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JP4131687B2 - 光コネクタ及び光コネクタボックス - Google Patents

光コネクタ及び光コネクタボックス
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本発明は、簡易な組み立てを可能とする光コネクタに関する。特に、光ファイバ素線を接続する光コネクタであって、光通信装置を設置する現地で組み立て可能な光コネクタに関する。
近年のブロードバンド通信サービスの普及に伴い、光通信システムがアクセスネットワークにも導入されるようになってきた。アクセスネットワークでは、大量の光ファイバを狭隘な場所に設置するために、小型な光コネクタが必要になった。また、光通信装置に接続するために現地で光ファイバを切断して、切断した光ファイバ端に簡易に取り付けることのできる光コネクタが必要になってきた。
光通信装置を設置する現地で光ファイバ接続するには、融着接続やメカニカルスプライスがあるが、これらの接続には高価で特殊な工具が用いられ、熟練した作業者でしか施工できなかった。また、光コネクタ接続は、光ファイバ端に光コネクタの取り付けが必要であるため、従来は、特殊な工具で組み立てる光コネクタが開発されてきた。従来の光コネクタとしては、光ファイバ素線の先端同士が突き当たるように、接触させる光コネクタが開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開2000−47061号公報特開2002−277682号公報
従来の光コネクタは、いずれも、現地で光ファイバを切断して光コネクタを取り付けることができるが、組み立てに特殊な工具が必要であったり、狭隘な場所に設置することができなかったりする問題があった。
そこで、本発明では、特殊な工具を用いることなく簡易に組み立てることのでき、狭隘な場所にも設置できる構造の光コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願第一発明は、光ファイバ素線を挿入する挿入口を有する光コネクタ筐体と、該挿入する光ファイバ素線を所定の位置に保持する保持部材と、該挿入する光ファイバ素線の先端部を該保持部材に押さえる押さえ部材と、一部が湾曲しており、ボタンの開放時に、前記湾曲した前記一部が伸びることによって、該押さえ部材を反発力で該保持部材方向に押さえつける板状の押さえバネと、押し込んだ時に該押さえバネの反発力を減殺し、開放時に該押さえバネの反発力で元の位置に復旧する該ボタンと、を備え、前記ボタン及び前記挿入口が、前記光コネクタ筐体の同一面に配置されていることを特徴とする光コネクタである。
本願第一発明には、前記押さえバネが、前記ボタンを開放時に前記押さえ部材を前記挿入する光ファイバ素線の挿入方向に押し込む押し込み力も発生する光コネクタも含まれることがある。
本願第一発明には、前記保持部材が、保持する側の面に形成されたV溝で前記挿入する光ファイバ素線を保持する光コネクタも含まれることがある。
本願第一発明には、前記保持部材のV溝が、前記挿入する光ファイバ素線を保持したときに前記挿入する光ファイバ素線の一部が前記保持部材の保持する側の面からはみ出る深さである光コネクタも含まれることがある。
本願第一発明には、前記押さえ部材が、押さえる側の面に形成されたV溝で前記挿入する光ファイバ素線を押さえる光コネクタも含まれることがある。
本願第一発明には、前記挿入する光ファイバ素線を押さえたときに前記挿入する光ファイバ素線の一部が前記押さえ部材の押さえる側の面からはみ出る深さである光コネクタも含まれることがある。
本願第一発明には、前記押さえ部材が、シリコンゴム又は硬質プラスチックで構成されている光コネクタも含まれることがある。
本願第一発明には、前記挿入した光ファイバ素線の端面に押し当てて前記挿入する光ファイバ素線を所定の位置に係止するストッパーをさらに備える光コネクタも含まれることがある。
本願第一発明には、前記挿入口と反対方向から挿入して前記保持部材のV溝に固定した被接続光ファイバ素線である光コネクタも含まれることがある。
本願第一発明には、前記ストッパーが、穴部に被接続光ファイバ心線を具備するフェルールである光コネクタも含まれることがある。
本願第一発明には、内部の一方の側に光ファイバ心線を具備する両切りのフェルールが収容され、内部の他方の側に被接続光ファイバ心線を具備するフェルールを収容可能な空間を有するスリーブをさらに備え、前記ストッパーは該両切りのフェルールである光コネクタも含まれることがある。
本願第一発明には、前記挿入口が、光コネクタ筐体の内部に向けて狭くなり前記保持部材のV溝に導くテーパ状のガイドを有する光コネクタも含まれることがある。
本願第一発明には、前記ボタン及び前記挿入口が、前記光コネクタ筐体の同一面に配置されている光コネクタも含まれることがある。
本願第二発明は、前記挿入口が外面側になるように本願第一発明のいずれかの光コネクタを複数設置した光コネクタボックスである。
なお、本願明細書において、光ファイバ心線とは、光ファイバのコア、クラッドから構成され、保護被覆のない光ファイバをいう。光ファイバ素線とは、光ファイバ心線に1次被覆を被せた光ファイバをいう。両切りのフェルールとは、フェルールの両端に他のフェルールを接続できるよう、両端を研磨加工したフェルールをいう。光コネクタボックスとは、複数の光コネクタを配備して光ファイバを接続する装置をいう。
なお、これらの各構成は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明の光コネクタは、特殊な工具を用いることなく簡易に組み立てることができ、良好な接続特性を確保することができる。
また、本光コネクタは、狭隘な場所にも設置できる構造であることから、本光コネクタを利用した光コネクタボックスは小型化、高密度実装が可能となる。
(実施の形態1)
本実施の形態は、光ファイバ素線を接続する光コネクタである。本発明を実施する形態を図1、図2、図3に示す。図1、図2、図3において、10は光コネクタ、12は光コネクタ筐体、14は保持部材、16は押さえ部材、18は押さえバネ、20はボタン、22は挿入口、24はガイド、26はストッパー、28はガイド、30は光ファイバ心線、31は固定部材、32は光ファイバ素線である。
図1は、ボタン20を押し込んだ時の状態、図2は、ボタンを開放したときの状態、図3は、図2おけるA−A’線での断面を示す図である。図1、図2において、光コネクタ筐体12は光ファイバ素線32を挿入する挿入口22を備え、保持部材14はその挿入口22に挿入する光ファイバ素線32を所定の位置に保持する。押さえ部材16はその挿入口22に挿入する光ファイバ素線32の先端部を保持部材14に押さえる。押さえバネ18はバネの反発力で押さえ部材16を保持部材14の方向に押さえつける。ボタン20は押し込んだときに、押さえ部材16が保持部材14から離れるように押さえバネ18の反発力を減殺し、ボタン20の開放時に、押さえバネ18の反発力で元の位置に復旧する。
図2において、挿入口付近のガイド28の形状を光コネクタ筐体の内部に向けて狭くなるテーパ状にすることが好ましい、テーパ状にすることによって、挿入する光ファイバ素線32の挿入を容易にする。また、挿入した光ファイバ素線32の先端を所定の位置に係止できるようなストッパーを設けることが好ましい。挿入した光ファイバ素線32をストッパー26に押し当てて、光ファイバ素線32の先端を高精度に位置決めをすることができるからである。さらに、ストッパー26の位置に、光ファイバ素線32と反対方向から挿入した被接続光ファイバ心線30の端面を配置すると、光ファイバ素線32との接続を良好にすることができる。このとき、押さえバネ18の反発力で押さえ部材16が光ファイバ素線32を光ファイバ素線32の挿入方向に押し込むように、押さえバネ18を配置する。例えば、ボタン20を押し込んだときは、押さえバネ18の一部が湾曲しており、ボタン20を開放したときに押さえ部材16が光ファイバ素線32を押さえる際に、押さえバネ20の湾曲した一部が伸びることによって、押さえバネ18は押さえ部材16を光ファイバ素線32の挿入方向に押し込む押し込み力も発生させることができる。
図3において、保持部材14は挿入した光ファイバ素線32を所定の位置に保持する。保持部材14は保持する側の面にV溝を形成し、このV溝に光ファイバ素線32を保持することが好ましい。保持部材14のV溝によって、位置精度を高めることができ、被接続光ファイバとの精確な位置合わせを可能にする。保持部材14のV溝の深さは、挿入した光ファイバ素線32を保持したときに、その光ファイバ素線32の一部が保持部材14の保持する側の面からはみ出る程度が好ましい。後述する押さえ部材16を保持部材14のV溝に合わせて細く加工する必要がなく、押さえ部材が平板状であっても、高精度に保持する位置を決定することができるからである。
押さえ部材16は挿入した光ファイバ素線32の先端部を保持部材14の方向に押さえる。押さえ部材16にも押さえる側の面にV溝を形成し、このV溝で光ファイバ素線32を抑えることが好ましい。押さえ部材16のV溝によって、接触面積を増やし、抑えバネ18の押し込み力を有効に光ファイバ素線32に伝えることができる。押さえ部材16のV溝の深さは、挿入した光ファイバ素線32を押さえたときに、その光ファイバ素線32の一部が押さえ部材16の押さえる側の面からはみ出る程度が好ましい。保持部材14を押さえ部材16のV溝に合わせて細く加工する必要がないからである。
押さえ部材16は、押さえ部材16の付近のガイド28でガイドさせて位置決めを容易にしてもよい。押さえ部材16はシリコンゴム又は硬質プラスチックで構成されていることが好ましい。光ファイバ素線32との接触で緩衝材として機能するからである。
次に、光コネクタの操作について説明する。ボタン20を押し込むと、押さえバネ18の反発力は減殺され、押さえ部材16が保持部材14から離れている(図1)。この状態で、光ファイバ素線32を挿入口22から挿入する。挿入した光ファイバ素線32は挿入口22のガイド28によって保持部材14のV溝に導かれ、光ファイバ素線32の端面がストッパー26に押し当てられる。この状態で、ボタン20を開放すると、押さえバネ18は反発力で押さえ部材16を保持部材14の方向に押し付ける(図2)。同時に、押さえ部材16を光ファイバ素線32の挿入方向に押し込む。光ファイバ素線32の先端部は保持部材14の方向に押さえられると同時に、被接続光ファイバ心線30に押し込まれ、光ファイバ素線32と光ファイバ心線30の光学的接続を可能にする。
光ファイバ心線30の固定部材31への固定方法としては、光ファイバ心線30を光ファイバ素線32の挿入方向と反対側から挿入し、光ファイバ心線30の先端がストッパー26の位置に来たときに、光ファイバ心線30を接着剤で固着したり、かしめたりすることによって、光ファイバ心線30の先端をストッパーの位置に固定することができる。又は、仮の光ファイバ素線を挿入口22から挿入し、仮の光ファイバ素線の先端をストッパー26に押し当てた状態で、光ファイバ心線30を光ファイバ素線32の挿入方向と反対側から挿入し、光ファイバ心線30の先端がその仮の光ファイバ素線に突き当たったときに、光ファイバ心線30を接着剤で固着したり、光ファイバ心線30をかしめたりすることによって、光ファイバ心線30の先端をストッパーの位置に固定することができる。光ファイバ心線30の固定後は、仮の光ファイバ素線を抜きとる。
本実施の形態では、押さえバネ18の形状は図1、図2のような例を示したが、この例に拘束されるものではない。ボタンの開放時に、押さえ部材を反発力で保持部材方向に押さえつけることができ、ボタンの開放時に押さえバネの反発力でボタンを復旧させることのできる形状であればよい。さらに、ボタンを開放時に押さえ部材を挿入した光ファイバ素線の挿入方向に押し込む押し込み力も発生する形状であればよい。
本実施の形態では、ボタン20の形状は図1、図2のような例を示したが、この例に拘束されるものではない。押し込んだ時に押さえバネの反発力を減殺し、開放時に押さえバネの反発力で元の位置に復旧する形状であればよい。
以上説明したように、本実施の形態で説明した光コネクタは、特殊な工具を用いることなく簡易に組み立てることができ、良好な接続特性を確保することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、実施の形態1に対して異なるストッパーを備える光コネクタである。本発明を実施する形態を図4に示す。図4において、10は光コネクタ、12は光コネクタ筐体、14は保持部材、16は押さえ部材、18は押さえバネ、20はボタン、22は挿入口、24はガイド、26はストッパー、28はガイド、31は固定部材、34は光ファイバ素線である。
図4は、ボタン20を押し込んだ時の状態示す図である。図4において、光コネクタ筐体12は光ファイバ素線32を挿入する挿入口22を備え、保持部材14はその挿入口22に挿入する光ファイバ素線32を所定の位置に保持する。押さえ部材16はその挿入口22に挿入する光ファイバ素線32の先端部を保持部材14に押さえる。押さえバネ18はバネの反発力で押さえ部材16を保持部材14の方向に押さえつける。ボタン20は押し込んだときに、押さえ部材16が保持部材14から離れるように押さえバネ18の反発力を減殺し、ボタン20の開放時に、押さえバネ18の反発力で元の位置に復旧する。
図4において、挿入した光ファイバ素線32の先端を所定の位置に係止できるストッパーとして、光ファイバ素線32と反対方向から挿入した被接続光ファイバ素線34を利用する。ストッパー26として、光ファイバ素線32と反対方向から挿入した被接続光ファイバ心線30の端面を配置すると、光ファイバ素線32と被接続光ファイバ素線34との接続を良好にすることができる。光ファイバ素線32と被接続光ファイバ素線34との外径が同じであるため、共通のV溝上に配置すると接続特性の向上が期待できる。
光ファイバ素線34の固定部材31への固定方法としては、光ファイバ素線34を光ファイバ素線32の挿入方向と反対側から挿入し、光ファイバ素線34の先端がストッパー26の位置に来たときに、光ファイバ素線34に接着剤で固着したり、かしめたりすることによって、光ファイバ素線34の先端をストッパーの位置に固定することができる。又は、仮の光ファイバ素線を挿入口22から挿入し、仮の光ファイバ素線の先端がストッパー26の位置にある状態で、光ファイバ素線34を光ファイバ素線32の挿入方向と反対側から挿入し、光ファイバ素線34の先端がその仮の光ファイバ素線に突き当たったときに、光ファイバ素線34を接着剤で固着したり、光ファイバ素線34をかしめたりすることによって、光ファイバ素線34の先端をストッパーの位置に固定することができる。光ファイバ素線34の固定後は、仮の光ファイバ素線を抜きとる。ストッパーの位置に、凸部を設けると、つき合わせる光ファイバ素線の外径が同じであるため、良好な光ファイバ接続ができない。従って、ストッパーの位置には、線や凹部をマーカーとして設けることが望ましい。
以上説明したように、本実施の形態で説明した光コネクタは、特殊な工具を用いることなく簡易に組み立てることができ、良好な接続特性を確保することができる。さらに、被接続光ファイバをストッパーとすることによって、光コネクタの構造を簡単にすることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、実施の形態1に対して異なるストッパーを備える光コネクタである。本発明を実施する形態を図5に示す。図5において、10は光コネクタ、12は光コネクタ筐体、14は保持部材、16は押さえ部材、18は押さえバネ、20はボタン、22は挿入口、24はガイド、26はストッパー、28はガイド、31は固定部材、36はフェルール、38は光ファイバ心線である。
図5は、ボタン20を押し込んだ時の状態示す図である。図5において、光コネクタ筐体12は光ファイバ素線32を挿入する挿入口22を備え、保持部材14はその挿入口22に挿入する光ファイバ素線32を所定の位置に保持する。押さえ部材16はその挿入口22に挿入する光ファイバ素線32の先端部を保持部材14に押さえる。押さえバネ18はバネの反発力で押さえ部材16を保持部材14の方向に押さえつける。ボタン20は押し込んだときに、押さえ部材16が保持部材14から離れるように押さえバネ18の反発力を減殺し、ボタン20の開放時に、押さえバネ18の反発力で元の位置に復旧する。
図5において、挿入した光ファイバ素線32の先端を所定の位置に係止できるストッパーとして、被接続光ファイバ心線38を具備し、挿入する光ファイバ素線32と反対方向から挿入したフェルール36を利用する。ストッパー26として、光ファイバ素線32と反対方向から挿入したフェルール36の端面を配置すると、光ファイバ素線32と被接続光ファイバ心線38との接続を良好にすることができる。被接続光ファイバ心線38がフェルールで保護されているため、フェルール36の固定部材31への固定が容易になる。
フェルール36の固定部材31への固定方法としては、フェルール36を所定の位置に系止する第二のストッパーを設ける方法がある。フェルール36を光ファイバ素線32の挿入方向と反対側から挿入し、フェルール36の先端がフェルール36を所定の位置に系止する第二のストッパー突き当たったときに、フェルール36に接着剤で固着したり、かしめたりすることによって、フェルール36の先端を第二のストッパーの位置に固定することができる。又は、仮の光ファイバ素線を挿入口22から挿入し、仮の光ファイバ素線の先端がストッパー26の位置にある状態で、フェルール36を光ファイバ素線32の挿入方向と反対側から挿入し、フェルール36の先端がその仮の光ファイバ素線に突き当たったときに、フェルール36を接着剤で固着したり、フェルール36をかしめたりすることによって、フェルール36の先端をストッパーの位置に固定することができる。フェルール36の固定後は、仮の光ファイバ素線を抜きとる。
以上説明したように、本実施の形態で説明した光コネクタは、特殊な工具を用いることなく簡易に組み立てることができ、良好な接続特性を確保することができる。さらに、被接続光ファイバをストッパーとすることによって、光コネクタの構造を簡単にすることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態は、実施の形態1に対して異なるストッパーを備える光コネクタである。本発明を実施する形態を図6に示す。図6において、10は光コネクタ、12は光コネクタ筐体、14は保持部材、16は押さえ部材、18は押さえバネ、20はボタン、22は挿入口、24はガイド、26はストッパー、28はガイド、31は固定部材、37は両切りフェルール、40は光ファイバ心線、42はスリーブである。
図6は、ボタン20を押し込んだ時の状態示す図である。図6において、光コネクタ筐体12は光ファイバ素線32を挿入する挿入口22を備え、保持部材14はその挿入口22に挿入する光ファイバ素線32を所定の位置に保持する。押さえ部材16はその挿入口22に挿入する光ファイバ素線32の先端部を保持部材14に押さえる。押さえバネ18はバネの反発力で押さえ部材16を保持部材14の方向に押さえつける。ボタン20は押し込んだときに、押さえ部材16が保持部材14から離れるように押さえバネ18の反発力を減殺し、ボタン20の開放時に、押さえバネ18の反発力で元の位置に復旧する。
図6において、挿入した光ファイバ素線32の先端を所定の位置に係止できるストッパーとして、光ファイバ心線40を具備し、挿入する光ファイバ素線32と反対方向から挿入した両切りフェルール37を利用する。光コネクタ10は固定部材31にスリーブ42を備え、スリーブ42の内部の一方の側に光ファイバ心線40を具備する両切りフェルール37を収容し、スリーブ42の内部の他方の側に被接続光ファイバ心線を具備するフェルールを収容可能な空間を設ける。ストッパー26として、光ファイバ素線32と反対方向から挿入した両切りフェルール37の端面を配置すると、光ファイバ素線32と光ファイバ心線40との接続を良好にすることができる。光ファイバ心線40が両切りフェルール37で保護されているため、両切りフェルール37の固定部材31への固定が容易になる。さらに、スリーブ42の内部の他方の側から被接続光ファイバ心線を具備するフェルールを挿入することができるため、被接続側はフェルールを有する光コネクタで接続することも可能とする。
両切りフェルール37の固定部材31への固定方法としては、両切りフェルール37を所定の位置に系止する第二のストッパーを設ける方法がある。両切りフェルール37を光ファイバ素線32の挿入方向と反対側から挿入し、両切りフェルール37の先端が両切りフェルール37を所定の位置に系止する第二のストッパー突き当たったときに、両切りフェルール37を接着剤で固着したり、かしめたりすることによって、両切りフェルール37の先端をストッパーの位置に固定することができる。又は、仮の光ファイバ素線を挿入口22から挿入し、仮の光ファイバ素線の先端がストッパー26の位置にある状態で、両切りフェルール37を光ファイバ素線32の挿入方向と反対側から挿入し、両切りフェルール37の先端がその仮の光ファイバ素線に突き当たったときに、両切りフェルール37を接着剤で固着したり、両切りフェルール37をかしめたりすることによって、両切りフェルール37の先端をストッパーの位置に固定することができる。両切りフェルール37の固定後は、仮の光ファイバ素線を抜きとる。
以上説明したように、本実施の形態で説明した光コネクタは、特殊な工具を用いることなく簡易に組み立てることができ、良好な接続特性を確保することができる。さらに、被接続光ファイバをストッパーとすることによって、光コネクタの構造を簡単にすることができる。
(実施の形態5)
本実施の形態は、前述の実施の形態で説明した光コネクタを複数配置した光コネクタボックスである。本発明を実施する形態を図7、図8に示す。図7、図8において、10は光コネクタ、12は光コネクタ筐体、20はボタン、22は挿入口、24はガイド、44は光コネクタボックスである。
図7は、本発明の光コネクタボックスに適用する光コネクタの挿入口から見た外形である。ボタン20及び挿入口22が、光コネクタ筐体12の同一面に配置されている。図8は、このような光コネクタ10をボタン20及び挿入口22が外面側になるように複数設置した光コネクタボックスである。
図7に示す光コネクタは光ファイバ素線の挿入口と同じ面にボタンを配置し、光コネクタ内部を触ることなく、光コネクタ筐体の外部からボタン操作によって、光ファイバ素線を接続できる構成のため、図8のように複数の光コネクタを並置しても、光コネクタの操作性には問題がなく、光コネクタボックスを小型化、高密度実装することが可能となる。
図8の例では、1列に光コネクタを配列しているが、このような配列に拘束されるものではない。また、光コネクタボックスの複数の面に光コネクタを配置してもよい。
本発明の光コネクタ及び光コネクタボックスは、光ネットワーク機器や光ファイバ接続装置等の光通信装置へ適用のみならず、家電製品の接続、車両内配線、航空機内配線等光ファイバを接続する装置類にも適用することができる。
光ファイバ素線を接続する光コネクタの断面図であって、ボタン20を押し込んだときの状態である。光ファイバ素線を接続する光コネクタの断面図であって、ボタン20を開放したときの状態である。図2おけるA−A’線での断面を示す図である。光ファイバ素線を接続する光コネクタの断面図であって、ボタン20を押し込んだときの状態である。光ファイバ素線を接続する光コネクタの断面図であって、ボタン20を押し込んだときの状態である。光ファイバ素線を接続する光コネクタの断面図であって、ボタン20を押し込んだときの状態である。本発明の光コネクタボックスに適用する光コネクタの挿入口から見た外形である。光コネクタ10をボタン20及び挿入口22が外面側になるように複数設置した光コネクタボックスである。
符号の説明
10 光コネクタ
12 光コネクタ筐体
14 保持部材
16 押さえ部材
18 押さえバネ
20 ボタン
22 挿入口
24 ガイド
26 ストッパー
28 ガイド
30 光ファイバ心線
31 固定部材
32 光ファイバ素線
34 光ファイバ素線
36 フェルール
37 両切りフェルール
38 光ファイバ心線
40 光ファイバ心線
42 スリーブ
44 コネクタボックス

Claims (14)

  1. 光ファイバ素線を挿入する挿入口を有する光コネクタ筐体と、
    該挿入する光ファイバ素線を所定の位置に保持する保持部材と、
    該挿入する光ファイバ素線の先端部を該保持部材に押さえる押さえ部材と、
    一部が湾曲しており、ボタンの開放時に、前記湾曲した前記一部が伸びることによって、該押さえ部材を反発力で該保持部材方向に押さえつける板状の押さえバネと、
    押し込んだ時に該押さえバネの反発力を減殺し、開放時に該押さえバネの反発力で元の位置に復旧する該ボタンと、を備え
    前記ボタン及び前記挿入口が、前記光コネクタ筐体の同一面に配置されていることを特徴とする光コネクタ。
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