定の)流量であり、より好ましくは0.005〜0.01slmの範囲内の(所定の)流量とする。流量が2slmより多いと後述する残留ガス除去が十分に行われない場合があり流量が0.001slmより少ないとTiClガスの反応速度を十分に得られない可能性があるとともに流量の制御が困難となる場合がある。
MFC512,522,532で制御するNガスの供給流量は、それぞれ例えば0.2〜30sccmの範囲内の(所定の)流量であって、好ましくは0.3〜15slmの範囲内の(所定の)流量であり、より好ましくは0.4〜0.6slmの範囲内の(所定の)流量とする。流量が30slmより多いと処理室201内の圧力が高くなりすぎる可能性があるとともにTiClガスの反応速度を十分に得られない可能性があり、流量が0.2slmより少ないと処理室201内の圧力が低くなりすぎる可能性があるとともに後述する残留ガス除去が十分に行われない場合がある。
TiClガスをウエハ200に対して供給する時間、すなわちガス供給時間(照射時間)は、例えば1〜60秒の範囲内の(所定の)時間であって、好ましくは1〜30秒の範囲内の(所定の)時間であり、より好ましくは3〜7秒の範囲内の(所定の)時間とする。供給時間が60秒より長くなると、TiO膜中にCl等の不純物が多く取り込まれてしまう可能性があり、供給時間が1秒より短くなると成膜レートが低くなる可能性があるとともに供給時間の制御が困難となる場合がある。このときヒータ207の温度は、有機系原料ガス供給ステップと同様の温度に設定する。処理室201内に流しているガスはTiClガスとNガスのみであり、TiClガスの供給により、ウエハ200(表面の下地膜等、ここでは第1のTiO膜)上に、例えば、1原子層未満から数原子層程度の厚さのTi含有層が形成される。
有機系原料ガス供給ステップで形成されたTi含有層と同様に、ハロゲン系原料ガス供給ステップで形成されるTi含有層も、Ti含有層はTi単一原子のみを含むTi層となる他に、各原料由来のその他の原子を含む場合があり、ハロゲン系原料ガス供給ステップではハロゲン系元素であるClを含む場合がある。すなわち、Ti含有層はTiClの吸着層であるTiCl層を含む。
(残留ガス除去ステップ)
Ti含有膜が形成された後、バルブ314を閉じ、TiClガスの供給を停止する。このとき、排気管231のAPCバルブ243は開いたままとして、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留する未反応又はTi含有膜形成に寄与した後のTiClガスを処理室201内から排除する。すなわち、Ti含有層が形成されたウエハ200が存在する空間に残留する未反応又はTi含有層の形成に寄与した後のTiClガスを除去する。このときバルブ514,524,534は開いたままとして、Nガスの処理室201内への供給を維持する。Nガスはパージガスとして作用し、処理室201内に残留する未反応又はTi含有膜形成に寄与した後のTiClガスを処理室201内から排除する効果を高めることができる。
このとき、有機系原料ガス供給ステップ後の残留ガス除去ステップと同様に、処理室201内に残留するガスを完全に排除しなくてもよく、処理室201内を完全にパージしなくてもよい。
(O含有ガス供給ステップ)
次に、前述のO含有ガス供給ステップと同様の処理手順、処理条件により、O含有ガスとしてOガスを処理室201内に供給する。このとき処理室201内に流しているガスは、OガスとNガスのみである。Oガスは、ハロゲン系原料ガス供給ステップでウエハ200上に形成されたTi含有層の少なくとも一部と置換反応する。置換反応の際には、Ti含有層に含まれるTiとOガスに含まれるOとが結合して、ウエハ200上にTiとOとを含むTiO層が形成される。
(残留ガス除去ステップ)
続いて、前述の有機系原料ガス供給ステップ後の残留ガス供給ステップと同様の処理により、処理室201内に残留する未反応又は上記したTiO層の形成に寄与した後のOガスおよび副生成物を処理室201内から排除する。
上記したハロゲン系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップを順に時分割して行うサイクルを1回以上(所定回数)行うことにより、すなわち、ハロゲン系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップの処理を1サイクルとして、これらの処理をn2サイクル(n2は1以上の整数)だけ実行することにより、ウエハ200上に、所定の厚さ(例えば0.1〜10nm)のTiO膜(第2のTiO膜)を形成する。上述のサイクルは、複数回繰り返すのが好ましい。
(パージおよび大気圧復帰)
バルブ514,524,534を開き、ガス供給管510,520,530のそれぞれからNガスを処理室201内へ供給し、排気管231から排気する。Nガスはパージガスとして作用し、これにより処理室201内が不活性ガスでパージされ、処理室201内に残留するガスや副生成物が処理室201内から除去される(パージ)。その後、処理室201内の雰囲気が不活性ガスに置換され(不活性ガス置換)、処理室201内の圧力が常圧に復帰される(大気圧復帰)。
(ボートアンロードおよびウエハディスチャージ)
その後、ボートエレベータ115によりシールキャップ219が下降されて、反応管203の下端が開口される。そして、処理済ウエハ200がボート217に支持された状態で反応管203の下端から反応管203の外部に搬出(ボートアンロード)される。その後、処理済のウエハ200は、ボート217より取り出される(ウエハディスチャージ)。
(3)本実施形態による効果
本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果を奏する。
本実施形態においては、圧縮応力を有する有機系膜と引っ張り応力を有する無機系膜とで構成されたラミネート膜の各々の膜の膜厚比を制御して形成することにより、ウエハ200上に、所望の応力値を有する膜を形成することが可能となる。例えば、得られる膜の応力値を最小限にするためには圧縮応力を有する有機系膜の応力値と、引っ張り応力を有する無機系膜の応力値とが等しくなるように、有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。所望の応力値として圧縮応力を有する膜を得るためには、圧縮応力を有する有機系膜の応力値の絶対値が大きくなるよう有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。所望の応力値として引っ張り応力を有する膜を得るためには、引っ張り応力を有する無機系膜の応力値の絶対値が大きくなるよう有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。また、圧縮応力を有する有機系TiO膜である第1のTiO膜と引っ張り応力を有する無機系TiO膜である第2のTiO膜とで構成されたラミネート膜の各々の膜の膜厚比を制御して形成することにより、ウエハ200上に、所望の応力値を有するTiO膜を形成することが可能となる。
また、有機系膜と第2の無機系膜とで構成されたラミネート膜は、後述する第3の実施の形態に係る混合膜及び第4の実施の形態に係る混合膜よりも、膜を均質化しやすいため、膜の除去が均一に行えるという効果を奏する。
また、第1のTiO膜と第2のTiO膜とで構成されたラミネート膜は、後述する第3の実施の形態に係る混合膜及び第4の実施の形態に係る混合膜よりも、膜を均質化しやすいため、図11,12で示したエッチングでは、膜の除去が均一に行えるという効果がある。
また、本実施の形態では、ハロゲン系原料ガスを用いて形成された無機系膜が外層になるが、無機系膜は親水性を有するので、バッチ洗浄において有利であるという効果がある。また、親水性を有する無機系膜の方が、有機系膜よりもレジストがなじみやすいという効果がある。
上述の効果は、原料ガスとしてTiClガス以外のハロゲン系原料ガスを用いる場合や、TIPTガス以外の有機系原料ガスを用いる場合、反応ガスとしてOガス以外のO含有ガスを用いる場合にも、同様に奏する。
<本発明の第2の実施の形態>
第1の実施形態では、有機系原料ガスであるTIPTガスとO含有ガスであるOガスを用いて第1のTiO膜を形成し、ハロゲン系原料ガスであるTiClガスとO含有ガスであるOガスを用いて第2のTiO膜を形成して、最終的なTiO膜を形成する例について説明した。第2の実施形態について、第1の実施形態と同様の部分については詳細な説明は省略し、第1の実施形態と異なる部分について以下に説明する。
本実施形態では、図5に示すように、ハロゲン系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップのサイクルを1サイクルとして順に時分割して行うサイクルをn1サイクル(n1は1以上の整数)行って第1のTiO膜を形成した後、有機系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップのサイクルを1サイクルとして順に時分割して行うサイクルをn2サイクル(n2は1以上の整数)行って第2のTiO膜を形成して、最終的なTiO膜を形成する。
本実施形態においては、引っ張り応力を有する無機系膜と圧縮応力を有する有機系膜とで構成されたラミネート膜の各々の膜の膜厚比を制御して形成することにより、ウエハ200上に、所望の応力値を有する膜を形成することが可能となる。例えば、得られる膜の応力値を最小限にするためには圧縮応力を有する有機系膜の応力値と、引っ張り応力を有する無機系膜の応力値とが等しくなるように、有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。所望の応力値として圧縮応力を有する膜を得るためには、圧縮応力を有する有機系膜の応力値の絶対値が大きくなるよう有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。所望の応力値として引っ張り応力を有する膜を得るためには、引っ張り応力を有する無機系膜の応力値の絶対値が大きくなるよう有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。また、引っ張り応力を有する無機系TiO膜である第1のTiO膜と圧縮応力を有する有機系TiO膜である第2のTiO膜とで構成されたラミネート膜の各々の膜の膜厚比を制御して形成することにより、ウエハ200上に、所望の応力値を有するTiO膜を形成することが可能となる。
また、本実施の形態において最終的に得られる膜は、第1の実施の形態と同様に無機系膜と有機系膜とで構成されたラミネート膜なので、図11,12で示したエッチングでは、膜の除去が均一に行えるという効果がある。
また、本実施の形態では、有機系原料ガスを用いて形成された有機系膜が外層になるが、有機系膜は疎水性(撥水性)を有するので、ブラッシュ洗浄において有利であるという効果がある。
上述の効果は、原料ガスとしてTiClガス以外のハロゲン系原料ガスを用いる場合や、TIPTガス以外の有機系原料ガスを用いる場合、反応ガスとしてOガス以外のO含有ガスを用いる場合にも、同様に奏する。
<本発明の第3の実施形態>
第1の実施形態と同様の部分については詳細な説明は省略し、第1の実施形態と異なる部分について以下に説明する。
本実施形態では、図6に示すように、有機系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、ハロゲン系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップを1サイクルとして順に時分割してn1サイクル(n1は1以上の整数)行うことにより、ウエハ200上にTiO膜を形成する。
本実施の形態では、ハロゲン系原料ガスを用いて形成された無機系膜が外層になるが、無機系膜は親水性を有するので、バッチ洗浄において有利であるという効果がある。また、親水性を有する無機系膜の方が、有機系膜よりもレジストがなじみやすいという効果がある。
<本発明の第4の実施形態>
第1の実施形態と同様の部分については詳細な説明は省略し、第1の実施形態と異なる部分について以下に説明する。
本実施形態では、図7に示すように、ハロゲン系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、有機系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップを1サイクルとして順に時分割してn1サイクル(n1は1以上の整数)行うことにより、ウエハ200上にTiO膜を形成する。
本実施の形態では、有機系原料ガスを用いて形成された有機系膜が外層になるが、有機系膜は疎水性(撥水性)を有するので、ブラッシュ洗浄において有利であるという効果がある。
<本発明の第5の実施形態>
第1の実施形態と同様の部分については詳細な説明は省略し、第1の実施形態と異なる部分について以下に説明する。
本実施形態では、有機系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップのサイクルを1サイクルとして順に時分割して行うサイクルをn1サイクル(n1は1以上の整数)行って第1のTiO膜を形成した後、ハロゲン系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップのサイクルを1サイクルとして順に時分割して行うサイクルをn2サイクル(n2は1以上の整数)行って第2のTiO膜を形成した後、有機系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップのサイクルを1サイクルとして順に時分割して行うサイクルをn3サイクル(n3は1以上の整数)行って第3のTiO膜を形成して、最終的なTiO膜を形成する。
本実施形態においては、圧縮応力を有する有機系膜、引っ張り応力を有する無機系膜、圧縮応力を有する有機系膜とで構成されたラミネート膜の各々の膜の膜厚比を制御して形成することにより、ウエハ200上に、所望の応力値を有する膜を形成することが可能となる。例えば、得られる膜の応力値を最小限にするためには圧縮応力を有する有機系膜の応力値と、引っ張り応力を有する無機系膜の応力値とが等しくなるように、有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。所望の応力値として圧縮応力を有する膜を得るためには、圧縮応力を有する有機系膜の応力値の絶対値が大きくなるよう有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。所望の応力値として引っ張り応力を有する膜を得るためには、引っ張り応力を有する無機系膜の応力値の絶対値が大きくなるよう有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。また、圧縮応力を有する有機系TiO膜である第1のTiO膜と引っ張り応力を有する無機系TiO膜である第2のTiO膜とで構成されたラミネート膜の各々の膜の膜厚比を制御して形成することにより、ウエハ200上に、所望の応力値を有するTiO膜を形成することが可能となる。
本実施の形態では、有機系原料ガスを用いて形成された有機系膜が外層になるが、有機系膜は疎水性(撥水性)を有するので、ブラッシュ洗浄において有利であるという効果がある。
また、本実施の形態において最終的に得られる膜は、有機系膜と無機系膜と有機系膜とで構成されたラミネート膜なので、図11,12で示したエッチングでは、膜の除去が均一に行えるという効果を奏する。
<本発明の第6の実施形態>
第1の実施形態と同様の部分については詳細な説明は省略し、第1の実施形態と異なる部分について以下に説明する。
本実施形態では、ハロゲン系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップのサイクルを1サイクルとして順に時分割して行うサイクルをn1サイクル(n1は1以上の整数)行って第1のTiO膜を形成した後、有機系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップのサイクルを1サイクルとして順に時分割して行うサイクルをn2サイクル(n2は1以上の整数)行って第2のTiO膜を形成した後、ハロゲン系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップのサイクルを1サイクルとして順に時分割して行うサイクルをn3サイクル(n3は1以上の整数)行って第3のTiO膜を形成して、最終的なTiO膜を形成する。
本実施形態においては、引っ張り応力を有する無機系膜、圧縮応力を有する有機系膜、引っ張り応力を有する無機系膜とで構成されたラミネート膜の各々の膜を膜厚比を制御して形成することにより、ウエハ200上に、所望の応力値を有する膜を形成することが可能となる。例えば、得られる膜の応力値を最小限にするためには圧縮応力を有する有機系膜の応力値と、引っ張り応力を有する無機系膜の応力値とが等しくなるように、有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。所望の応力値として圧縮応力を有する膜を得るためには、圧縮応力を有する有機系膜の応力値の絶対値が大きくなるよう有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。所望の応力値として引っ張り応力を有する膜を得るためには、引っ張り応力を有する無機系膜の応力値の絶対値が大きくなるよう有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。また、引っ張り応力を有する無機系TiO膜である第1のTiO膜と圧縮応力を有する有機系TiO膜である第2のTiO膜とで構成されたラミネート膜の各々の膜の膜厚比を制御して形成することにより、ウエハ200上に、所望の応力値を有するTiO膜を形成することが可能となる。
本実施の形態では、ハロゲン系原料ガスを用いて形成された無機系膜が外層になるが、無機系膜は親水性を有するので、バッチ洗浄において有利であるという効果がある。また、親水性を有する無機系膜の方が、有機系膜よりもレジストがなじみやすいという効果がある。
また、本実施の形態において最終的に得られる膜は、無機系膜と有機系膜と無機系膜とで構成されたラミネート膜なので、図11,12で示したエッチングでは、膜の除去が均一に行えるという効果を奏する。
各実施形態のように、各処理を所定回数行うことにより、膜がウエハ上に形成される。このとき、各サイクルを行う回数を制御することにより、最終的に形成される膜の応力値を所望の値とすることができる。
<本発明の第7の実施形態>
第1の実施形態と同様の部分については詳細な説明は省略し、第1の実施形態と異なる部分について以下に説明する。
本実施形態では、有機系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップのサイクルを1サイクルとして順に時分割して行うサイクルをn1サイクル(n1は1以上の整数)行って第1のTiO膜を形成するステップと、ハロゲン系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップのサイクルを1サイクルとして順に時分割して行うサイクルをn2サイクル(n2は1以上の整数)行って第2のTiO膜を形成するステップとを、1サイクルとしてn3サイクル(n3は1以上の整数)行って、最終的なTiO膜として第1のTiO膜と第2のTiO膜とのラミネート膜を形成する。好ましくは、n3は2以上の整数であり、第1のTiO膜と第2のTiO膜とを複数交互に積層する。
本実施形態においては、圧縮応力を有する有機系膜、引っ張り応力を有する無機系膜とで構成されたラミネート膜の各々の膜を膜厚比を制御して形成することにより、ウエハ200上に、所望の応力値を有する膜を形成することが可能となる。例えば、得られる膜の応力値を最小限にするためには圧縮応力を有する有機系膜の応力値と、引っ張り応力を有する無機系膜の応力値とが等しくなるように、有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。所望の応力値として圧縮応力を有する膜を得るためには、圧縮応力を有する有機系膜の応力値の絶対値が大きくなるよう有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。所望の応力値として引っ張り応力を有する膜を得るためには、引っ張り応力を有する無機系膜の応力値の絶対値が大きくなるよう有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。また、圧縮応力を有する有機系TiO膜である第1のTiO膜と引っ張り応力を有する無機系TiO膜である第2のTiO膜とで構成されたラミネート膜の各々の膜の膜厚比を制御して形成することにより、ウエハ200上に、所望の応力値を有するTiO膜を形成することが可能となる。
本実施形態においては、有機系膜と無機系膜とを複数交互に積層するため、最終的に得られるラミネート膜の各々の膜厚をより制御しやすくなる。
本実施の形態では、ハロゲン系原料ガスを用いて形成された無機系膜が外層になるが、無機系膜は親水性を有するので、バッチ洗浄において有利であるという効果がある。また、親水性を有する無機系膜の方が、有機系膜よりもレジストがなじみやすいという効果がある。
また、本実施の形態において最終的に得られる膜は、有機系膜と無機系膜と有機系膜とで構成されたラミネート膜なので、図11,12で示したエッチングでは、膜の除去が均一に行えるという効果がある。
<本発明の第8の実施形態>
第1の実施形態と同様の部分については詳細な説明は省略し、第1の実施形態と異なる部分について以下に説明する。
本実施形態では、ハロゲン系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップのサイクルを1サイクルとして順に時分割して行うサイクルをn1サイクル(n1は1以上の整数)行って第1のTiO膜を形成するステップと、有機系原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップのサイクルを1サイクルとして順に時分割して行うサイクルをn2サイクル(n2は1以上の整数)行って第2のTiO膜を形成するステップとを、1サイクルとしてn3サイクル(n3は1以上の整数)行って、最終的なTiO膜として第1のTiO膜と第2のTiO膜とのラミネート膜を形成する。好ましくは、n3は2以上の整数であり、第1のTiO膜と第2のTiO膜とを複数交互に積層する。好ましくは、n3は2以上の整数であり、第1のTiO膜と第2のTiO膜とを複数交互に積層する。
本実施形態においては、引っ張り応力を有する無機系膜、圧縮応力を有する有機系膜とで構成されたラミネート膜の各々の膜を膜厚比を制御して形成することにより、ウエハ200上に、所望の応力値を有する膜を形成することが可能となる。例えば、得られる膜の応力値を最小限にするためには圧縮応力を有する有機系膜の応力値と、引っ張り応力を有する無機系膜の応力値とが等しくなるように、有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。所望の応力値として圧縮応力を有する膜を得るためには、圧縮応力を有する有機系膜の応力値の絶対値が大きくなるよう有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。所望の応力値として引っ張り応力を有する膜を得るためには、引っ張り応力を有する無機系膜の応力値の絶対値が大きくなるよう有機系膜と無機系膜との膜厚比を制御する。
本実施形態においては、無機系膜と有機系膜とを複数交互に積層するため、最終的に得られるラミネート膜の各々の膜厚をより制御しやすくなる。
本実施の形態では、ハロゲン系原料ガスを用いて形成された無機系膜が外層になるが、無機系膜は親水性を有するので、バッチ洗浄において有利であるという効果がある。また、親水性を有する無機系膜の方が、有機系膜よりもレジストがなじみやすいという効果がある。
また、本実施の形態において最終的に得られる膜は、無機系膜と有機系膜とで構成されたラミネート膜なので、図11,12で示したエッチングでは、膜の除去が均一に行えるという効果がある。
<本発明の他の実施形態>
上述の各実施形態は、適宜組み合わせて用いることができる。さらに、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
上述の実施形態では、金属元素としてTiを用いる例について説明した。本発明は上述の態様に限定されず、Ti以外の元素として、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、タンタル(Ta)等の元素を含む膜を形成する場合にも好適に適用可能である。
例えば、適用可能な膜としては、ジルコニウム酸化膜(ZrO)、ハフニウム酸化膜(HfO)、アルミニウム酸化膜(Al)、タングステン酸化膜(WO)、タンタル酸化膜(Ta)等が挙げられる。
ハロゲン系原料ガスとしては、例えば、TiClの他に、四フッ化チタニウム(TiF)、四塩化ジルコニウム(ZrCl)、四フッ化ジルコニウム(ZrF)、四塩化ハフニウム(HfCl)、四フッ化ハフニウム(HfF)、三塩化アルミニウム(AlCl)、三フッ化アルミニウム(AlF)、六塩化タングステン(WCl)、六フッ化タングステン(WF)、五塩化タンタル(TaCl)、五フッ化タンタル(TaF)等を用いることも可能である。
有機系原料ガスとしては、例えば、TIPTの他に、クロロトリ(N−エチルメチルアミノ)チタン(Ti[N(CH)CHCHCl、略称TIA)、テトラキスジエチルアミノチタン(Ti[N(CHCH、略称TDEAT)、テトラキスジメチルアミノチタン(Ti[N(CH、略称TDMAT)、テトラキスエチルメチルアミノジルコニウム(Zr[N(CH)CHCH、略称TEMAZ)、テトラキスジメチルアミノジルコニウム(Zr[N(CH、略称TDMAZ)、テトラキスジエチルアミノジルコニウム(Zr[N(C)、略称TDEAZ)、トリスジメチルアミノシクロペンタジエニルジルコニウム((C)Zr[N(CH))、テトラキスエチルメチルアミノハフニウム(Hf[N(CH)CHCH、略称TEMAH)、テトラキスジメチルアミノハフニウム(Hf[N(CH、略称TDMAH)、テトラキスジエチルアミノハフニウム(Hf[N(C)、略称TDEAH)、トリメチルアルミニウム((CHAl)、略称TMA)、ビス(ターシャリブチルイミノ)ビス(ターシャリブチルアミノ)タングステン((CNH)W(CN)、)、タングステンヘキサカルボニル(W(CO))、ペンタエトキシタンタル(Ta(OC、略称PET)、トリスエチルメチルアミノターシャリーブチルイミノタンタル(Ta[NC(CH][N(C)CH、略称TBTEMT)、(ターシャリーアミルイミド)トリス(ジメチルアミノ)タンタル(Ta[NC(CH)][N(CH3)]、略称TAIMAITA)等を用いることも可能である。
反応ガスとしては、例えば、Oの他に、プラズマ励起した酸素(O)、水蒸気(HO)、過酸化水素(H)、亜酸化窒素(NO)、プラズマ励起したO+Hの混合ガス等を用いることも可能である。
また、上述の実施形態では、不活性ガスとして、Nガスを用いる例について説明しているが、これに限らず、Arガス、Heガス、Neガス、Xeガス等の希ガスを用いてもよい。
また、上述の各実施形態では、ウエハ200上にレジストが形成された後にTiO膜を形成する場合について説明しているが、当該レジストの形成前にウエハ200をTiO膜の結晶化温度以下、例えば80〜150℃でアニール処理を行ってもよい。当該アニール処理を行うことにより、ウエハ200のひずみが解消され、その後形成されるTiO膜にウエハ200のひずみに起因する応力が作用することを防止できる。
上述の実施の形態では、一度に複数枚の基板を処理するバッチ式の縦型装置である基板処理装置であって、1つの反応管内に処理ガスを供給するノズルが立設され、反応管の下部に排気口が設けられた構造を有する処理炉を用いて成膜する例について説明したが、他の構造を有する処理炉を用いて成膜する場合にも本発明を適用可能である。例えば、同心円状の断面を有する2つの反応管(外側の反応管をアウタチューブ、内側の反応管をインナチューブと称する)を有し、インナチューブ内に立設されたノズルから、アウタチューブの側壁であって基板を挟んでノズルと対向する位置(線対称の位置)に開口する排気口へ処理ガスが流れる構造を有する処理炉を用いて成膜する場合にも本発明を適用可能である。また、処理ガスはインナチューブ内に立設されたノズルから供給されるのではなく、インナチューブの側壁に開口するガス供給口から供給されるようにしてもよい。このとき、アウタチューブに開口する排気口は、処理室内に積層して収容された複数枚の基板が存在する高さに応じて開口していてもよい。また、排気口の形状は穴形状であってもよいし、スリット形状であってもよい。
また、上述の実施の形態では、一度に複数枚の基板を処理するバッチ式の縦型装置である基板処理装置を用いて成膜する例について説明したが、本発明はこれに限定されず、一度に1枚または数枚の基板を処理する枚葉式の基板処理装置を用いて成膜する場合にも、好適に適用できる。また、上述の実施形態では、ホットウォール型の処理炉を有する基板処理装置を用いて薄膜を成膜する例について説明したが、本発明はこれに限定されず、コールドウォール型の処理炉を有する基板処理装置を用いて薄膜を成膜する場合にも、好適に適用できる。これらの場合においても、処理条件は、例えば上述の実施形態と同様な処理条件とすることができる。
例えば、図8に示す処理炉302を備えた基板処理装置を用いて膜を形成する場合にも、本発明は好適に適用できる。処理炉302は、処理室301を形成する処理容器303と、処理室301内にガスをシャワー状に供給するシャワーヘッド303sと、1枚または数枚のウエハ200を水平姿勢で支持する支持台317と、支持台317を下方から支持する回転軸355と、支持台317に設けられたヒータ307と、を備えている。シャワーヘッド303sのインレット(ガス導入口)には、上述の原料ガスを供給するガス供給ポート332aと、上述の反応ガスを供給するガス供給ポート332bと、が接続されている。ガス供給ポート332aには、上述の実施形態の原料ガス供給系と同様の原料ガス供給系が接続されている。ガス供給ポート332bには、上述の実施形態の反応ガス供給系と同様の反応ガス供給系が接続されている。シャワーヘッド303sのアウトレット(ガス排出口)には、処理室301内にガスをシャワー状に供給するガス分散板が設けられている。処理容器303には、処理室301内を排気する排気ポート331が設けられている。排気ポート331には、上述の実施形態の排気系と同様の排気系が接続されている。
また例えば、図9に示す処理炉402を備えた基板処理装置を用いて膜を形成する場合にも、本発明は好適に適用できる。処理炉402は、処理室401を形成する処理容器403と、1枚または数枚のウエハ200を水平姿勢で支持する支持台417と、支持台417を下方から支持する回転軸455と、処理容器403のウエハ200に向けて光照射を行うランプヒータ407と、ランプヒータ407の光を透過させる石英窓403wと、を備えている。処理容器403には、上述の原料ガスを供給するガス供給ポート432aと、上述の反応ガスを供給するガス供給ポート432bと、が接続されている。ガス供給ポート432aには、上述の実施形態の原料ガス供給系と同様の原料ガス供給系が接続されている。ガス供給ポート432bには、上述の実施形態の反応ガス供給系と同様の反応ガス供給系が接続されている。処理容器403には、処理室401内を排気する排気ポート431が設けられている。排気ポート431には、上述の実施形態の排気系と同様の排気系が接続されている。
ランプヒータ407は、例えば水銀の輝線発光を利用して紫外光(UV)を発生させる水銀ランプであってもよい。さらに、石英管の内邪に、水銀と金属の合金であるアマルガム(amalgam)をコーティングしたランプであってもよい。また、ランプヒータ407としては、複数の直管型の水銀ランプが互いに並行に配列されていてもよく、複数のU字型の水銀ランプが互いに並行に配列されていてもよく、馬蹄形状の水銀ランプを用いてもよい。
また、例えば、図10に示す基板処理装置900を基板処理装置10の代わりに用いることも可能である。基板処理装置900は、ゲートバルブ644を介して基板を搬送するための搬送室700と接続された基板公転処理室470を有する。基板公転処理室470は、ウエハ入れ替えドメイン471と、ガス暴露ドメイン472と、パージドメイン473と、UV処理ドメイン474と、パージドメイン475とを備えている。UV処理ドメイン474に設けられたランプヒータ407は、水銀ランプ等の紫外線源である。
基板公転処理室470では、ウエハ入れ替えドメイン471、ガス暴露ドメイン472、パージドメイン473、UV処理ドメイン474、パージドメイン475の順に基板を公転させる機構として、ターンテーブル479を備えている。搬送室700及びゲートバルブ644を介してターンテーブル479上に基板であるウエハ200を載せ、ターンテーブル479を時計回り方向に回転させることで、ウエハ入れ替えドメイン471、ガス暴露ドメイン472、パージドメイン473、UV処理ドメイン474、パージドメイン475の順にウエハ200を搬送する。ターンテーブル479を備える基板公転処理室470全体が一つの処理系を構成している。ウエハ入れ替えドメイン471、ガス暴露ドメイン472、パージドメイン473、UV処理ドメイン474およびパージドメイン475間は、それぞれガスによる仕切りで仕切られている。
この形式では、ガス暴露ドメイン472における、ウエハ200を成膜用のガスに暴露することによる薄膜の形成と、UV処理ドメイン474における薄膜への紫外光照射とを交互に実施することができる。なお、基板を公転させながら、基板を自転させる機構を併用することも問題ない。
これらの基板処理装置を用いる場合においても、上述の実施形態や変形例と同様なシーケンス、処理条件にて成膜を行うことができる。
これらの各種薄膜の形成に用いられるプロセスレシピ(処理手順や処理条件等が記載されたプログラム)は、基板処理の内容(形成する薄膜の膜種、組成比、膜質、膜厚、処理手順、処理条件等)に応じて、それぞれ個別に用意する(複数用意する)ことが好ましい。そして、基板処理を開始する際、基板処理の内容に応じて、複数のプロセスレシピの中から、適正なプロセスレシピを適宜選択することが好ましい。具体的には、基板処理の内容に応じて個別に用意された複数のプロセスレシピを、電気通信回線や当該プロセスレシピを記録した記録媒体(外部記憶装置123)を介して、基板処理装置が備える記憶装置121c内に予め格納(インストール)しておくことが好ましい。そして、基板処理を開始する際、基板処理装置が備えるCPU121aが、記憶装置121c内に格納された複数のプロセスレシピの中から、基板処理の内容に応じて、適正なプロセスレシピを適宜選択することが好ましい。このように構成することで、1台の基板処理装置で様々な膜種、組成比、膜質、膜厚の薄膜を汎用的に、かつ、再現性よく形成できるようになる。また、オペレータの操作負担(処理手順や処理条件等の入力負担等)を低減でき、操作ミスを回避しつつ、基板処理を迅速に開始できるようになる。
また、本発明は、例えば、既存の基板処理装置のプロセスレシピを変更することでも実現できる。プロセスレシピを変更する場合は、本発明に係るプロセスレシピを電気通信回線や当該プロセスレシピを記録した記録媒体を介して既存の基板処理装置にインストールしたり、また、既存の基板処理装置の入出力装置を操作し、そのプロセスレシピ自体を本発明に係るプロセスレシピに変更したりすることも可能である。
以下、本発明の望ましい形態について付記する。
〔付記1〕
本発明の一態様によれば、
(a)基板に対して、第1の元素を含む有機系原料ガスおよび第2の元素を含む反応ガスを供給して、基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、圧縮応力を有する膜を形成する工程と、
(b)前記基板に対して、前記第1の元素を含む無機系原料ガスおよび前記反応ガスを供給して、前記基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、引っ張り応力を有する膜を形成する工程と、
を行うことにより、前記基板上に、所望の応力値を有する膜を形成する半導体装置の製造方法、または基板処理方法が提供される。
〔付記2〕
付記1に記載の方法であって、好ましくは、
前記圧縮応力を有する膜の膜厚と、前記引っ張り応力を有する膜の膜厚との比を制御することにより、前記基板上に、所望の応力値を有する膜の応力値を制御する。
〔付記3〕
付記2に記載の方法であって、好ましくは、
圧縮応力を有する膜の膜厚をt、引っ張り応力を有する膜の膜厚をt、全体膜厚をt、圧縮応力を有する膜の応力をσ、引っ張り応力を有する膜の応力をσ、所望の応力の値をσとする場合、各膜の膜厚は下記の式を満たすような膜厚とする。
〔付記4〕
付記3に記載の方法であって、好ましくは、
σ=0となるよう前記圧縮応力を有する膜の膜厚と、前記引っ張り応力を有する膜の膜厚との比を制御する。
〔付記5〕
付記1〜4のいずれかに記載の方法であって、好ましくは、
前記無機系原料ガスはハロゲン基を含むハロゲン系原料ガスである。
〔付記6〕
付記5に記載の方法であって、好ましくは、
前記ハロゲン系原料ガスはクロロ基を含む。
〔付記7〕
付記1〜6のいずれかに記載の方法であって、好ましくは、
前記第1の元素は金属元素であって、前記有機系原料ガスは有機系金属含有ガスであり、前記無機系原料ガスは無機系金属含有ガスである。
〔付記8〕
付記7に記載の方法であって、好ましくは、
前記金属元素は、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、タンタル(Ta)のいずれかである。
〔付記9〕
付記1〜8のいずれかに記載の方法であって、好ましくは、
前記第2の元素は酸素(O)であり、前記反応ガスは酸素含有ガスである。
〔付記10〕
付記9に記載の方法であって、好ましくは、
前記酸素含有ガスは、オゾン(O)、プラズマ励起した酸素(O)、水蒸気(HO)、過酸化水素(H)、亜酸化窒素(NO)、プラズマ励起したO+Hの混合ガスのいずれかである。
〔付記11〕
付記1〜10のいずれかに記載の方法であって、好ましくは、
(a)前記圧縮応力を有する膜を形成する工程は、
前記基板に対して、前記有機系原料ガスを供給し除去する工程と、
前記基板に対して、前記反応ガスを供給し除去する工程と、
を時分割して(非同期、間欠的、パルス的に)行う工程を有し、
(b)前記引っ張り応力を有する膜を形成する工程は、
前記基板に対して、前記無機系原料ガスを供給し除去する工程と、
前記基板に対して、前記反応ガスを供給し除去する工程と、
を時分割して(非同期、間欠的、パルス的に)行う工程を有し、
前記(a)と(b)とを時分割して(非同期、間欠的、パルス的に)行うことにより、前記基板上に前記所望の応力値を有する膜を形成する。
〔付記12〕
付記11に記載の方法であって、好ましくは、
前記(a) 圧縮応力を有する膜を形成する工程と前記(b)引っ張り応力を有する膜を形成する工程を各1回ずつ行う。
〔付記13〕
付記12に記載の方法であって、好ましくは、
前記(a)圧縮応力を有する膜を形成する工程を行った後、前記(b)引っ張り応力を有する膜を形成する工程を行う。
〔付記14〕
付記12に記載の方法であって、好ましくは、
前記(b)引っ張り応力を有する膜を形成する工程を行った後、前記(a)圧縮応力を有する膜を形成する工程を行う。
〔付記15〕
付記11に記載の方法であって、好ましくは、
前記(a)圧縮応力を有する膜を形成する工程と前記(b)引っ張り応力を有する膜を形成する工程を交互に複数回行う。
〔付記16〕
付記1〜13、15のいずれかに記載の方法であって、前記基板上に前記所望の応力値を有する膜の最表面を、前記引っ張り応力を有する膜とする。
〔付記17〕
付記5〜12、14、15のいずれかに記載の方法であって、前記基板上に前記所望の応力値を有する膜の最表面を、前記圧縮応力を有する膜とする。
〔付記18〕
付記16又は付記17に記載の方法であって、前記基板の洗浄方法に応じて、前記基板上に前記所望の応力値を有する膜の最表面に形成する膜を変える。
〔付記19〕
付記18に記載の方法であって、バッチ洗浄の場合は、前記基板上に前記所望の応力値を有する膜の最表面を、前記有機系原料ガスを前記基板に対して供給して形成された前記圧縮応力を有する膜とし、ブラッシュ洗浄の場合は、前記基板上に前記所望の応力値を有する膜の最表面を、前記無機系原料ガスを前記基板に対して供給して形成された前記圧縮応力を有する膜とする。
〔付記20〕
付記1〜19のいずれかに記載の方法であって、
さらに、前記基板上に形成された前記所望の応力値を有する膜を前記所望の応力値を有する膜の結晶化温度以下の温度で熱処理する工程を有する。
〔付記21〕
付記1〜20のいずれかに記載の方法であって、
前記基板として、レジストパターンが形成された基板を用い、前記基板上に形成されたレジストパターン上に前記所望の応力値を有する膜を形成する。
〔付記22〕
付記21に記載の方法であって、前記所望の応力値を有する膜を形成する際は、前記基板の温度を室温以上100℃以下に維持する。
〔付記23〕
基板上に、圧縮応力を有する膜を形成する工程と、
前記基板上に、主たる構成元素が前記圧縮応力を有する膜と同じであり、引っ張り応力を有する膜を形成する工程と、
を有し、
前記圧縮応力と前記引っ張り応力の値のバランスを制御することにより、前記基板上に所望の応力値を有する膜を形成する半導体装置の製造方法または基板処理方法。
〔付記24〕
付記1〜23のいずれかに記載の方法であって、
前記基板として、レジストパターンが形成された基板を用い、前記基板上に形成されたレジストパターン上に前記所望の応力値を有する膜を形成する。
〔付記25〕
基板上の一部の領域に第1のレジストパターンを形成する工程と、
前記レジストパターンが形成された基板上に、所望の応力値を有する膜を形成する工程であって、前記基板に対して、第1の元素を含む有機系原料ガスおよび第2の元素を含む反応ガスを供給して、基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、圧縮応力を有する膜を形成する工程と、
前記基板に対して、前記第1の元素を含む無機系原料ガスおよび前記反応ガスを供給して、前記基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、引っ張り応力を有する膜を形成する工程と、を含む所望の応力値を有する膜を形成する工程と、
前記第1のレジストパターンが形成されていない部位に第2のレジストパターンを形成する工程と、
を有するダブルパターニング方法。
〔付記26〕
基板を収容する処理室と、
前記基板に対して、第1の元素を含む有機系原料ガス、前記第1の元素を含む無機系原料ガスおよび第2の元素を含む反応ガスを供給するガス供給系と、
前記ガス供給系を制御して、前記処理室に収容された基板に対して、前記有機系原料ガスおよび前記反応ガスを供給して、前記基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、圧縮応力を有する膜を形成する処理と、前記基板に対して、前記無機系原料ガスおよび前記反応ガスを供給して、前記基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、引っ張り応力を有する膜を形成する処理と、を行うことにより、前記基板上に、所望の応力値を有する膜を形成するよう構成される制御部と、
を有する基板処理装置。
〔付記27〕
基板を収容する第1の処理室と、
前記第1の処理室に、第1の元素を含む有機系原料ガスおよび第2の元素を含む反応ガスを供給する第1のガス供給系と、
基板を収容する第2の処理室と、
前記第2の処理室に、第1の元素を含む無機系原料ガスおよび前記反応ガスを供給する第2のガス供給系と、
前記第1のガス供給系および前記第2のガス供給系を制御して、前記第1の処理室に収容された基板に対して、前記有機系原料ガスおよび前記反応ガスを供給して、前記基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、圧縮応力を有する膜を形成する処理と、前記第2の処理室に収容された前記基板に対して、前記無機系原料ガスおよび前記反応ガスを供給して、前記基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、引っ張り応力を有する膜を形成する処理と、を行うことにより、前記基板上に、所望の応力値を有する膜を形成するよう構成される制御部と、
を有する基板処理装置。
〔付記28〕
コンピュータに、
基板に対して、第1の元素を含む有機系原料ガスおよび第2の元素を含む反応ガスを供給して、基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、圧縮応力を有する膜を形成する手順と、
前記基板に対して、前記第1の元素を含む無機系原料ガスおよび前記反応ガスを供給して、前記基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、引っ張り応力を有する膜を形成する手順と、
を実行させることにより、前記基板上に、所望の応力値を有する膜を形成するための基板処理用プログラム、または該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上のように、本発明は、例えば、半導体装置の製造方法、半導体ウエハやガラス基板等の基板を処理する基板処理装置等に利用することができる。
10・・・基板処理装置
121・・・コントローラ
200・・・ウエハ
201・・・処理室
202・・・処理炉
310,320,330・・・ガス供給管
312,322,332・・・MFC
314,324,334・・・バルブ
410,420,430・・・ノズル

Claims (6)

  1. 前記圧縮応力を有する膜を形成する工程は、
    前記基板に対して、前記有機系原料ガスを供給し除去する工程と、
    前記基板に対して、前記反応ガスを供給し除去する工程と、
    を時分割して行う工程を有し、
    前記引っ張り応力を有する膜を形成する工程は、
    前記基板に対して、前記無機系原料ガスを供給し除去する工程と、
    前記基板に対して、前記反応ガスを供給し除去する工程と、
    を時分割して行う工程を有し、
    前記圧縮応力を有する膜を形成する工程と前記引っ張り応力を有する膜を形成する工程とを交互に複数回行うことにより、前記基板上に前記所望の応力値を有する膜を形成する工程を有する請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  2. 基板を収容する処理室と、
    前記基板に対して、第1の元素を含む有機系原料ガス、前記第1の元素を含む無機系原料ガスおよび第2の元素を含む反応ガスを供給するガス供給系と、
    前記ガス供給系を制御して、前記処理室に収容された基板に対して、前記有機系原料ガスおよび前記反応ガスを供給して、前記基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、圧縮応力を有する膜を形成する処理と、前記基板に対して、前記無機系原料ガスおよび前記反応ガスを供給して、前記基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、引っ張り応力を有する膜を形成する処理と、を行い、前記圧縮応力を有する膜の膜厚と、前記引っ張り応力を有する膜の膜厚との比を制御することにより、前記基板上に所望の応力値を有する膜を形成させるよう構成される制御部と、
    を有する基板処理装置。
  3. 基板処理装置の処理室内の基板に対して、第1の元素を含む有機系原料ガスおよび第2の元素を含む反応ガスを供給して、基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、圧縮応力を有する膜を形成する手順と、
    前記基板に対して、前記第1の元素を含む無機系原料ガスおよび前記反応ガスを供給して、前記基板上に、前記第1の元素および前記第2の元素を含み、引っ張り応力を有する膜を形成する手順と、
    を実行させ、前記圧縮応力を有する膜の膜厚と、前記引っ張り応力を有する膜の膜厚との比を制御することにより、前記基板上に、所望の応力値を有する膜を形成する手順をコンピュータにより基板処理装置に実行させるプログラム。
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