JP4392936B2 - Sanitary napkin - Google Patents

Description

Translated fromJapanese

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィット性及び液漏れ防止性に優れた吸収性物品に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
弾性部材を伸張させその収縮力によって吸収性物品の表面を凸型形状とし、着用者の身体へのフィット性を向上させようとする吸収性物品が提案されている。例えば、特表平９−５０７０３３号公報には、衛生ナプキンにおける吸収コアの非肌当接面側に、ナプキン幅方向に伸張させた状態の弾性部材を固定し、該弾性部材の収縮によりナプキンの表面を凸型形状とした技術が開示されている。このナプキンにおいては、吸収コアのみで凸型形状を形成している。着用者の動きに対して吸収コア自身が凸型形状を安定に保つ為には、吸収コアの剛性を高くすることが必要である。しかし、剛性が高過ぎてしまうと、着用者の身体への吸収コアの追随性が悪くなり、フィット性が低下してしまう。即ち、吸収コア自身で凸型形状を安定に保つことと、着用者の身体への追随性を向上させることは、相反する事象となる。
【０００３】
特開平１１−３１３８５１号公報には、吸液性コアの非肌当接面側に、該吸液性コアよりも高い曲げ剛性を有する裏打ちシートを配し、該裏打ちシートと弾性部材とを組み合わせて、吸収性物品の内部に逆Ｖ字型の空間を形成した生理用ナプキンが開示されている。前記裏打ちシートは、不織布、プラスチックフィルム、開孔プラスチックフィルム等のシート材料からなり、吸液性コアよりも剛性の高いものである。従って、該裏打ちシートを用いれば前記空間は形成可能となるが、これと同時に高い剛性はシートの柔軟性や可撓性を低下させる原因ともなる。その結果、着用者の排泄部とナプキンとの間に隙間が出来易くなったり、或いはナプキンの装着感が悪化し易くなってしまう。
【０００４】
従って、本発明は、着用者の動きに対し常に排泄部にフィットして液漏れを効果的に防止し得る吸収性物品を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液透過性の表面層、液不透過性の裏面層及び該表面層と該裏面層との間に介在する液保持性の吸収層を有する生理用ナプキンにおいて、
前記吸収層と前記裏面層との間に折曲回復性を有する隆起部形成シートが配されており、該隆起部形成シートの両側部が、幅方向に伸張された状態の隆起部形成弾性部材にそれぞれ固定され、該隆起部形成弾性部材の収縮状態において前記隆起部形成シートが前記表面層側に隆起して前記生理用ナプキンの幅方向略中央部に凸状の隆起部が形成されており、
前記隆起部形成シートには、折曲のための可撓軸が該隆起部形成シートの長手方向に沿って複数形成されており、
前記隆起部形成シートが、熱可塑性樹脂からなる不織布又は発泡体から構成されている同種又は異種の二枚のシートを含み、折曲のための前記可撓軸が該隆起部形成シートの長手方向に沿って複数形成されるようにエンボス加工が施され、前記二枚のシートが多数の密着部によって接合されて前記可撓軸が形成されていると共に該密着部の間に両者が離間した非密着部が存しており、前記隆起部形成シートの坪量が３０〜５００ｇ／ｃｍ²であり、
また、前記隆起部の周囲に、前記表面層、前記吸収層、前記隆起部形成シート及び前記隆起部形成弾性部材が一体的に圧密化されて液の吸収が可能な閉じた構造の防漏溝が形成されており、
閉じた構造の前記防漏溝は、略半円状の前方溝と、生理用ナプキンの長手方向に沿う中心線の方向に湾曲した形状の中央溝と、細長の楕円形を短径部分で切断した形状の後方溝とから構成されており、
前記隆起部の位置における厚みＴが、４９０Ｐａ荷重下において５〜２０ｍｍで且つ４９０３Ｐａ荷重下において３〜１０ｍｍであり、４９０Ｐａ荷重下における厚みと４９０３Ｐａ荷重下における厚みとの比（前者／後者）が１．５〜４である生理用ナプキンを提供することにより前記目的を達成したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図１には、本発明の吸収性物品の一実施形態としての生理用ナプキンを、トップシート側から見た平面図が示されており、図２には、図１におけるII−II線断面図が示されている。
【０００７】
図１に示す生理用ナプキン１は、縦長の形状をしており、液透過性の表面層を構成するトップシート２、液不透過性の裏面層を構成するバックシート３及びトップシート２とバックシート３との間に介在する液保持性の吸収層４を有している。バックシート３の外面には、ナプキン１を着用者の着衣に固定するための粘着剤層９，９が形成されている。以上の部材としては、従来のナプキンに用いられているものと同様のものを用いることができる。
【０００８】
吸収層４とバックシート３との間には、矩形状の隆起部形成シート５が配されている。隆起部形成シート５は、ナプキン１の長手方向中央部よりも前方に偏倚した位置に配されている。隆起部形成シート５は、吸収層４の下面に当接しており、吸収層４の下面に間欠的に接合固定されている。隆起部形成シート５の下面における左右両側部は、同様に矩形状のシートからなる隆起部形成弾性部材６の上面における左右両側部に接合固定されている。隆起部形成弾性部材６の下面における左右両側部は、バックシート３の上面にそれぞれ接合固定されている。この接合位置は、隆起部形成シート５と隆起部形成弾性部材６との接合位置にほぼ対向している。隆起部形成弾性部材６は、その幅方向に伸張された状態で隆起部形成シート５に接合固定されている。また隆起部形成弾性部材６は、その自由状態（弛緩状態）でバックシート３と接合固定されている。更に、隆起部形成シート５と隆起部形成弾性部材６との接合位置において、これらの部材と共に吸収層４及びトップシート２が、一体的に接合固定されていると共に圧密化されている。そして、本実施形態のナプキン１においては、その自由状態（弛緩状態）において、隆起部形成弾性部材６が収縮した状態となっており、これによって隆起部形成シート５がトップシート２側に隆起する。その結果、ナプキン１の幅方向略中央部で且つ長手方向中央部よりも前方に偏倚した位置に、凸状の隆起部７が形成されている。
【０００９】
隆起部７は、着用者の排泄部にフィットし得る形状であれば、その形状に特に制限はなく、例えば逆Ｕ字状及び逆Ｖ字状等の形状が挙げられる。
【００１０】
隆起部形成シート５としては、隆起部７の凸状形状を安定的に保持し得るもの、例えば、熱可塑性樹脂からなる不織布や発泡体等が挙げられる。該不織布は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン等の合成樹脂からなる繊維、及びこれらの樹脂の二種の組み合わせからなる芯鞘型やサイド・バイ・サイド型の複合繊維等から構成される。また該発泡体は、ポリエチレン、酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリブタジエン等から構成される。
【００１１】
隆起部形成シート５は、適度な剛性、折曲回復性及び柔軟性を有していることが好ましい。隆起部形成シート５にこのような特性を付与する方法としては、前述した樹脂から構成される不織布又は発泡体に、熱エンボス等を用いて部分的に熱圧縮成形を施せばよい。特に、折曲に対する可撓軸が隆起部形成シート５の長手方向に沿って形成されるように、前記熱圧縮成形を施す。
【００１２】
前記熱圧縮成形のパターンとしては、図３（ａ）に示す直線状パターン、図３（ｂ）に示す波線状パターンが例示される。
【００１３】
特に、剛性、折曲回復性及び柔軟性が一層良好になる点から、図２に示すように、隆起部形成シート５が、同種又は異種の二枚のシート５ａ，５ｂから構成されており、両シート５ａ，５ｂが多数の密着部５１によって接合されていると共に該密着部５１の間に両者が離間した非密着部５２が存するシートを用いる。このような隆起部形成シート５は、例えばスチールマッチエンボス加工によって製造できる。更に、図２に示す隆起部形成シート５において、両シート５ａ，５ｂ間にこれらのシートと異種のシートが介在しており、密着部５１においては三者が密着して圧密化状態となっており、非密着部５２においては三者が非圧密化状態となっているシートを用いることも好ましい。
【００１４】
適度な剛性、折曲回復性及び柔軟性を有する隆起部形成シート５としては、前述のものの他に、二次元状又は三次元状に捲縮した芯鞘型やサイド・バイ・サイド型の複合繊維をエアレイド法により堆積させて繊維ウエブを形成し、該繊維ウエブにおける構成繊維の交絡点を熱風によって融着させて形成されたサクションヒートボンド不織布も好ましく用いられる。このサクションヒートボンド不織布を構成する前記複合繊維は、５〜１５ｍｍ程度の短繊維であることが好ましい。
【００１５】
隆起部形成シート５は、隆起部７の凸状形状の保持、及び着用者の身体への隆起部７のフィット性向上の点から、その坪量が３０〜５００ｇ／ｍ²であり、好ましくは５０〜３００ｇ／ｍ²である。また、隆起部形成シート５は、その厚みが４９０Ｐａ（５ｇｆ／ｃｍ²）荷重下において０．３〜５ｍｍ、特に０．５〜３ｍｍであることが、隆起部７の安定形成、装着中のナプキン１の違和感防止、隆起部７の可撓性及び柔軟性の点で好ましい。
【００１６】
隆起部形成シート５は、その曲げ剛性が２×１０^-3〜５×１０^-2ｇｆ・ｃｍ²／ｃｍ、特に３×１０^-3〜２×１０^-2ｇｆ・ｃｍ²／ｃｍであることが、隆起部７の安定形成、装着中のナプキン１の違和感防止、隆起部７の可撓性及び柔軟性、並びに装着中のナプキン１の身体への追随性の点で好ましい。
【００１７】
更に、隆起部形成シート５は、その折曲回復力が、１×１０^-3〜２．５×１０^-2ｇｆ・ｃｍ／ｃｍ、特に２×１０^-3〜２×１０^-2ｇｆ・ｃｍ／ｃｍであることが、装着中に着用者の歩行等の動作に起因してナプキン１の幅方向から圧縮が加わった場合に身体への追随性が良好になる点、及び装着中のナプキン１の違和感を防止する点から好ましい。
【００１８】
前記曲げ剛性及び前記折曲回復力は次のように測定される。測定にはカトーテック製のＫＥＳ−ＦＢ２（商品名）を用いる。隆起部形成シート５を、吸収性物品の長手方向に相当する方向に長さ２０ｍｍ、吸収性物品の幅方向に相当する方向に４０ｍｍ切りだし、測定サンプルとする。測定サンプルの長手方向（２０ｍｍ）の両サイドをチャックに固定し（チャック間距離約１ｃｍ）、曲率加速度（曲げ変形速度）０．５ｃｍ^-1／ｓｅｃで、曲率２．５ｃｍ^-1まで曲げ変形させた後、同じ速度で元の状態に回復させる。曲げ変形時における曲率０．５ｃｍ^-1時の曲げモーメントＭ１及び曲率１．５ｃｍ^-1時の曲げモーメントＭ２を求め、曲率０．５ｃｍ^-1から曲率１．５ｃｍ^-1まで変形するのに要する曲げモーメントを以下の式（１）から求め、この値を曲げ剛性とする。
曲げ剛性＝Ｍ２−Ｍ１ （１）
折曲回復力は次のように測定される。曲げ剛性と同様の測定法にて、前記測定サンプルを曲率２．５ｃｍ^-1まで曲げ変形させた後、元の状態に回復させる過程で曲率１．５ｃｍ^-1まで回復した時の曲げ回復モーメントＭ３を求める。この値を折曲回復力とする。
【００１９】
隆起部形成弾性部材６は、伸縮可能な材料から構成されている。該材料としては、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリウレタン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、エチレンと１−オクテンとの共重合体等のエチレン−αオレフィン共重合体、エチレンとアクリル酸エチルとの共重合体等が挙げられる。
【００２０】
隆起部形成弾性部材６は、前記材料から構成されたフィルム、不織布、織布等であり得る。また、前記材料から構成された複数本の糸状体又は狭幅の帯状体を、ナプキン１の幅方向と平行に所定間隔を置いて又は間隔を置かずに配列したものであってもよい。
【００２１】
隆起部形成弾性部材６と隆起部形成シート５とは、両者の両側部の位置において互いに接合固定されており、その他の位置においては固定されていない。隆起部形成弾性部材６と隆起部形成シート５との固定間隔は、隆起部形成弾性部材６を伸張させたときの最大長さで１５〜７０ｍｍ、特に３０〜６０ｍｍであることが、着用者の排泄部に適切にフィットするのに十分な高さの隆起部７が形成される点から好ましい。前記最大長さとは、隆起部形成シート５に、隆起形成弾性部材６を固定する間隔であり、隆起形成弾性部材６が収縮した状態での距離ではなく、隆起形成弾性部材６を伸張させて隆起部形成シート５に固定するときの固定間隔を意味している。
【００２２】
隆起部形成弾性部材６と隆起部形成シート５との固定方法としては、ホットメルト接着剤を用いた接合のほか、超音波シールやヒートシールなどが挙げられる。
【００２３】
特に好ましくは、後述する防漏溝を形成するのと同時に、トップシート２、吸収層４、隆起部形成シート５及び隆起部形成弾性部材６を、熱エンボス加工によって一体的に接合固定することが、製造工程の簡略化の点から好ましい。これと共に、図２に示すように、隆起部形成弾性部材６は、その下面側における左右両側部が、ホットメルト接着剤８，８によってバックシート３に接合固定されている。また、バックシート３の外面には前述の通り粘着剤層９，９が形成されている。粘着剤層９は、ナプキン１の長手方向に延びる帯状の形状をしており、二本形成されている。粘着剤層９，９は、隆起部の頂部が位置するナプキン１の幅方向の中央部には設けられていないことが好ましい。ナプキン１の幅方向の中央部における粘着剤層の形成されていない領域の幅、即ち粘着剤層９，９の幅方向内側縁同士の間隔は５〜４０ｍｍ、特に１０〜２５ｍｍであることが好ましい。隆起部形成弾性部材６の接合状態、及び粘着剤層９，９の形成パターンをこのようにすることによって、着用者の排泄部に適切にフィットするのに十分な高さの隆起部７が形成され、また着用時にも、着用者の動作時にも、隆起部７の追随性が良好となる。
【００２４】
図１及び図２に示すように、ナプキン１のトップシート１側には、その構成部材の圧密化によって形成された、液体の吸収が可能な防漏溝１０が形成されている。防漏溝１０は、略半円状の前方溝１０ａ、ナプキン１の長手方向に沿う中心線の方向に湾曲した形状の中央溝１０ｂ、及び細長の楕円形を短径部分で切断した形状の後方溝１０ｃから構成されている。そして、これらの溝が連続して、隆起部７を周囲を全周に亘り取り囲んでおり、閉じた構造となっている。本明細書において「隆起部の周囲」とは、隆起部の周りの少なくとも一部分の領域を意味する。隆起部７の周囲に防漏溝１０を形成することによって、仮に隆起部７における吸収層４が限界量以上の多量の吸収してしまい、隆起部７の表面を伝って液が流出したとしても、流出した該液は防漏溝１０によって確実に吸収される。その結果、液漏れが極めて効果的に防止される。その上、隆起部７の周囲に防漏溝１０を形成することによって、防漏溝１０の部分での可撓性がその周りの部分よりも高くなり、ナプキン１が防漏溝１０の部分で身体の形に沿うように変形しやすくなる。その結果、ナプキン１の中央部に位置する隆起部７から両サイド部に亘ってナプキン１が一層身体にフィットしやすくなり、ナプキン１の変形追随性が一層向上する。従って着用者の動作に対して一層漏れ難い形態となり、隆起部７との相乗効果が得られる。本実施形態のように隆起部７の周囲を全周に亘って取り囲んだ閉じた構造は、漏れ防止の点から一層好ましい。
【００２５】
特に、図１に示すように、防漏溝１０内に、高圧密化領域１１と低圧密化領域１２とが互いに交互に形成されていることで、防漏溝１０内での液の吸収性能が向上する。
【００２６】
防漏溝１０の深さは、吸収層４の厚みにも関係するが、溝の上面部から低面部までの距離が１ｍｍ以上、特に２ｍｍ〜１０ｍｍであることが、隆起部７の表面を伝って流出した液の堰き止め効果の点から好ましい。同様の理由から、防漏溝１０の幅は、１ｍｍ以上、特に１．５〜５ｍｍであることが好ましい。
【００２７】
防漏溝１０は、前述の通り、トップシート２、吸収層４、隆起部形成シート５及び隆起部形成弾性部材６を、熱エンボス加工によって一体的に圧密化することで形成される。
【００２８】
ナプキン１は、その隆起部７の位置における厚みＴ（図２参照）が、４９０Ｐａ（５ｇｆ／ｃｍ²）荷重下において５〜２０ｍｍであり、好ましくは７〜１５ｍｍである（以下、この荷重下での厚みをＴ₅という）。４９０Ｐａ加重下は、着用者が吸収性物品を装着し立った状態で動きのない時に吸収性物品にかかる荷重に相当し、このときの厚みＴ₅が前記範囲内となることで、着用者の排泄部に適切にフィットするのに十分な高さの隆起部７が形成される。
【００２９】
またナプキン１は、その隆起部７の位置における厚みが４９０３Ｐａ（５０ｇ／ｃｍ²）荷重下において３〜１０ｍｍであり、好ましくは４〜８ｍｍである（以下、この荷重下での厚みをＴ₅₀という）。４９０３Ｐａ荷重下は、着用者が座ったり走ったりした時に吸収性物品にかかる荷重に相当し、このときの厚みＴ₅₀が前記範囲内となることで、Ｔ₅に関し前述した理由と同様に、着用者の排泄部に適切にフィットするのに十分な高さの隆起部７が形成される。
【００３０】
更にナプキン１は、Ｔ₅とＴ₅₀との比、即ち、Ｔ₅／Ｔ₅₀の値が１．５〜４であり、好ましくは２〜３．５である。Ｔ₅／Ｔ₅₀の値は、ナプキン１の隆起部７における圧縮回復性の尺度になるものであり、Ｔ₅／Ｔ₅₀の値が前記の範囲となることで、着用者の動きに起因する装着圧の変化に対するナプキン１の変形追従性が十分なものとなり、フィット性が十分に高くなる。
【００３１】
Ｔ₅及びＴ₅₀は、ナプキン１の隆起部７の位置において、１ｃｍ×１ｃｍの領域を対象として測定される。
【００３２】
本発明は、前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、防漏溝１０が隆起部７の周囲に全周に亘り形成されているが、これに代えて例えば隆起部７の両側にのみ一対の防漏溝１０を形成してもよい（即ち中央溝１０ｂのみを形成してもよい）。
【００３３】
前記実施形態においては、隆起部形成弾性部材６は、その自由状態（弛緩状態）でバックシート３と接合固定されていたが、これに代えて隆起部形成弾性部材６を伸張状態でバックシート３と接合固定してもよい。これによっても隆起部形成弾性部材６の収縮で隆起部形成シート５がトップシート２側に隆起して隆起部７が形成される。
【００３４】
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、おりものシート、失禁パッド等にも同様に適用できる。
【００３５】
【発明の効果】
本発明によれば、着用者の動きに対し常に排泄部にフィットして液漏れを効果的に防止し得る吸収性物品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の吸収性物品の一実施形態としての生理用ナプキンを、トップシート側から見た平面図である。
【図２】図１におけるII−II線断面図である。
【図３】本発明に用いられる隆起部形成シートを示す模式図である。
【符号の説明】
１ 生理用ナプキン
２ トップシート
３ バックシート
４ 吸収層
５ 隆起部形成シート
６ 隆起部形成弾性部材
７ 隆起部
１０ 防漏溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an absorbent article excellent in fit and liquid leakage prevention properties.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
An absorbent article has been proposed in which an elastic member is stretched and the surface of the absorbent article is formed into a convex shape by its contraction force to improve the fit of the wearer to the body. For example, in Japanese Patent Publication No. 9-507033, an elastic member that is stretched in the width direction of the napkin is fixed to the non-skin contact surface side of the absorbent core in the sanitary napkin, and the napkin is contracted by contraction of the elastic member. A technique in which the surface has a convex shape is disclosed. In this napkin, a convex shape is formed only by the absorbent core. In order for the absorbent core itself to stably maintain the convex shape against the movement of the wearer, it is necessary to increase the rigidity of the absorbent core. However, if the rigidity is too high, the followability of the absorbent core to the wearer's body is deteriorated, and the fit is deteriorated. That is, keeping the convex shape stable with the absorbent core itself and improving the followability to the wearer's body are contradictory events.
[0003]
In JP-A-11-313851, a backing sheet having a higher bending rigidity than the liquid absorbent core is disposed on the non-skin contact surface side of the liquid absorbent core, and the backing sheet and the elastic member are combined. A sanitary napkin in which an inverted V-shaped space is formed inside the absorbent article is disclosed. The backing sheet is made of a sheet material such as a non-woven fabric, a plastic film, or an apertured plastic film, and has higher rigidity than the liquid-absorbent core. Therefore, the space can be formed by using the backing sheet, but at the same time, the high rigidity also causes a decrease in the flexibility and flexibility of the sheet. As a result, a gap is likely to be formed between the wearer's excretory part and the napkin, or the wearing feeling of the napkin is likely to deteriorate.
[0004]
Therefore, an object of this invention is to provide the absorbent article which always fits a excretion part with respect to a wearer's movement and can prevent a liquid leak effectively.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to asanitary napkin having a liquid-permeable surface layer, a liquid-impermeable back layer, and a liquid-retaining absorbent layer interposed between the surface layer and the back layer.
A bulge-forming elastic member in which a bulge-forming sheet having bending recovery properties is disposed between the absorbent layer and the back surface layer, and both side portions of the bulge-forming sheet are stretched in the width direction. The raised portion forming sheet is raised to the surface layer side in a contracted state of the raised portion forming elastic member, and a convex raised portion is formed at a substantially central portion in the width direction of thesanitary napkin. ,
A pluralityof flexible shafts for bending are formed along the longitudinal direction of the raised portion forming sheet in the raised portion forming sheet,
Wherein the raised portion forming sheet comprises a homogenous or two sheets of different and a Dothat nonwoven fabric or foam of a thermoplastic resin, wherein the flexible shaft has the raised portion forming sheetfor folding Are embossed so as to be formed in a plurality along the longitudinal direction of the two sheets, the two sheets are joined together by a large number of close contact portions to form the flexible shaft, and both are disposed between the close contact portions. There are non-adhered portions that are spaced apart, andthe basis weight of the raised portion forming sheet is 30 to 500 g / cm²,
Further, a leak-proof groove having aclosed structure in which the surface layer, the absorbent layer, the raised portion forming sheet, and the raised portion forming elastic member are integrally consolidated around the raised portion so as to absorb liquid. Is formed,
The leak-proof groove having a closed structure includes a substantially semicircular forward groove, a central groove curved in the direction of the center line along the longitudinal direction of the sanitary napkin, and an elongated ellipse cut at a short diameter portion. It is composed of a rear groove of the shape,
The thickness T at the position of the raised portion is 5 to 20 mm under a load of 490 Pa and 3 to 10 mm under a load of 4903 Pa, and the ratio between the thickness under the load of 490 Pa and the thickness under the load of 4903 Pa (the former / the latter) is 1. The above-mentioned object is achieved by providing asanitary napkin that is .5-4.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described below based on preferred embodiments with reference to the drawings. FIG. 1 is a plan view of a sanitary napkin as an embodiment of the absorbent article of the present invention as viewed from the top sheet side, and FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. It is shown.
[0007]
Asanitary napkin 1 shown in FIG. 1 has a vertically long shape, a top sheet 2 constituting a liquid-permeable surface layer, a back sheet 3 constituting a liquid-impermeable back layer, and a top sheet 2 and a back. A liquid-retaining absorbent layer 4 interposed between the sheet 3 and the sheet 3 is provided. Adhesive layers 9 and 9 for fixing thenapkin 1 to the wearer's clothes are formed on the outer surface of the back sheet 3. As the above members, the same members as those used in conventional napkins can be used.
[0008]
Between the absorption layer 4 and the back sheet 3, a rectangular raisedportion forming sheet 5 is disposed. The raisedportion forming sheet 5 is arranged at a position biased forward from the longitudinal central portion of thenapkin 1. The raisedportion forming sheet 5 is in contact with the lower surface of the absorbent layer 4, and is intermittently bonded and fixed to the lower surface of the absorbent layer 4. The left and right side portions on the lower surface of the raisedportion forming sheet 5 are joined and fixed to the left and right side portions on the upper surface of the raised portion forming elastic member 6 made of a rectangular sheet. The left and right side portions on the lower surface of the raised portion forming elastic member 6 are respectively bonded and fixed to the upper surface of the back sheet 3. This joining position is substantially opposite to the joining position between the raisedportion forming sheet 5 and the raised portion forming elastic member 6. The raised portion forming elastic member 6 is bonded and fixed to the raisedportion forming sheet 5 in a state of being stretched in the width direction. The raised portion forming elastic member 6 is bonded and fixed to the back sheet 3 in its free state (relaxed state). Furthermore, in the joining position of the raisedportion forming sheet 5 and the raised portion forming elastic member 6, the absorbent layer 4 and the top sheet 2 are integrally joined and fixed together with these members and are consolidated. And in thenapkin 1 of this embodiment, in the free state (relaxed state), the protruding portion forming elastic member 6 is in a contracted state, and the protrudingportion forming sheet 5 is raised on the top sheet 2 side. . As a result, the convex raised portion 7 is formed at a position that is substantially centered in the width direction of thenapkin 1 and is displaced forward from the center portion in the longitudinal direction.
[0009]
The shape of the raised portion 7 is not particularly limited as long as it can fit the wearer's excretory portion, and examples thereof include an inverted U shape and an inverted V shape.
[0010]
Theridges forming sheet5, may also be stably hold the convex shape of the raised portion7, if exampleembodiment, nonwoven fabric or foam, etc. made of a thermoplastic resin. The nonwoven fabric is composed of, for example, fibers made of synthetic resin such as polyethylene, polypropylene, polyester, nylon, polyurethane, and core-sheath type or side-by-side type composite fiber made of a combination of these resins. The The foam is composed of polyethylene, vinyl acetate, polyurethane, polybutadiene, or the like.
[0011]
The raisedportion forming sheet 5 preferably has appropriate rigidity, bending recovery and flexibility. As a method for imparting such characteristics to the raisedportion forming sheet 5, it is only necessary to partially heat-compress the nonwoven fabric or foam formed of the above-described resin using hot embossing or the like. In particular, as the flexible shaft for folding are formed along the longitudinal direction of theridge forming sheet 5,to facilities the thermal compressionmolding.
[0012]
Examples of the heat compression molding pattern include a linear pattern shown in FIG. 3A and a wavy pattern shownin FIG.
[0013]
In particular, as shownin FIG. 2, the raisedportion forming sheet 5 is composed of two sheets 5a and 5b of the same kind or different kindsfrom the point that rigidity, bending recovery and flexibility are further improved . A sheet is used in which both sheets 5a and 5b are joined together by a large number ofcontact portions 51, and there is a non-contact portion 52 in which the both portions are separated from each other. Such a raisedportion forming sheet 5 can be manufactured by, for example, steel match embossing. Further, in the raisedportion forming sheet 5 shown in FIG. 2, these sheets and different types of sheets are interposed between the sheets 5 a and 5 b, and the three portions are in close contact with each other in theclose contact portion 51 to be in a consolidated state. In the non-contact portion 52, it is also preferable to use a sheet in which the three members are in an unconsolidated state.
[0014]
As the raisedportion forming sheet 5 having an appropriate rigidity, bending recovery property and flexibility, in addition to the above, a core-sheath type or a side-by-side type composite crimped two-dimensionally or three-dimensionally A suction heat bond nonwoven fabric formed by depositing fibers by the airlaid method to form a fiber web and fusing the entanglement points of the constituent fibers in the fiber web with hot air is also preferably used. The composite fiber constituting the suction heat bond nonwoven fabric is preferably a short fiber of about 5 to 15 mm.
[0015]
Ridge forming sheet 5 isheld in the convex shape of the raised portion 7, and from the viewpoint of fit improvement ridges 7 to the wearer's body, a basisweight of 30 to 500 g / m^2,preferably 50 to 300 g / m². Further, the bulgingportion forming sheet 5 has a thickness of 0.3 to 5 mm, particularly 0.5 to 3 mm under a load of 490 Pa (5 gf / cm² ). 1 is preferable in terms of preventing a sense of incongruity and flexibility and flexibility of the raised portion 7.
[0016]
The raisedportion forming sheet 5 has a flexural rigidity of 2 × 10^{−3 to} 5 × 10⁻² gf · cm² / cm, particularly 3 × 10⁻³ to 2 × 10⁻² gf · cm² / cm. However, it is preferable in terms of stable formation of the raised portion 7, prevention of discomfort of thenapkin 1 during wearing, flexibility and flexibility of the raised portion 7, and followability of thenapkin 1 during wearing to the body.
[0017]
Further, the bulgingportion forming sheet 5 has a bending recovery force of 1 × 10^{−3 to} 2.5 × 10⁻² gf · cm / cm, particularly 2 × 10⁻³ to 2 × 10⁻² gf · cm. / Cm is a point that the followability to the body is good when compression is applied from the width direction of thenapkin 1 due to the movement of the wearer during walking or the like, and thenapkin 1 being worn This is preferable from the viewpoint of preventing a sense of discomfort.
[0018]
The bending stiffness and the bending recovery force are measured as follows. For measurement, KES-FB2 (trade name) manufactured by Kato Tech is used. The protrudingportion forming sheet 5 is cut into a length of 20 mm in a direction corresponding to the longitudinal direction of the absorbent article and 40 mm in a direction corresponding to the width direction of the absorbent article to obtain a measurement sample. Fix both sides of the measurement sample in the longitudinal direction (20 mm) to the chuck (distance between chucks is about 1 cm), and bend and deform to a curvature of 2.5 cm^-1 with a curvature acceleration (bending deformation speed) of 0.5 cm^-1 / sec. After that, restore the original state at the same speed. Bending required to obtain a bending moment M1 at a curvature of 0.5 cm⁻¹ and a bending moment M2 at a curvature of 1.5 cm^{−1 and} to deform from a curvature of 0.5 cm⁻¹ to a curvature of 1.5 cm⁻¹ during bending deformation. A moment is calculated | required from the following formula | equation (1), and this value is made into bending rigidity.
Flexural rigidity = M2-M1 (1)
Bending resilience is measured as follows. At the bending stiffness and the same measurement method, after bending deformation of the measurement sample to the curvature 2.5 cm^-1, at the time of recovery in the process of restoring the original state to the curvature 1.5 cm^-1 bending recovery moment M3 Ask for. This value is taken as the bending resilience.
[0019]
The raised portion forming elastic member 6 is made of a stretchable material. Examples of the material include natural rubber, polybutadiene, polyurethane, styrene-butadiene copolymer, styrene-isoprene copolymer, ethylene-α olefin copolymer such as ethylene and 1-octene copolymer, ethylene and acrylic acid. Examples thereof include a copolymer with ethyl.
[0020]
The raised portion forming elastic member 6 may be a film, a nonwoven fabric, a woven fabric, or the like made of the above material. Further, a plurality of filamentous bodies or narrow strips made of the material may be arranged in parallel with the width direction of thenapkin 1 with a predetermined interval or without any interval.
[0021]
The raised portion forming elastic member 6 and the raisedportion forming sheet 5 are bonded and fixed to each other at positions on both sides of the both, and are not fixed at other positions. The fixed distance between the raised portion forming elastic member 6 and the raisedportion forming sheet 5 is 15 to 70 mm, particularly 30 to 60 mm, at the maximum length when the raised portion forming elastic member 6 is extended. This is preferable in that a raised portion 7 having a height high enough to properly fit the excretory portion is formed. The maximum length is an interval at which the bulge forming elastic member 6 is fixed to thebulge forming sheet 5, and is not a distance in a state in which the bulge forming elastic member 6 is contracted, but the bulge forming elastic member 6 is stretched and raised. This means a fixing interval when fixing to thepart forming sheet 5.
[0022]
As a method for fixing the raised portion forming elastic member 6 and the raisedportion forming sheet 5, in addition to joining using a hot melt adhesive, ultrasonic sealing, heat sealing, and the like can be given.
[0023]
Particularly preferably, the top sheet 2, the absorbent layer 4, the raisedportion forming sheet 5 and the raised portion forming elastic member 6 are integrally joined and fixed together by hot embossing at the same time as forming a leakage prevention groove to be described later. From the point of simplification of the manufacturing process, it is preferable. At the same time, as shown in FIG. 2, the left and right side portions of the raised portion forming elastic member 6 are bonded and fixed to the backsheet 3 by hot melt adhesives 8 and 8. Moreover, the adhesive layers 9 and 9 are formed on the outer surface of the back sheet 3 as described above. The pressure-sensitive adhesive layer 9 has a strip shape extending in the longitudinal direction of thenapkin 1 and is formed in two. It is preferable that the adhesive layers 9 and 9 are not provided in the center part of the width direction of thenapkin 1 in which the top part of a protruding part is located. The width of the area where the pressure-sensitive adhesive layer is not formed in the center of thenapkin 1 in the width direction, that is, the distance between the widthwise inner edges of the pressure-sensitive adhesive layers 9 and 9 is preferably 5 to 40 mm, particularly preferably 10 to 25 mm. . By forming the raised portion forming elastic member 6 in the joined state and the formation pattern of the pressure-sensitive adhesive layers 9 and 9 in this manner, the raised portion 7 having a height sufficient to fit the wearer's excretory portion is formed. In addition, the followability of the raised portion 7 becomes good both when worn and when the wearer operates.
[0024]
As shown in FIGS. 1 and 2, a leak-proof groove 10 capable of absorbing liquid, which is formed by compacting the constituent members, is formed on thetop sheet 1 side of thenapkin 1. The leak-proof groove 10 includes a substantially semicircularforward groove 10a, acentral groove 10b having a shape curved in the direction of the center line along the longitudinal direction of thenapkin 1, and a rear side of a shape obtained by cutting an elongated ellipse at a short diameter portion. It is comprised from the groove | channel 10c. And these groove | channels continue, and surround the circumference | surroundings of the protruding part 7 over the perimeter, and it has a closed structure. As used herein, “around the ridge” means at least a partial region around the ridge. Even if the leak-proof groove 10 is formed around the raised portion 7, even if the absorption layer 4 in the raised portion 7 absorbs a larger amount than the limit amount, the liquid flows out along the surface of the raised portion 7. The leaked liquid is reliably absorbed by the leak-proof groove 10. As a result, liquid leakage is extremely effectively prevented. In addition, by forming the leak-proof groove 10 around the raised portion 7, the flexibility in the leak-proof groove 10 portion is higher than the surrounding portions, and thenapkin 1 is in the leak-proof groove 10 portion. It becomes easy to deform along the shape of the body. As a result, thenapkin 1 is more easily fitted to the body from the raised portion 7 located at the center of thenapkin 1 to both side portions, and the deformation followability of thenapkin 1 is further improved. Therefore, it becomes a form more difficult to leak with respect to a wearer's operation, and a synergistic effect with the raised portion 7 is obtained. A closed structure that surrounds the entire periphery of the raised portion 7 as in the present embodiment is more preferable from the viewpoint of preventing leakage.
[0025]
In particular, as shown in FIG. 1, the high-pressure densified regions 11 and the low-pressure densified regions 12 are alternately formed in the leak-proof groove 10, thereby absorbing liquid in the leak-proof groove 10. Will improve.
[0026]
Although the depth of the leak-proof groove 10 is related to the thickness of the absorption layer 4, the distance from the upper surface portion to the lower surface portion of the groove is 1 mm or more, particularly 2 mm to 10 mm, is transmitted through the surface of the raised portion 7. From the viewpoint of the damming effect of the liquid that flows out. For the same reason, the width of the leak-proof groove 10 is preferably 1 mm or more, particularly 1.5 to 5 mm.
[0027]
As described above, the leak-proof groove 10 is formed by integrally compacting the top sheet 2, the absorption layer 4, the raisedportion forming sheet 5, and the raised portion forming elastic member 6 by hot embossing.
[0028]
Napkin 1 has a thickness T (see FIG. 2) at the position of the ridge 7is a 5~20mm in 490 Pa (5 gf / cm²⁾ under a load,preferablyRu 7~15mm der(hereinafter, under the load ) that the thickness T₅ at. The load under 490 Pa corresponds to the load applied to the absorbent article when the wearer does not move while standing with the absorbent article, and the thickness T_{5 at} this time is within the above range. A raised portion 7 that is high enough to fit properly to the excretory portion is formed.
[0029]
Thenapkin 1 has a thickness at the position of the raised portion 7is 3~10mm in 4903Pa (50g / cm²⁾ under a load,preferablyRu 4~8mm der(hereinafter, the thickness of the under this load T₅₀ Called). Under the load of 4903 Pa, it corresponds to the load applied to the absorbent article when the wearer is sitting or running, and the thickness T_{50 at} this time is within the above range, so that the wear is similar to the reason described above regarding T_5. A raised portion 7 that is high enough to fit properly to the person's excretory portion is formed.
[0030]
Further napkin 1, the ratio of T₅ and T_50, i.e., the value of T₅ / T₅₀is 1.5 to 4,Rupreferably 2-3.5der. The value of T₅ / T₅₀ is a measure of the compression recovery property at the raised portion 7 of thenapkin 1, and the value of T₅ / T₅₀ falls within the above range, resulting in the movement of the wearer. The deformation followability of thenapkin 1 with respect to the change in the mounting pressure becomes sufficient, and the fit is sufficiently high.
[0031]
T₅ and T₅₀ are measured for a 1 cm × 1 cm region at the position of the raised portion 7 of thenapkin 1.
[0032]
The present invention is not limited to the embodiment. For example, in the above embodiment, the leak-proof groove 10 is formed around the entire circumference of the raised portion 7, but instead, for example, a pair of leak-proof grooves 10 are formed only on both sides of the raised portion 7. (That is, only thecentral groove 10b may be formed).
[0033]
In the above-described embodiment, the raised portion forming elastic member 6 is bonded and fixed to the back sheet 3 in its free state (relaxed state), but instead, the raised portion forming elastic member 6 is extended in the extended state. And may be fixed. Also by this, the raisedportion forming sheet 5 is raised to the top sheet 2 side by the contraction of the raised portion forming elastic member 6, and the raised portion 7 is formed.
[0034]
Further, the absorbent article of the present invention can be similarly applied to a sanitary napkin, a cage sheet, an incontinence pad, and the like.
[0035]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the absorbent article which always fits an excretion part with respect to a wearer's movement and can prevent a liquid leak effectively is provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a sanitary napkin as an embodiment of the absorbent article of the present invention as viewed from the top sheet side.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 3 is a schematic view showing a raised portion forming sheet used in the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OFSYMBOLS 1 Sanitary napkin 2 Top sheet 3 Back sheet 4Absorbing layer 5 Raised part forming sheet 6 Raised part forming elastic member 7 Raisedpart 10 Leak-proof groove

Claims (1)

Translated fromJapanese

液透過性の表面層、液不透過性の裏面層及び該表面層と該裏面層との間に介在する液保持性の吸収層を有する生理用ナプキンにおいて、
前記吸収層と前記裏面層との間に折曲回復性を有する隆起部形成シートが配されており、該隆起部形成シートの両側部が、幅方向に伸張された状態の隆起部形成弾性部材にそれぞれ固定され、該隆起部形成弾性部材の収縮状態において前記隆起部形成シートが前記表面層側に隆起して前記生理用ナプキンの幅方向略中央部に凸状の隆起部が形成されており、
前記隆起部形成シートには、折曲のための可撓軸が該隆起部形成シートの長手方向に沿って複数形成されており、
前記隆起部形成シートが、熱可塑性樹脂からなる不織布又は発泡体から構成されている同種又は異種の二枚のシートを含み、折曲のための前記可撓軸が該隆起部形成シートの長手方向に沿って複数形成されるようにエンボス加工が施され、前記二枚のシートが多数の密着部によって接合されて前記可撓軸が形成されていると共に該密着部の間に両者が離間した非密着部が存しており、前記隆起部形成シートの坪量が３０〜５００ｇ／ｃｍ²であり、
また、前記隆起部の周囲に、前記表面層、前記吸収層、前記隆起部形成シート及び前記隆起部形成弾性部材が一体的に圧密化されて液の吸収が可能な閉じた構造の防漏溝が形成されており、
閉じた構造の前記防漏溝は、略半円状の前方溝と、生理用ナプキンの長手方向に沿う中心線の方向に湾曲した形状の中央溝と、細長の楕円形を短径部分で切断した形状の後方溝とから構成されており、
前記隆起部の位置における厚みＴが、４９０Ｐａ荷重下において５〜２０ｍｍで且つ４９０３Ｐａ荷重下において３〜１０ｍｍであり、４９０Ｐａ荷重下における厚みと４９０３Ｐａ荷重下における厚みとの比（前者／後者）が１．５〜４である生理用ナプキン。In asanitary napkin having a liquid-permeable surface layer, a liquid-impermeable back layer, and a liquid-retaining absorbent layer interposed between the surface layer and the back layer,
A bulge-forming elastic member in which a bulge-forming sheet having bending recovery properties is disposed between the absorbent layer and the back surface layer, and both side portions of the bulge-forming sheet are stretched in the width direction. The raised portion forming sheet is raised to the surface layer side in a contracted state of the raised portion forming elastic member, and a convex raised portion is formed at a substantially central portion in the width direction of thesanitary napkin. ,
A pluralityof flexible shafts for bending are formed along the longitudinal direction of the raised portion forming sheet in the raised portion forming sheet,
Wherein the raised portion forming sheet comprises a homogenous or two sheets of different and a Dothat nonwoven fabric or foam of a thermoplastic resin, wherein the flexible shaft has the raised portion forming sheetfor folding Are embossed so as to be formed in a plurality along the longitudinal direction of thetwo sheets, the two sheets are joined together by a large number of close contact portions to form the flexible shaft, and both are disposed between the close contact portions. There are non-adhered portions that are spaced apart, andthe basis weight of the raised portion forming sheet is 30 to 500 g / cm²,
Further, a leak-proof groove having aclosed structure in which the surface layer, the absorbent layer, the raised portion forming sheet, and the raised portion forming elastic member are integrally consolidated around the raised portion so as to absorb liquid. Is formed,
The leak-proof groove having a closed structure includes a substantially semicircular forward groove, a central groove curved in the direction of the center line along the longitudinal direction of the sanitary napkin, and an elongated ellipse cut at a short diameter portion. It is composed of a rear groove of the shape,
The thickness T at the position of the raised portion is 5 to 20 mm under a load of 490 Pa and 3 to 10 mm under a load of 4903 Pa, and the ratio between the thickness under the load of 490 Pa and the thickness under the load of 4903 Pa (the former / the latter) is 1. Asanitary napkin that is 5-4.

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